ALCは軽石といっしょ。発泡コンクリートって、独立気泡じゃない。空気を送り込んで焼くから、
気泡の大きさも均一じゃないし。もともとは内装材だから、外壁に使うのは個人的にどうかと思う。
だって弱いもん。一番怖いのは凍害だけど。ヘーベルの塗装を10年ごとに必ずしなくちゃいけないのは
やっぱり外壁の脆さが原因でしょ。
ダインコンクリートってのは、ALCほど軽くない。ダインコンクリートの作り方は、
生コンの状態で特殊なビーズを混ぜる。こいつは高温で焼くと溶けて無くなるから、
そこの部分が空洞として残るっていう仕組み。だから水の侵入も最小限で済み、凍害の
被害もALCほど深刻じゃない。耐水性がひとつのウリだな。日本の気候向けに作ってある。
「軽量鉄骨にボルトで支える」っていうけど、コンクリートの外壁側には金属のレールを埋め込んでる。
そいつと構造躯体を金属のフックで連結している。だから地震の横揺れに対してもスムーズに追従する。
ヘーベルは普通にボルトで連結だっけ?激しい地震があったらそこから割れるだろうけど、大きい地震が
無い限りは大丈夫なんじゃない?
ダインコンクリートは、ただのコンクリートじゃない。割ってみたらよく分かるんだけど、
繊維っぽいものが混じってる。ホントは他にも色々混ぜてるんだけど。