管理組合・管理会社・理事会「「マンション管理士等に質問しよう! Part3」」についてご紹介しています。
  1. マンション
  2. 住宅・マンション一般知識板
  3. 管理組合・管理会社・理事会
  4. 「マンション管理士等に質問しよう! Part3」
  • 掲示板
匿名さん [更新日時] 2024-11-28 20:20:13

マンション管理をしていく中で、困ったこと、聞きたいこと等をここで質問してみませんか。
マンション管理士、建築士、弁護士、宅建士、管理会社勤務の皆さん、理事の皆さん、
住民の皆さん等が質問に答えてくれると思います。

[スレ作成日時]2018-08-08 20:19:27

[PR] 周辺の物件
ジェイグラン船堀
リビオシティ文京小石川

スレの更新情報を受け取る

更新通知サービスMail-Wind

「マンション管理士等に質問しよう! Part3」

  1. 15901 匿名さん

    >>15900さん
    計画はあくまで概算ですよ。
    決定するのは相見積もりを取ってから決まるからね。
    長期修繕計画書に記載しているのは大規模修繕工事だけではない。
    その他の大型設備の工事も当然計画化されている。
    その周期や修繕個所、グレードを決めておく必要はあります。
    長期修繕計画書を基に必要な修繕積立金の額を算出します。
    だから、計画書はできるだけ実態にそったものでなければならないのです。
    設計図面を基に、各修繕個所ごとに平米数を算出し、それに単価を掛けて
    工事費を出していく。
    総工事費から1戸当たり月の必要修繕積立金の額を算出するんです。
    だから、単にマンションの平均で出す管理会社のフロントがソフトに
    打ち込んで作成する計画書は役に立たないのです。
    設計概算書や数量調書は素人では作れません。

  2. 15902 匿名さん

    設計概算書と数量調書がどんなものか知らない人が多いんでしょうね。

  3. 15903 匿名さん

    見積もりは概算では困るが、
    計画書は概算でも仕方ない。
    よって長期修繕計画概算書と改めれば
    私たち素人には理解しやすい。

  4. 15904 匿名さん

    長期修繕計画書は、見積もりを取ってから決めるものではないので、
    当然予測金額なので概算予算となるのは皆さん理解できるでしょう。
    30年で長期修繕計画は組みますが、20年後30年後の経済予測
    はできませんからね。

  5. 15905 匿名さん

    長期修繕計画書を作成し、30年間の総工事費から1戸当たり月の
    必要修繕積立金の額を決めるとなれば、その工事費の算出はそのマンション
    の実態に合ったものでなければならないのです。
    例えば、サッシの交換をするのか、専有部分の配管の更新工事をどうするのか、
    給水設備の高置水槽から増圧直結方式に変更するのか等も決めておく
    必要があります。

  6. 15906 匿名さん

    長期修繕計画書が、管理会社のフロントがソフトで作成する
    ものであれば、それで修繕積立金が値上げされるのはいやだね。

  7. 15907 匿名さん

    >>15906 匿名さん
    そもそも、建築士資格も持たないフロントに長期修繕計画書を作成する能力も知識もない。
    少し専門的な質問をしてやれば彼らは青くなっている。
    ただ、修繕積立金に関すれば多いほどいい。
    いざと言うときの資産となるからだ。
    修繕積立金を使うときは、専門家による精査が必要だ。

  8. 15908 匿名さん

    >>15907さん
    しかしね、マンションとしては建築士を雇って詳細な計画書を
    作成することはしないんだよね。
    お金がかかるから、管理会社のフロントにソフトでの簡易な
    計画書で済ませるのが殆どだからね。

  9. 15909 匿名さん

    >>15908 匿名さん
    それで充分機能する。

  10. 15910 匿名さん

    >>15909さん
    ソフトで打ち込んで作成したものでも目安にはなるでしょう。
    しかし、30年間の総工事費から必要修繕積立金が算出される
    のであれば、いい加減な計画書で値上げがされるのは嫌ですから。

  11. 15911 匿名さん

    >>15910 匿名さん
    30年先の経済情勢が解るのかね。
    だから概算で良い。

  12. 15912 匿名さん

    >>15911さん
    しかし、修繕積立金の値上はするんでしょう。
    何を基準に値上げをするんですか。

  13. 15913 匿名さん

    >>15912 匿名さん
    年率の物価上昇率で値上げの参考にする。
    地政学的リスクが生じているので物価上昇率
    の計算方法がこれから明らかになる。
    地政学リスクが終わる気配がないが
    いつかわ終わる。

  14. 15914 匿名さん

    暗号資産は危険
    手堅く国債でいく
    マン管士の知識など屁のツッパリにもならん

  15. 15915 匿名さん

    長期修繕計画書の作成ノウハウと建築士の知識はあんまり関係ないよw

  16. 15916 匿名さん

    >>15911 匿名さん
    人件費が大きい。
    今後日本も米国並みにインフレ政策を取らざるを得
    ない。30年先は私たち人間のの所得はどれくらい
    になるでしょうか。現在は日本の会社の米国駐在員
    は日銀の緩和政策を恨んでいます。
    その反面米国企業の日本駐在員は日銀の緩和策を喜
    んでいます。これを知っていれば30年先の長期修
    繕計画概算書をを作成するために修繕積立金の値上
    げは大変な金額になります。
    今まで通りにはいかないともいます。

  17. 15917 匿名さん

    将来の予測はつかないので、現状の物価水準で試算するんです。
    長期修繕計画の洗い直しは5年から10年でやればいい。

  18. 15918 匿名さん

    >>15917 匿名さん
    だから概算で意味をなさない。
    高い組合費を無駄使いをしなさんな。
    管理会社の概算で良い。

  19. 15919 匿名さん

    >>15918 匿名さん
    >だから概算で意味をなさない。
    >管理会社の概算で良い。
    支離滅裂だな。
    頭大丈夫か?

  20. 15920 評判気になるさん

    >>15919 匿名さん
    勘弁してやりなよ。
    相手は管理会社の薄給のフロントなんだから。

  21. 15921 匿名さん

    >>15918さん
    だから概算で修繕積立金が値上げされるのは嫌じゃないか
    といっているんだがね。
    できるだけ、実測に基づいた工事費で値上げを検討すべきだよ。

  22. 15922 匿名さん

    専門家に委託さるなら実測でお願い( ´艸`)。

  23. 15923 匿名さん

    ロシア問題が長引けば世界はスタグレーション。
    物は暴騰して所得は暴落。
    その時期に修繕計画や修繕工事に多額な組合費を
    費やすのは愚の骨頂。

  24. 15924 匿名さんY

    国交省のガイドラインには次の記載が有ります。
    長期修繕計画の見直し
    長期修繕計画は、次に掲げる不確定な事項を含んでいますので、5年程度ごとに調査
    ・診断を行い、その結果に基づいて見直すことが必要です。なお、見直しには一定の
    期間(おおむね1~2年)を要することから、見直しについても計画的に行う必要が
    あります。また、長期修繕計画の見直しと併せて、修繕積立金の額も見直します。
    ①建物及び設備の劣化の状況
    ②社会的環境及び生活様式の変化
    ③新たな材料、工法等の開発及びそれによる修繕周期、単価等の変動
    ④修繕積立金の運用益、借入金の金利、物価、工事費価格、消費税率等の変動

  25. 15925 坪単価比較中さん

    その見直しを誰に依頼するかが問題なんです。
    管理会社のフロントに依頼すれば、全国平均の工事費で
    計画されますからね。
    フロントでは、概算設計書や数量調書は作成できません。

  26. 15926 匿名さん

    >>15925 坪単価比較中さん
    それのどこが悪いの
    概算だからいいんじゃないの( ´艸`)。

  27. 15927 匿名さん

    概算の程度の問題ですよ。
    全くの素人が作成するのとプロが作成するのとの差です。

  28. 15928 匿名さん

    >>15927 匿名さん
    プロとアマの違い位は承知( ´艸`)。

  29. 15929 匿名さん

    建て替え合意要件緩和に伴う区分所有法の改正について

     先日の新聞(9/3)で高齢化社会を背景に所有者の所在が分からない部屋が増加。合意形成の
    ハードルを下げることで、建物の安全性や耐震性が懸念される建物の再生を促すために法制審
    議会に諮問されました。
     現行の区分所有法では、建替えの決議の際、所在不明の所有者は反対扱いになっています。
     それを不明者は決議から除外する仕組みを議論することになります。
     建て替え決議も現行5分の4以上なのを3分の2とする案のほか、耐震不足といった要件を
    満たす場合にのみ変更を認める案も検討されます。
     2021年末現在で築40年以上のマンションは116万戸あります。所有者の所在が分からな
    いケースも増加。築40年以上の物件に限れば13,7%あります。
     築40年以上の物件は今後10年間で倍増するといわれています。116万戸から249万戸に。
     1981年以降に建てられたマンションは18%でそのうち13.9%が耐震性がないと判定され
    ました。被災して放置されると復興工事の支障になりえるということで、法制審は3分の2の合意
    要件で検討されることになりました。
     建て替えをするには、住民の高齢化や引っ越し、費用の負担がネックとなってきます。
     所有者不明の部屋が13%を超えています。また、築40年以上のマンションの住民の約半数
    が70才以上となっています。高齢になるほど収入や資産が少なくなるため建替えはむずかしく
    なります。

  30. 15930 匿名さん

     建て替えが実現したのは、容積率などに余裕があり、戸数を増やすなどして住民の出資が
    抑えられたケースの場合でした。
     今回検討されるのは、大震災で被災した場合と、耐震基準を満たしていない築40年以上経過し
    たマンション、それに空きが多いマンションに限定されています。
     これらの対応として、3分の2で承認決議がされるようになったとしても、建替え、解体、売却が
    できないと懸念する学者の方は多くおられます。
     要因としては、高齢者の資金の確保が一番で、それから引っ越し費用や期間(約3年)の問題
    が挙げられています。
     このように条件つきのマンションであっても、例え基準が緩和されても建替えや解体は難しい
    状況にあります。ましてやそういう問題のないマンションであればなおさら建て替えや解体は難し
    いと思われます。
     そういう点を踏まえ、現状では建物設備の維持保全をしっかりやるのが一番ではないでしょうか。

  31. 15931 匿名さん

    建て替えの可能性の悪い要素のマンションは購入を
    控えた方がいいでしょう。
    マンションの管理や設備等の知識があれば購入予定
    のマンションを調べたらその悪い要素を見抜くこと
    ができるし、売却時期も理解できる。
    まず自分に不利になる要素のあるマンション購入に
    はかかわらないことだ、

  32. 15932 マンコミュファンさん

    >>15921 匿名さん
    其は無理です、全ての工事項目について、正確な見積りを取っても30年間の計画を立てるので、物価変動に対応出来ない。
    いずれにしても、概算金額になる。

  33. 15933 匿名さん

    現在の工事金額が100とすると30年後の物価変動
    率をかけるとどれくらいの概算金額になるでしょうか。相当金額の修繕積立金の値上げをするのかを計算した
    ことがありますか。
    マンションを.買わなくなる( ´艸`)。

  34. 15934 匿名さん

    マンション管理士や管理会社や管理組合連合会や組合
    役員等はこ超インフレの時代に工事費が不足すると組
    合員からの管理費等の値上げで短絡的な.対応しようと
    している。
    私は管理士会にこの点で異議を申し立てたらぼんくら
    役員から総スカンを受けた記憶がある。
    このぼんくら役員たちは今で問題マンションにくだら
    ない提案をしてマンション内部に火種を投じている。
    これはよくありません。
    私ならもっと良い分譲マンション管理を提案できる。
    みていると無駄がおおい。
    それは実務を知らないペーパー管理士だからです。

  35. 15935 匿名さん

    将来の修繕積立金がいくら必要かは正確には分かりません。
    5年から10年間隔で計画の洗い直しをすればいいでしょう。

  36. 15936 匿名さん

    >>15934 匿名さん
    クレーマーよりペーパー管理士の方がましです。

    >超インフレの時代に工事費が不足すると組合員からの管理費等の値上げで
    超インフレなら、値上げは必要でしょうに。

    >私ならもっと良い分譲マンション管理を提案できる。
    例えば?

  37. 15937 15536です。

    皆様、ご無沙汰をしております。初めての方、こんにちは。
    大変長らくお待たせしました。って、もう、さすがに待ってはいないですよね?^^;

    ようやく、予告した文章をアップする目処がたちまして。

    1ヶ月も何をやってたんだと言われそうですが、
    ・調べ物をし過ぎて眼精疲労と肩凝りで、しばらくネットはお休みしてました。
    ・そうこうするうち、色々なことがわかってきて、当初予定してた文章に収まらなくなり、大学生のゼミのレポートくらいのつもりが、卒論並みの大風呂敷に(おぃ)
    ・下手に掲示板を覗いてしまうと、また考える題材が増えて、きっと書けなくなってしまうと思い、ひたすら自分の原稿に集中してました。(嘘、かなりお疲れで休み休みやってました。)
    ・(3)というか第3章を書いていたつもりが、「第3章を書く前に、重要なこと」っていう間奏部分が生まれ、それがでっかくなってしまい、悩み始めたら止まらなくなったんです。構成し直し、ようやく先が見えてきたのがつい最近です。
    ・第3章は1ヶ月前くらいに大部分を書いてしまっているので、間奏の第2章との整合性をつけてるところです・・ ←今ここ

    とにかく師走に突入してしまい、スレ主様をはじめ皆様もお忙しかろうと思いますので、再編集や再々構成なんてせず、今あるものを活かす形でアップしていきます。

    かなり長文の連投になるので、「他でやってくれ」と、きっと言われると思ってます。
    でも、このスレで始まった話なんで、他でやる意味がない。

    今日アップする第2章【その1】だけでも、読んで貰えばそれはわかります。
    【その2】の最初の方を見て下さったら、さらに意図はわかると思います。

    今ある皆様の対話の「流れ」を壊したくないのですが、出るタイミングがわからないので、とにかく、掲示板付属のエディター画面で微調整しつつ、どんどこアップしていきます。

    読みたい人だけ、読んでください。

    「もうアンタの戯言はいいよ」っていう方は、思いっきりスルーなさって、ガーッとスクロールして、どうか今ある対話をそのままでお続けになって下さい。

    一応、章立てです。

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――-
    予告編(既出 >>15596

    第1章 集会主義の復権
     (1)総会は議論をする場ではないということの根拠を問う(既出 >>15597
     (2)総会における集会主義と直接民主主義と合意形成について考えてみる
       (既出 >>15607

     →※これらがそれぞれ、「第1章」「第2章」のつもりだったものですが、
       新規に「第1章」としてまとめて扱うことにします。
     →※以下、今日からの投稿です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その1】集会主義に対する「総会前合意形成主義(仮)」と
        「ネオ集会主義」とも言えるWeb会議による集会の可能性

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ

    第3章 総会にとって『議論』とは何か

    ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――-

    今までお世話になったお礼として、自分、これアップし終わったら「ミッション完了」なんで、そしたらさよならします。

    マンション関連の情報からは距離を取ろうと思うんです。

    書いてて気づいちゃったんですよね、自分は管理会社や理事会に対し、随分と怒りというか、ルサンチマンのようなものを育ててしまってたんだなあと。
    (文章には、極力出さないようにしてますから、怖がらないで下さいね。)

    かといって、マンションを買い替えるっていうのも、もう、なんだかいいやっていう気がしており、戸建てにシフトしようかと画策しております。

    今日、かなりの部分をアップする予定でいますが、明日は昼間に用事があるんで、全部アップし終わるのは来週になってしまうと思いますが、何卒よろしくお願いします。

  38. 15938 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    第3章を書く前に、重要なことを書いておきたいと思います。
    ただし、これはあくまで私、15536の個人的な見解であることにご注意ください。

    【その1】集会主義に対する「総会前合意形成主義(仮)」と「ネオ集会主義」とも言えるWeb会議による集会の可能性 1

    =========================
    (a)区分所有法の「集会主義」とは異なる考え方が、
    このスレッドのみならずマンション管理関連のサイトや
    ブログ等で表明されていること
    =========================

    スレ主さんと「基本的な考え方が同じ人」が何人か常連さんにいらっしゃいます。そのことには、最初にレスを頂いた頃からずっと気付いておりました。

    そして、このスレ主さんの考えと「同じような」考え方は、この掲示板のスレッドのみならず、いくつものマンション管理情報サイトやマンション管理士さん等のブログ、あるいは管理会社のホームページの提供するQ&Aなどで書かれていることがあると気付いたのです。

    マンション管理方法を支えるある種の「主義」すなわちベースとなる思想のようなものです。

    それが区分所有法(以下、法と表記)や標準管理規約(以下、規約と標記)、あるいはマンションの管理の適正化を推進する法律(適正化法)の「適正化指針(註1)」や「基本方針」に沿ったことであるなら、ただ単に「当たり前のこと」ですが、そうではないのです。

    註1:
     2000年の法改正を受け2001年に「適正化指針」として公表され、2016年に一部改正されている。
     2020年の法改正時においては新規に「基本方針」が出され、その中に同「指針」も収められることとなった。
     よって、本稿では「指針や基本方針」または「『指針』『基本方針』」のような並記、もしくは「適正化指針」(「基本方針」に所収)といった形で、以降、表記する。

    法や規約、ならびに指針、基本方針は「集会主義」をベースとしていますが、どうもそれと対立する「主義」「思想」を掲げている一群の人達が、スレッドにもマンション管理業界にもいらっしゃるということだと思います。

    その「考え方」「主義」「思想」においては、法や規約、指針や基本方針に定められていない事柄を、それらの拡大解釈ではないかと思われるようなある種の方向性に従って奨励しているのです。
    もちろんマンション管理のプロが多くのマンションを見て来たその目から「現状では、こういうやり方にするの望ましい」と提案されているいくつものことが、次第に一定の傾向に収斂していくことはあり得ると思います。

    でもそれが、「さも、しなくてはならないことである『かのように』」言及されていることに気が付いたのです。
    「かのように」ならまだ良いのですが、「しなければならない」「そうすることになっている」等が明文化されていることもあるのです。

    前者の「かのように」ならば「奨励」の範囲であり、マンション管理情報サイトやマンション管理士等のブログ、あるいは管理会社のホームページの提供するQ&Aなどは、まだこの範囲に収まっているものの方が多いです。しかし、境界線上かもしれないと感じるケースもありました。

    対するスレ主さんやこちらのスレッドの常連さんの書かれることは、後者、つまり、自分達が従っていることは、法や規約、指針、基本方針で「規定されている」ことである、「義務である」等と言い切っていることが圧倒的に多いのです。

    これだと、虚偽に相当すると思われます。

    まず、代表的な例を2つ出します。

    ・法や規約、指針や基本方針では、総会開催前に総会の「目的となる事項」すなわち「議題」を通知しろと書かれているが、議案を通知しろとは書かれていない。「議案の要領を通知しろ」という文言があるのは、特別決議の場合に限定されている。
    =「議案書」を事前配布することは義務ではない。

    →議案書は事前配布を「しなくてはならない」と、スレやサイトで書かれている(虚偽)

    ・「総会は議論の場ではなく理事会案の決議の場である」という命題は、法や規約や指針・基本方針にはない文言。

    →この命題が「規定」であるかのように、スレやサイトでは、細かいところで表現が異なるだけの似たような言葉が溢れている(虚偽)


    こちらのスレッドでは、明らかにスレ主さんをはじめ多くの皆さんが「しなくてはならないこと」としていらっしゃるので、まあ、適法的じゃないというか、虚偽だとしても、でも「その方向を強く推す」という意向の最先端を突っ走ってるんでしょうかね? 意外にカゲキなスレでした?(笑)

    それとも、私のような初心者を引っ掛けてハメつつ、そのショックで開眼させ、自助努力で「正規の方向性」にまで漕ぎ着けるようにして学ばせる「愛」の場なんでしょうか?(笑)

    このスレだけがそういうことをしているのなら、皆さんと戯れあって、愛に溺れる生き方もありかもしれないと思いますが、しかしながら、他の情報サイト等では、「しろ!」とまでは強くなくて「推奨されるアドバイス」的に書かれていることが多いんです。なので、これはやっぱり、愛ではなくて主義なのかもしれないと…。

    そのような、ネット上で「推奨されるアドバイス」的に書かれている場所は、その「主義者」の方々が潜伏しつつ、善意の社会運動を行っている真っ最中ってことなのでしょう。

    ですが、アドバイスに過ぎないことが、複数のサイトや団体等で情報共有され、「ほぼ同一の言い回しの定型句」になっていることが多いので、そのため、それらはあたかも法や規約にある文言である「かのように」素人の読者には思われやすいですね。
    そこからは果てしない「伝言ゲーム」か、もしくはコピペという名の遺伝子逆転写ウイルスへの「感染」みたいなことになりそうですね。まあ、思想にかぶれるってのは麻疹みたいなもんだよって昔の人は言いましたが(組合に入って赤く染まっちゃダメよ的な(笑)←労働組合ね、管理組合じゃないっすよ。)

    素人と言っても、そういうところを読む人は、現在、管理組合の役員だったり、輪番制で次に回って来そうだという人だったり、あるいは、何かトラブルがあって調べ始めた一般組合員などでしょう。
    なので、全く関係ない(戸建ての人等)素人さんが興味本位で読むことはなく、知識を吸収しようとするからこそ、専門的であることを謳う場所を読むわけで、専門的だと思うからこそ、書かれていることは正しいことだと信用して、必死で読み込んでしまう、過剰適応的に読んでしまう、という感じでしょうか。

    そうすると、まるでマンション管理業界の定めた推奨事項であるかのように、さもそれが「当然のことであるかのように」読まれてしまい、そのまま拡散されてしまう懸念があるんですよね。

    もちろん、ネットでもそうでないところはそうではないんです。

    例えば、弁護士事務所のサイトや弁護士のブログだと、マンション管理の経験則的なアドバイスよりも、何と言っても法や規約に基づく見解が述べられますから、雑談ぽいノリのブログ記事でもそっちに則ってますよね。

    ですが、いきなりWebで弁護士の見解に当たってみようというのは何かトラブルでもあった場合でしょうし、そうではなくて、標準管理規約のわかりやすい解説や、理事会活動についてのTIPSや総会の進め方などについて知りたい素人は、どちらかといえばマンション管理業界に属するマニュアルっぽいサイトのようなところを参照するでしょう。


    =========================
    (b)集会主義に対する「総会前合意形成主義」とでも
    呼べる思想が姿を現した!
    =========================

    (a)で例を二つ出しましたが、まだまだ他にもあります。
    それらは互いには無関係な、単発的な「アドバイス」か、「思い込み」「独善」「狂信」等がパラパラと散見されるというより、まとめてみると「一定の傾向」があるのがわかります。やっぱり、主義かも!

