私は学区の良し悪しで住処を選ぶことを否定しません。
では、いい学区の定義って何でしょう?
①勉強ができる②課外活動が盛ん③友好的な友達が多い④安全性が高い、ってところでしょうか。
ただ、「学区のレベル」って言えば、一般的には上の①のことにスポットがあたるんですかね。
・10年前にアメリカ教育省で行われた2万人の児童を対象にした調査の結論は、
:子供に勉強しやすい環境を与えることではなく、そもそも親自身が勉強好きがどうかが子供の成績を決めていた。
・20年前にシカゴ教育委員会が導入した学区選択制のデータから
:いい学校を選んで入れたからといって、一般的な生徒の成績は向上しなかった。
一方、いい学校の抽選に漏れた学力の高い生徒の成績はレベルの低い学校へ行っても高いままだった。
ということで、子育て≒勉強なら、学区が大日か吹田方面かは実は関係ないということです。子育て≒人間形成でも、同じことですね。つまり、あなた自身がそれなりの人であれば、住む場所など子育てには関係なかったという話です。(参照『ヤバい経済学』東洋経済新報社刊)
最初に戻りますが、学区選びは否定はしません。なぜなら住まい選びで最も重要なことは「納得感」が得られるかどうかですから。
いい学区でいい住まいが見つかるといいですね。