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前スレッドが1000を超えましたのでこちらで、引き続き意見・情報の交換をしましょ
う。
[スレ作成日時]2008-03-05 05:12:00
前スレッドが1000を超えましたのでこちらで、引き続き意見・情報の交換をしましょ
う。
[スレ作成日時]2008-03-05 05:12:00
640さん
企業は自らの利益を最大化するように行動します。なにも国民や消費者の
ことを思って経営をしている訳ではないのですよ。
デフレーションは別に悪いことではありません。物価が下がるわけなので、
消費者にとってみればWELCOMEです。
魚を外国人が高く買いたいのであれば、買えばいいのでは。
別に魚を食べなければ死ぬわけではありません。
安い食材はゴマンとあります。
物価は市場が決めます。神の見えざる手が作用します。
経済に関しては市場に委ねるのが一番合理的です。
日本の多重な下請構造の欠点を補うほどの利点なんてこのご時世ないと思うのですが。
641さん
デフレは最悪ですよ。
物価下落→売り上げ減少→所得減少→物価下落の悪循環で経済がどんどん縮小してしまいますから。
経済を市場原理だけに任せていたら大変なことになります。
物価だけ下落するとすれば円高くらいでしょうか。
そういう意味では消費者としては円高WELCOMEなんですけどね。
不景気のインフレの方が最悪でしょう。
637さん
633ですが、
>下請間接費の削減効果を人件費増効果が上回るんじゃないかと懸念するのですが、
この件は、もし下請け階層をなくしてすべてゼネコンやデベの階層社員として雇ったらおっしゃるとおりになると思います。でもそれは現実的ではありませんね。私が伝えたかったことは、どんな業界でも限られた会社が業界を席巻して力のない会社が淘汰され過ぎると、最初は安心でものちのちユーザーは高いものを買わされ続けることになりますよということです。
いい例がマイクロソフトじゃないでしょうか。
>現場の職人さん達をどうこう言うのは筋違いじゃないですか?
そういう意味で言っているのではありません。現場の職人は、自分がやっている工事や作業が
不当なものかどうか一番理解していると思います。不正の中で会社が組織ぐるみで行っているもの
は、主にコストダウンのしわ寄せです。これらは職人レベルの話ではありませんが、実態を
一番よく見て、状況というかことの重大さを感じているはずなんです。
また現場での過剰な安全対策や現場ごとの法令解釈の融通の無さ、他業者や天候不順などで作業工程の遅れの影響による工期短縮を行うための帳尻合わせという不正もあります。
とにかく引渡し日は決まっているわけですから、どこかでトラブルが起こると必ず後工程にしわ寄せが行きます。それを法的に問題ないように、外見からわからないようになんとか工期内に仕事をまとめあげるのが現場です。
ここで私が言いたかったことは、世の中さまざまな偽装がありますが、すべての職人に対して、
会社に損害が出ようとも、理不尽な施工図面がまわってきても、工事が遅れて元請から寝ずにでも終わらせろと言われようとも、その帳尻を合わせるための偽装や不正工事が行われるのを
絶対に許さずに、断固として加担しないようなモラルが必要だということなんです。
どんな不正でも、誰から指図されても、現場で見抜いて排除できるのは職人しかいないんです。
でも上で書いたような人たちの多くは、自分の人生や生活をまともに管理できない状態で、
まわりからいろんな困難な状況を押し付けられた時、どこまでモラルを守れるか疑問なんです。
まあそれだけ仕事に誇りをもってやっている人が少なくなったせいかもしれません。
今の世の中、何でも金、買うほうも安ければ良し、問題あっても金で解決、こんな調子だから
他より少し給料多くだせば危ない仕事だろうが平気で引き受ける職人はたくさんいるわけですよ。
コストダウンについて勘違いされている方がいるようですね。
トヨタも松下もやってる事が何故マンション業界では出来ないのか?
資材高騰を嘆き、エンドユーザーに価格転嫁する前にやるべき事があるでしょう。
1.資材そのものの見直し→それじゃないと本当にいけないのですか?
2.工程の見直し→現場で職人が手作業してたら高くて当たり前。
規格を定めて工場で生産して、現場に持ち込むようにしたら?