    リストアップしてみます。((a)で最初に挙げた二つも重複します。)

    ・「総会の前に議案書の事前配布が望ましい」もしくは「事前配布をしなくてはならない」
    ・「総会は議論の場ではなく、理事会案の決議の場である」
    ・「総会では質疑には回答しなくてはならないが、意見には回答する必要はない」
    ・「議事録では質疑応答や意見は主要なものにすべきであり、特に意見に関してはその回答まで記載する必要はない(註2、→別途、投稿予定)」
    ・「議決権行使書提出者への配慮のために総会での新たな議論の展開は抑制し、理事会案についての情報は、議決権行使書が提出された時点となるべく変わらないようにしないと公平性が保てない」
    ・「理事会の議事録や質問書・意見書の活用、住民説明会の開催で、組合員の意思は十分に汲み取られ、総会前に議論は尽くされ、議決権行使書を安心して出せる状況となってることが望ましい」

    これらを一言でまとめると、「議決権行使書提出主義」と言いたくなります。特にこのスレはその傾向が強いですね。

    ただし、他の情報サイトやブログ等では、そこまで議決権行使書に焦点が当てられておらず、どちらかというと、総会での合意形成が不本意な形にならないよう、事前に十分に区分所有者等の意見を議案に反映させる理事会運営をしておこうという方向性が見られるので、むしろ総会に至る前の段階での「常日頃の理事会と住民のコミュニケーションや合意形成の工夫」「だからマンションはコミュニティだって考えようよ」的な焦点の当てられ方をしているように考えられます。

    なので、「議決権行使書提出主義」も含めて、「総会前の合意形成の活動が望ましい」という主義なんですよね。
    そこで、総合すると(本当は総合しちゃまずいんですが、後述(c)後半部)「総会前合意形成主義(仮)」とでも呼べそうです。長いので「総会前主義」としておきます。

    これは、言うまでもなく、区分所有法とそれに基づく標準管理規約の「集会主義」と対立する考え方です。

    一旦ここで区切ります。

  39. 15939 15536です。

    【その1】集会主義に対する「総会前合意形成主義(仮)」と「ネオ集会主義」とも言えるWeb会議による集会の可能性 2

    ============================
    (c)区分所有法・標準管理規約の「集会主義」と、
    日本のマンション管理業界の一部で支持されつつある
    「総会前合意形成主義(総会主義)」の潜在的な対立の危うさ
    ============================

    ざっとまとめておくと、「総会前主義」と「集会主義」はこんな感じになるでしょうか。

    ・総会前合意形成主義(総会前主義)と仮に呼んでみた立場:
    現代日本の社会状況に由来する生活諸事情から、総会への欠席者が増えがちなことを受け、総会前の時点での議決権行使書の提出を重視し、かかる提出者への配慮から、総会前での議案についての徹底した情報共有と、総会で議案についての議論を深めることの抑制が、公平性を担保することであるとする立場。断材料として、議案書を事前配布することを、たとえ区分所有法や標準管理規約に反してでも、否、「乗っ取ってでも」義務付けるくらいの勢いで奨励する者も多い。

    ・集会主義:
    あくまで区分所有法、標準管理規約に「則って」区分所有者等が集会(総会)に、理想としては全員参加することによる直接民主主義的な議論により、組合員の意思が議事において十全に反映されることで決議へと導く「集会主義」の立場。普通決議なら、総会の前に通知するのは議題のみで良く、議案の要領の通知や議案書の配布は義務付けない。
    (特別決議の場合、総会前に議案の要領の通知が義務付けられ、特に立替決議の場合には住民説明会の開催も求められている。)


    こちらのスレッド、ならびに同様の立場で活動していると思しきマンション管理関連の情報サイトやブログ等では、この「総会前主義」が前景に出ており、知らない人が読めば、マンション管理業界自体がそれを指導しているかのように読めてしまう恐れがあります。

    そして、それは本来の区分所有法と標準管理規約にある「集会主義」とは異なるベクトルを持ったものだということなのです。

    ところが、「集会主義」という基礎知識がなければ、このスレでも他のサイトでも、関心のある箇所を少し読んだくらいでは、「集会主義」と「総会前主義」の対立など、そんなものがあるかどうかさえもわからない状況です。

    初心者や輪番制の「なりたて」役員は、法や規約の無味乾燥な言葉を読むより、ネットですぐ検索できて、見やすく図解され、ヴィジュアルも綺麗で、何よりわかりやすく説明してくれているこれらのサイトに飛びつくでしょう。
    そして、それを「マニュアルや教科書」のように使う。
    すると、知らぬ間に「総会前主義」が、現状に即したアドバイスであるように「ふむふむ、なるほどなあ」と思えてきて、さらに、「それが決まりなんだ」と刷り込まれていく恐れがあります。
    別のトピックについて調べたくなった時に同じサイトを開けば、そのまま「総会前主義」を前提として学習が進んでいくことになるでしょう。いっちょあがり~♪

    また、この『マンション・コミュニティ掲示板』を発見した人は、こちらのスレのように専門知識を持ってる常連さんからの書き込みが参考になると思って、喜んで読み始めます。
    某巨大匿名掲示板よりもより細分化した内容がスレッドのタイトルになっているし、掲示板の運営会社がこまめに管理をしている様子も伺えます。ここなら読むのにちょうどいいなと、この秋からの新参読者である自分も、そんな感じで読みに来てました。

    …ですが、今思うと、「ネット情報を鵜呑みにすると危険だ」という教訓そのもののような状況がそこに転がっていたと思います(笑)

    しかし、業界絡みでネットで提供される情報が「ネットに飛び交う怪しい情報」であるって、これは一体どういうことなのでしょうか?? …不可解です。

    もっとも、これは実は業界の「仕込み」なのだという見方もあり得ると思いました。
    新旧交代のための。

    すなわち、現行の「集会主義」による法や規約は「そのうち書き換えられる」だろうという前提が業界内部で共有されていて、その方向で国や業界が進んだ頃に、全国のマンションの管理組合や住人から賛同を得やすくするよう、先回りして世論操作をしておくために仕込んでおいている、という見方です。
    次の時代の法や規約作りへの「お膳立て」として、ネットや勉強会、研修会などで「総会前主義」を拡散しておき、おっとり刀で国がその方向へ舵取りし、法や規約を改正していくという形を取っているのだろうと解釈されるわけです。
    この国でマンションに住む人って多いでしょう? 賃貸も含めてでしょうが10人に1人だとか書いてるサイトがありましたよ。

    そう解釈すると、弁護士系のサイト等では、いまだに「集会主義」で、マンション管理業界のサイト等では「総会前主義」が出現している理由も頷けます。

    ならば、一部の行き過ぎた「総会前主義」が、現時点では現行の法や規約と齟齬しようと、また誰かがそれに気付こうと、所詮、過渡期のこととして割り切るべきだという済し崩しの状況なのかも知れません。

    済し崩しになるのは、民主主義の本義による「集会主義」を崩すのがなかなかに困難だからでもあるでしょう(笑)そこで、新しい主義主張、実行方針を掲げる派閥の暗躍状態なのかも? すっごい邪推だあ~(笑)

    しかし、そういう「総会前主義」がマンション管理業界で?力を持ってきつつあるというのに、なのに、標準管理規約も区分所有法も、また適正化法も含めて、近年行われた改正では、少しもそういう方向へなびいて行きませんでした。(完了形です。)そうでしたよね?

    だから、業界(全体)による仕込みだなんてことは「少しもなく」(やっぱ邪推だ~)また、仮に業界内の新派閥によるクーデターだったとしてもそれも不発で、そんなベクトルで突っ張ってるのは、「一部だけ」であったってことですかね?
    でも、まだその「一部」は、いまだに仕込み続けて機会を窺っている(進行形)ということでありましょう。

    これを確認するのに、初心者としては結構手間取りました。・・・すっごく眼精疲労(笑)

    そして、この「一部」こそが、(a)の末尾で最初に「議決権行使書提出主義」と呼ぶことが出来そうだと指摘した、法や規約、指針、基本方針の拡大解釈と乗っ取りをしてしまう派(メンバーが派閥として明らかなわけではなく、心情としてそれにシンクロしてるだけの人も含めて)なのだと思います。

    一方、議決権行使書にフォーカスしているというよりは、総会に至る前に合意形成を進める方がより良い決議が出来るのではないかと模索している多くのサイトは(本音では議決権行使書主義な人もいるかもしれませんが)「総会前合意形成主義(総会前主義)」なのだろうと思うのです。

    もしかしたら、この二つは区別した方がいいのかも?

    というのも、「総会なり難し」な現代においては、マンション住民の合意形成を少しでも進めるためには、総会前の時間や機会の活用と、種々のコミュニケーション方法の採用をしておくことで、それらを通じて「多面的に」総会の民主的な運営をサポートするというのは、考え方としては「あり」だと思います。「補足的な取り組み」としてはいいんじゃないですかね。
    つまり、「総会におけるより良い集会主義の実現」のために「総会前に合意形成の機会に区分所有者等を参加させ、そのプロセスを促進させる、その支援をする」ということなら、現行の法や規約、指針、基本方針と「大きく齟齬を来たすこともない」からです。

    ただ、結構これ、難しいですよ。

    例えば、住民アンケートの回収率が70%などの高数字だったり、マンション全体の8割のオーナーと、説明会ではなくてもエントランスなどで会話が出来てしまい、大方コミュニケーションが取れてしまったから「ほぼ合意で決まりだね」ってムードが出来てしまったらそれは完全に「アウト」ですからねっ。
    総会前には、事情でそうしたマンション内コミュニケーションに関われない少数派が大抵は存在しますし、そうしたコミュニケーションは法や規約で定められてる義務じゃないんですよ、総会と違って。そういう人達が万障繰り合わせて総会に出てくるのに、それを無視することになります。
    そして、その「少数」こそが議案に関する鍵を握っていることだってあるんじゃないかな。大勢が気づいていないことに気づいていたり、潜在的な当事者や隠れた犠牲者だったりすることなども、大いにあり得ます。マンションに限らずどこの世界でもあることとです。で、マンションの場合では、例えば、組合員が不具合を理事会に言わずに全て管理会社に言うような方式のマンションだと、潜在的な当事者や隠れた犠牲者が孤立しがちだろうなあ。

    で、意外と、総会という「場」が、そうした「隠れた何か」を浮かび上がらせる場として機能する可能性がある。て言うか、それが本来の「集会主義」だと思いますけどね。
    「場」の力って強いと思うんです。それに対して、総会前の工夫は「場」を形成できるのかい?って聞きたいところ。

    総会がうまくいかないとか、声がデカイ人が勝つから嫌だとか、出席者が少ない等々を憂えて、なら総会前になんとかしようという考え方は、コミュニケーションを大事にしてるから民主的でありそうに見えて、実は意外にそうでもなく、コミュニケーション・コンシャスな人達だけが内輪で盛り上がってる独善に陥りやすい。にも関わらず、それに歯止めをかける制度的仕組み(法や規約)がなかったりするという問題を孕んでると思う。

    そうではなくて、例えば情報の周知により、総会での議論をスムーズに行えるようにする、といったあくまで「補足的な」ことなら、私としてもOKだと思いますが。

    それでも、その事前周知の方法は、個々のマンションによって異なって当然であり、ケース・バイ・ケースでしかなく、よって、「総会前に合意形成のプロセスを促進させる、その支援をする」ための模索は、主義主張として方向を定めたり法制化、規約化をするということではなく、あくまで「ケース・スタディ(事例研究)」にしかならないと思います。
    (マンションの内規として、管理組合が規約化するというのはアリです。)

    ケース・スタディというのは。
    そうした事例についての情報や、行われていることのエッセンスを、マンション管理業界がアーカイブしておいて、誰でも参照できるようにするとか、管理会社やマンション管理士が参考にして、担当しているマンションに対して提案するとか、そんなことだと思います。
    なので、もう、結論先取りなんですが、「総会前合意形成主義」が「集会主義」に取って変わることは出来ないというのが私の基本的な立場なんですね。
    「総会前合意形成主義」は、あくまでノウハウ、経験知の集合体、アドバイスの集合知でしかないので、「集会主義」のような根本的な思想とは次元が異なるものだと思います。

    それでも、現状としては、これが「集会主義」と対立するような新たな思想であるかのようにして、マンション管理業界の提示する情報サイトやブログ等で語られているのだ、ということなので、今起きている「現象として」は、「総会前合意形成主義(総会前主義)」は「集会主義」とは対立していように観察されるわけで、それはもう、実はバトルなのかもしれません。

    そして、突出している「総会前合意主義(総会主義)」であるところの「議決権行使書提出主義」は、明らかに総会の形式化、形骸化に繋がります。総会崩しです。それも「総会前」というより「直前」で完結しちゃいますからね、これはスピード感溢れる総会崩しです。

    それに対し、「総会前合意形成主義」は「総会がダメならその前に、さらにその前に、前々からの、日頃からの努力、みんなの協力~」と、どんどん前に戻していく「時間稼ぎの先取り」のような形でが取り組んでいるわけですが。
    でも、そのことこそが、このバトルの本体であるところの「総会崩し」だと見破ってしまった私の邪推眼から見るならば、「総会前合意形成主義」だって「議決権行使書提出主義」と大差ないんです。

    そして、「みんなのコミュニケーション」という一般に善意として解釈できるような形での「ひたむきな努力」に見えることこそが曲者というか、「議決権行使書提出主義」を行使させるための土壌づくりに余念がない、と見ました(笑)

    一見すると「総会前合意形成主義」なのだけれど、実は「議決権行使書主義」だった、という「隠れ蓑」的なあり方なのかもしれません(笑)

    つまり、総会前合意形成主義の「中に」尖んがった「議決権行使書主義」があるのではなく、本体こそが「議決権行使書提出主義」かもしれないよってことです。

    つまり、「みなし」ではなく、本当はカゲキなんでしょ、「総会前合意形成主義(総会前主義)」は。こちらのスレ主さんや常連さんの一部のように。やっぱり~?

    ははは、邪推、邪推(笑)

    ただ、「総会前合意形成主義(総会前主義)」の人達の中には、「総会前合意形成主義の良心」とでも呼べそうな、上で書いた「総会の民主的な運営をサポートしたい」という、どちらかというと、「総会は総会で、やっぱし、ちゃんとあって欲しいんでねぇ」的な「お人好し」な人達もいるということなんですよ。
    これこそが「本来の」「ありうべき」「善意の総会前合意形成主義」に該当する考え方、姿勢、思想、主義なのではないでしょうかね?
    どうも見てるとそんな感じがします。

    で、この方達は、光学迷彩のように使われる(笑)すなわち、隠れ蓑あるいは着ぐるみにされちゃってるのかもしれないですね(笑)

    「議決権行使書提出主義者」さんってのは、羊の皮を被った狼さんなのかもしれません(笑)めえぇ・・


    となると。まともにこのスレで、正攻法で「総会にとって『議論』とは何か」なんて論じてしまったところで、「暖簾に腕押し」にしかならないのは目に見えているんだよなあ(笑)

    だって、こちらが何を言おうが、関係ないわけでしょ? 最初から自分たちの戦いを仕掛けている人達にはさ?

    すでに対話ではないわけなんですよ。同じ土俵じゃない。

    ここまで時間かかりましたよ、眼精疲労の肩こりをほぐしながら、山のようにサイトを見て回り、裏付けをした上で書いたんだけれど、…長すぎ。

    掲示板に連載してしまうと、私がスレを墓石てしまうわ、違った、破壊してしまうわ~・・

    いや、そんくらいじゃ、壊れんですわな(爆)

    あ、別スレ立てる気ないですから。終わったら、さっさと消えるから。3Dプリンターでおうち作ってみたくなっちゃったんで、戸建て主義者になろうかと(笑)

    と言いますか、ここ数日で悟ったんですが、分譲マンションって、最も自由度の高い「施設」なんですよね。施設っていうのは、学生寮や社宅と同じ福利厚生カテゴリーや、児童養護施設とか老人ホームのような福祉カテだなあってことです。

    皆さんにお世話になりまくって、こんなことを言うのもなんだけど、でも、マンションに対する気持ちがポロポロ、ポロポロ流れて枯れてしまいました。

    「集会主義」に期待するとしても、マンションだけでそれを期待してどうなる?って。

    ・・あ、いや、日本人にマンション居住者が多いということを考えたら、ここで「集会主義」がうまく回ったら、国全体に波及するのか? ・・そんな「見果てぬ夢」をどこかで描いて、一応、自分なりに蹴りをつけたいので、書けるとこまで書いときます。


    とりあえず、ここで区切って、次に行きます。

  40. 15940 15536です。

    【その1】集会主義に対する「総会前合意形成主義(仮)」と「ネオ集会主義」とも言えるWeb会議による集会の可能性 3

    =======================
    (d)国はパンデミックに直面しつつも「集会主義」
    の方針を変えず、今では「ネオ集会主義」へ移行中
    =======================

    (c)で書いたように、「総会前主義」がマンション管理業界で台頭しつつも、標準管理規約も区分所有法、そして適正化法の改正においては、「総会前主義」が反映されることはありませんでした。

    法も規約も、いまでもソクラテス以来の「集会主義」を厳守しているのです。
    そして、昨年の標準管理規約の改正で打ち出されたこととは、Web会議システム等による「集会」です。「WEB 会議システム等」とは、「電気 通信回線を介して、即時性及び双方向性を備えた映像及び音声の通信を行うことができる会議システム等」 (標準管理規約第2条第 11 号)のことです。

    「総会前主義」からは、パンデミックで集会は行えないんだから、総会前に合意形成の工夫をして議決権行使書を活用しようという意見が出ていたかもしれませんが、Web会議システムがあれば、三次元空間で対面しなくても、ネット空間という「場」を共有する「集会」が可能となるわけです。

    集会を三次元で実際に行いながら、そことWeb会議システムを繋いで中継しつつ、Webでの参加も可能にするという場合もあれば、全てWeb会議で行う場合もあるかもしれませんが、どちらにしても、ネット回線を用いた「集会」です。リアルタイムに「場」を共有できているからです。

    システムの導入には技術的な問題や、デジタル・デバイド的なユーザーの不平等に繋がる問題もありますが、それこそ管理会社等がサポートすることで、カバーできることではないでしょうか。

    そして、これはパンデミック対策から始まったことではありますが、今後の政府のIT政策(みんないくつもアバターを使ってネットで社会活動してね~♪)とも重なる方向であるため、時代の最先端ですね。(良し悪しの議論は置いときますよ? 自分はAIによる超管理社会の方向性への懸念も持ってます。)

    で、Web会議なら、事前に議決権行使書を出さず、どこかでネットに繋いで集会に「出席する」ということも出来ます。場所という制約からの解放です。
    でも、ライブ配信になりますから、時間という制約は解消されておらず、どうしてもタイミングが合わず、議決権行使書を出すしかない人はやはりいるわけで、それは変わらずOKと規定されています。

    ですが、「議決権行使書を提出した人が、Web会議を傍聴しても問題ない」と回答されているんですよね。

    *IT を活用した総会・理事会の開催に関する Q&A(改訂版)
    https://www.mankan.or.jp/cms-sys/wp-content/uploads/2022/03/20220307_C...

    「Q3 WEB会議システム等を用いて開催される総会において、議決権は書面で行使したうえで、 総会の動画を傍聴することはできますか。
    A3 区分所有者等が事前に議決権を行使した上で総会等を傍聴することは、これまでも認めら れており、WEB 会議システム等を用いて総会等を開催する場合であっても同様であると考えられます。 」

    どんな場合がそうなのか↑では具体的には書かれていませんでしたが、想像するに、例えば、最初は間に合わないと思ったけれど、後半の議案からネットに繋ぐことが出来たとか、病気療養中でWeb会議への参加も身体に負担なので家族に頼んで議決権行使書を代筆して貰ったが、ベッドサイドにモニターを置いて視聴することくらいはなんとか出来る、とか。色々な場合があるでしょう。

    やはり、一番重要なのは、リアルだろうがネットだろうが「総会の場で」「実際に」何が話されるのかであって、それを、組合員全員で情報共有するのが理想だということに変わりはないのです。

    Web会議システムは、「集会主義」の可能性を広げてくれたと言えます。これを「ネオ集会主義」とでも呼んでおきましょう。
    (あくまで便宜上の呼称であり、この「ネオ」を論じるつもりも準備もありません。また、これ以降、「集会主義」と「ネオ集会主義」を区別した上での論を展開する予定もありません。)

    今までは「集会主義」こそが、「総会前主義」によって悪者扱いされてきました。
    総会当日の議事進行にこだわることこそが、議決権行使書、委任状の提出者の権利を阻害し「公平性を損ねている」と。それで、代わりに「総会前主義」が台頭してきた。こちらのスレッドでは周知のことですね?

    でも、Web会議の普及で、そうした懸念はかなり解決されそうですよ?

