モデルルームへ行く前に現地と周辺の確認をします。
川口駅方面から、地元でワンツーツーと呼ばれる国道122号線を超え元郷地区に入ると、
川口駅周辺とは雰囲気ががらりと変わります。
うまくいえないけど、「何にもない」感じ。
「何にもない」といっても、田畑や、はたまた原野が広がっているわけではなく、
住宅と工場以外、めぼしいお店がないという意味。
しかし、元郷に「ある」もの。それは、エルザタワー55。
平成10年に建てられ、当時住居としての建造物では日本最高だった55階建てのマンション。総戸数650戸。
そこに住む人々は憧憬の念を込めて「エルザの民」と呼ばれているとかいないとか。
私もあんなマンションに住める人になりたい・・・!!その姿を遠巻きに眺めながら日々過ごしていました。
そんなエルザも今は昔。
川口駅前の再開発が終わって川口駅周りにタワーマンションが雨後の竹の子のようににょきにょきと建った今、
川口元郷駅徒歩6分とはいえ、なんでまたあんな辺鄙なところに建ててしまったのかと思わずにはいられない。
ちなみに現在の高さは日本で10番目。
この物件の最大のウリと思われる徒歩2分の最寄り駅である川口元郷駅は、平成13年に開業した埼玉高速鉄道の駅です。
この駅ができたおかげで、周りの工場はどっかんどっかんと大規模マンションに建て変わっています。
開業当時からその姿を遠巻きに見てきましたが、マンションは増えてもお店は増えていない不思議。
今後の開発計画も特になさそうです。
ちなみに、埼玉高速鉄道は日本一高い初乗り運賃210円としても有名!?です。
初乗りだけでなく、普通に運賃も高いらしので、交通費の出る会社にお勤めの方はよいかもしれませんが、
通学などで日常利用するご家族がいる人は、頭に入れておいたほうがいいと思います。
さて、物件現地は、まわりを住宅にぐるりと囲まれた土地に建設されていました。
随分高い位置まで工事が進んでいます。
受付に座っていた男性に席へ案内されます。
アンケートを記入するとすぐ、席にあるノート型パソコンで、物件の紹介ムービーを見せられました。
ムービーが終わると、販売担当者が来ました。
担当者はアンケートを見ながらいろいろ質問してきます。お客である私の品定めといったところでしょう。
なかなか物件の説明にならないのは、なぜでしょうか。
正直、まだマンション購入を考えはじめて数ヶ月の私には、
「プレサンスロジェ」というブランドとその売主にはまったくなじみがないのですが、
売主の業界での立ち位置の説明もなく、なんだか聞いてはいけないような雰囲気。
元郷南小学校が数年前に移転してきた話もご存知ないようで、逆に本当ですか???と私の方が問い詰められました。
ファミリーにとって、徒歩2分のあの新しい校舎はとっても魅力でアピールポイントになると思うのですが、大丈夫?
担当者は、最初は感じがいいかなと思ったのですが、私の質問に「は?」と小ばかにした態度。
ずいぶん下に見られたものです。
どこに着地するかわからない話が続くので、私の方からモデルルームを見せて欲しい旨お願いしました。
お部屋はCタイプ 3LDK 72.21平米でしたが、借りている場所が狭いためか、洋室1.2は省略されていました。
トイレと玄関は個別に作られています。
こういうモデルルームは初めてなのでびっくり。
そしてそれに対して何の説明もないことにさらにびっくり。
販売担当者は、事前の話は長かった割りに、お部屋の説明はほとんどせず。
印象に残ったのは、リビングとその隣の洋室の間仕切り扉が、床レールタイプだったこと。
最近は吊り扉式が多い中で、ちょっとコストダウンをしてるのかなと感じてしまいました。
コストダウンといえば、このモデルルームは、お部屋が一部分しか作られていないのはもちろんのこと、
物件の立体模型もなければ、構造の説明図もありませんでした。
しかし、モデルルームの費用というのは、結局物件価格に上乗せされるものですよね。
総戸数29戸で、大規模マンションと同様のゴージャスなモデルルームを作られては契約者はたまったものではありません。
このモデルルームの徹底的なコストカットには賛成ですが、
それについて、物件価格に反映させているとか、何の説明もないのが残念。
席へ戻ると、希望の部屋や間取りも聞かれず、お値段も教えてもらえず、
詳しいことはホームページを見てくださいとのこと。
え、資料はないの??ここもコストカットですか?
これって、電話で伝えた「見るだけチケット」のせい?
「見るだけ」の割には随分私の品定めをしていたので、「見るだけ」ではないんだなと思っていましたが、
その後の物件の説明はほとんどと言っていいほどありませんでした。
なんだか、個人情報取られ損という印象がぬぐえないのですが、大丈夫かしら・・・。