3.発注形態の見直し→発注ロットを見直す、商流を少なくするよう見直す
などなどぱっと思いついただけでもこんだけ。
じっくり考えりゃ色々あるでしょう。
特に2は工業化を図る上で重要で戸建てハウスメーカーは力を入れてやっている。
工夫した上でどうしても吸収できないので価格に転嫁ならいいよ。
でも、ここでは安易に価格維持の理由に使おうとするヤツが多い。
そこに疑問を感じる訳だ。
国の消費税UP論と同じだよ。
無駄を省いた上でどうしようもないなら受け入れるが、贅肉は残したままで努力もせず
足りないから頂戴では、誰も納得しない。
646さん
素人さんのご意見としてはまあまあですか。
ただし、もう少し勉強されることをお奨めします。
↑
勉強した結果を知りたい
>>641さん
アダムスミスの言葉を用いてなんか経済をかじっているところをひけらかしてるけど、
基本的にはいいものを安く買うということと、デフレとは意味が違います。デフレはおわかりだとは思いますが、その商品をつくっている多数の人間の給料を下げます。だからマクロ的には
多少のインフレが必要なんです。デフレというのは国力も下げます。外国人が日本の食糧を買いたければかえというのは亡国論ですね。非常に浅はかな考え方です。
但し、現在のインフレは価格高騰分が資源大国に流れているので好ましい流れではありません。
あなた、外国人が買いたければ買わせればいいって将来、日本人が食べるものなくなりますよ。
そんな悠長なこといってていいの?
>>646さん
資材の見直し。具体的にどうするの?安いところがあるの?コンクリートなんてどこも一緒だし。
H鋼や山形鋼なんて、新日鉄とJFEの寡占状態だよ。
工程の見直し・・・具体的にはゼネコンさんに教えてあげてください。できたらみんなやってるよ。
発注ロットの見直し? 商流を少なくする?ロットを少なくするの?ではそのロットをすくなくすることによるコストアップ分は?ロットを大きくするのであれば保管料やその他の経費をどうするの?
いや素人ですね。言うは易し・・・
646さんの思い込みもある意味すばらしいです。
>トヨタも松下もやってる事が何故マンション業界では出来ないのか?
車や電化製品の多くはプラットフォーム化されていて、外見は異なっても同じ生産ラインで
大量生産できますよね。
もしすべての建物がまったく同じ外観、間取り、設備そして同じ土壌や地質、気候、そしておなじ周辺環境条件なら今よりかなり安く早く完成できるでしょうね。
でも実際の建物は一つ一つ一品ものなんですよ。
建築現場には工場にあるような治具も、作業標準手順書もないですよ。職人と監督で刻々と変わる
状況のなかで最善のやり方や順序を話し合い変えながらひとつひとつやっていくもんなんです。
それでも現在の建築業界はものすごい勢いで施工の簡略化が進んでいますよ。これ以上簡略化が
進めば、資格も知識もない素人が手を出すようになって危険ですよ。
ハウジングを例にあげてますが、さきごろ工場で大量生産された国交省認定のはずの不燃ボードが、実際は基準を満たしていなかったのにすでに多くの建物に使用された事件を知ってますか?