    何はともあれ、国はこういう方向を打ち出したのです。(重ねて言いますが、Web会議についての是非の議論はしません。)
    国は「ネオ集会主義」を法制化しました。標準管理規約もその上で改正されています。


    =====================
    (e)対する「総会前合意形成主義」は、
    マンション内コミュニティでの合意形成活動で
    国に立ち向かうことが出来るか?!
     ーーーーーーーーーーーーーーー
     ①廣田信子氏ブログの事例1
     ②廣田信子氏ブログの事例2
     ③廣田信子氏ブログの二つの事例の考察
    =====================

    「ネオ集会主義」の出現による総会当日の「場」の重視の方向性に対し、対する「総会前主義」では、理事会の議事録の提示と質問書・意見書の活用、総会前に住民説明会の開催などで、マンション内で、「コミュニティとして」の合意形成の機会を、総会の前に「より」充実させようとしているようですね。

    ーーーーーーーーーーーーーーー
     ①廣田信子氏ブログの事例1
    ーーーーーーーーーーーーーーー

    以前、>>15661で別件で(8/19日経新聞「理事会なしマンション増加」、最初から理事会なしの第三者管理方式も増加)ご紹介した廣田信子氏のブログに以下の事例が出ていました。

    *10時間総会の経験が生み出した新しい総会の形|廣田信子のブログ
    2021-03-25 09:00:00
    https://ameblo.jp/nobuko-hirota/entry-12664467383.html


    以下、重要な箇所を引用していきます。

    「総会しか、組合員が意見を述べ、聞いてもらう場がないと、総会が激しい議論の場に」なり長時間かかることもある反面、実際のところ「今の総会のしくみでは、総会に議案を上程すれば、結果的にほぼ可決されて」しまいがち。

    改善するために、あるマンションで行った対策とは、

    「事前に対話や説明会などの場を作り積極的に住民意見の収集すると共に、理事会の考え方を説明する機会をつくり、そこで出た意見をまた議案に反映する…という丁寧な進め方」で、?具体的には、
    ・アンケートによる間接対話:議案候補の案件を議案化するかどうか決める
    ・素案説明会(検討会)2回:
      アンケートで判断できなかった場合はここで意見交換
      議案化する場合も素案について議論。
    ・議案説明会2回
      ここで出た質問等への回答は総会での説明に反映する
    (※文章から箇条書きに編集、by 15536)

    アンケートが一方的な情報収集でなく「間接的対話」と位置付けられており、会合も理事会から一方向の広報のような「説明会(質疑は受けるとしても)」ではなく、「素案説明会(検討会)」と呼ばれるように、理事会と一般組合員の間で双方向の「議論」が行われるようにされており、理事会の最終議案も、さらに説明会での質疑等を受けて総会での説明に反映するという念の入れようです。

    総会より前の「検討会」は「集会主義」に「近い」直接民主主義的な要素であり、「総会前合意形成主義(総会主義)」と「集会主義」の折衷案的な感触を受けます。
    (単に顔を突き合わせて議論すれば集会主義になるわけではないので、あくまで要素としておきます。後述。)

    廣田氏という人は、頭のいい人でして、決して「お人好し」ではないのですが、それでも今のところ私の「邪推眼」を通しても、(c)で触れた「善意の総会前合意形成主義」とでも言うべき「バランス感覚」の持ち主さんかなと思います。(ブログを全記事読んだわけじゃないから、わからないけどw。)

    そして、この組合は、ここまで事前に仕込みをしておいても「総会」で採決だけに近い「シャンシャン」にはならず、廣田氏曰く、「総会は最終的な考え方を確認し、しっかり決議する場となり効率的に2時間ぐらいで終わらせることができるはず」とコメントされていました。

    え? 2時間ですか? うちの「異常な」組合では、総会は常に1時間で終わるので、自分の感覚では、2時間でも長い気がします。
    むしろ、「しっかり議論すると2時間くらい」になるんじゃないか、そのくらいやって欲しいという感じですが、ここのマンションの場合、「しっかり議論」を事前に積み重ねて、それでも総会当日に2時間もかけるんですね。すごいなあ。
    (というか、それが当たり前の「普通の」組合さんの標準的な時間なんでしょうかね??)

    とはいえ、「時間」という要素は、今、私がここで検討したいことからはズレるので置いておきます。

    検討したいのは、「総会前」の仕込みの結果、総会がどうなるのかの「実際」です。
    廣田氏の上の言葉でも、総会では「しっかり決議する場となり、効率的」と書かれているため、2時間かかろうが、それは議論話で、丁寧な説明(事前の質疑に対するフィードバック)と採決だけになっているってことなのでしょうね。

    これだと、やはり「総会前主義」が土台です。総会の「場」を本来的な「集会主義」として構成しようという気はなさそう。

    特に、廣田氏によれば、この組合の取り組みはパンデミック前から行われていたとはいえ、図らずもそうした社会状況からの「総会出席者を減らしたいという要請」に合致した取り組みでもあったとのことで、他にもパンデミック対策で事前に丁寧な議案書を配布して出席を抑える組合は増えていると指摘されています。

    やはり、「総会前」の段階に力を入れれば、議決権行使書の提出が増えそうですし、総会は採決だけに近い形になるでしょう。パンデミックに後押しされて、「総会前主義」の本領発揮のようです。

    しかし、実際は、この事例の組合さんでは、出席者を抑えるためというのとは「正反対」の意図で、「総会が適切な時間で終わることで」一般組合員も参加しやすくしたいという趣旨だったと言います。

    微妙なところです。それが功を奏して、事前にそれだけやったことで総会出席者が増えたとしたら、「その組合さんだからこそ」の何か、「ファクターX」がありそうな気がします。
    マンションの規模や、形成されているコミュニティのあり方、アンケートや検討会、説明会の運営の仕方が具体的にどう行われているかということまで見ないと何とも言えないですね。

    なぜなら、一般に総会に人が出てこなくなる理由は様々であり、この組合で問題の発端となった「長時間の総会」だけではないからです。組合員が抱えている事情によっては、いくら長時間総会を解消できたとしても、総会に出て来ない人が減るかどうかは別問題です。

    というのも、総会より前にコミュニケーションを何段階にも渡って積み重ね、その結果、住民が納得するような「理事会案」まで練り上げることが出来てしまうと、そこで皆さんホッと一安心してしまい、「あとは決議するだけだから」と議決権行使書だけ提出して、総会に出てこなくなる可能性は、やはりあるんですよね。

    結局、理事会の意図としては、「できるだけ多くの人が参加しやすいように」と思ってやってみたところで、事前に投入するエネルギーを間違えれば、逆の方に引っ張られますよ。

    このことは、廣田氏の別記事で紹介された次の事例で見ることが出来ます。


    ーーーーーーーーーーーーーーー
     ②廣田信子氏ブログの事例2
    ーーーーーーーーーーーーーーー

    *総会の成否は総会議案書で決まる|廣田信子のブログ
    2019-04-03 09:00:00
    https://ameblo.jp/nobuko-hirota/entry-12451579348.html


    「事例」と言っても、具体的な地域やマンションの築年数や規模等の諸条件にはあまり触れておらず、どちらかというと教訓を含んだ「寓話」のようなな感覚で読み進めた方がいいかもしれないものです。

    事例の詳細は、上記ブログでお読み頂くとし、私の言葉で簡単に書いておくと、そのマンションでは、以前の総会での問題提起を端緒として「足掛け3年」議論されてきたことに対し、ようやく解決の目処が立ち、総会で可決間近の状況だったそうですが、思わぬ形で総会での採決が見送られてしまったとのこと。

    まず、3年前の総会で問題を指摘され、理事会が取り組みを開始し、住民アンケートも行い、改善のための方法を何通りも提案し、理事会での審議経過も、その都度、広報してきたそうで、最終的な管理会社からの提案が妥当だろうということになり、理事会案として見積書が総会で提示されたそうです。

    ところが、そんな経緯を知らない「新規入居者」が、高額な見積金額により修繕積立金が減ることを懸念し、「無駄な出費」とみなして反対意見を提出。さらに、管理会社の「儲け主義」だと批判。

    役員は一年で交替する組合だそうで、新理事が前理事会の審議の経過を説明できない。
    一方、以前からずっと要望を出していた中心となる人達は、これまでの経緯を知っているからこそ安心して「議決権行使書」の提出だけで総会当日は欠席、他の住民も同様に考えた様子で、総会での出席者は少なく、「助け船」となる発言が出来るほど詳細な事情に明るい出席者が不在。
    結局、新理事には総会で決議に持ち込むことが出来なかった悲劇、とのことでした。

    廣田氏は、この頓挫の「原因」としては、議案書が簡素なものであったことを挙げています。3年間の経緯や対案の検討結果等が議案書に示されていたなら、総会で新規入居者からも理解が示され、新理事でも必要な説明が可能だっただろうにと述べておられます。

    なんかね、上で「寓話的」って書いたのは、ブログ記事のタイトルからもわかるように、議案書をどのように書くかについて廣田氏が自説を述べたかったから、それに合いそうな事例を持ってきたんだろうなという、そんな感じもします。

    ですが、それより自分的には、「最初から要望していた一群の人々」が「議決権行使書だけで総会を欠席」ということが妙に気になり、印象に残った記事でした。

    問題の渦中にいる人達が、こうもキレイさっぱり総会を欠席できたりするものかねえ~、と。

    だとしたら、「総会前合意形成主義(総会前主義)」なんて、むしろ逆効果じゃないかって思ってしまうわけです。

    「合意形成が出来てるんだから、総会はもはやセレモニーだよね~」
    「それなら、出なくてもいいんじゃね?」
    「自分達は、これまで一生懸命、理事会と足並み揃えて活動してきたんだし?」
    「あとは、普段はあまし協力してくれなくて、総会だけはまあまあ出てくるような人達に、賛成票を投じて貰えばそれでおしまいっ!(笑)」
    「てゆか、うちらの議決権行使書や委任状だけで可決するくらいになるんじゃないの?」「んだ! んだ!」
    そんな声が聞こえてきそうじゃないですか(笑)半分くらいは「邪推モード」ですw。

    「総会前主義」で、いくら総会より前に、日頃から合意形成のための努力をしたところで、その結果が「総会のシャンシャンシャン」で終わるんなら、「総会の形骸化」を促進するだけに思います。

    それどころか、この記事では「シャンシャンシャン」さえ出来なかった!
    単に瓦解しちゃっただけ・・・。

    ただ、これ、そう悪い結果なのかなって思うんですよ。

    議案にとっては不幸だったかもしれませんが、でも、高額の工事を行うことで修繕積立金が減ることについて、それをどうカバーするのかについて、「総会の前には誰も議論していなかった」ということも明らかになってしまったように読めるからです。
    なので、瓦解して、かえって良かったのかもしれないです(?)
    だって、どのみち、臨時総会やり直すだけでしょうから、それまでの間にもう少し頑張って、そこんとこ議論しとけやって思いません?(笑)

    飛んで来た101羽目のカラスがアルビノさんだった(白いカラス)みたいな話ですよ。

    つまり、この新規入居者氏は、事情を知らずに不適切な発言をしたと「咎められてはいけない」んだということです。

    だって、その工事で修繕積立金が減ることを、議案書と添付資料の数字を見ただけで指摘してくれたわけで、そのことを「足掛け三年組」さん達は、自分達が夢中になってる案件に突っ込みすぎて、あまりよく考えてなかったことが、「総会の場で露わになった」ということでしょう?

    大勢が同じ方向を見ているときに、1人だけ別の方向を見ている人が居て、その人のお陰で重要な情報がもたらされたり、危険が回避できるるということは、よくあることです。

    だから、私はこの事例を、廣田氏とは別の意味で寓意があると考えました。

    この事例から見えて来るのは「場」の力なんです。本来なら全員参加が条件の「場」だからこそ、普段のコミュニケーションでは出てこない「影の視点」が浮き彫りになる機会となったのだと。

    議決権行使書を出して安心した人達は、自分達は頑張ってここまでやってきたと思ってるかもしれない。でも、その「自分達」の中には「新規入居者」が入ってなかったわけです。

    また、上で「邪推モード」で書いたような、「総会にしか出てこないような人達に、ぜひ賛成票を投じて貰いましょ」みたいに、この人達がもし思っていたとしたら、マンション内で分断が起こってるだけ。

    どこがコミュニケーション、どこが合意形成、何がコミュニティ(笑)って感じではないかと。

    まあ、この記事の「事例」は、厳密な意味での事例ではなく、オリジナルの事例を元にして個人情報等を抜いた上で、ブログ向きに作話したものでしょうけどねw。

    そのためか、よくよく読んでみると矛盾もあります。
    いや、オリジナル事例に矛盾が生じていたのかもしれませんが(笑)

    ・3年間かけてアンケートも取り、理事会での議論の経過も広報してきたわけですよね? ならば、なぜ、新しい理事は、「これまでの経緯を存じませぬ」になってしまったんでしょう?
    ・輪番制で回ってきた役員だったとしても、その3年間、「同じ屋根の下」で情報交換してきた仲間じゃないんでしょうか?
    ・前の理事からの引き継ぎが不十分すぎて笑うレベルです。
    ・新規入居者の場合、入居前、売買契約の書類一式の中に「管理規約書」は入ってる筈ですし、管理会社が「この管理組合さんは住民のコミュニケーションに力を入れておりますので、さしあたり前回の理事会からの広報も書類に入れておきました」とか、入居時の挨拶で管理人さんから、「この掲示板には、色々な案内だけでなく、理事会の議事録や広報も貼り出されますのでご覧になって下さいね。ほら、これ、前回のものです。」とか、伝えてくれるかもしれません。そうすれば、新規入居者が総会前に、議案についてのこれまでの経緯の一端を見ることも出来たかもしれず・・・。

    それを、「簡素な議案書だったから」ということが原因だと言うのは、廣田氏も、ブログ記事のタイトルに持って行き過ぎ(笑)

    私の邪推眼wで見えてくる「原因」としては、「自分達は頑張ってここまでやってきた!」というのが独善的ではなかったのかということです。どこまで本当に全住民の意思を反映した合意形成だったのか、と。

    「こんなにもやったんだ! やったんだぞ!」と言いながら(脅しをかけながら)すっごくイビツなことしか提示されないことって、世の中にはよくあります。
    (経験者は語る、ていうか皆さん、ある程度の人生経験がおありならお分かりになりますよね。)

    「善意の総会前合意形成主義」でも、その「良心」からこそ、「良き思い」に盲目的に突っ込んでしまうところがあり、本当の意味でコミュニティの全体が見えてないこともある気がしますね。コミュニティ活動が好きな人達ばかりを集めてしまいそうだなあ…。

    その「行き過ぎ」が、憚りながら、この事例的な寓話では、総会の「場」によって「正された」と見た方がよろしいのではないか、と。

    さらに、これら①、②の事例には、非常に重要な問題が含まれているのです!

    ここで、区切ります。

  41. 15941 15536です。

    【その1】集会主義に対する「総会前合意形成主義(仮)」と「ネオ集会主義」とも言えるWeb会議による集会の可能性 4

    =====================
    (e)対する「総会前合意形成主義」は、
    マンション内コミュニティでの合意形成活動で
    国に立ち向かうことが出来るか?!(続き)
    =====================

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ③廣田信子氏ブログの二つの事例の考察
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ①の事例(長時間総会の回避策)でも、②の事例(仲間内の頑張りに盲点があった寓話)でもそうですが、「総会前主義」にとって大事な方法となるこうしたアンケートや広報、総会前の質問書や意見書等についても、理事会がそれらをどう扱い、どう運用するのかについては、区分所有法、標準管理規約による規定は「ありません。」

    例えば、質問書や意見書への回答は、誰が、いつ、どういう形で行うか。
    理事長が代表して回答するのか、それとも一度理事会を開いて合議の上で回答文を作成するのか。回答は出欠と議決権行使書の提出より前に行うのか、後で行うのか(後にせざるを得ない場合も多そうですね。)
    あるいは、総会時に「このような質問や意見もありました」として触れながらその場で回答するのか(それだと議決権行使書を出した人には回答が伝わらないですね。)
    また、総会前に回答するとしても、掲示板で全員に対して質問や意見そのものがわかるようにして回答を告示するのか、質問や意見を出した人にのみ回答し、全員には「主な質問、意見」のみ、それも概略的に示して回答すればいいのか。

    総会前の質問書や意見書を用いて、どこまで公平で合意形成に寄与できる運用ができるかは、理事会のあり方、そして、メンバーの技量にも依存します。

    いや、そもそも、「文章で質問や意見を出すのは苦手だ」とか、「その時間がない」という人もいるわけでしょう? そういう人は、「総会に出ていって発言しよう」と思うかもしれません。「総会があるんだから、その時に話せばいいじゃないか」と思うのも当然の反応。

    つまり、事前の質問書や意見書に、組合員全ての質問や意見が出されるわけでもないし、出してくれと言って締め切りや提出場所などを告知したとしても、総会への「出欠票」ほどの拘束力はありません。

    あくまで「自発的な」コミュニティ活動ですから、参加のシバリはないのです。

    まあ、組合によっては、独自の規約を作り、運用細則として総会前活動について定めているところも「あるかもしれない」ですが、それは、本当に独自のものであり、他の組合に「右へならえ」しろと言うわけにはいきません。

    あくまで「参考となる事例」「参考となる運用細則例」ではないでしょうか?

    また、住民説明会は、確かに対面的な場で全員参加も可能であり、「集会主義」に近いものではありますが、それでも、定義上あくまで「説明会」であり、「議論の場」でも「決議の場」でもないわけです。

    ①の事例では「素案説明会(検討会)」があり、議論が行えるようになっていましたが、それでも、開催の仕方についての規定も法や規約で定められておらず、議長ではなく便宜上の司会進行役だとして、それを誰が行うかなど、恣意的な運営がされたところで、それに文句を言ってもどうにもならない場です。

    また、そこで出た意見を反映して、素案を練り直して最終案を固めるよう努めていると理事会側は言うかも知れませんが、出た意見全てが本当に平等に検討されるかどうかは不明ですし、そうした意見をその場で書き留めておいたとしても「議事録」として組合でシェアされるわけではないのです。
    「さっきの意見は大した話じゃなさそうだし、先程の回答だけで充分」と理事に流されてしまい、その場でメモされもしなかったのが、実は発言した本人さえも気づいてない重要な問題を示唆していた、とか、ありがちです。(小学校の学級会の頃からありますよ、学級委員が勝手に低く見積もってくれちゃって、板書もされないとか、そんなの。)

    つまり、公式な「集会」にはなり得ない、あくまで「説明会」の延長でしかないものです。

    本当に「集会」にしたいのなら、「素案について審議し、正式な議案化をするかどうか決議することを目的として」臨時総会でも開いた方がいいでしょう。

    そうした「総会前の」組合活動で、不公平が出ないのか、問題が生じないか、トラブった時にどう解決するのが良いものか・・・。

    あくまで自発的なコミュニティ活動として行っていたとしたら、最初は意気込んで頑張ってトライしていても、そのうち理事会や管理会社の担当者が疲弊してゆき、住民の参加もあやふやになってグダグダになっていくのが目に見えるようですよ(笑)

    ・・なんか、「善意の総会前主義」であっても、憚りながら、どこかブレていらっしゃるような気がしてしまいます。

    ブレてしまうと、それがいかに善意から発したものであろうとも、悪意が入り込む隙が出来てしまうところもあろうかと思われます。

    悪意については触れませんが、やっぱり「政治的」だよな、というくらいの所感は置いておきましょう。


    =========================
    (f)「総会前合意形成主義」の思惑は、議案の可決の
    ために総会での議論を抑制することとへと繋がっている
    =========================

    「総会前合意形成主義(総会前主義)」には、「総会で議論はしたくなくて、総会より前に合意形成をしてしまいたい」という思惑があるようです。

    例えば、理事会や管理会社は理事会案(管理会社案)として練ったものを覆されたくないので「総会前主義」で行きたいとか、内輪ではそう根回ししつつあるといったケースが想定されます。

    (e)の廣田氏のブログ記事の②の事例(寓話)は、まさにそんな感じを含んでいるように思います。

    ところが、一般組合員は「総会前主義」なんて知らないし、そんな方向性を奨励している人たちがいることさえ、その思惑さえ知りません。一般組合員の中でも規約を読むような心がけのある人なら、その言葉は知らずとも根底にあるのは「集会主義」だとしか思っていないので、総会に出てきては意見を言うでしょう。

    そういう善意の意見を、理事会(管理会社)サイドが迷惑そうに思うというのは、とてもおかしなことではないでしょうか?

    「集会主義」を真面目に信じて発言する一般組合員の意見を、あたかも「トラブルメーカー的な「場にそぐわぬ発言」として見てしまう。空気を読んだ一般組合員の方は、「なんか自分が発言したことがいけなかったのかな」等と思わされるだろうけど、何が悪いのかわからない。
    理由がわからず迷惑組合員にされてしまった一般組合員と「総会前主義」信奉者である役員の間で分断が起こり得ますね。

    それとも、総会の場で、「総会は議論の場ではない、決議の場である」と、法や規約を無視してまでも宣言するんですか? 重要事項説明にでも、なさいます? 「皆さん、総会では質疑応答は行いますが、意見表明はなるべくしないように。それでもおっしゃりたければ伺うだけ伺っておきますが、議論はやめましょう」と?

