昨日のNHKの番組の中で東海地震と南海地震が同時発生した場合の首都圏のタワーマンションへの
揺れの影響をシミュレーションする内容が報道されました。
これは長周期振動の影響を示すもので、従来長周期振動にも効果が高いと言われていた制震構造
が実は全くと言っていいほど効果が得られないことが明らかにされました。
具体的には建物1階部では水平方向の揺れの振幅は2m程度、時間は2分程度で家具の倒壊もなく人も立っていら
れるのに対して、47階部では揺れの振幅5m、時間は5分以上継続し家具や大型家電は倒壊し人も立って
いられない状態となりました。
これから入居が始まるわけですが、家具の転倒防止は必ず行う必要がありますね。