あなたの言うように工場をすべて信用しても、収益のためなら現場でバレなければよいという
風潮がメーカーの中でさえあるんですよ。
建設業界は、働く人、監督、材料を購入する人、材料の種別を決める人、運ぶ人などが系列も
資本関係もなくその現場限りの請負という形で成り立っているんです。それらの利害関係の
異なった人々をつなげているのが図面と法律なんです。その現場でなにか不正じみたことが
見つかっても自分の仕事や売上に影響なければ黙っているというのが当たり前になって
いるんですよ。これが製造業なら社内でコンプライアンス委員会みないなところに匿名で
指摘できますよね。そういう自浄作用はこの業界には乏しいんです。
製造業のように目に見えない部分の多くの部品を共有化して、毎年部品メーカーに一定割合
の値下げ要求を突きつけて最高益をあげておいて、ろくにシステム検証しないで次から次へと
製品出すからクレームやリコールだってとんでもない台数になって、
挙句の果てには死者まで出して回収騒ぎ。
品質を売りにして大量生産している製造業ですらこんなザマですから、こんな製品は
建設業でいえば手抜き工事や重大な工事ミスですよね。
もうコストダウンはどの業界もそろそろ限界にきているということです。
きれいごと言うのはやめにしましょうよ。
646じゃありませんし、素人ですが
>それでも現在の建築業界はものすごい勢いで施工の簡略化が進んでいますよ。これ以上簡略化が
>進めば、資格も知識もない素人が手を出すようになって危険ですよ。
そもそも現在でも新興デベという名の素人があちこちにマンションを建てて
上場を果たして、ファイナンスしたお金をもとに土地の価格を高値で仕入れて
物件価格を押し上げる。そして新価格とか新新価格と言って土地価格以上の
便乗値上げっぽい価格をつけながら、最高益を更新。
すっかり天狗状態で、勘違いに気づかずに、ふと振り返ったらほとんどの
購入希望者はついてこれず。
しかも、もともと自転車操業だったのですこし蛇口が閉められるとあっさり倒産。
驚くべきは、そんな新興デベがあっさり上場できるほど簡単に儲かると言う
事です。本日も一部上場企業がいきましたが、この程度不況で、あっさりと
倒れる経営がとても合理化しているとは思えません。
好調だった数年間に、デベも建築業界もどれほど
自分たちの無駄を削ぎ落とす努力は十分でしたか?。
財務体質を強化する努力は十分でしか?。
>建設業界は、働く人、監督、材料を購入する人、材料の種別を決める人、運ぶ人などが系列も
>資本関係もなくその現場限りの請負という形で成り立っているんです。
この形を変える事は本当にできませんか?
不都合・非効率があれば変えなきゃいけないんですよ。ただ建てて売るを繰り返す
だけの経営はもう成立しません。
全てを潰せとは思いませんが、バブル時に中途半端に残した皺寄せが来てるの
でしょうから、これを機会に筋肉質の体質としっかりとした経営指針と市場分析
ができる業界になって復活して欲しいですね。
いやいや、建設業界は圧倒的にコストダウンの必然や経験が少なく下手ですよ。
下請け問題は盛り上がりってますねぇ。
上のご意見で建設業界の構造はけしからんから改善すべし、とご主張されている
ように読めますが、コメントの中で具体的に何が問題なのかという点の議論があまり
なされていないように思われます。
不正にからめたコメントもありましたが、不正が発生した主たる要因は業界構造なの
でしょうか?他の業界(自動車メーカー、食品、商社、公務員、教職員etc..)でも
不正はありますよね?
自分は先にコメントしたように、多重下請けはそれなりに機能してると考えている
ので、マイナスポイントを理解できていないのですが、建設業界怪しからん派の皆様、
いかがでしょ?
なんでもかんでも新興デベのせいにするのは簡単だが、同じことを大手だってしてるので同罪。
そして新興デベが居なくなると、大手の寡占になって、やりたい放題になるだけなのでいいことはない。
651です
>コメントの中で具体的に何が問題なのかという点の議論があまり
>なされていないように思われます。
残念ながら私は門外漢なので、業界のルールも仕組みも知りません。
ただ、もうコストダウンは限界だとの意見にも、根拠はありませんので
まだまだ工夫・改善の余力があるんじゃないのかという個人的な気持ちを
述べただけです。
しいて問題点をあげるなら、この業界のほとんどが自転車操業で長期的な
戦略がない様に見受けられる事ですかね。しかも上から下まで全部が。
>不正にからめたコメントもありましたが、不正が発生した主たる要因は業界構造なの
>でしょうか?他の業界(自動車メーカー、食品、商社、公務員、教職員etc..)でも
>不正はありますよね?
不正については私はコメントしてませんが、個人的にはモラル低下や犯罪程度にしか
捕らえていません。常に色々考えるものはいるので、その事を不況や構造に原因を
求めるのは、ただの言い訳にしか聞こえません。
>自分は先にコメントしたように、多重下請けはそれなりに機能してると考えている
>ので、マイナスポイントを理解できていないのですが、建設業界怪しからん派の皆様、
>いかがでしょ?