    う~ん、皆、子供じゃないしねぇ…。悪意はなくても、そんな宣言をしたならば、その場がおかしな事態に十分なりそうな気がしますが。

    今のところ、私はこのスレやサイトやブログなど、ネット上の言論だけを相手にしてるからいいけれど、これ、本当に総会の場でやられちゃったら堪らないですからね。

    意見を言いに出てきたのに~って、そう思う人の気持ちがどう荒れ狂うことやら。荒れ狂ううことは抑止できたとしても、声に出さない内心の荒れ狂いが、その後、マンション管理にどう影響を及ぼしてくるか、いや、管理以前に、コミュニティとしての日々の暮らしにどう影響を及ぼしてくるか、考えると空恐ろしい気がします。

    さて。そろそろ【その1】を閉じ、【その2】へ移行したいと思います。

    まとめると、【その1】では、総会での「議論」の可否というトピックには、「総会前合意形成主義(総会前主義)」と「集会主義」の対立が「裏側で」関与しているということを指摘いたしました。


    ==========================
    (g)予告:第3章の二本柱「総会前主義と集会主義」と
    「それぞれにおける議論の定義の違い」
    ==========================

    また、【その2】で触れますが、「総会前主義」と「集会主義」においては、それぞれが「議論」という言葉の指し示す範囲や定義が異なり、また異なるイメージを抱いている気がする、ということを指摘しておこうと思います。

    今回、私が「3章」として書きたいことは、これら「総会前主義と集会主義」「それぞれにおける議論の定義の違い」が二本柱となりますが、分けられるようなことではないので、その都度、それぞれについて参照し合いながら述べていきたいと思います。

    そして、ここでこの【その1】の冒頭で示した「総会前主義」が述べていることが「集会主義」に抵触している二つの例を、もう一度、振り返っておきます。実は、これらが3章の議論の要となるからです。

    ・総会前主義では、議決権行使書の提出に必要な「議案書」は事前配布を義務とする
     集会主義では、普通決議は「目的となる事項(議題)」の通知のみでOK

    ・「総会は議論の場ではなく理事会案の決議の場である」とする総会前主義。
     集会主義の法と規約においてこのような命題は存在しない。


    【その1】は、ここまでです。

  42. 15942 15536です。

    >>15941 の誤字に気づいたので

    >>検討したいのは、「総会前」の仕込みの結果、総会がどうなるのかの「実際」です。
    >>廣田氏の上の言葉でも、総会では「しっかり決議する場となり、効率的」と書かれて
    >>いるため、2時間かかろうが、それは議論話で、丁寧な説明(事前の質疑に対する
    >>フィードバック)と採決だけになっているってことなのでしょうね。

    下から2行目:
    「それは議論話で、丁寧な~」× → 「それは議論は無しで、丁寧な~」○


    失礼いたしました。

  43. 15943 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】総会前には議題の通知だけで構わない。このことが意味するのは総会で議論すべしということ。1

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    【その2】では、【その1】を受けつつ、少し別の角度から話を始めたいと思います。
    書き込むのにしばらく間が空いてしまったので、15536で私が初めて出てきて以降の流れについて、すでに記憶の彼方でいらっしゃる方も多かろうし、最近、お読みになり始めた方に、「15536から遡って全部読め」とは言いづらいので、少し、経緯もわかるような形で書いてみたいと思います。

    そのことで、最初の時点で潜在的にあった「総会前合意形成主義」と「集会主義」の対立
    が、私のどのような問題意識と結びついていたかも、浮き彫りになると思うからです。

    小見出しは【その1】からの通し番号というか、通し記号でw、(i)から始めます。


    ===========================
    (i)区分所有法にも標準管理規約にも、総会前に議案書を
    配布すべきという規定はない
    ===========================

    本当は、ある一つのことだけ述べれば、私が書こうとしている「3章」は、かなりの部分が終了してしまうのです。
    それは、最初に15537さんが私(15536)にレスを返した時に述べられた以下に反論することです。

    15537 匿名さん 2022/11/04 09:11:02

    >>15536さん
    総会案が総会当日に示されるというのは驚きです。総会は2~3週間前までに
    本人に通知しなければならないことになっています。
    その時に、出欠表と一緒に総会の議案書が配布されなければなりません。
    それをみて、組合員は、委任状や議決権行使書で賛否を示すのですから。

    「総会の開催通知に総会の議案書が配布されなければならない」という命題。
    これに反論するということです。

    この命題、【その1】でも触れましたが「虚偽」なんですよね。
    「普通決議」の場合は議案の要領の通知の義務はなく、義務付けられているのは「特別決議」の場合だけです。
    区分所有法にも標準管理規約にも、議案書の事前配布の義務は規定されておらず、「会議の目的たる事項」を示せという文言となっています。
    (区分所有法の第35条「召集の通知」第1項と第5項、標準管理規約の第43条「招集手続」です。)

    この「目的たる事項を示す=議題を示す」ということです。議案ではありません。

    何故なら、議案を示すことの必要な「特別決議」については「議案の要領」を事前に示せと書かれているからです。ここで初めて「議案」という言葉が出てきます。そして、普通決議の場合は、もちろん「議案の要領」を示せとは書かれていないのです。
    よって、「目的たる事項=議題」と解釈できるのです。

    それは、以下の弁護士さんのブログにも書いてありました。

    市川市本八幡法律事務所羅針盤の弁護士のブログより。
    マンション管理組合の総会招集通知に必要とされる議題とは?
    2021.09.5
    https://law-rashimban.com/lawyer/


    また、法や規約にはないことですが、適正化法の「指針」や「基本方針」(註2)ではどうでしょうか?

    註2:【その1】の(a)より、凡例として、「適正化指針」は2020年の法改正で提示された「基本方針」に含まれるようになったため、このように表記することとした。

    「管理組合の管理者は事前に必要な資料を整備し、集会において適切な判断が行われるよう配慮する必要がある」と書かれています。

    ですが、これは「必要な資料」であり、「議案書」という指定はなく、かつ、「事前に通知しなくてはならない」「事前に配布する必要がある」等といった文言ではありません。

    総会に臨むに際し、組合員が理解できるように、また、説明できない事柄がないように、充分に資料を整備しておけという意味です。
    当日になってあたふたと壇上でファイルを引っ張り出して数字を調べるようなことでは困るぞ等でしょう。
    一般的な文脈に移してイメージしてみるならば、会議にはプレゼン資料を用意しろというのと似てますね。ただし、プレゼン資料を事前に配っておけとは必ずしも言われないし、当日配布の方が圧倒的に多い気がします。(事前に配布なんて、時間的に無理だったり。)
    また、パワーポイントなどでスライド表示するだけでハンドアウトを配らない会議もあったりします。そのくらいの自由度が、この文章にはある気がします。(マンションの総会では収支決算書や見積書などの細かい数字の提示が必要な場合が多いですから、パワポだけってことは、あまりないような気がしますが(笑))

    もちろん、事前配布が禁止されてるわけでもないのです。
    事前に議案書と添付資料を配布したところで、それが法や規約に違反したり、指針や基本方針の趣旨から逸れたりしているわけでは、もちろんありません。

    実際のところは、この箇所は拡大解釈され、議案書の「事前配布」が行われることが多いそうですね。

    ですが、それは「実務レベル」の話であり、規定ではありません。あくまで経験則のようなこととして、「その方が総会がやりやすい」「スムーズな議事進行ができる」という判断をしている管理組合が多く、現状ではかなり広く「慣行」されているというだけです。

    それがいつの間にか、「総会前主義」によって「事前に配布しなくてはならない」という拘束力を持ってしまっているのは大いに気になるところです。

    そして、これ、決定的に重要なことなんです!!

    ここを衝けば、15537さん、ならびに、同じことを主張されている方々のロジックは、残念ながら崩壊するのではないかと思われます。

    まず、15537さんによれば、上の引用部分にもあるように、議案書の配布の「根拠」は、委任状や議決権行使書で賛否の判断をする人のために、判断材料としての議案書が必要だからということですよね?

    結局、「総会前の」議決権行使書を重視する立場にとって、議案書の事前配布が必要だということなのですよね? 「総会前合意形成主義(総会前主義)」です。

    確かに区分所有法でも標準管理規約でも議決権行使書を用いることは可能であると書かれています。(区分所有法の第39条第2項、標準管理規約の第46条第4項)

    これは区分所有者にとっての「権利」を定めたものと言えます。
    そして、その権利を行使する、つまり、議決権行使書で議案の賛否を示すためには、「議案の内容についてまでも、あらかじめ通知されていなければ、賛否を示せないではないか」というのは、一見、とてもまともな話に思えるのですが、実際は、「それがどういう総会で、どういう議題なのかにもよる」のではないかと思われます。

    通常総会、臨時総会で行われるあらゆる討議の議題を合わせて、全ての総会の全ての議題について、全て議案の詳細(に相当するであろうもの)を事前に配布しなくてはいけないという「強行規定」があるわけではなし、それは以下の(b)で述べていくように「不可能」だと思われます。

    まず、特別決議の場合は、定型的かつシビアな決議事項があらかじめ想定できます。よって、それに基づき、議案の要領を事前に示さなければならないという規定が「可能」なのに対し、普通決議の場合は、あらゆる事態を想定しても「そうすべし」とまでは言えないと思うんですよ。

    総会には、理事会案について決議する場合と、そうでない場合があり、開催状況が全く変わってきてしまうことを考える必要があります。

    以下、それぞれについて見ていきます。

    ここで、区切ります。

  44. 15944 匿名さん

    自己陶酔ってやつかな……

    初見だと結論的に何を言わんとしているのかが全く解らないから読みようがない。

  45. 15945 15536です。

    >>15943 また間違ってしまった(す、すみません!)

    【その2】のタイトルを変更したんでした。忘れとった。

    旧:
    【その2】総会前には議題の通知だけで構わない。このことが意味するのは総会で議論すべしということ。

    新:
    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ


    以下、新しい方にしますので、よろしくです。

  46. 15946 15536です。

    >>15944 匿名さん

    初見でレスを頂きまして、どうもありがとう!

    初見なら、今日、>>15937で目次を書いておいたので、以前の、というか、最初の第1章と第2章と、頂いた他の人のレスを、まずは読んでみて下さい。

    それ読まなければ、この第2章の意味はわからないです。

    自己陶酔ではなく、死ぬほど苦しみながらの1ヶ月、のたうちまわりながら書いたんですよ?

    責任感からです。

    自己陶酔でこれだけ書ければ、とっても幸せもんだよ。もっと別のことしてるよ(爆)

    「ばかばかしくなって」何度やめようと思ったことか、わからないんだぜ?(笑)
    そんな心境、あなたは経験ないんでしょうけどね?w

    第1章、第2章の最後に「第3章」を書くって予告したのに、スレ主氏はそれを無視して、「もうそろそろいいんじゃない?」と追い出されそうになりまして。

    第1章、第2章は、スレ主さん宛に書いたものです。

    一等最初にスレ主さんが初心者の私(>>15536)に「嘘を教えた」ことから始まったのに、

    レスもされずにそういうやり方は卑怯だと思い、だから、最後まで書いてやるわって、「宣戦布告」しました。

    そう言った以上は、最後まで書きます。「それだけ」です。

    でも、これはスレ主さんへの戦いじゃない。

    第2章【その1】の最初に書いたでしょう?

    スレッド全体にも居る。
    マンション管理業界のサイトにも居る。

    それで、私のような初心者が、そういうところを読んで、洗脳されないとも限らない。
    「民主主義」「集会主義」に、ちゃんと軌道修正できるように、誰かが書く必要があると思って、やってんのよ。

  47. 15947 匿名さん

    >>15946 15536です。さん
    ほー

  48. 15948 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 2

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ================================
    (j)総会が理事会案に対する決議のための開催か、組合員の招集権に
    よる開催かによって、事前の議案書や資料の作成条件が変わってくる。
     ーーーーーーーーーーーーーーーー
      ①理事会案について決議する総会
      ②組合員が招集する総会
    ================================

    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ①理事会案について決議する総会
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    現行のこの国のマンション管理の場合、普通決議の場合、大抵は理事会案が総会に上がってくる形になっているようなので、それまでの理事会の議事録を時系列を追って把握していれば、最終的に「その次の」総会に上がってくる事柄も、「ある程度は」周知されていることになるでしょう。
    なので、必ずしも議案書が事前に配布されず、議題の通知のみでも、賛否を議決権行使書で示すことは可能な場合「も」あるでしょう。

    これは、ただし、そのマンションの管理組合が日頃、どのように運営されているかによりますよね。(後述の(n)節以降では、理事会の議事録の完全無欠性は覆すつもりです。)

    一方、議案が理事会案である中でも、議案書が事前に手元にないと議決権行使書で賛否を決めるのが「著しく難しい」場合もあります。

    例えば、通常総会では、収支決算、事業報告、そして次年度の収支予算、事業計画について決議するので、さすがに「資料」を見ないでOKを出すわけには行きませんから、事前に「資料の配布」が必要な議案だと思います。
    ここで必要なのは、収支決算書等の資料です。なので、「議題の通知+添付資料」でもいいかも知れません。必ずしも「議案書+添付資料」でなくてはならないこともないでしょう。
    まあ、それは他に抱き合わせで通常総会の日に決議しなくてはならない議題に何が出てきているかにもよるかも知れません。ケースによるでしょう。

    また、【その1】の(e)の廣田氏のブログ記事の「寓話的」な事例のように(>>15940)総会直前に新規入居者が居るような場合は、その組合員はそれまでの理事会の審議の経緯を知らないので、公平になるように何らかの措置が必要となります。せめて直近の理事会の議事録を当該入居者に渡しておくとか、あるいは、万全を期して、事前に議案書や資料の全戸への配布をしてもいいのかも知れません。

    やはり、「やり方はケース・バイ・ケース」ではないでしょうか。

    もちろん、議案書を事前配布して「いけない」ことは全くないのです!!
    事前配布をすることは、法と規約の「運用」の範囲だと思われます。なので、積極的にこれに取り組むことでそのマンションの皆がハッピーになるのなら、それはやるに越したことはないんです(ニッコリ)

    でも、(n)でも書きますが、議案書が配布されていたとしても、要約的なものであれば、やっぱり総会で説明を聞きながら、直接質問等を行うことでようやく理解に至る場合も多いと思われます。

    なので、「議案書が事前に配布されていさえすれば良いのか」と言えば、何とも言えないことになります。

    思い出して下さい!! 【その1】の(e)の廣田氏の事例②を。
    総会で採決が出来なかったその事例では、諸条件が重なったとは言え、決定的な原因は「議案書が簡単過ぎたから」というのが廣田氏の説でした。(自分的には、「別の原因もあるんじゃないの?」説をそこでは書きましたが、廣田氏説にも一理あります。)

    何が何でも「事前に配布しなくてはならない」という規定はないのだし、事前に「急拵え
    」でテキトーに形にした議案書など送られてもねぇ。

    以上で、「議案書」を事前配布すると「良いかも知れない」ケースについて、先に検討してみましたが、

    ・総会の種類:通常総会、臨時総会
    ・決議内容:普通決議、特別決議
    ・住民の状況:新規入居者の有無等
    ・議題:理事会で審議されたもの(議事録の延長)
    ・議案の内容:どこまで説明しておけば事前に賛否の判断がつくと思われるか
    ・書面による事前説明の種類:議案書が必要か、議題への添付資料で良いのか
    ・議案書の形式や内容:要約か詳細か、どの程度の詳細さか
     →「規定なし」「標準や模範例はなし」

    これらを一通り見た上で、ケース・バイ・ケース(運用次第)であり、やっぱり、「事前に配布しなくてはならない」という規定はないんだよなあ、ということに収斂してしまうという他ないですね。

    「事前に配布しなくてはならない」という規定はない、これは何度でも繰り返します。
    特に、次の②を忘れてはならないからです!!


    ーーーーーーーーーーーーー
     ②組合員が招集する総会
    ーーーーーーーーーーーーー

    理事会による議案で理事長が臨時総会を召集するのではなく、組合員が総会招集権を行使する場合が認められています。

    組合員総数の5分の1以上、及び議決権総数の5分の1以上に当たる組合員の同意により、総会の招集を請求出来ます。(区分所有法の第34条第3項、第5項と、標準管理規約 第44条第1項、第2項)

    このような場合、理事会が議案について議論を尽くした上で総会にそれが上がってくるというわけではありません。

    もちろん開催を要請する組合員の有志の側で、臨時総会に向けた準備はしてくるでしょうから、総会当日には議案書や資料は配布されるでしょう。

    もしかしたら、パワーポイント等でのスライド表示やミニ動画の上映もあるかも(笑)
    開催が理事会じゃないですからね、自分達が総会を招集したことの意味を他の組合員にアピールするためにも、いつも総会で行われている手順とは違うことをやらかしてくれるかも知れません。(良い意味で。)

    …こうなると、総会当日に出席してみないと、詳しい資料にアクセスしづらいですね。

    まあ、「ネットに事前アップロードしておくから、議決権行使書を出す奴はそれ見ておいてくれ」ってのはアリかも知れませんが、…どんだけ手間かけますかっていう。招集者側も議決権行使書提出者側もw。

    でも、政府がプッシュしたWeb会議方式が広まると、今後はコレ、理事会もやらなあかんくなるんかいね?(「総会前主義」の方々も、戦々恐々ですね(笑))

    ですが。

    このような組合員による総会招集権の行使のケースは、ある種の緊急動議のようなもので、要望として一般的によくあるような「この事案に関して、理事会で取り上げて欲しい」という段階ではなく、一足飛びに「もう、理事会じゃ埒があかない! これは総会を開いてもらうしかない!」という切迫した状況になっていると思われます。

    場合によっては、何度も理事会に掛け合って来たのに他の議案が優先されていたり、理由も不明でスルーされて来たようなことで、当事者側は深刻な問題だと思っており、早急に組合全体に問いかけ、理事会がまともにこの問題を取り上げ、その解決に向けて、ちゃんと予算も充てて欲しい旨(専門家による調査を依頼するなど)をアピールしたいということもあるかと思います。

    あったなあ、うちの組合で似たようなことが。組合員が総会を開く事態にまでは行かないことだったけれど。当事者のお宅が何度も管理会社の担当者に連絡を入れて、
    「この件について早急に理事会に取り上げて貰って下さい→そうですね→結果はスルー、他の議案が管理会社から出されただけで、要望があったこと自体を理事長も知らなかったと後々に発覚」
    「次回は通常総会だから皆さんいらっしゃるでしょう、その時にでも組み込んでください→そうですね→事前配布の議案書に項目がなく、総会の途中の休憩時間に当事者のオーナーがその場を借りて注意喚起の発言をさせて貰うに留まり、席を立っていた人には声が届かなかった」

    まあ、うちは管理組合宛のポストが設置されてないし、理事長や役員に直接掛け合うようなコミュニケーションもない組合なのであかん!…のですが^^;
    (管理人宛=管理会社宛ポストのみ、ある。>>15536参照。)

    それでも、もっと深刻なケースだったら、そんなうちのマンションであっても、当事者が管理会社の相談窓口や担当者を飛び越して、連名で理事長に「総会を開催するよう請求します!」になっただろうなあ…。

    そういう場合、「事前に議案書などを整えている暇がない」ことだって往々にしてあるのではないでしょうか。議題の通知だけ、もしくは、議題に何らかの添付資料をつけての通知、そのくらいの場合だってあり得るでしょう。
    それで、総会までの間に、夜なべして資料を作るんでしょう、せっせせっせと(泣ける。)

    まず、総会の招集を可能にするために5分の1以上の組合員の同意を得るだけでも、それなりに大変でしょうし?

    そして、決議事項が、何かの見積書のような具体的な形ではなく、「理事会がこれを取り上げるべきだ」ということへの承認を求める(認めさせる)ということかもしれません。

    問題自体が、もっと掘り下げて見なければ全貌がわからないようなことなら、簡単に議案書にまとめられる状況でもないこともあろうかと。
    (環境汚染の場合など、調査をしないことには原因もわからない、理事会や管理会社は「大したことないだろう」「出来れば大きな社会問題には発展して欲しくない」「あまり関わりたくないのが本音、輪番制で次の理事会に先送りできたら」「そのお宅が対処するだけで何とかならないのか、しばらく様子見だ」とスルー、でも、ある区画の居住者の被害が複数戸に拡大し始めている、等。)

    問題の当事者は困っていながら孤立してしまい、理事会や管理会社からの支援もない状況ならば、その問題について何とか組合全体に周知し、皆の視野に入れて貰うしかありません。
    そのためには、総会という「場」こそが相応しいでしょう!!

    少数者、弱者が声を上げられる「場」としての総会です。
    これが直接民主主義、「集会主義」の美点であると思います。

    また、そのような組合員から発した臨時総会開催の場合、やむを得ず欠席する人も、たとえ議案書が事前に配布されていようが、そう簡単に議決権行使書で賛否を表明できないこともあるでしょう。

    事前に内容の理解が及びにくいということもありますが、同じマンション内の人間関係として、そうやって組合員からの招集だった議題について、安易に賛否など言えないこともありそうですし。
    まあ、どうしても出席できないから、招集者の組合員か議長か、どちらかに委任状って感じじゃないかな?(うーん、これも政治的だ・・って私がここで今必死に考えることでもないのだが。)


    以上①、②により、臨時総会の開かれる状況は様々だと思われます。
    それを逐一、判で押したように議案書の事前配布と議決権行使書の「奨励」なんて出来るわけがない。
    ましてや「義務付け」なんて出来やしないんです!!

    「総会前合意形成主義(総会前主義)」は、議案自体が総会前に「理事会の審議を経て」形になっているようなこと(工事の発注、見積書など)にばかり目を向けているように思えますが、解決すべき事態の生々しいリアリティに、「組合全体で」取り組んでいかなくてはならないようなことに対しては、「総会前主義」は目を向けていないのではないかという気がしてなりません。

    そして、このように「総会前主義」によって議決権行使書に焦点を当てられるのは、総会で決議が行われるからですが、ならば、総会では決議しかしてはいけないのでしょうか? あるいは、総会では、必ず何らかの決議に到らなくてはいけないのでしょうか?

    ここで区切ります。

  49. 15949 15536です。

    >>15947 匿名さん

    お久しぶり(^^) (違う方だったらごめんなさいよ?)

    フォー♪

  50. 15950 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 3

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ==========================
    (k)「総会は理事会案に対する決議の場である」という
     命題には組合員による総会招集権が無視されている。
    ==========================

    この(k)で取り上げる命題は、【その1】でも挙げておいた「総会前主義」を特徴づける基本命題のようなものの一つですが、上の(j)の②で説明した「組合員の総会招集権」により、すでに覆されております。「総会は、必ずしも理事会案のみに対する決議の場ではない」からです。

    事前に通知された目的(議題)に関する決議ということであり、理事会が出した案とは限らず組合員の有志が出した案となる可能性があるわけです。(註3)

    註3:管理会社の案であっても、事前に理事会を通しますので、慣行として「理事会案」とみなされます。(自分的には、反対ですけどね、管理会社案はいくら理事会が承認したとしてもあくまで管理会社案であり、理事会がそれを「叩き台」にして主体的に練った場合のみ理事会案と呼べると思いますけどね。)

    では、「理事会案」ではなくとも、必ず「決議のみ」をしなくてはならないのでしょうか?
    次に、これまでずっと「総会前主義」が当たり前のように言っていた、総会では「決議以外するな」に近いことへの異議申し立てをしてみたいと思います。

    ・・・これ。私が書いてることっていうのは、何をしてることになるのかと言うと。
    ちょっと大事だから言いますが。

    自分ごときがわざわざ書かずとも、法や規約、指針や基本方針を読めば、「当たり前のこと」だと思うんですけどね? すでに第1章の(1)と(2)で指摘した通り、「集会主義」の一言で足りてしまう、そう言ってしまえばそうであることでしかないのです。

    ですが、現状は、【その1】で述べたように、「マンション管理業界の中に」「総会前主義(総会前合意形成主義)」が台頭してきていて、こちらのスレッドもそうだし、多くのネットの情報サイトもそうなっている様子が窺えるわけですよ。

    すなわち、「法や規約、指針や基本方針」に対する「異なるアプローチ」が出現している(ニュートラルな表現で言えば)ということだからこそ、論点に対し、なるべく逐一、異議申し立てをしておこうという趣向なのでございま~す♪


    ================================
    (l)総会では通知された目的についての決議しかできないのか?
     動議が認められた場合には、その場での議論も必要では?
    ================================

    ※この(l)節(小文字の「える」ですよ)では、独断と偏見に基づき、私見を述べさせて頂きます。

    区分所有法でも標準管理規約では総会では「決議」をするように書かれています。
    まず、集会(総会)招集の目的となる議題が「普通決議」か「特別決議」に分類されていることからもわかるように、総会の目的は「議題についての決議」であるということでしょう。

    しかし、総会で行うべきことは、事前に通知された議題について準備された具体的な議案に対しての「賛否を問う」という、それだけなのでしょうか。

    これは【その1】の(e)の廣田氏のブログ②の事例(>>15940)のように、「今回は採決を見送り、次の臨時総会での継続審議とする」ということがその場で「承認される」というのも、一つの決議のあり方ではなかったかな、と。(当たり前の話ですが。)

    そして、その日の目的となった議題についての決議が「次回へと持ち越し」されて、「継続審議」になると決着がついたなら、それで総会は「お開き」となる「べき」ものなのでしょうか?

