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金額の半分が粗利で、自社施工するわけでもなく地元の工務店に丸投げするハウスメーカーをなぜ選ばれたのですか?
[スレ作成日時]2007-02-22 19:18:00
金額の半分が粗利で、自社施工するわけでもなく地元の工務店に丸投げするハウスメーカーをなぜ選ばれたのですか?
[スレ作成日時]2007-02-22 19:18:00
地場零細業者ってのは、八百屋も電気屋も洋品店etc大規模チェーン店に
だいぶ淘汰された。
今はその淘汰して来た側の、大規模チェーン店が通販系に淘汰される時代。
ところがどっこい住宅建築の世界では、この40年で大規模展開業者が
集まっても未だ業界の一角でしかない。
繁栄と淘汰を繰り返す歴史は、どの業界にもありそうなものだが
こと住宅業界においては、まだ何も起こらず変わらないのだ。
ドラスティックな外資でも入らない限り、この状態はこれからも
変わるわけがない事は、誰の目にも明らかなこと。
まあそのドラスティックな外資、例えばアマゾンみたいな存在が
海外の建築業界にはあるかと言えば、それも無いのだから仕方ない話。
地震大国に合った海外の業者なんて無いもんね。〜
八百屋等とは違う。
注文住宅は主に大工手間を初め、基礎、屋根等様々な職人手間を売ってる。
職人手間を合理化するのは難しい、人に近いロボットがいる。
職人手間を工場生産化すると建売に近い、つまらない似たりよったりの住宅だけになる。
工場で客の要望に応じて組み立てれば、工場生産でも注文住宅はできるよ。
単純に現場での作業を工場に移しただけだが、工場が海外にあればそれだけで人件費の削減になる。
すでにそうやって日本での大工手間を最小限にして注文住宅を作ってる会社はあるよ。
注文の木造もプレカット主流、地場工務店で建てても同じプレカット。
注文住宅は基本的に一軒一軒、形や大きさが違うのだから
こればかりは量産化の効率に限度がある
他業界では当たり前の量産化スケールメリットを、住宅業界が全く
生かせないのはどうしようもない。
プレハブ系工業化住宅は、30年以上前には画期的な商品として
相次いで大手資本が参入したが、結局は市場ニーズに合わせられる事無く
今に至る。
逆に市場ニーズに引っ張られるかたちで、工業的規格化商品から
個別多様種のカスタマイズに対応を求められ
量産化のスケールメリットとは離れてしまった。
430さんのいう通り、うちは数年前にs社の鉄骨でお願いしたが1軒つづ部材を工場でカットするとのことで、
骨組みや窓付き外壁を工場でこさえて現場ではクレーンで組んで来ましたからね。あれは鳶工さんの仕事らしいですが。
もしも大量生産でスケールメリットを発揮する企業があったら
住宅業界の構成は様変わりする。
零細工務店は本当に淘汰されてしまうかもしれない。
だがそんな業者は何処にも無いから何も変わらない夢物語なのさ。
>>428
I社だよ
断熱材、外壁タイル、サッシ、配線配管のための穴や切り欠きを全部作り込んだ壁パネル(5m×2.5mくらい)を海外の工場で作ってる
それを船で日本に運んで、クレーンで吊って一気に組み立て
建売に近い自由度が少ないセミオーダーですね。
プレハブは有りました。
間取りも窓のサイズ高さも自由だよ
現場でやる作業を海外の工場でやってるだけだからね
大量生産によるコストダウンではなく人件費を下げることによるコストダウンだから
日本なら日給2万円くらいは当たり前だが、途上国なら日給2000円も出せばかなりの高レベル人材が雇える。
仮に全体の作業の半分を海外に作業が移せれば、4割以上の劇的なコストダウンが可能ってこと。
今はこんなことをやってるのはI社だけだが、そのうち他もやりだすと思うよ。
そうなると末端の大工が戦うのは、日給2000円で働く途上国の工員になる。
もちろん家そのものを運べる訳じゃないから、国内での作業は残るが、その割合は小さくなる。
Iルール等と喜んで吹聴してるね。
自由度が極端に少ないようですね。
セミオーダーに違いない、国産の好きな設備、桧材等好きな材料、施主の希望で好きなように出来るのが注文住宅です。
それはI社がさらに踏み込んだコストダウンをするために選択肢を狭めているだけだ。
自由度があると打ち合わせの時間も長くなり、国内にいる高コストな営業、設計の人件費が増えることになる。
そういう間接費のコストダウンを狙わず、大工の人件費のコストダウンだけを狙うなら、
自由度を残したまま、現場の作業の一部を海外に移すことは可能。
>>440氏が言ってるようにI社の取り組みは拡散するよ。
吉野屋、すき屋、松屋などのチェーン店以外で牛丼食った人なんて殆どいないのは、売ってる店がないから。
コスパで到底勝てないからね。コンビニやスーパーのクソまずい弁当は別だけど。
とりあえず一戸建てがほしいけれど予算が、、ってニーズは、住宅需要が落ち込む中でも根強く残る。
その一方で激減するニーズが当然ながらあるわけだ。
まあ、それに気づいているからこそ掲示板で突っ張ってるんだろうけどね。
土地を相続した層は税制の関係で既に建て替えたでしょう。
また土地も買えて注文建てられる層も。
今は無いだろに。
結局製造原価としてのコストダウンの為には、海外で作って規格化商品で
頑張るって話でしょ。
これで下げられる費用は、製造原価内の人件費分。
上記のメリットは同業他社、HM内での話
確かに他社も追随する可能性は十分にあるでしょう
少なくとも製造業他業種において、海外生産は当たり前ですからね。
でもこの話は重要な比較がされていません。それは零細工務店という分野。
零細工務店の住宅製造コストは、現状においても最も高いのかも知れませんが
それでも実際の価格はHMよりずっと安価です。
その理由は建てる住宅に付随する営業経費の圧倒的な低さ。
それこそゼロに近い程の経費率の低さこそが、零細工務店が常に
住宅建築業界の主流を占める理由に他なりません。
つづく
つづき
大半の方はご存知かと思いますが、営業費・販売経費の説明を事例で。
直販や専属販売を行う高額商品と言えば自動車かと思いますが
私達が車を買えば、その中には必ず販売経費も含まれています。
この販売経費を単純に試算しますと
営業畑で俗に言われる、一つの商品を売るとそこには3人分の給料が乗っている。
これは営業マン他、2人の合わせて3人分の経費が発生していますというもの。
例えば月に車3台、1台当り276万円販売、月計830万円の売上が必要だとして年間36台
1億円の売上としましょう。
そこに対しての人件費が仮に年間1人700万、計2100万円として
1億円の売上の中に経費が2100万円発生しているとします。
年間36台売っていますから、276万円の車を買うと約53万円の経費も
その中に入っているという事です。
それではこれを住宅に当てはめてみます。
HM営業が年間4棟、1棟2500万で年間1億円の売上としましょう。
経費も同様に年間1人700万で3人、計2100万円
年間4棟売っていますから、2500万円で家を建てると
2100万円÷4棟分で1棟当り525万円の費用が、建てた家の中に
入っているということです。
これはあくまで販売に関わる一部の経費、人件費を例えて上げたものですが
この525万円が小さいと見るか大きいと見るかは、皆さん次第ではあります。