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ひったくりの年間発生件数が34年連続ワースト1位の大阪府が、10月末時点で千葉県の発生件数を33件下回り、暫定的に2位となっていることが大阪府警への取材でわかった。今年もあと2カ月。不名誉な記録をこのまま「返上」できるのだろうか。
府警がまとめた速報値によると、1~10月に大阪府内で発生したひったくり件数は1880件。前年同時期と比べて3割以上減らし、千葉県の1913件をわずかに下回った。8月末の時点でも大阪府が4件少なく、9月末は逆に千葉県が14件少なかった。小差の競り合いが続く。
警察庁などによると、大阪のワースト1位は1976年から続く。年間1万件を超えた時期もあったが、年々減り続けて2007年に5千件を切り、08年からは3千件台だった。一方、千葉県は06、07年に全国ワースト3位で、08年は2位、09年は4位だった。発生件数は大阪と同様に減らしてきたが、減少幅が毎年数十~数百件にとどまり、大阪に追いつかれた。
大阪府では、ひったくりだけでなく、車上ねらいや自転車盗などを含めた街頭犯罪8手口の総発生件数も10年連続ワースト1位だった。これも10月末時点で前年同期より1万件以上減らし6万6147件で、東京都を約2千件下回ったという。大阪府は2011年までに街頭犯罪8手口の総発生件数のワースト1位返上を目標に据えている。
府警は昨年度から、私服警官が乗るスクータータイプの「覆面オートバイ」を新たに200台導入するなどパトロール態勢を強化。府警幹部は「どこに警察官がいるかわからないという状況が犯罪の抑止力につながった」と分析する。また、昨年度から繁華街や交番に防犯カメラ200台を新たに設置。映像をもとに、ひったくりの常習犯を逮捕するケースが増えたことも発生件数減につながっているという。
[スレ作成日時]2010-11-11 07:07:48