    場合によっては、「理事会に議案を差し戻し、議論を尽くして貰う前に、せっかくなので、残りの時間は、今回の出席者からの意見を聞いて、それをまとめるという公聴会的な機会にしたらどうか」という提案がなされる場合はどうなるのでしょうか?

    あるいは、時間配分を見て、議長がそういう提案をするかも知れません。

    法や規約の解釈としては、通知された議題、議案に関連がある範囲でなら、その場でいきなり出された「動議」も決議可能とされているようです。

    色々なサイトで情報を確認しましたが、これは解釈が分かれていることはありませんでした。そこで、他の箇所で引用したものと被らないように、一例として以下の弁護士サイトのURLをあげておきます。

    *管理組合の総会で出された動議の取扱いについて|マンション管理の問題解決
    六報法律事務所 弁護士 池田泰介
    http://マンション管理.com/2020/04/12/275/

    また、区分所有法の第37条第1項では「あらかじめ通知した事項についてのみ、決議をすることができる」とありますが、第2項では「前項の規定は、この法律に集会の決議につき特別の定数が定められている事項を除いて、規約で別段の定めをすることを妨げない」とあるので、普通決議の場合、動議についてはフレキシブルに各管理組合が規約を定めても良いことになっています。

    となれば、上で私が例として出した「意見を聞く場とする」という提案は、決議された「次回の臨時総会へ持ち越し」の、その持ち越す「方法」として、「本日の残りの総会の残りの時間の有効活用の提案」という「動議」と見做すことは出来ないでしょうか。

    そうすると、他の出席者から、「いや、今、すぐ意見を言うのは難しいし、口下手の自分としては書面で出したい、理事会が後日、質問や意見をまとめて欲しい」「アンケートを取ってほしい」という対立意見が出されることもあるかもしれないし、「質問書・意見書やアンケートなどの方法について今決めるのは難しいし、今回の出席者だけでいきなり決めるのは慎重にして、理事会で揉んで貰って、方法を提案して頂きたい」「いや、次回の臨時総会へ出される議案なのだから、全部、理事会が議論して議案にするべきだと思う。理事会に一任にすべき」という意見もありうるかもしれません。
    それらの意見が場に出揃ったタイミングで、議長が「方法についての」採決を取るというのは、アリなのではないでしょうか。

    これらの一連の流れは、単に「決められた事項についてのみ」決議して「ハイ終わり!」ではなく、決議と議論が積み重なり合い、さらに深まってゆくという、集会の直接民主主義の有機的な過程ではないかと思われるし、決して通知された議題から逸脱しているわけでもない筈です。

    もし、ここで決議して「はい、次回に持ち越しね、お開きお開き~♪」としてしまったなら、その後のプロセスはどうなるでしょう? 次の臨時総会までの間に理事会での審議へと「自動的に一任」されてしまい、一般組合員は理事会が次に出してくる議案について、臨時総会に呼ばれるだけになるかもしれません。

    中には、理事会に対して個別に意見をポストに入れる組合員もいるかもしれませんが、理事会から「先日の総会の結果を踏まえて、質問や意見を出して下さい」「アンケートを取ります」といった要請がない場合は、自発的にポストに自分の考えを投函する人がそう多いとは思えません。いや、大抵の人が言われなければしないでしょう、そういうもんですって。

    これでは、せっかく総会の場に人が集まっているのに、人々の意見を集約し、それをリソースとして有効活用できず、理事会のみが同じ面子で同じような考え方の傾向をベースとしてまたもや仕事をする、そして一般組合員との間に分断が生じてしまう、ということの繰り返しになるような感じがしてしまうのです。

    また、上の【その1】の(e)の事例②(>>15940)のような「採決せず持ち越し」ではなく、議案が否決された場合でも、色々な展開が想像されます。
    そのまま議案自体が却下され、「工事は不要」のように自動消滅になる場合もあるでしょうし、「工事の発注先が否決されたので、先ほどの意見にあった代案を理事会が精査し、臨時総会にかけます」とか、「もっと調査して案を練ることとします(出直し)」のように、議案の大枠の方向性は決まっていながら細目は決まらないということになる場合も多々あるはずです。
    なんと言っても事例②は「足掛け三年」の歳月、組合で議論をしてきたって書いてあるじゃないですか。
    そういうのって、たとえ総会でひっくり返されたから否定的な事態であるとか、総会が荒れたとみなされるのでしょうか? 違いますよね? 紆余曲折を経ながらも、合意形成へと向かって進んでいる過程だと思います、てか、思いたい!(笑)

    「適正化指針」(【その1】の註1で示したように後に「基本方針」に含まれるようになった)では、以下のように書かれています。

    「管理組合の自立的な運営は、マンションの区分所有者等の全員が参加し、その意見を反映することにより成り立つものである。そのため、管理組合の運営は、情報の開示、運営の透明化等を通じ、開かれた民主的なものとする必要がある。また、集会は、管理組合の最高意思決定機関である。したがって、管理組合の管理者等は、その意思決定にあたっては、事前に必要な資料を整備し、集会において適切な判断が行われるよう配慮する必要がある。」

    ここで「集会は、管理組合の最高意思決定機関である」と言われている以上、一瞬、意思決定しかしてはいけない「かのように」読めないこともなく、ちょっと怯みました(爆)

    ですが、前の下りに「管理組合の自立的な運営は、マンションの区分所有者等の全員が参加し、その意見を反映することにより成り立つ」とちゃんと書いてあり、「全員参加で意見を反映」する直接民主主義が提唱されているわけでして、それができる「場」と言えば、それは理事会ではなく総会を意味します。

    総会で否決されたり次回に持ち越しにされたりしても、ただ自動的に理事会に差し戻せばいいっていうのは、なんか違うと思うわけです。

    なので、総会では、まず第一に「全員参加で意見を反映させる」という機能があるように読めます。その前提の上に立ってこその次の文、「また、集会は、管理組合の最高意思決定機関である。したがって、その意思決定にあたっては~略」なのですよ。

    最初から、何の但し書きもなく、いきなり「総会は最高意思決定機関である」という定義から書き始められているわけではないのです。

    それに、これは法でも規約でもなく、「指針」(「基本方針」に所収)ですから、法や規約のような厳密さを持った言葉ではなく、「規定」「定め」ではないことに注意をしなくてはならないでしょう。

    「最高意思決定機関」というのも、国政に擬えて、比喩的に、イメージ喚起的にわかりやすく語ってみた、って感じではないですかね? 「最高」や「機関」と聞けば、「すっごく大事なことを決めるんだ!」って感じが伝わってくるじゃないですか? つまり、レトリックですわ。…と、私は勝手に思うことにしました(笑)

    なので、この箇所だけを切り取って、総会とは、「意思決定をする場だ! つまり、決議の場だ!」「決議をしなくてはならない!」「採決だけしろ!」というのは行き過ぎだし、何より、決議をするために行うべき議論のステップを抜かしてはいけないということです。議論なしで行える決議なんてないんですから。
    上述のように、「指針」「基本方針」でも、「全員参加で民主的に意見を反映させた上で集会で意思決定しなさいよ」って言ってるわけでしょ?

    どうもこの「最高意思決定機関」の文言が一人歩きをして、「総会前主義」が牽強付会に総会での「議論」を排斥して、総会では決議だけに「持っていこうとしている」ように思えてなりません。

    結局、意思決定のプロセスは、決定打が出ない限り、一回の総会で終わらず、続いていくことは大いにあるわけです。それを、「決議の場なんだから、さっさと決議をしろ」というのは、暗に「(可決か否決かの)決定打を出す」ことを前提としているようにしか思えないんですよね。そのために、総会の前に仕込みをしておけっていう?

    しかも、「総会前合意形成主義」の人々は、こちらのスレッドもそうですが、色々な情報サイトでも決まって「理事会案の決議」っていう限定された言い方をしていますよね?

    「総会前主義」のサイトでは、「理事会が事前に審議を尽くしているのだから、総会ではそれがそのまま承認されることが多いものだ」とまで言っちゃうケースが多々あるわけです。

    もう、ここまで来たら、「最高意思決定機関」という言葉を曲解し、「決議(だけ)の場」と決めつけるのは、暗に「理事会案を通すための政治的な手法」としか言いようがないと思えてしまいます。

    ・・で、それ、本当に理事会案なんですかっていう声もどこからともなく聞こえて来るような~(邪推ですよ(笑))

    ここで区切ります。

  51. 15951 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 4

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。


    ================================
    (m)法や規約の「決議事項の制限」もしくは、その規定が該当しない
    ケースから見えてくるのは、総会での「話し合い」についての寛容さ。
    ================================

    決議事項に関しての法や規約の定めから、さらに興味深いことが見えてきました。

    まず、区分所有法では、第37条に「決議事項の制限」が定められています。
    第35条の「招集の通知」の規定により、「あらかじめ通知した事項についてのみ、決議をすることができる」と定められています。また、標準管理規約では約47条第10項にも同様の規定があります。
    既に見てきたように、この通知された「会議の目的たる事項=議題」ですので、通知された議題についてのみ、決議ができるということです。

    ただし、同法第37条第2項では、これは普通決議の場合なら、「規約で別段の定めをすることを妨げない」とも書かれているのです。要は、そのマンション次第、管理組合次第であると。

    また、これは「決議をするならば」ということであり、必ずしも決議をしなくてはならない
    という規定ではありません。

    というのは、「通知されていない事項」について、決議は出来ずとも、「話し合うことは出
    来る」という法解釈は妥当なようです。

    *総会の決議事項|弁護士によるマンション管理ガイド
    根岸 透(東京弁護士会)
    2021年7月20日
    https://mansionbengo.jp/soshiki-unei/soukai-ketugijikou

    そこから導き出される問いとして、総会で「当事者の声をみんなで聞く」ような時間が設け
    られたりしてはいけないのでしょうか?

    出席者の中に、思いもかけない名案や、関連する知識を持ってる人がいるなどで、有効な話し合いが生じることもあるでしょう。上の(l)の例のように、「次回の臨時総会に持ち越し」となることで動議が生じ、その後の時間を「話し合いの場」にすることもあるわけです。

    総会で、「話し合い」をしてはいけない決まりはないと思います。

    また、これは以前書いた第1章の(2)(註4)で述べたことですが、区分所有法の第36条「招集手続の省略」では、「集会は、区分所有者全員の同意があるときは、招集の手続を経ないで開くことができる。」となっており、このような場合は第37条の「決議事項の制限」は適用されないことが、第37条第3項で述べられています。

    註4:第1章「集会主義の復権」の「(2)総会における集会主義と直接民主主義と合意形成について考えてみる」(既出 >>15607)のこと。

    この「区分所有者全員の同意による総会の開催」は、見事に直接民主主義がそのまま反映されたものであり、ゆえに「決議事項の制限のような決め事も不要」で、ぶっちゃけ、「自由に議論を尽くして決めてくれ」ってことのようですね。

    区分所有法で「集会」について規定するためにベースとなっている「集会主義」こそはソクラテスの思想だと15598さんが指摘して下さいましたが、今の時代の日本においても、この第37条を区分所有法の中に組み込んであるその中に、まさに今でも「集会主義」が生きている証があるのであろうと、第1章(2)でチョロっと触れておいたのでした。(>>15607

    「集会主義」に基づいて区分所有法で「集会」について規定され、それを受けて標準管理規約で「集会=総会」と置き換えて規定されている以上、総会前の議決権行使書を重視するのは本末転倒となります。

    これについては、ある程度、第1章(1)総会は議論をする場ではないということの根拠を問う >>15597)と同章(2)総会における集会主義と直接民主主義と合意形成について考えてみる(>>15607)で述べてしまったので、重複は避けたいと思います。

    ただし、今、この「議題の通知」と「議案書の事前配布」に関しては、「もっとはっきりしたこと」を書いて決着をつけておく必要があります!

    区分所有法も標準管理規約も、普通決議では議案書の事前配布を義務付けておらず、「議題の通知」をしろと言っているということの「意味」こそが極めて重要なのです。これを強調しておきたい。

    というのも、「議題の通知」をしたら「議論」はどこでするのでしょうか?
    総会でしょう? そういうことです。

    法も規約も普通決議では「議題の通知をしろ」とだけ言っている、そして「集会主義」がベースである、これらから導かれることとは、議題を事前に知った上で、総会当日に「その場で」「その議題について」「議案書を参照しながら」「十分なプレゼンと説明を聞いて」「組合員みんなで議論をした上で」最終的な決議へと進めろって、法も規約も言ってるってことなんです!!

    ここから逸脱することは出来ないんです。

    そして、「議案書の事前配布が義務だ」と述べるのは逸脱です。

    こちらは知識情報のスレッドですよね。そうした場で、個人的な法解釈としてではなく、法の条文にあること「として」述べるのなら、適法的ではないですね。

    あくまで議決権行使書提出者への善意の「配慮」から、事前に議案書を「配布したらどうか?」「その方が親切だよね」「個々のマンションやその管理組合の状況に応じての、運用面での施策として」「アドバイスする」ことしか、「出来ない」筈です。

    私は、最初に頂いたレスで、専門知識がおありの人から「嘘」を教えられてしまったことになるんですかね(?_?)
    その時点で頂いたレスの内容に対して「そうなんだ…」と思い込んだ自分の殻から脱するのには、それなり~に時間を取られましたよ(笑)

    ↑これは、My エピソードとしてというより、もっと一般化した次元で、結構、重要です。


    ==================================
    (n)総会前に配布された議案書と、それ以前の理事会の議事録を読めば、
    「まともな組合なら」一般組合員でも総会の議題となる理事会案について、
    事前に「十分に理解できる」ものなのか。
    ==================================

    私は自分が最初に書いた「15536」で、「うちのマンションでは議案書は事前配布されてはいるけれど、そんな要約を見たくらいでは理解なんてできないし、総会当日の詳細な説明を聞いた時こそ、ぶっつけ本番で議案そのものと対面する場面みたいになってしまうんですよ(主旨)」と書いたのですが、それに対する15537さんからの最初のレスが、(i)で引用した通り、

    「総会案が総会当日に示されるというのは驚きです。」

    という「誤読」によるレスでした。

    その言葉から始まり、うちの管理組合は「異常」だから、「大変だと思うが、お前さん頑張りなされ」っていう温かい励ましの言葉で結ばれておりました。

    それで、自分から「いや、議案書は送付されてはいるんですけど」と反論したのですが、それへのご返信がなかったんですね…。

    これ、見方によっては「意図的誤読」に思えちゃうんですよね。(My 特技=邪推w)

    だってそうすれば、「総会前」に一般組合員が理事会案を十分に理解できないとすれば、そのマンションの管理組合の運営がおかしい(うちのように異常である)からだ、と「特殊ケースのせい」に出来るから。

    「まともな管理組合」なら、「総会前」に一般組合員が理事会案を十分に理解した上で総会に臨むものである、と主張するのに都合がいいから。

    「異常な管理組合」の組合員が、組合の異常を克服しようとして、いくら総会で議論をしようと試みたところで、その場での議論に頼るような総会がまともな総会なわけないだろ、と返したいから。

    違いますか?(笑)

    まずねぇ、誤読の詫びくらい、したらどうです?

    それをなさらなかったことで、他の人は15537さんの、それなりに長文での丁寧な善意のレスの最初と最後だけ見て「ああ、15536の組合さんは、なんか知らんけど異常ケースなんだね~(笑)」って思って読まずにスルー、もしくは面白がって終わり、だったでしょうよ?

    自分、かなり怒ってました。今だから言いますけど。

    そりゃ「異常」って言われれば、確かに異常なケースと言えないことはないと認めておりますけど、「総会当日にならないと議案もわからないのか!?」って15537さんが「間違って」書いちゃったことで、「余計に」うちのマンションの「異常の度合い」が「増し増し」で伝わっちゃいましたからね!

    しかし、異常と言っても、うちの場合は本当に滅多にない、数少ないレア・ケースなのだろうか?という疑問があります。「異常」だから少ない、いや、極少だ、無視できる誤差レベルだろうというのは「単なるイメージ」です。
    異常なことが諸方でたくさん起きていて、それがまかり通っているのが現代社会じゃないですか(笑)(そういえば、異常が蔓延するパンデミックというものさえ、常態化しつつあるくらいで。)

    少数や弱者、あるいは異常ケース、特異例だとしても、それは実は、その真逆の「多数や強者や標準的な者、あるいは正常とされるケース、一般的な例」の影であったり、それらノーマルとされるものの中の否定性、負の側面の現れだったり、場合によっては意図的に負を押し付けられたものだったりする(そういう社会階層があったりしたじゃないですか歴史的に)というのは、「正常と異常」についての人文社会系の学術的な見解として、すでに片がついてることだと思うんですよね。

    その上での、少数者、弱者の尊重ということが、民主主義の前提とされてきた。

    それを無視することはよろしくないと思いますね、民主主義として、また、真摯な態度としては。

    そして、

    異常=極めて少数=誤差程度=一般的な話題からは除外して良い=無視できるレベル

    こういう風に「数に関する」連想ゲームが起こりやすい。つまり、「統計的に無視しちゃえばいい」っていう言論誘導でもあるのですよ。

    そういうことされてると思うから、「主義者め!」って言っちゃった訳ですわ、【その1】で。(総会前合意形成「主義」のことですよ。)

    しかしながら、今、この箇所では、私は別にそうした「マイノリティーを大事に~!」みたいなアジテーションがしたい訳ではないのです。この「誤読の件」を敢えて今更ながらに取り上げたのは別の理由です。

    というのは。
    全国で現状として結構あると言われている「管理会社に丸投げ」のマンションの場合、「うちの組合のようなこと」は、表面化していないだけで、実際はたくさん起きているのではないかという感触が、なんとなくですけれどあります。
    だからこそ、問い掛けをしたいということです。

    (それもあって、うちのケースが「比較対照」できる事例になりうるかも!と思い、最初の15536の投稿の段階で、具体的な状況を箇条書きにしておいたというのもあります。他の組合さんの参考に、もしなればと。)

    また、異常や特殊な場合だけでなく、標準的な管理組合の場合を考えたとしても、やはり、総会での議論がいかなるものかについてを考えるのは、「あり」ではないでしょうか?
    普通だろうが異常だろうが、どんなマンションであろうが関係なく、「本質的な問い」でしょう? そして、「一般化可能な課題」ではないですかね??

    だからこそ、自分は今までこのスレで発言を続けてきたのです。

    ま、経緯は置いておきます。15537さんを糾弾することが目的ではないので。

    それに、15537さんが、議案書の理解を促すための対策についてはアドバイスを下さったので、それで今後自分が、うちの総会のために何を働きかければいいのか見えてきたので、感謝の方が大きかったのは事実ですよ?(そこは、間違えないで欲しいです!!)

    そして、たとえ議案書がうちの組合みたいに要約的で簡素だったとしても、それでも15537さんが前後の文脈でおっしゃっていたように、総会に至るまでのその都度の理事会の議事録が配布や回覧、掲示されていれば、総会の議案書を見ただけでも「ある程度のことは」事前に把握できる筈だということは否定しません。

    実際、(j)ではその前提で自分の論を進めています。

    ましてや、「まともな管理組合」の「まともな議案書」なら、事前理解はより深くなることでしょう。これも同意しますよ。

    ですが、少し知恵をつけた自分として、今、次のように問いたいのですわ。

    「それって、理事会の議事録と総会の議案書が『どの程度の深さ、情報量で書かれているか』次第でしょう? つまり、実際の運営次第で変わってくるようなことでしかないのでは?」
    「それに、『まともな管理組合』『まともな運営方法』などはとても抽象的だし、基準もない。理念でさえない。空を掴むような、ただのイメージでしかないですよね?」

    たまたま、ある種の条件で成り立っているマンションにおける管理組合で、運営に関してもある種の条件が満たされたことで「たまたまその組合では」「うまくいっている」ことをもって、それを「一つの成功事例」とかではなく、「標準=まともな管理組合の典型例」と、言ってしまってるだけでしょ?

    別種の条件で成り立つマンションの管理組合で、運営に際して別種の条件が必要で、それがなかなか難しいような場合、「まともじゃない」とか言ってしまっていいんですかね?

    それを、「まともな管理組合の理事会ならば」という前提で、「総会前に、十分な情報は組合員に提示しており、意見交換も事前に十分されている「筈」である」と言うのは、言い過ぎではないですか? はい、言い過ぎですね? 言い過ぎで~す!

    なぜなら、それはやはり、どう転んでも「総会前主義」にしかならないからです。
    「総会前主義」の管理組合=まともな管理組合、っていうのは、やっぱり言い過ぎではないでしょうか?

    つまり、私がレジュメみたいな議案書を見て「?」となって、総会でいっぱい意見を言いたくなったとしても、それはうちの管理組合のあり方の異常性だけに還元することも出来ないし、「総会は議論の場ではないのだぞ?」とお叱り頂く理由にもならないってことですわ。

    「総会前主義」の立場だと、そういうレスになる、ってことだけに思えるんですね。

    ここで区切ります。

  52. 15952 匿名さん

    >>15942 15536です。さん
    さすがに長すぎる。
    結局、何が言いたいのですか?

