親父が左官の私です。
棟上後の防水工事などが話題になっているようですね。
昔の在来工法であれば、完工まで6ケ月、長い場合は1年がかりで建てていました。
そのため、木材が自然と乾燥したので良かったのですが、今は工期や予算の関係でそうもいきません。
そんな中で登場したのが、KD材(含水率20%以下)や集成材です。
構造材が集成材の場合、10年前に比べて接着剤の耐水性は上がっていますが、
それでも濡れるのは好ましくありません。
木材と木材が反り返り、肌離れを起こす可能性が高いかと思います。
実際に雨ざらしになった柱の短材がぱっくり二つに割れているのをみています。
床先行の工法の場合も注意が必要です。
構造用合板が使用されている場合が多いかと思いますが、これも接着剤が使われています。
接着剤が使われた集成材や合板は特にビニールシート等で養生が必要です。
構造用合板を剥ごうにも、釘とネダボンドでしっかり土台や梁に接着されています。
大変な手間になります。
少しでも心配を減らす方が良いでしょう。
タイベックシート(防水・透湿)がマニュアル通り施工されていれば、
とりあえずの雨の心配はないと思います。
たわみの無いように貼り、重ねしろは、縦10cm(目印がついています)・横半間とれば良いでしょう。
タイベックシートの施工開始日〜外壁目地コーキング完了までは2ヶ月以内としましょう。
防水テープの貼り方にも気をつけましょう。貼る順番も決まっています。
ちょっと驚いたのは281さんの書き込みです。
ブルーシートなんてそんな高いもんでもないんですが大工持ちですか。
10mシートでも5,000円から買えますし、使いまわし出来ますし。
タマも買ってやれば良いのに。あとのトラブルの方が怖いのにな。
しかし、どこまでが大工の持ち込みですか?
ちょっと知りたいですね。