機能してるのと効率的なのとのは別だと思いますが。
今の仕組みがベストとは言いませんが、ベターと言う事ですかね?。
654さん
全てを新興デベのせいにしたつもりはありませんが誤解させたのなら申し訳ない。
新興デベでもゴクレの様にまったく問題なさそうな会社もあります。
非上場の会社でも、採算がとれそうもないので仕入れをストップした会社もあります。
要は市況や需給に併せた戦略が有ったのかどうかです。
簡単に上場を果たし、株価を維持する為に利益の増大が必要なので、手っ取り早い
方法として、販売戸数アップの為にとにかく仕入れて建てるを繰り返すだけで
なんの戦略も工夫も見られません。
651さん
>この程度不況で、あっさりと倒れる経営がとても合理化しているとは思えません。
この程度不況なんて悠長なこと言ってられる自体、本当の業界の中身をわかっていない証拠です。
2年ほど前あたりから北京五輪の影響などで、銅、ステンレス、鉄鋼材などもうとんでもない
値上がりをしているんですよ。昨年後半あたりなんかステンレスは半月に一度価格が改定される
ほど時価のような相場だったんですよ。私はデベの経営を擁護するつもりはありませんが
一般論として、受注してから引渡しまで1年以上かかる建築の世界では、受注前の見積もり段階での
資材の価格と比べて受注時、材料発注時の価格上昇がもう企業努力でなんとかなる範囲をはるかに
超えているんですよ。しかも値上がりを予想してまとめ買いすれば、倉庫荒らしにあったり
もうさんざんなんですよ。これに加えてマンション在庫のダブつきによる採算度外視の値引き
合戦がが新興デベの経営を破綻させたことも考えられると思います。
>この形を変える事は本当にできませんか?不都合・非効率があれば変えなきゃいけないんですよ。>ただ建てて売るを繰り返すだけの経営はもう成立しません。
私も今の体質がベストであるとは思いません。しかし業界の底辺を支えているのは皆我こそ親方
というような方々が多いのです。これらの人間を排除して、ゼネコンの直轄ですべての職人を
統合すればよいなんていうご意見の方もいらっしゃいましたが、こんなことをすればちょっとした
修繕や作業でもすぐにゼネコンに発注しなければならず、1−2万円で終わる工事が数万円に
膨れ上がることになりますよ。つまりピンハネです。
まあ底辺というか、実際に施工で手を汚している人たちも、資材高等、原油高に加えて
地球温暖化対策や省エネ、リサイクルなどいろんな社会的要求に答えるべく必死で食らいついて
いってますよ。そんなわけで皆さんから指摘されなくても、これら社会的要求についていけない
業者は次々に淘汰されています。あとこの状態が5−6年続くと公共工事もだれもやらずに
勝手にやれば状態になって不成立が続出し、業界で働く人たちの格差もかなりひどい状況に
なるのではないかと思います。
653さん
>不正にからめたコメントもありましたが、不正が発生した主たる要因は業界構造なのでしょうか?
それはその時の状況によりけりだと思いますよ。教員や公務員の不正は、彼らは何もしなくても
生活は保障されているわけですから、立場を利用して私腹を肥やすことが多いんじゃないでしょうか?それとは別に手抜き工事や不良品は、監理、検査の落ち度があったり、そもそもその物を
作るために与えられた時間が少なかったり、熟練度が足りなかったりしたためではないでしょうか。また設計ミスによるリコールや工事ミスなどは、設計や監理ノウハウが不足していたり、レビュー不足が多いんじゃないでしょうか。これらも設計している人間が与えられた時間や資源では
検証しきれないとわかっていて、とりあえず次工程に進めたりしたら偽装と同じですよね。
故意の偽装はまた別で、何も偽装しなくても経営が行き詰まらなければそんな危ない橋を渡る
人はいないですよ。そこには原材料、原油の高騰や原材料の調達の行き詰まりもあるでしょう。
上のほうで何人かの方がコメントされてますが、日本という国に食料や資源が入りにくい状況
つまり需給バランスが大きく崩れ、需要過多になればなるほど巧妙な偽装はこれからも続くんじゃ
ないでしょうか。まあそうなれば多くの大手メーカーは不定期なロットで物を生産するようになりバターと同じように一時的に市場から物が消えることもあるでしょう。そうなったら○○がないからあなたの家は電気や水道など壊れた部品や設備を直すのに1ヶ月使えませんなんていうことを
平気で言われることにもなりますね。
バブル崩壊の時と比較してどうなんですかね?今回のマンション不況は・・・
あのときのほうが影響が大きいような?
