でべろっぱの青テント

110番をして警察を待っている間彼は
「許してください。許してください」
とずっと言っていた。
わしは目も合わさずシカトしていた。
すると
「許してやろうか？許してやろうか？」と突っかかってきた。
明らかにいままでと表情が違う。
お母さんが来てから彼は急に強気になってきたのだ。



「許してやろうか？」→「おまえが許さざるを得ないようにしてやろうか？」の意だとわしは解釈した。
これにキレた。
両手で胸倉をつかみあげた。
「何様のつもりだ？おまえは泥棒なんだよ。え？泥棒なんだよ。警察が来たら僕は泥棒です、そう言うんだぞ、こら。わかったか！！」
右手を握り締めて殴ろうと振りかぶった瞬間にお母さん止めに入った。
「すみません。この子はそういう言い方しかできないんです」
お母さんは泣いていた。
お母さんに免じて許すことにした。

警察が来た。
パトカーが4台、警官は20人ぐらい。
夜の住宅街は大騒ぎになった。


彼とお母さんは署に連行され、わしはパトカーで事情を聞かれた。
刑事さんが言うには障害者手帳を持っているし、知的障害者は罪には問えないということだった。
わしは彼を罪に問う気はない。
警察に彼の存在を知ってもらうのが目的だったのである。


刑事さんが現場を見たいというので、うちまで案内した。
歩きながら話した。
「うちとしては逆恨みが一番怖いですね」
「彼にそういう知能はないと思いますけどね」
「じゃ、罪に問われないことを学習してしまったら、彼は今後どうなんでしょうね？」
「それも理解する能力はないと思いますよ。ただ一般的には難しいところですね。そういう問題は確かにあります」


家について状況を説明した。
現場写真を撮る。
わしが座ってたパイプ椅子、立てかけてあった金属バットを見て刑事さんが笑った。
「凄いですね。ここまでする人はなかなかいませんよ」


大体これが事の顛末である。
だがこれで一件落着とはいかない。
彼の逆恨みに対する対策を練らなければならん。
それには亀梨君の協力が必要なのだった。

亀梨くんとなにするの(*´艸｀)

泥棒？もお母さんも嘘くさいな。
毎回こんな感じで同情を買って許して貰ってきたんだろうな。
今回のでべのハンパない真剣っぷりに逆恨みは絶対ないと思う。
もう二度と近づかないと思われ。笑

障害者手帳むやみに持ってるやつ知ってる。センコー様の前では猫ヅキンかぶって、まあそいつもかなりトークが上手いな！(＞＜)みんなダマサレテルヨ。

だけどよ、手帳持ち歩いてんの？(´；ω；｀)怪しいぞ？まあ、その接骨院に行き母ちゃん呼んだ時点からおかしいよ！(＞＜)母ちゃんは子離れできてねー甘やかし母ちゃんだよ！障害者だからってエバルナヨ？(´；ω；｀)？

↑オーメン？(笑)

正しい言い回しができないのでしょう。幼児やむーと同じ。

手帳あると無料になったり割引きしてくれるサービスがあるでしょ。だから持ち歩いてるんだよ。

幼児やむーってあんた 笑

だってよ、むーが正しい日本語使えなくても、もう誰も突っ込まないし、それなりに解釈できるようになっただろ？それが社会の許容だと思うの。そのうち、でべは泥棒未遂犯の母ちゃんと仲良くなりそうな気がする。

幼児に失礼だ！

え？そっち？笑

お母さんが気の毒。今までもこれからも苦労と苦悩の連続だろう。知的障害者の自立って難しい。

知的障害者に金品の物欲はないのでは？
食欲と性欲。
今回は絶対性欲だと思う。

涙見せたくないけど流れるんだよ
障害者の親しか分からないよね

>33676さんに同意。
性欲目的だと思うから再犯の可能性高いよ。K坊要注意。

性欲あるの？

普通にあるよ。知的障害者の性欲処理は社会的な問題になってるよね。