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皆さんわかっていませんね。とはいえ,気になさらない方はスルーしてください。
モニタリングしていることは県のHPにあるので皆さんみていらっしゃると思いますが,
1mで測定し始めたのはいつだかわかりますか?
5月24日からですよ。それまでは2.4mで測っていたわけです。
それまではどこで測ったいたのかさえわからなかったわけです。
県庁の屋上で測っても意味がありません。
それに測定地点が少ない。
沿岸部で測定していますか?
子供たちが歩くのは50センチ~1mですから,
福島のように,校庭や幼稚園,保育所の園庭も測定して欲しいと思う保護者の方は多いですよ。
が,宮城は当初から復旧に目を向け,放射線についてはほとんど発表もしてこなかったので,
宮城県民は「大丈夫」という意識を持つ方が多いのです。
だから普段の会話で放射線の話なんて出ないですよね。
そんな中,県南部の保護者の方が,線量を気にしだしたのが5月に入るころでしょうか。
それでも,福島の隣の自治体でも何も気にしていない方が多かったのです。
そこから,県知事宛にメールで,学校の線量を調べるように多くの方が要望を出したにもかかわらず,
県の原子力対策室は「暫定基準地以下なので心配ありません」と全く相手にしてこなかったのです。
地元自治体にも住民から訴えがあったのかと思いますが,
ようやく県が南部の自治体に線量計を貸し出したのです。
それで測るとやや高めには出ますが,福島県とあまり変わらない値。
それでも,学校の測定はせず,学校が測定していたにもかかわらず,
保護者に公開しないで,校庭の草むしりや運動会,
プール清掃(福島の自治体はプールは禁止しましたが)を続けていたこともあったようです。
そこで,あまり話題になっていませんが,PTAなどが要望したりしていたのですが,
県知事は「校庭の線量測定はしません」とマスコミで宣言したのです。
これで私はさすがにあきれましたが,
その後,いろいろな方が動いてくださったためか,
「校庭の線量測定を『検討』する」とその後県の態度が変化しました。
「検討」がポイントですね。
私は行政に関わっていますので,
裏でどんな風になっているのかなんとなく想像がつきますが,
その辺に詳しい方は・・・むにゃむにゃ。あまり詳しくはいえません。
結局,自分でガイガーカウンターを購入する方が増えて,
自分で測っている方も多くなってきました。
ことの始まりは政府の20ミリシーベルトですが,
これは内部被ばく線量を加味していません。
一部の国会議員さんの中で
見直そうという動きはあります。
宮城県は国の基準値を守る立場で,
それ以上にならなければ一切関知しない方針です。
県もいろいろ事情を抱えていると思いますので,
おおっぴらに大きな数値が出ると,いろいろ困りますよね。
5月11日に採取した牧草が始めて宮城県が認めたものですが,
5月11日に初めて牧草を採取し(それまで何をしていたのか),
セシウムが検出されたと発表しました。
なぜ牧草なのか。
今日の河北1面に,原発事故当初,雑草の放射線量を計測し,
高濃度の汚染がわかっていたにもかかわらず(とんでもない汚染量),
県と国が公表していなかったとの記事が載っています。
福島県は「抜け落ちて申し訳なかった」と話しているようです。
その当時の野菜については全くわからず,
汚染されたものを食べてしまった方もいるかもしれません。
と,行政は行政なりにいろいろなところからの圧力もありますし,
政治と同じで,上手く機能できない事情もあります。
なので,自分で自分を守る方向で考えるしかないと思っています。
東北大と共同でかまわないので,もっとモニタリング地点を増やして,
細かく情報公開して欲しいと思います(淡い期待)。
人員不足は言い訳ですね。
こういうときに自治体が動かないでどうするのかと思います。
みなさん,スルーしてください。宮城の方はこの話題嫌がる方多いので。