マンションのコストダウンというとどうしても、安普請や専有面積が小さくなるという
ことになる気がするので、イメージがよくないですね。
生コン偽装の続報はなしか?
怖いね〜
生産性で盛り上がっているようだが、
海外で戦えないような会社=日本でしか商売できない会社は
この先も退場するよ。
消費者にそっぽ向かれ
厳罰化もままならない=消費者無視
コストパフォーマンスに優れた商品を造っているわけでもなく
繰り返されるのは、不毛な自転車操業
フロント家業に勤しんで、ヤバくなったら、さっさとエグジット
消費者にとって高いのは、価格とリスクだけって商品
誰も見向きはしないわな
ウザイ営業にしたって、そんな良いならオマエガ買えと
それら諸々の透明性なしだもんね
新日本監査法人絶好調!!!
>生コン偽装の続報はなしか?
六会製生コン 監査3度すり抜け
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20080719-OYT8T00121.htm
関係書類改ざんか 業界対応不十分の声
藤沢市の生コン業者「六会コンクリート」が日本工業規格(JIS)で認められていない骨材「溶融スラグ」を生コンに混入していた問題で、同社がこの生コンの出荷を始めた2007年7月以降、県内の生コン業界が実施した計3回の品質監査をすり抜けていたことが、分かった。溶融スラグ使用を隠し、関係書類を改ざんしていた疑いが強い。業者側が提出する配合表をうのみにした業界監査の不十分さを指摘する声も上がっている。
監査は、六会コンクリートなど68工場が加盟する「県生コンクリート工業組合」(飯田康勝理事長)などが実施。昨夏と昨秋、今年初めの計3回にわたり、藤沢市にある同社の本社工場に担当職員が立ち入りし、生コンに含まれる空気量や軟らかさや強度などを調べる監査を実施した。
このうち、昨夏の監査は、総合監査として、生コンにどのような骨材が含まれているかを記す「配合表」などを念入りに調査した。
同組合によると、一連の監査では、コンクリートの表面がはがれる「ポップアウト」現象を引き起こす溶融スラグを混入しているとの記載はなく、配合表にはJISに適合した骨材を使用しているとする虚偽の記載がされていたという。この結果、同社には、基準に適合していることを証明する合格証が交付された。
だが、通常、総合監査の場合は1か月前に業者側に通告、他の2回も前日の夕方までには連絡される。このため、同社が監査日に合わせて、虚偽の配合表を作ったり、溶融スラグの混入を止めたりして、監査をすり抜けていた疑いがある。
同社は読売新聞の取材に「(小金井弘昭)社長はどこにいるのか分からず、答えられない」としている。
今回の問題について、学識者や行政、業界関係者らで構成する「県生コンクリート品質管理監査会議」の議長を務める池田尚治・横浜国大名誉教授は「現状の監査では業者から渡された配合表を確認するだけで、溶融スラグなどが入っているかは見抜けない。他県でも同様の監査方法を取っており、全国的な見直しが必要になる」としている。
◆国交省が対策委
国交省が対策委 国土交通省は18日、コンクリートの専門家らでつくる対策技術検討委員会の初会合を開き、溶融スラグ混入問題の対応を協議した。
この結果、ポップアウトが起きたコンクリートをくりぬいて調べるコア抜き検査で成分の詳細を確認するほか、実際に溶融スラグを混ぜたサンプルを使って、表面のはく離がどの程度の期間、起こりうるのか調査することを決めた。
委員長を務める桝田佳寛・宇都宮大教授は会合後、「過去の文献によれば(ポップアウトは)3年程度で一応収束するが、10年後ぐらいに出るものもある」と述べ、2か月後をめどに、安全確保策をとりまとめる考えを示した。
(2008年7月19日 読売新聞)
六会コンクリートの納入先で起きたポップアウト現象(同社提供)
http://www.yomiuri.co.jp/zoom/20080719-OYT9I00120.htm