景気についてここ最近の論調は少し景気の先行きの減速を指摘する内容が多いですね。でも私は日銀が言うように、今後所得が徐々に伸びてきて息の長い自律的成長が続くのではないかと思います。なぜなら企業の人手不足感はかなり強く、業種によっては全然人が採用できないような状況が続いてきています。そうなると賃金は必ず上昇してきます(すでにアルバイトや派遣社員の給与は上がってきています)。正社員では、熟年層管理職の賃金は成果給が多くなってきているので、急激な伸びはないでしょうが、初任給や今まで抑えられてきた若年層の給与は、今後伸びてくると思います。そうなると、国内の消費は伸びてくると思います。物価もゆるやかに上昇していくでしょう。それと以前ある経済学者が言ったように、イノベーションが伴う好景気は息が長くなるようです。いざなぎ景気の頃は3Cでしたが、これからは平面テレビ、DVDレコーダー、ハイブリッドカーなどが消費を押し上げるでしょう。マンションも以前は30年位が寿命と考えられましたが、今の高耐久コンクリートのタワーマンションは70年位持つはずです。そうなると、マンションの資産性が高まりますから、そういうことも購入意欲を刺激するかも知れません。皆が将来を信じて明るいムードでいられれば景気は大丈夫だと思います。景気回復が続き、賃金上昇を伴うゆるやかなインフレになれば財政破綻の危機も遠のきますね。