ここって駐車場100%なんですが、これはちょっと要注意ですね。
HPを見る限り、駐車できない車種もあるということだから、おそらくは(少なくとも一部は)機械式なのだと思われます。
機械式の場合、かなりの維持費がかかりますので、駐車場代が安いということは、結局は管理費から支出するということになるでしょう。
しかし、この物件の場合、駅からかなり近く、また道もフラットなので車を持たない人も多く出てくると思います。そうなると、車を持っていない住民の不満が高まる可能性もあります。
もっとも、駐車場代が安いので、あまり乗らないけれどもとりあえず所有しておくという人もいるでしょうが、高くて8〜9割の稼働率になるのではないでしょうか。
本物件において駐車場代が安く設定されているのは、以下のような発想に基づいているのではないかと邪推します。
機械式駐車場の維持費を駐車場代という形で利用者のみが負担する場合、稼働率が低ければ、全体の維持費を捻出できません。そこで、駐車料金を管理費というかたちで全住民に均等に負担させることで、駐車場代を低く抑え、販売促進の手段にした…というのは勘ぐりすぎでしょうか。
それはともかく、住民全員で、使われていない機械式駐車場の維持費を負担するのか、それとも朽ちるに任せるのか、それとも撤去するのか(その費用負担は誰が?)、という問題はいずれ生じることになるでしょう。外部の人に貸し出して管理費か修繕積立費の足しにするという手もあるでしょうが、セキュリティとの兼ね合いが問題になるでしょう。
こういう駅近物件の場合、(機械式の場合には)無理に駐車場100%にしないほうが、結局は住民のためのように思うのですが、郊外のバス便大規模物件を多く手掛けるナイスの癖みたいなものが出たんでしょうかね〜。