     廣田氏のブログの例は、主義の問題ではなく、当事者の能力の問題ではないのか。
     出席者の賛成票、議長への委任状、賛成の議決権行使書の合計が過半数であれば、承認の決議が採択されるべきであり、議案書の内容を問題とした廣田氏の指摘は的外れである。

     議決権行使書により賛成した議決権は、議案書の内容を承認したものであり、総会で変更された議案をも承認するものではない。
     よって、総会で議案書を変更した場合、議決権行使書の賛成は、賛成票とは出来ない。
     せっかくの長文なのに、↑の意見に明快な反論がない。
     
    >2時間
    普通に議案書を読み上げ(会計の数字は一部省略しても)ちょこちょこと質問を受けて、採決するだけで、2時間は掛かりますよ。


      

  53. 15953 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 5

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ==================================
    (o)「総会前主義」の推奨するような事前の合意形成のための諸方策は、
    法や規約による規定がないために偏りを排除しづらく、また、マンションに
    よって組合のあり方も抱えている条件や状況も千差万別のため、どこまでを
    一般向けに推奨することが出来るものなのか。
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
      ①事前の書面でのやり取りは、十分なコミュニケーション足りうるか。
      ②マンションのコミュニティ形成による「日常的コミュニケーション」
       からの合意形成には、実は参加の不平等性が潜んでいることに
       気づかれにくい。
    ==================================

    【その1】の「(e)対する「総会前合意形成主義」はマンション内コミュニティでの合意形成活動で立ち向かう!」で書いたことを、こちらの文脈に置き換えてさらに展開しておきます。

    「総会前主義」が提案するような「総会より事前に」やっておくべきことって、法的な規定も標準管理規約の詳細な規定もな~んもないことは【その1】の(e)で既出です。
    特別に細則でも設けてる組合さんは別として、大抵は慣習的にやってるだけだと思います。


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ①事前の書面でのやり取りは、十分なコミュニケーション足りうるか。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    理事会の議事録に、必ず「事象の説明とこれまでの経緯と議論の経過等を記録すべし」とか、総会の議案書には、「対案との相違、メリット・デメリット、今後への課題等も記載せよ」とかの指南が規約等にあるわけでもない。

    だけど、そういった経緯や経過、対案やメリット・デメリットのような細かいことこそ、本当は一般の組合員が知りたいことだと思うのです。
    ここは【その1】の(e)で挙げた廣田氏のブログ記事の②(>>15940)の指摘に首肯します。

    それでも、事前に書面で配布されたり掲示されたりすることで、理解が及ぶと言い切れるのか、読んだ人の「思い込み」や「誤読」を避け切れるのかという疑問が残ります。

    ならば質問書や意見書の提出を促し、理事会がそれに回答をすればいいというのも、現実としてどのように行われるかによります。考えられる問題を書き出してみると、

    ・質問や意見を抱えている組合員全員が、書面で事前に提出するとは限らない。(提出は義務ではない。)

    ・仮に全員が提出した後でも、理事会からの回答で納得せず、更なる質問、意見が総会へと持ち込まれることはあり得る。

    ・質問書や意見書に書き手の「言いたいこと」が全て反映される保証はない。
    「書くのは苦手、口頭の方が言いやすい」「説明不足」「独特の言葉遣い」「考えがまとまっていない」「外国語の方が堪能(外国人のみならず帰国子女や海外歴が長くて日本語から離れていた人)」「言葉より絵画等の他の表現の方が得意」等。

    ・仮に書面に書き手の「言いたいこと」が全て反映されていたとしても、受け手である理事会側に内容が十分に理解される保証はない。(コミュニケーションの難しさ。)

    ・質問書・意見書の全文は議事録のように配布、保存されるかどうかわからない。(規定がない。)また、配布、保存される場合、発言者の個人名、部屋番号、内容に含まれる個人情報に関してどう扱うべきなのかについても何の保証もない。(規定がない。)

    ・理事会側が提出された全ての質問・意見に対し、逐一、十分な回答を返すことができる保証はない。
    →・全体が記録され全員配布されなければ、何を「全体」としたのか不明
     ・理事会側が回答すべき質問や意見を選択した場合、その基準が不明
     ・理事会側が、「同じ質問、意見」とみなしてカテゴリ化する場合、
      正確なカテゴリ化が行われる保証はない
      (内容の読み取り不足や誤読、カテゴリの括りの論理が曖昧、等)
     ・理事会側の審議が現実に追いつかず、「回答に能わず」もあり得る

    やはり、「双方向的に」お互いの感じていること、思っていることを、出来れば「対面で」発言し、丁寧に意図を確認しながら意思を交換し合う場が必要となるんではないでしょうか?
    総会という「場」があるんですから、そこでするのが「一番簡単な方法」だと思いますけどね? 総会を活用すべし!

    そして、事前の質問書・意見書を書く手間が組合員のスケジュールを圧迫し、理事会側も
    「理事会として」の「公式見解」を用意するために総会前にさらに理事会を開催して準備することになるなど、却って事態を面倒にし、双方の作業を増やすだけに終始することもあり得ましょう。

    総会前に、それだけ関係者全てに「事前準備」の負担をかけて合意形成の下拵えをして、それで総会では、一体全体、何をするっていうんですかぃ?

    決議、だけ? (←なんか、ここ、すでに笑うところかなって思います。)

    「総会前主義」は、このように総会前にあれこれ手間暇かけろって親切めかして言うけれど、そのことで何をしたいのかと言えば、「総会で決議だけにしようとすることが目的」であるように見えるから、胡散臭いんですよ(笑)

    やっぱり、【その1】で書いたように、尖んがった人達による「総会崩し」に思えてきてしまうなあ・・・・。

    そうではなくて、管理組合の「あり方」として、「日頃から」一般組合員の声を拾える「開かれた」理事会であり、かつ、一般組合員に対する理事会からの情報提供も十分であるような、双方向的な日常のコミュニケーション、意見交換が行える「土壌」が形成できるなら、「総会前主義」というより、「総会の場をより良く運営する一助にはなろう」という「読み替え」においてならば、「総会前合意形成主義」の「善意」が生きるかも知れないとは思います。

    でも、「土壌」は出来ても、全員が一堂に会することで生み出される「場」ではないのです。重ね重ね申し上げますが。

    そしてその「土壌」も、やはりケース・バイ・ケースであり、日常は皆さんそれぞれの生活があるわけですし、マンションによって条件が異なるわけですから、ある一角で「住民意識の高い系」が生まれてボトムアップで自発的なアンケート活動などが始まって、理事会と一緒になって盛り上げていくようなことが起きたとしても、一方では、「その片隅で」そうした活動に参加できない諸事情を抱えている住民だって「いっぱい居る」筈です。(オーナーが居住者でないケースなどもそうなる可能性は大いにあります。)

    日常的なコミュニケーションが全員を照らすわけではない、影になったり隠れてしまう人がいるなら、たとえ99%がコミュニケーションを深めることが出来ていても完全ではないし、99%で「ほぼ合意は達成」と思ってしまってはいけないのですよね。
    そこで、意図せざる「排除」が起こる可能性は十二分にあるからです。

    あ、これも少数者、弱者、マイノリティという問題領域となりますね。
    また、言い換えれば「多様性」ってことにもなりますね。

    どうも多数決での採決を最終的な決着とみなすと、「多数対少数」の構図に見えてしまうのですが、それって、実は単に「多数決という方法を取るからそう見えるだけ」の話なんですよ。

    賛成した人だって、「どういう意見で、どういう意図で、あるいはどういう利害や目的で」賛成したのかは、人それぞれですからね。合意形成といっても、合意の中に個が埋没するわけではないのです。その多様な見地からの賛成=合意の「公約数的なこと」を、実行していくことに「決まった」というだけです。
    常にそこにあるのは「ひとりひとり、みんな違う」っていう多様性です。そうじゃなきゃ、人間じゃない、「bot」か何かでしょう(笑)

    なので、賛成した人と反対した人が、決裂する必要もない。少数者の立場に置かれた人が、肩身の狭い思いをしたり、孤立する必要もないんです。

    そのくらい成熟した総会になって欲しいものだと思います。

    そうでないと、大衆のコントロールと同じようなことが起きてしまう。多数派を大衆と見做して、愚民化させて、世論捜査のようなことが起こり、理事会だか管理会社だか一部の者達が操縦してゆく管理が起きないとも限らないからです。
    (実際に、管理会社にお任せのマンションはそうなってることが結構あると思う・・・邪推じゃないんですよ。)


    ここで一旦区切り、次は続き②からです。

  54. 15954 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 6

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ==================================
    (o)「総会前主義」の推奨するような事前の合意形成のための諸方策は、
    法や規約による規定がないために偏りを排除しづらく、また、マンションに
    よって組合のあり方も抱えている条件や状況も千差万別のため、どこまでを
    一般向けに推奨することが出来るものなのか。(続き)
    ==================================
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ②マンションのコミュニティ形成による「日常的コミュニケーション」からの
      合意形成には、実は参加の不平等性が潜んでいることに気づかれにくい。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    また、「善意の総会前合意形成主義」のように見受けられる廣田信子氏の持論であるところの、マンションを「コミュニティ」として育てることで合意形成の土壌としてゆくというような考え方に基づいて、「開かれた理事会」と組合員の「日常的コミュニケーション」というものには、「個人的には」微妙な束縛感もあります。

    コミュニティに関わりたい人も、そうではない人もいて良いのだし、生活スタイルとしてマンションのコミュニティに関われる人ばかりではない筈です。
    (「寝て帰るだけ」の人は、学校や職場などの用務地の方に「コミュニティ」として帰属意識を持っていたりする。通学してくるだけの大学生が大学の所在地の「地域おこし」にボランティアやサークル活動で勤しんでいたりするケースがあるように。)
    コミュニティって、半分は心の中にあるもんだと思いますよ?

    よって、マンションでの「コミュニティ形成」は、滅多に会うこともなく、個人情報だって知らない人ばかり、暮らし方も千差万別、それでも「マンション管理(防災、防犯等含む)という目的に特化した場合、それにおいては快く協力し合う」「その結果として、内輪の集団ばかりで固まらずに誰でも参加できるような屋外での夕涼み(子供のための花火付き)やバーベキューくらいのイベントなら気が向けば参加するかも」というくらいでいいのではないかとも思うのですよ。

    そして、そうした「日常的コミュニケーション」は法制化も規約化もされていないのだから、日常的な参加者、つまり常連的な、活動的なメンバーの主観で「ほぼ合意達成」と思い込まれて既成事実化されてしまうのを「防止する装置」がないわけですよ。

    しかも、「心の中で成立してしまう仮想空間」的なものだから、すっぽりそこにハマってる活動的なメンバーには、それが主観でしかないって気づかれにくいわけですよ。相互主観が成り立ってるからそれは客観と見做せるんだとか? そんなわけにはいかないでしょうよ、シビアな見積書などの様々な具体的な決議事項を前にしては。

    日常的なコミュニケーションに議事録はありませんから。「理事会便り」みたいなものを刊行したとして、そこで取り上げられるものは恣意的になる恐れは否めません。

    なので、大衆コントロールならぬ組合コントロール、住民コントロールの余地があることが、この「日常的コミュニティにおける合意形成活動」の影の部分ではないかとも感じております。

    だからこそ、全員参加の民主的な場としての「集会=総会」が「最高意思決定機関」として位置づけられ、日頃はコミュニティ活動や説明会、意見交換会などに(質問書・意見書、アンケートなどの書面レベルであっても)参加できないような人であれ、「集会=総会」でなら、自分の意思を表明することが出来、そこでの議論が法的にも規約的にも保証され、議事録としても残される「集会主義」の方が、よほど公平であり、民意を反映する制度になりうると思うわけですよ。

    いや、思うというより、「そうしなよ!」って、区分所有法は言ってる気がしますが。

    ということで、「総会前合意形成主義(総会前主義)」については、「それが功を奏するマンション事例はあるだろうし、参考にすべき点、見習う点はあるだろう、でも、全体にそれを敷衍させるものではない、よって、法制化や標準規約化には至るものではないんじゃないの?」というのが自分の中で既に固まりつつある結論です。

    ところがところが、おっとどっこい、適正化法の 改正では、「指針」の前文で「コミュニティ」っていう言葉が追加されていたんでした。標準管理規約にも、この言葉は出てきます。あらら~。

    ちょいと、これをやっつけておきたいと思います(笑)


    ============================
    (p)適正化指針や標準管理規約の言う「コミュニティ」とは
     何を意味し、それはネット時代において「ネオ集会主義」に
     どう反映されていくのだろうか。
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
      ①適正化指針の改正により登場した「コミュニティ」の
       語の意味は不明確だった。
      ②「コミュニティ」は、日常的にはどのようなものとして
       イメージを共有されているのだろうかか。
      ③マンションにおける「コミュニティ形成」への取り組みが、
       総会の合意形成を逆に阻むという逆説的な現状。
      ④キャラやアバターがヒントとなり開かれる新たなコミュ
       ニケーションが、「ネオ集会主義」と結びつく時…。
    ============================

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ①適正化指針の改正により登場した「コミュニティ」の
      語の意味は不明確だった。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    私が「善意の総会前合意形成主義(総会前主義)」だと見做している廣田信子氏は、マンション内の「コミュニティ」をコミュニケーションの土台として日頃から意識して形成していくことで、マンション管理に関する合意形成もうまく行くんだというような立場でいらっしゃいますが、このマンションにおける「コミュニティ形成」については、2016年の「適正化法」の改正で「指針」(「基本方針」所収)の前文に付加された以下の文言の趣旨に対応していることであるように見受けられます。

    「また、マンションにおけるコミュニティ形成は、日常的なトラブルの防止や防災減災、防犯などの観点から重要なものであり、管理組合においても、建物の区分所有等に関する法律(昭和三十七年法律第六十九号)に則り、良好なコミュニティの形成に積極的に取り組むことが望ましい。」

    ただし、この適正化指針の改正において、「コミュニティ」という語が出てきたのは上記の2箇所の他に、「二 マンションの管理の適正化の推進のために管理組合が留意すべき基本 的事項 」の「7 良好な居住環境の維持及び向上 」で自治会及び町内会と管理組合の関係及び自治会費と管理費の区別について述べたところを含む3箇所のみでした。

    つまり、「マンションにおけるコミュニティ形成」とは何かについての定義が不明確なのです。

    これも、「集会は、管理組合の最高意思決定機関」という文言同様に、レトリックに近い感触を覚えます。

    法や規約を見たところで、マンションにおける「コミュニティ形成」に対する、それこそ指針なるものは得られないと思います。
    そうなると、人は、日常言語の感覚に頼ろうとするでしょう。日常言語としても、曖昧模糊とした概念ではありますが、まだ、生活に根ざした感情や感覚を伴った言葉ですし、時代の変遷とともに、社会の中で意味が移り変わっていくような実体性はないわけではないからです。

    そこで、法や規約からはしばし離れ、一般的なコミュニティの言葉のイメージへと意識を向けてみます。

    ここで区切ります。

  55. 15955 匿名さん

    これスレ荒らしだな。
    誰も読む者はいないよ。
    何考えてんだか。

  56. 15956 15536です。

    >>15952 匿名さん

    後ろの部分から先にレスします。ちょっと深刻な事態みたいで・・

    私が全く文中に取り上げてさえいないことを出して来られ、「反論してない」と言いがかりをつけていらっしゃるので、困惑しております。


    >>議決権行使書により賛成した議決権は、議案書の内容を承認したものであり、
    >>総会で変更された議案をも承認するものではない。

    当たり前です。何言ってんですか(笑)

    >>よって、総会で議案書を変更した場合、議決権行使書の賛成は、賛成票とは出来ない。

    当たり前です。馬鹿にしないでくださいよ、初心者を。


    >>せっかくの長文なのに、↑の意見に明快な反論がない。

    は? 

    「↑の意見」って矢印で示された「意見」は「誰の」意見ですか?

    誰が、「どこに」書いた意見なんですか?
    そして、私は、その誰かの意見に対して、反論しなくてはいけない立場に立たされていたのですか? 過去のどの時点で?

    そんな事実、どこにもないじゃない(爆)

    あなたはこの「>>15952」において「初めて」その文章を誰かの「意見」だと言って書いていらっしゃる。

    今、初めてそれを読んだ私に、「明快な反論がない」っておっしゃられても。
    意味不明です!!

    その「意見」というもの、再掲しますが、

    >>よって、総会で議案書を変更した場合、議決権行使書の賛成は、賛成票とは出来ない。

    これ、私はここまで書いてきたどこにおいても、私からは「全く触れてもいない」論点です。

    全く関係のない文章を、
    あなたが今、
    いきなりでっち上げて、

    「あたかも既出の意見に対して」私が回答してないかのように、

    言いがかりをつけていらっしゃるだけに読めます。

    で、それについて、私が反論をしなくてはならないんですか?

    なぜ? 私が全く取り上げてさえいない話ですよね??

    しかも、なぜ、私の立場からは「反論していなくはいけないかのように」あなたは決めつけるんですかね??

    上に書いたように、「取り立てて反論する必要のない命題」だと思いますが????????

    「せっかくの長文なのに」っておっしゃいますけれど、

    一つ一つの論点は、短く書いて、それが連なっているだけでございます。
    マックス・ウェーバーみたいに、ダラダラと1ページも切れ目のないような長文は、私は書きません(笑)

    だから、私の書いたものの「どこに」この「意見」とやらに相当するような論点が書いてあったのか、私の文章の中から「ピンポイント」で引用をされて下さい。

    私が反論すべきだとおっしゃるのなら、それは私自身の「意見」ではなく、誰かの意見を私が引用したり、参照したりして、自分の文章の中で触れている、取り上げている、ということでしょうけれど、

    それ、どこにありますか?? 本当に。

    私、忙しいんですけれど。

    まだまだアップしなくてはならない下書きが残っているんですから。
    1ヶ月前に、このスレで、私に対して親身になってくださった皆さんとの約束ですし、とにかく書き上げようとしている最中なのです。

    繰り返します。

    誰が、誰の意見に対して、どこで、反論をしていないとあなたは問題視なさっているんですか?

    あなたが誤読されているだけなのか。

    それとも、あたかも私が、明快な反論が出来ていない「かのように」
    あなたが印象操作をしている可能性が濃厚です、か、ね?

    私の文章は長い。だから、他の人は、あなたがお書きになられたレスの文章を読む。
    短いから。

    あなたの文章を読んだ人は、私の書いていることに対して、あなたが批評しているとみなす。
    それで、あなたが正しいんだろうと、「勝手に思い込む」可能性がある。

    それが狙いではないんですか?

    そういうことする人が、「議決権行使書提出主義者」(尖んがった総会前合意形成主義者)には多いので、もしやと思いまして。
    このスレにも棲息してらっしゃるんです。

    もし、違っていたら失礼いたします。

    ちなみに、この「主義」というのは、その人たちが「自分たちはこういう主義主張だ」と名乗りをあげているのではないんです。

    事象を観察した私の目には「そのような主義が存在しているかのように分析可能だ」というだけ。

    よって、客観的な事実として、「主義」が存在しているわけじゃない。

    それは、お分かりだと思います。


    >>2時間
    >>普通に議案書を読み上げ(会計の数字は一部省略しても)
    >>ちょこちょこと質問を受けて、採決するだけで、2時間は掛かりますよ。

    「普通に」?

    うちの組合は、「異常」な組合だって申し上げてるでしょ?

    噛み合わないですねえ~(笑)

    一旦、ここで切ります。

  57. 15957 匿名さん

    やはり大規模修繕工事の話が〇〇にも分かりやすくていいですね

  58. 15958 15536です。

    >>15952 匿名さん

    レスの続きです。前方に戻ります。

    ①言いたいことは何かとお尋ねになられた件

    >>結局、何が言いたいのですか?

    複雑系って言葉、ご存知ですよね?

    それとも、「ズバリ書いたら命が惜しいってこと、ありますんで~♪」にしておこうかな。

    あ、この物騒な話は、別に真に受けないでいいですよ(笑)
    「そのくらいの心づもりで」ってことです。ネットの掲示板ですからね、一応気をつけないと。

    ですが、「何が言いたいのか」とおっしゃいますけれど、私、論旨は明確に書いてますよ?
    法や規約が基づいている「集会主義」を侵蝕してくる「不可視の」派閥が暗躍しているようだ、って。その派閥が不可視だからこそ、手探りで探査中なわけなのだって。

    まあ、長くて申し訳ないです。それは本心です。
    色々と腐心したんすよ、見出しとか読みやすくしようと。それで勘弁してやって下さい^^;

    長いから全部読みたくないとおっしゃるなら、お読みにならなくていいし、わかんなくていいと思うんです。わからない、センサーに引っかからない、イコール、今のあなたの存在様態にはそれほど関係のないことかもしれないということですから。

    いずれ、気になる度合いが深まった頃にでも、再度、お読みいただけたら幸甚でございます!


    ②廣田氏のブログあれこれ

    廣田氏のブログ、廣田氏ご自身が「主義」について書いていらっしゃるわけじゃないでしょ?w

    この一連の投稿で私が書いてる「主義」というのは、あくまで「15536です」こと、自分が独自に編み出した概念ですってば。そこ、飛ばし読みしちゃったんですね?>【その1】

    それじゃあ、ボタンの掛け違いでじゃないっすか~(><)

    そもそも、廣田氏には「総会前合意形成主義」という考え方は、直接は関係ないです。

    廣田氏がお書きになられたことを、私の視点で「解釈したら」このように見える、というだけのことです。


    >>出席者の賛成票、議長への委任状、賛成の議決権行使書の合計が過半数であれば、
    >>承認の決議が採択されるべきであり、議案書の内容を問題とした廣田氏の指摘は
    >>的外れである。

    承認の決議を採択しなかったのは、議長です。
    そうなってしまった総会の「その後をどうするか」という段になって廣田氏は相談を受けたわけです。

    能力の問題という言い方はしてませんが、それとなく廣田氏も指摘はされてますよ?

    「その発言に対し、(註:強行に反対した新規入居者の発言)
    理事がきちんと対応できなかったのが問題です。」

    他の箇所にもありますが省略します。実際に氏のブログで確認なさって下さい。

    しかしながら「能力」と言っても、記事によれば、輪番制で1年交替の新理事会メンバーだったって言うじゃないですか。>Yonda?

    ならば、経験不足も大いにありうるし、年度の変わり目のタイミングでそういう立場に立たされてる相手に、「能力がない」って、誰がどの口で、そんな風に突っぱねられるかなあ?
    言った瞬間、ハラスメントになりますね。

    初仕事がそれだった新理事に、すぐに能力つけろって、合宿で運転免許を取るんじゃあるまいし。無理難題ですね。

    仮に、経験不足からくる能力の問題があろうと、「それをカバーする方法」は何かあるのではないかと、廣田氏は書いていらっしゃるわけでしょ?

    廣田氏なりに、その組合の状況をくまなく精査して、「この新理事会でも、議案書を工夫してみたら、経験不足をカバーできるかもしれない」ってプランを弾き出したってことでしょう?

    もし、議案書に、過去3年の経緯や、検討した対案、アンケートの結果についてなどの詳細が示されていたなら、議事進行も違った形になったんじゃないかな、という「切り口で」廣田氏は「提案」をされているわけでしょう?

    「そのくらい、読み取る「能力」ないんですかー?」って、言われたら、誰だって、嫌な気持ちになるでしょう。 ↑あくまで参考例であり、あなたのことを言っていません。


    ③手続き的に承認にできるという件

    >出席者の賛成票、議長への委任状、賛成の議決権行使書の合計が過半数であれば、
    >承認の決議が採択されるべき 後略

    議長が反対したら、「議長に一任」の委任状が全て反対票になりませんか?

    議案の説明を受けて、疑義を呈する意見が場を席巻すれば、議長は「議案に問題あり」と判断して、採決を保留にすることも「アリ」ではないですか?

    尚、このような出席者と議決権行使書の賛否が割れるケースをどうするかについては、この後、第2章【その2】の(s)という節で取り扱いますので、待ってて下さいね~♪


    ありがとうございました。

  59. 15959 15536です。

    >>15955 匿名さん

    スレ荒らしじゃありません。断じて違います。

    全く違うロジックでやってます。
    とても大変な思いをして、この長文を書いているんです。
    スレを荒らすためなら、もっと別のことやるだろうよ。

    初心者の私に間違ったことを教えたスレ主さんが、
    私からの突き上げに対して、どうお返事くださるか、ただそれを待つだけです。

    そして、これまで私に対して親身になって回答してくださった皆様に、恩返しです。

    それだけ。

    読めばわかります。
    とても深い話ですから。

    でも、あなたは読まないでいいですよ。
    「ガーッとスクロールしちゃっていいですよ」って、今日の最初の投稿で、私は書いてありますよ?

    何考えてんだかって、あなたがそれをわからなくてもいい。

    書いておくことに意味があるし、
    約束だし、責任を果たしにきただけだから。

  60. 15960 匿名さん

    早く消えてくれ。
    スレ荒らし以外のなにものでもない。

  61. 15961 15536です。

    >>15960 匿名さん

    私を無視して、あなた方が「いつもの通りに」対話を続けていけばいいだけだよ。
    所々に私の文章が挟まるだけだ。それを見なければいい。違うか?
    最初から、そういう風にしてくれって書いてる。ずっと前からね。

    私は、投稿と投稿の間に、インターバルを開けるようにしている。
    他の人たちが、これまでの会話を続けられるように。
    他の人たちのコミュニケーションが、アップできるように。

    どうしてそれがスレ荒らしになるんだかわからない。

    あなた方が、私が書き始めると、沈黙するからスレが止まるんだろう?
    沈黙しなければいいじゃないか。
    あなた方の対話の方が、相対的に多くなっていれば、ただ単に盛況なスレってだけだ。

    あなたたちの場所なんだから、あなたたちは普通に書き続けていればいいだけだ。
    あなたたちは、私が出てくるとコミュニケーションを止めてしまう。なぜ?
    そのことで、私がスレ荒らしにされてしまうんだ。
    私のせいじゃない。そういうあなた方の態度に問題があるんだ。
    勝手に私の投稿をスレ荒らしに仕立て上げようとしているだけだ!

    私に対して、ちゃんと読んで、レスを返してくる人もいる。
    そういう人に、あなた方は言うのか?
    こいつはスレ荒らしだから、関わるなって?
    それはその人に対する押し付けでしかないだろう?

  62. 15962 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 7

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。


    ============================
    (p)適正化指針や標準管理規約の言う「コミュニティ」とは
     何を意味し、それはネット時代において「ネオ集会主義」に
     どう反映されていくのだろうか。(続き)
    ============================

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ②「コミュニティ」は、日常的にはどのようなもの
      としてイメージを共有されているのだろうか。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    元々、「コミュニティ」という語は、結構、曖昧です。日常的な言葉としては、「共同体」「地域社会」の意味として了解は可能ですが、ただ単に同じ地域に住んでいるだけではコミュニティとは呼びにくいようです。
    一定の地域を生活の場とすることで利害を共有し、何らかの人間関係が生じており、自治や相互扶助が行われ、伝統や習慣を共有したり、住民感情、帰属意識があるような、結合された人々の集まり、のような感じでしょうか。

    「この町の住民として言うが、他所から来た人の駅前ロータリーでの路駐はやめて欲しい」「この街で暮らす若者としては、お洒落でいたい」とか、「町おこしに貢献したい」「アトム通貨(地域通貨、手塚治虫関連)って楽しいね」「うちの市長のこの間の会見、あれ良かったよな、パンデミック対策、頑張ってくれてるよ」「もう10年以上住んでて、第二の故郷みたいなもんだからな」みたいな感情から、「何らかの形で」自分も関わってる、みんなと何かを分かち合ってる、そんな感覚が無意識に醸成されているものです。
    たとえ仕事から帰ってきて寝るだけの日々でも、休日に近隣を散策しながら「通りの向こうのあの角を曲がったところに、美味しそうなパン屋が出来ていたんだよ」「この町も満更でもないよな」って愛着を持ったり、「ねえねえ、今度、うちらも街コンに参加してみない?」「祭でタコ焼き食べて、久々に射的でもやって家族を楽しませようか」みたいな、自分自身の暮らし方と地域社会の折々のあり方がどこかで結びついているような、何らかの共同体意識「のようなもの」が成立していることがあるのです。それがリアルなコミュニティの風景でしょう。

    元々は社会学者のマッキーバーが20世紀初頭に提唱した概念らしく、かれこれ100年以上前じゃないですか。結構、古っ(笑)その後、社会心理学でも取り上げられていたりするようなので、意識や感情の側面は無視できないものなんだろう、というか、それなくしては成り立たないんだと思われます。昔々の「おらが村」っていうのとどこか似てるというね。(なので(o)ではコミュニティは心の中にあるって書いてみたわけで。)

    でも、現代社会では、都市部や郊外の住宅地は、昔ながらの村落共同体とは色々な意味で異なります。まず、地縁はあっても血縁は条件とならない場合が圧倒的に多いですし、たまたまこの家を買った、借りた、転勤だった、つまり契約関係がベースであり、人間的な交流が土台になってそこに住み着いたというわけでもない場合もまた、圧倒的に多いです。

    でも、サーフィンが好きで千葉の外房とか湘南に住み着いちゃう人たちとか、ダイビングの免許取って沖縄に…みたいな、趣味や嗜好が職業も伴って「ご縁」となるのが現代かも知れないです。地縁血縁とはまた別の「ご縁」でしょうかね。マンションを購入する時の地域選択には、意外とこういう現代的な「ご縁」が絡んでる気がします。

    とは言え、同じ地域だからと言って、例えばサーファーばかりが住んでるわけじゃないように、一つの地域の上に重なって広がっている「ご縁」って、複雑で、多様だと思われ。なので、同じ地域、同じ立地の、同じマンションだからと言って、やはり購入した契機は人それぞれだと思うんだよなあ・・・。

    となると、異なる出自で異なる理由から居住することになったマンションという集合住宅を、厳密には、いかなる意味で「コミュニティ」として捉えられるのか、漠然としてきてしまいます。

    別に、生まれ育った場所とも限らない、たまたまそのマンションの一室に住んでいるだけで、お互いの名前などの個人情報もわからず、エントランスやゴミ置き場などですれ違えば挨拶をする程度の関係の住民達にとって、そこまでマンションに愛着感情を持てるかどうかは自分次第、状況次第、ライフスタイル次第、誰が住んでいるか次第です。

    街は好きだけれど、住んでるマンションには特段の感慨もない、「隣は何をする人ぞ」という場合だって多々ありです。
    むしろ、町内会的な「繋がり」が面倒で、お隣に声をかけるでもなく「鍵ひとつ」で出入りできるマンションを住処として選んでいる人もいるでしょうし、もっとドライに投資用に買った人もいるでしょう。

    だからこそ、「適正化指針」の言うように、住民感情を盛り上げ、コミュニティを「形成」しないと、災害時などの助け合いなどもしづらく、マンション管理を自発的に行っていく集団とはなりづらいということなのでしょうか?

    それでも、「どういう風にコミュニティになるのか」は、モデルがあるわけでもなければ、どこかの模範的なマンションを真似れば、どこのマンションでもシミュレーション・ゲームのようにお手軽に、コミュニティが出来上がるというわけではない筈です。

    また、コミュニティを形成しなければ、マンション管理が本当に出来ないのかと言えば、そんなことはないでしょう。事実、人の入れ替わりの激しい賃貸マンションだって、ちゃんと管理はされています。

    分譲オーナーによる管理組合の総会での合意形成が難しいからと言って、だから日常的に理事会が組合員に働きかけてコミュニケーションを活発にし、コミュニティ活動を積み重ねてお互いを「知り合う」ことで、マンション管理についての意識も高めていこうと言っても、それにはどこか押し付けがましい、暑苦しさを感じないでもありません。
    むしろ、ほどほどに放っておいてくれるような住環境の方が、マンション管理についてのみ、それに特化して、余計な感情を排して、総会で有意義な話し合いが出来るということもあるかもしれないです。

    果たして、「コミュニティ形成」こそが「総会の活性化」に繋がるのかどうか??

    それも、実はよくわからないなあ、というのが実感です・・・。


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ③マンションにおける「コミュニティ形成」への取り組みが、
      総会の合意形成を逆に阻むという逆説的な現状。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    マンションにおけるコミュニティ形成と、マンション管理における合意形成は、現状では、「さしあたり」分けて考えてもいいのではないでしょうか。

    「善意の総会前合意形成主義」は、総会前にコミュニケーションを活発化させようとするので、突き詰めていくと廣田氏のようにコミュニティ志向になっていく傾向は否めません。
    ですが、そうすればするほど、ハードルが高くなり、コミュニティへの参加が難しいからということから、居住者等の総会への全員参加も阻まれることにもなりかねないと思います。

    そうなれば、コミュニティ形成こそが総会への全員参加を阻む契機となる、という「逆立ちした状況」も生まれないとは限らないということです。

    区分所有法の「集会主義」は直接民主主義です。今時の世で「成り難い」直接民主主義です。今の社会で「成り難い」全員参加の会議です。

    ですが、規模が桁外れで議題の幅も果てしなく多様な国政や地方自治とは違い、マンションという限られた範囲の住空間で、メンバーも限定されており、かつ、意思決定する議題も比較的範囲が決まっているからこそ、むしろ忌憚なく「直接民主主義」が行える可能性があります。

    直接民主主義だからこそ、マンションについて日頃思っていても話せないことを話す機会が誰にでも平等に渡されます。誰の言葉にも重みがあります。少数者、弱者でも、表に出て来る機会が確保されているのです。

    そして、あくまで総会(集会)の直接民主主義というのは合意形成のための「形式」「方法」です。
    直接民主主義で全員参加なら、全員が顔見知りで、日常的によくコミュニケーションを取り合っていないといけないだとか、気心も知れて、コミュニティのイベントや活動にこまめに参加していないとそれが成立しないということではありません。

    むしろ、意見を自由に述べ合うには、上述したように、日常の人間関係が邪魔することさえあるのです。「しがらみ」は集会への出席や発言を阻害することが往々にしてあります。

    マンション管理に関する特定の議題という目的に特化して、必要な時には馳せ参じ、総会で積極的に意思を反映させ、協力し合ったとしても、目的が達成されたらまた解散するような、離合集散型の集まりでもいいのではないでしょうか。

    総会で活発に関わって、相互理解が深まったからと言って、お互いの生活を丸ごと共有するわけじゃなし、むしろ「コミュニティから距離を取る自由」だってあって良いと思います。
    いや、それがなければ、住環境として息が詰まるだけでしょう。

    直接民主主義で、私がこれまでずっと強調してきたような、少数者や弱者、個々の多様性を大事にするなら、「コミュニティ」と呼ばれる「意識空間」の「全体」がシームレスで窓のない天蓋のように、住民全員を覆ってしまわない方がいいのではないか、とさえ思えてきます。

    「全体」って、危うい概念です。「誰1人取り残さない」なんていうおかしなスローガンが持続可能な社会だとか環境保護やエネルギーの循環、福祉等に託けて叫ばれていますが、セーフティネットを作るという意味においては賛同するとしても、それ以外の面で、誰1人取り残さないようにする全体って、「取り残されてないか常時監視されている」ことにしかならず、至極、抑圧的であると思いますね。そんな場に、住んでるマンションがなってしまうのは至極、嫌ですね。

    まあ、廣田信子氏が、そんな意味で「コミュニティ形成」を提唱されてるわけではないでしょうし、廣田氏自身も、結構、曖昧模糊としているように感じます。
    また、「適正化指針」も、そんな意味でコミュニティ形成を前文に入れたわけではないでしょう。どちらかと言えば、文言にある「日常的なトラブル防止、防災、防犯」という対応すべき「目に見える」項目があり、さらに、自治会、町内会といったマンションが立地する地域との関わりの側面への考慮が強いように思います。
    (標準管理規約においてもコミュニティという言葉が何箇所か出てきますが、管理費と自治会費の関連についてのことだけです。)

    どうも、従来型のコミュニティの「イメージ」だと、行き止まりに早く行き着いてしまいそうな気がし、むしろ、防災的な目的特化型の、「それのみにのみ関わる部分だけ自分の余力を貸す形で協力する」ような、そんなコミュニティ活動を模索してみるわけにはいかないのでしょうか?

    ここで区切ります。

  63. 15963 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 8

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ============================
    (p)適正化指針や標準管理規約の言う「コミュニティ」とは
     何を意味し、それはネット時代において「ネオ集会主義」に
     どう反映されていくのだろうか。(続き)
    ============================

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ④キャラやアバターがヒントとなって開かれる新たなコミュニ
      ケーションが、「ネオ集会主義」と結びつく時…。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    現代人は1人の人間であっても多面的な存在です。だからこそ、それぞれの側面での対社会活動が増え、ますます忙しくなっているとも言えるでしょう。

    それと連動してか、90年代くらいからでしょうか、若者を中心に、自分をキャラ化したり、役割ごとにペルソナを使い分けるコミュニケーションが発達してきています。

    マンション管理においても、役割に特化して協力し合う「良き住民としてのキャラ」をそれぞれの個性を活かして演じつつ、それ以外の自分自身のプライベートな生活や仕事その他の社会生活、社会活動とは切り分けるという生活の仕方も、「アリ」ではないでしょうか?

    古いコミュニティ・イメージは、どうしても温かい血の通った、「全人格的な」関わりという、ちょっと重たい、現代では非現実的なものを引きずっている気がします。

    それに対し、適度に距離がありつつ、参加する際は集中的にエネルギーを投じ、お互いの満足度をひき上げ、真剣かつ楽しい時空間を共有するような、そんなマンションでの活動なら、今までの伝統を背負った「コミュニティ」や「地域共同体」のイメージとは異なる、「今時の」あり方が見つかるかもしれません。

    ところで、「コミュニティ」の語は、昨今、インターネット上の集団的な双方向的な関わりの場にも当てはめられており、特定の掲示板やSNS、チャット、ゲーム等に集う者同士の会話や表現の応酬、そこで生まれる感情、感じ方やセンス、考え方の共有により醸し出される一体感、所属感が実体として存在し、関わる者たちがそれに価値を見出し大事にされ、場のコミュニケーションをより深め、日々のネット活動として継続していこうとされており、場の運営が心掛けているような場合にも「コミュニティ」と呼ばれていますね。

    みんな仕事その他でいくつものサイトを通した多様な人間関係や、複数のSNSやゲーム等に関わっており、それらの「ネットのコミュニティ」において、それぞれ、上述の「キャラ」として、ネットを通じて関われる「場」に特化した自分の一側面を、そこで出会える他者と共有しているような感覚なのではないでしょうか。

    今後、通信の一層の高速化、大容量化により、ネット上のこうしたコミュニティ的な「場」を「町」のようにして複数のアバターを使って社会活動を行うようにしようという世界的なIT政策の方向性とも合致します。

    となると、「集会主義」のWeb会議版を積極的に活用していくという「ネオ集会主義」は、近未来的にはネット上の「仮想コミュニティ」で、キャラというか、アバター的な形で管理組合の活動に参加したり、運営を行っていくことに結実していくのかもしれません。

    う~ん、そうなると、「ネオ集会主義」がマンションの「コミュニティ形成」と繋がってしまいますね(笑)

    すでに一度触れているネット・コミュニティの超管理主義という、実は忍び寄りつつあるテリブルな悪寒については、ここでは一旦置いておきw、マンションの総会という事象に即し、ニュートラルな眼差しで捉え返すと、ちょっと、面白い側面が見えてきます。

    これまで「集会主義」「総会前合意形成主義」があたかも対立するかのように立ち現れていたわけですが、これは「合意形成への参加の方法と合意の方法」による対立だったと思います。

    ところが、Web会議方式による「ネオ集会主義」が登場することで、別の視点が生まれてくるんです。

    つまるところ、「リアルタイムの総会時間&空間による合意形成か、タイムラグを含む日常の延長としてのコミュニティの時間&空間による合意形成か」の違いとなるんですよね。

    「コミュニティ」の概念も、「ネオ集会主義」だと大幅に拡張されますし、まず、「総会空間≒コミュニティ空間」となります。また、『ドラえもん』の「どこでもドア」的に、コミュニティや地域社会から離れた場所からでも、アクセスしさえすれば、距離はゼロになるため、限りなく空間の拡張性は広がっていきます。

    何だか携帯電話やインターネットの黎明期をそれぞれ思い出しますね。懐かしい。
    そのアナロジーで考えると、意外と中高年も頑張れそうだ(笑)

    まだよく把握できていないんですが、仮の形で整理しておきます。

    ■集会主義
    ・集会(総会)
    ・対面
    ・即時(その場で情報共有し、質疑応答、意見交換、採決)
    ・空間の共有
    ・直接民主主義
    ・総会当日でのプレゼンテーションと資料配布の重視
    ・理事会も、一つの集会主義の場として入子型に機能させる

    ■総会前合意形成主義(「善意の~」と付けておきたい気がする。)
    ・対面&即時的空間も一部使用
     (エントランスやイベントでの会話、説明会、意見交換会等)
    ・非対面空間の比率が高い
    ・タイムラグあり(事前の情報共有やコミュニケーション)
    ・非接触での拡大空間(住民アンケート、コミュニティ内掲示板、ポストへの投函等)
      ※一部、匿名制も活用(アバター的、アンケートを書いてるペルソナの自分等)
    ・直接民主主義への一部参加(総会への出席、議決権行使書)
    ・理事会をタスクフォースや「準」代表者会議とみなす「準」間接民主主義(委任状含む)
      ※アンケートや事前の質問書・意見書の取りまとめと、それを踏まえての議案の素案の
       練り直しの主体としての理事会(住民の意見を議会が吸い上げるような形に似る。)
    ・事前の資料配布(議案書や資料の事前配布等)

    ■ネオ集会主義
    ・総会(集会)
    ・対面
    ・即時
    ・非接触での拡大空間の活用(電磁的方法でのアクセス)
    ・直接民主主義
    ・総会当日でのプレゼンテーションと資料配布の重視
    ・電磁的方法でのプレゼンテーションと資料の送信、追加資料の表示や共有も併用可
    ・理事会も、一つの集会主義の場として入子型に機能させる
    →※電磁的方法の技術や通信速度と容量の拡大などにより、もっと色々なことができるようになる可能性はあるだろうと思われる。

    「集会主義」、「善意の総会前主義」が、それぞれ得意とする方法と苦手とする方法を、「ネオ集会主義」がうまく重ね合わせて乗り越えさせてくれそうな予感も、しないわけではないですね。方法が成熟するまでに、非常に試行錯誤が必要でしょうが。(情報漏洩等の問題もあるので)

    (どうしてそこまで慎重になるのか? ネット黎明期ほど、はしゃげないんですよ。犬猫にチップ搭載しちゃうのを見たりするとね。)


    どこまでネットを活用するのか、そこは何とも言えません。
    総会主義だからこそ、「場」の揺らぎが起こす奇跡だってあったのです。(いや、ネットでもネットなりにあるけど、まあいいや、まだよくわからん。)

    ただし、現代多忙社会において「集会主義」のネックだった全国的な出席者の減少傾向や、「声が大きい者が勝つ」「魅力的なプレゼンやセールストークで住民を丸め込んでしまえば見積書が通ってしまう」「出たがり、やりたがりの一部の人の仲間内だけでコミュニティ活動が回っていく」「孤立する個々」「輪番制で議事進行もなかなか慣れない理事会」「議決権行使書だけでいいのか」といった「総会、なり難し」の問題も、「ネオ集会主義」が解決の端緒となってくれるかもしれません。

    そのことを示唆してくれるような、ちょっと面白い記事を見つけたので、シェアさせて頂きます。

    *「声の大きい人」がオンライン会議を嫌がる訳は…|廣田信子のブログ
    2020-09-30 09:00:00
    https://ameblo.jp/nobuko-hirota/entry-12628449318.html


    またもや廣田氏です。この人はバランス感覚があると思われ、色々なトピックをうまく繋いでくれるブログですね。

    以下、改行の箇所を変更して抜粋します。

    「ある調査によると、『オンラインで商談した場合』と『リアルで商談した場合』では、成約するときに伝えていた情報量に大きな違いがあるとわかりました。

    オンラインの場合、成功した商談は失敗した商談の「7倍」情報量が多かったのに対して、リアルの場合は、成功した商談は失敗した商談の「6分の1」しか情報量を伝えていなかったというのです。(略)?

    つまり、オンラインの場合は、データや証拠など情報が多いほど売れて、リアルの場合は、情報より、その場の雰囲気や営業マンの人柄で売れるということです。?だから、リアルの方法をそのままオンラインに持ち込んでも売れないケースが多いというのです。(略)

    リアルだと、高圧的な言い方とか、その場の空気に押されて、みんなが黙ってしまうことで、結果、「声の大きい人」の主張が通る…ということが起こってしまいますが、(略)オンラインでは、きちんと判断の材料となる情報を示すことが賛同を得るために重要になってきます。

    ですから、事前の準備が重要で、資料も示さず、口頭で自己主張するようなことが通りにくくなります。」


    この「ある調査によると」のソースが示されているといいんですが、廣田氏のブログの文体は、どこか寓意的なものになっており、逐一、厳密な引用がされていたりするトーンではないので、ちょっとそこはご了承下さい。

    この記事から類推していくと、「集会主義」でも「ネオ集会主義」の主流の?時代になると、当日のプレゼン資料となる議案書や資料、その他の整備にもっと力を入れることが出来るようになり、スライドや画像、動画、ネット情報へその場でアクセスしてスクリーン表示したり、各自のスマフォにもその場で一括送信して手元で追加資料が読めるようになるなどで、合意形成が深まるようになりそうですし、その場でアンケートを取って即時集計も出来るし、質問書や意見書を一枚一枚読まずとも、SNSのスピードで意見交換が可視化されつつ、その場でやりやすくなりそうです。

    「総会前合意形成主義」でなければ出来なかったことが、総会の時間内で、同時並行的に情報交換、意見交換出来てしまうということです。

    一方、遠隔参加のリテラシー、コミュニケーション・スキルも必要となり、下手に「大きな声が勝つ」的側面はなくなり、議論の仕方も向上するかもしれません。

    このような楽観主義的な見地に立てば、「集会主義」をベースに、「総会前主義」での方策も「リアルタイムに」組み込んでいく形で、双方の「いいとこどり」も可能(お花畑だなあ(笑))・・まあ、あまり、これらのことについて、今は追究しないでおきます。

    ただ、「集会主義」と「総会前合意主義」の対立が別の形で融合するというか、相両立しあうというかで、新たな次元にシフトするということでしょうか~・・(意味不w)

    そんな楽しいことを考えるのも悪くはないでしょう。

    ただし、だとするなら、なぜ、今、「尖んがった総会前合意形成主義」である「議決権行使書提出主義」と「集会主義」が、まさしくバトルになっているのでしょう?

    なぜ、水面下で、あたかも侵略でもされるかのように、法や規約等を「読み換えて」までして、マンション管理業界の一部は、「集会主義」を脇へ追いやろうとしているんでしょう?

    この問題は、「善意の総会前合意形成主義」や、今後の「ネオ集会主義」の展開で、どうにもなる問題ではないと思われます。そんな気がしてます…。

    なので、今回の私が予定する「第1章~第3章」の投稿では、この潜在的に不穏な対立を、どう「集会主義」が克服していくかという視点からの思考に、どうしてもならざるを得ないところがあるということは、ご了承ください。

    さてここで、「総会前主義」についての結論をさらに固めるために、次の(q)では「少数者、弱者、マイノリティ、多様性」の問題を見ておこうと思います。

    というのも、「総会前合意主義」から見たら、「議決権行使書の提出者」がマイノリティ扱いされ、不平等である、ということで、「総会に出れば少数者も意見表明できるメリット」と逆に「総会に出なければ出てこない少数者としてはじかれて終わるデメリット」の側に立たされる人の側からの思いっきりの反撃を喰らうと思うので(笑)

    でも、それには更なる反撃も予定しておりw、併せて(r)で、関連する条文も見ておこうと思います。それはオーナーではない居住者、「占有者」についてです。

    ここで区切ります。

  64. 15964 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 9

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ==================================
    (q)総会という「場」は未知の何かが到来する可能性のある情報の開放系
     であるとするならば、総会前の議論の条件を統一し、それに合わせて総会
     での議論を抑制しても、出席したら条件は「必ず」変わってしまうもの。
     公平性、平等性は事前には操縦不可能。
    ==================================

    ここで最初に戻って、法や規約では「議題の通知」こそ規定しているものの、「議案書の事前配布」については「普通決議の場合は」規定されていないということについて、「参加の平等性」「議論の公平性」という観点から、もう一度、取り上げておこうと思います。

    議案書を事前配布することが区分所有法でも標準管理規約でも定められていないのに、それをするよう義務付けようとする「総会前主義」は、事前に十分に議案についての理解を深めた上での総会参加をと言っていながら、実際は、欠席者に議決権行使書を出させるためこそが目的となっている気がしてなりません。

     区分所有法 第39条第2項
      「議決権は、書面で、又は代理人によつて行使することができる。」
     標準管理規約 第46条第4項
      「組合員は、書面又は代理人によって議決権を行使することができる。」

    この「書面」で議決権の行使が「できる」というのは、組合員の権利を定めたものです。決して、義務を定めたものではありません。欠席者は議決権行使書を出さねばならないと強行に勧めることは出来ないのです。

    もちろん当然の権利があるのだから、それをして然るべきだと「総会前主義者」は言うでしょうが、かと言って、これは書面で議決権の行使をしさえすれば総会に出席しなくてもいいということではない筈です。
    議決権の重みとしては、総会に出席して採決に臨む場合も、議決権行使書も、ともに「同様に扱う」というだけで、「どちらの方法でもいい」という「わけではない」のです。

    実はこの時点で、賛否の票を投じるという意味での「参加の平等性」は保証されるけれど、「可決、否決」という結果の平等性とは関係ないということがわかります。
    そして、参加は平等に出来るけれど、議論の公平性(議案に関する情報が追加されることへの公平性)は、総会にまで出席してこそ得られる権利になる気がするんですよね。

    議会制民主主義の選挙における期日前投票とは、事前は事前でも意味が全く違うと思う訳です。何より、総会は直接民主主義なので、票を投じる主体と、決議する当事者が同じですから。

    しかし、「総会前主義」が言うように、「議決権行使書提出者への配慮のために総会での新たな議論の展開は抑制し、理事会案についての情報は、議決権行使書が提出された時点となるべく変わらないようにしないと公平性が保てない(【その1】の(b)より抜粋)」というように総会のあり方まで同「主義」によって規制をかけるようなことが行われるようだとしたら、それは議決権行使書提出者への「配慮」ではなくて、むしろ「優遇」になってしまうでしょう。そうなると話が変わってきてしまうと思います。

    そうすると、【その1】の廣田信子氏のブログにあった事例②のように、議案のキーパーソン達が、事前の合意形成に安心しきって軒並み議決権行使書を出して欠席してしまうようなことが、他でも起きてしまいそうです。

    「総会に無理して出なくてもいいんだよ、もう十分、理事会には話を通してるんだ。その日は本当は用事もあるんだろ? 議決権行使書を出しておけば、キミの意思は届くんだからさ?」

    耳元で誰かが・・(笑)

    「総会前主義」とは出席者を減じる「総会崩し」になる危なさを孕んでいると、【その1】でも既に指摘しましたが、もう一歩、その傾向が強くなれば、議決権行使書を「出させるため」の方便にもなり得ます。

    というか、それが目的で「総会前主義」に走る人もいることは、否めないと思います。

    そして、議決権行使書の数が増えれば増えるほど、それは総会での決議に暗黙の力を及ぼすことになります。委任状もそうです。これは、もはや政治的駆け引きと賛否の誘導、管理組合の操縦の世界です。とても公平で民主的な決議になるとは思えません。

    しかし、議決権行使書で賛否を表すのは、決議への参加の平等性、議論の公平性だと、「総会前主義」は言うのです。果たしてそうでしょうか?

    今一度、廣田信子氏のブログ記事にあった事例②のような、「この総会の前に、もう何年も前から議論をしていて、やっと満足のいく理事会案が皆の力で出来上がったんだから、もう、自分は総会には出席しなくてもいい」という本末転倒が起きたことを思い起こして欲しいのです。

    この人達は、「総会前主義」を「暗黙の前提」としていると見做せますね。
    そして、総会前に合意形成が「出来ている」のだから、総会なんて追認のセレモニーにしかなりようがないという見方が生まれ、出席しても欠席しても同じ、議決権行使書を出せばそれでいいと考えてしまった。

    ところが、総会当日に、総会前には予想できなかったような論点が出現することで、「彼らの予定調和が崩れてしまった」わけです。

    総会という「場」の意思は、当日の出席者によって変わるのです。
    いくら事前に大方のコンセンサスを得ていようが、「揺らぎ」が生じるものなのです。
    オープン・システム(開放系)だからね♪

    これは、神秘主義(オカルト)でもなんでもない、物理世界の、自然の神秘です、いや、法則性が明らかにされ切れてないから神秘だって思われてるだけです。

    「揺らぎ」って、懐かしいなあ。すでに20世紀の終わり頃には、扇風機などの風の調節に「1/f揺らぎ(1/f noise)」という生物にとって心地良い揺らぎを考慮した商品開発が行われていましたっけ(笑)

    *1/fゆらぎ|Wikipedia
    https://ja.wikipedia.org/wiki/1/fゆらぎ

    揺らぎの英語表記が「noise ノイズ」であることからもわかるように、心地良い揺らぎばかりじゃないんですよね、物理世界には色んなノイズが起きている。そう言うもんなんでしょう。
    そこで、ノイズが起きないように人為的にコントロールしても(閉鎖系にしようとすること)またそれは1/f揺らぎからズレちゃって不快になっちゃったりする…。

    まあ、あくまでここでは厳密な定義ではなく、レトリックとして書いてるんですけどね?(笑)

    揺らぎの幅が大きければ、この廣田氏の事例②のような思いもしないことも起きるのです。

    「場」に起きる思いもかけない「揺らぎ」が、トラブルや危機なのか、まさに待ちに待ったちょうどいいビンゴ!な事象なのか、あるいは、新しい可能性への扉が開かれることなのか、見方によって変わるでしょうが、私は徹底してこれら全てを「奇跡」のようにポジティブに捉えたいと思ってます。ネガティブに見えるようなことであってもね。

    「場」に幸あり、と。

    スポーツの試合だとか囲碁将棋などの対局なんかも、そうではないですかに?
    音楽のスタジオ録音や映画の撮影なんかもそうでしょうし、舞台なんて言ったらもう・・。
    いやいや、朝の目玉焼きの焼き上がりだってそうですな(笑)

    これは総会に出席した人であってもそうだと思うんですよ。
    仮に、総会前にあらかた議案の賛否を決めておいたとしても、出席した当日の「場」の揺らぎから、最初とは逆の判断を下すことになる場合も多いにあり得るということです。

    つまり、議決権行使書が提出される時期の「全員の」賛否の判断は、決して固定ではないのです。「総会当日に変わり得るもの」なのです。

    総会に出席した人は、そのように賛否の判断を総会前と当日の2度、行うことが出来ますね。チャンスが2度あるわけです。

    そして、総会当日という「場」の「開け(開放系だから)」は、そこに居合わせた者にのみ訪れ、かつ、そこに居合わせた者自身が引き起こす契機にさえなり得るでしょう。

    これは、物凄いことだと思いますけどね。総会は、議案書に閉じていない。総会で語られる議案には議案書の「外部」との交流がある。(目に見えない気配がやってくる感じ?)

    やっぱり、オカルトですかねえ?(笑)

    ところが、議決権行使書を出した人には、賛否の判定を下せるのは「提出」した時点だけ。チャンスは1度でしかないのです。そして、「場」を開くことも、その契機になることも、その恵みを受け取ることも出来ない。
    これは、不自由です。そして、圧倒的な不公平です。参加の平等性も危ういですね。

    物理的にチャンスが2回か1回かと考えて、少ない方に有利になるように、議決権行使書の提出者の側に「合わせて」賛否の表明は一回だけだとするのが「総会前主義」であり、特にその過激バージョンの「議決権行使書提出主義」なわけでした。(【その1】参照。)

    だから、この「主義者」の方々は、総会という「場」を閉じよう、「場」を崩そう、とするのではないでしょうか。総会に、「新たな何か」が訪れてしまってはいけないからです。

    議決権行使書の締切時という「1回目の」賛否の判断時から見て議案が深まらないように、総会参加者の決議の結果が彼ら自身の総会前の心算と変わらないように、議論を制限し、「場」をコントロールしようとする。
    自由を切り捨てて不自由な場に合わせよ、そう言ってるみたいにも聞こえます。総会という「場」に拘束衣を着せてしまうようにも思えます。なんか、こわ~・・。

    総会への出席と、総会のその場での議論、そして、決議。これこそが一番、明々白々で、平等であり公平であり、可能性へ「開けている」と自分は思うのですが、違うのでしょうか?

    総会で議論をしてしまったら、議決権行使書を出した者が割りを食う、情報量が足りなくて不公平だ、だから総会で議論をしてはいけない、なるべく決議だけにしろ、理解のための説明や確認程度の質疑応答が望ましいと「総会前主義」は言いますが、議論ではなくて「単なる」質疑応答であっても、「情報的に」不公平になるのは同じではないですか?

    仮に、総会で「意見」は禁じたとしましょう。
    それでも、「質問」は防げません。
    議案書に全てが書き尽くされている訳じゃないですし、たとえ書き尽くされていたとしても、読んで理解できたり納得できたりするとも限らず、何らかの質問が出ることは多いでしょう。

    また、議決権行使書を出した人には、事前に「質問書(意見はなし)」を出して貰うよう計らったとしましょう。
    それでも、議決権行使書提出者は当日は欠席する以上、「事前の質問書への事前回答」しか貰えないわけで、当日、総会の場で他の人から出される質疑やそれらへの回答という情報へのアクセスは、所詮、不可能なわけです。

    あるいは、総会では「質問」も禁じたとしましょう。
    出席予定者にも、事前に「質問書(意見はなし)」を出して貰いましょう。
    「事前の質問書への事前回答」を全員に配布なり掲示なり、しておきましょう。
    そうしたら、出席者も議決権行使者も、全員が同じ条件になり・・ません!!

    これは(o)の「①事前の書面でのやり取りが十分なコミュニケーション足りうるか」で検討済みです。

    質問書も回答書も書面です。表現の仕方も統一されないメンバー同士の間で書き言葉だけで十分な相互理解が成り立つとも限らず、誤解や消化不良は防げません。
    仮に相互理解に到達したとして、理事会からの回答や、他の人が出した質問とそれへの回答を見て、「更なる質問が湧いてくる」ことも防げません。
    この「更なる質問が湧いてくる」ことこそ、「開放系」であることを意味し、すなわち、事前の書面でのコミュニケーションでさえ、誰かの思い通りになんて統御不可能なんですね。

    「更なる質問」が脳裏や胸中に浮かんでも、それを発言させずに「質疑応答は、書面交換で一度したから終了ね~」にしてしまったら(閉鎖系)、無理やり民意を抑え込むことにしかならないでしょう。

    となれば、全員が十分に納得のいく質疑応答とは、やはり対面の場(総会)でしか行えないと思われるんですよね。総会は、開放系の「場」ですが、対話の応酬の中で漸近的に全員にとって納得の行く解へと進んでいくことが可能です。

    そして、質疑応答、意見、それに対する回答。そうした「双方向のコミュニケーション」は、それだけですでに「議論の始まり」です。
    議論を抑制しようとしたところで、それは無理です。

    質疑応答、意見陳述から遠いところに居る欠席者を基準として、そうした事前の議決権行使書提出段階の情報レベルに総会の議事進行を合わせようとすることが参加の平等、議論の公平だなんて、全く筋が通りません。

    そもそも「集会主義」である以上、万障繰り合わせ出席すべき場なのです。

    次善の策としての議決権行使書であり、当日の議論に参加できなかった分、割りが悪いのは仕方がないのです。それを了承してこその議決権行使書なのですよ。
    一票の重みは同様に扱う(平等)けれど、採決時の判断の根拠となる情報量には差はついてしまう(公平性が担保できない)のは仕方ないよね、ってことです。

    欠席者はどうするんだ、議決権行使書提出者はどうするんだと言うのは、「最善に至れなかった次善策」を基準にしろと言って、「最善=出席者による総会」と言う「場」が、より良く運用されるのを妨げようとする「偽善策」にしか、思えないです。

    そして、ここで「総会前主義」に対して、とびきりの異議申し立てをいたします!!

    それは、占有者の意見陳述権です。
    賃貸等、オーナーではない別の人がそこに住んでいる(占有者)場合です。

    ここで区切ります。

  65. 15965 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 10

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ==================================
    (r)占有者の総会出席権と意見陳述権が忘れられがちであること自体が、
     「総会前主義」が議決権行使書提出者の権利に過度の焦点を当てており、
     他の少数者や弱者を考慮せず、不平等が内包されている証左であること。
    ==================================

    これは、占有者が居住しているマンションに限る案件です。

    皆さんのマンションには占有者の方はいらっしゃいますか?

    え? わからない? そう、実は、意外とわからないものなんです。
    全戸が賃貸であるか、そうではなくて、あらかじめ分譲階と賃貸階が分かれてるような物件ででもない限り、基本が分譲のマンションだと、「占有者」がどこかの部屋に居住しているか、それとも全戸がオーナー居住なのか、管理組合の役員だって把握しきれていないことが結構ある筈です。
    個人情報を含むため、理事長と管理会社担当者だけが把握しているケースもあるでしょう。

    なので、占有者の方の居住って、盲点になりやすいのです。

    毎日、ゴミ出しなどで顔を合わせる居住者も、オーナー宅の家族なのか占有者なのかさえ、詳しい話をしてみない限り、お互いに知ることもないでしょう。

    ですが、仮に全戸が分譲オーナー宅だったとしても、近い将来、一部が占有者に取って代わられる可能性がないとは言い切れません。
    子供の結婚を機に親が引っ越して子供夫婦に住まわせるとか、数年間限定の転勤が決まり、その間は賃貸にしようとか、様々なケースがあるでしょう。

    そこで生じる管理上の諸問題は、当事者である占有者の声を聞かなければいけないでしょう。

    まず、条文を見てみましょう。

    区分所有法
    (占有者の意見陳述権)
    第四十四条 区分所有者の承諾を得て専有部分を占有する者は、会議の目的たる事項につき利害関係を有する場合には、集会に出席して意見を述べることができる。
    2 前項に規定する場合には、集会を招集する者は、第三十五条の規定により招集の通知を発した後遅滞なく、集会の日時、場所及び会議の目的たる事項を建物内の見やすい場所に掲示しなければならない。

    標準管理規約
    (出席資格)
    第45条 組合員のほか、理事会が必要と認めた者は、総会に出席すること ができる。
    2 区分所有者の承諾を得て専有部分を占有する者は、会議の目的につき利害関係を有する場合には、総会に出席して意見を述べることができる。こ の場合において、総会に出席して意見を述べようとする者は、あらかじめ 理事長にその旨を通知しなければならない。


    駐車場、駐輪場の改修、大規模修繕工事の住民と施工会社とのコミュニケーション、防犯問題(実際に盗難等や未遂の事例が占有者宅周囲で起きた等)ペット可の物件の諸条件等、色々と占有者にも深く関係する事案はあるもので、これらは分譲オーナーだけで総会決議をするわけにはいかないですね。

    占有者にとっては、総会こそが自分の意見を言える唯一の場です。ゆえに極めて重要な機会ですね。

    占有者の実際の状況について、理事会が事前にどこまで把握できているかもわからないことが多いと思います。専ら、管理会社とオーナーだけが概要を知っているけれど、理事会も総会も通さぬうちに細かい対応が出来ないこともあり、詳細は当事者である占有者から、直接、総会で話してもらうしかないことは、大いにあるでしょう。

    オーナーが居住者であるのとは違い、占有者は組合員ではないため、総会前に行われるであろう質問書・意見書等を含む意見交換の機会に参加する資格はありません。(大規模修繕工事の住民説明会には参加が求められますが。)
    また、組合役員からの事前ヒアリングや質問書・意見書の提出などに応じなければならない義務はありませんし、事前ヒアリング等だけで済まされて、総会での意見陳述を勧められないようなことは、あってはなりません。

    組合員で欠席する場合との違いです。組合員なら議決権行使書も出せるし、理事会に質問や意見を出して、事前に回答を得ることも可能であるからです。

    何はともあれ、占有者で「利害を有する場合」は、総会に出て意見陳述をする以外、誰にもわかって貰えないんです。それだけでも、不公平な立ち位置に居ます。

    のみならず、普段は出席することなどない総会です。自分の周りは全員が分譲オーナーだけ。彼らはマンション管理の基本的な事柄や専門用語も知っており、住んでるそのマンションの事情にもツーカー。そんなところに「借りてきた猫」のようになりそうな占有者。
    大規模なマンションだと、出席者も多いでしょうから、心細い中、他の出席者の発言を聞きながら、場違いにならないよう言葉を選びつつ意見を言わなくてはならず、うまく話せなくて議長から「え? よく聞こえないんですが、もう一度言ってくれます?」なんて言われようものなら、悪いことしてるわけでもないのに冷や汗。大の大人だって、いきなりでは、なかなか馴染めない場所かも知れないですね。
    (そうじゃなくて、小規模で、カフェの予約ブースのような場所で、「いらっしゃい、今日はよく来てくれましたね~♪」みたいに、いきなりフレンドリーな総会になることも稀にあるかもですが(笑))

    そのような占有者も含まれる議題の総会において、出席できずに議決権行使書を出した組合員は、占有者の生の言葉を聞かずに、すなわち、「議案の詳細を把握せずに」議決権を行使してしまったことになるわけですが・・・。
    こうしたケースのどこに、平等性、公平性があるんでしょうか?

    管理組合員、すなわち分譲オーナーが特権階級で、総会に勝手な理由で欠席しようが議決権行使書の提出が認められて特別扱いされ、占有者は存在を顧みられることもなく、「間借り人」として低く見られている、すなわち、それは潜在的な「差別」でしょう?

    今回、私はかなり抑えて書いていますが、相当、怒っております。

    どうして議決権行使書の提出者のみが少数者や弱者のように大事に扱われ、そんなに配慮されなくてはならないものでしょうか?

    そんなふうに、「総会前合意形成主義」だか「議決権行使書提出主義」だか知らないですが、法や規約さえ無視し、おかしなロジックを使って、本当に大事な総会の、より良い運営を蔑ろにしようとするような人達が、このスレッドのみならず、マンション管理情報サイトやマンション管理士のブログにまで蔓延っているということに、途方もなく怒りを覚えております。

    ちなみに、廣田信子氏は「議題の通知しか義務じゃない」としっかり言ってるので、「議案書必須」の「議決権行使書提出主義」ではなく、「善意の総会前主義(総会前合意形成主義)だと思われます。
    だから、「総会前主義」にも色々な立場があって、「総会前」というのが議決権行使書の提出時期なのか、あるいはもっと前倒しに合意形成をさせる機会を作ろうとするのか、さらにもっと、限りなく前倒しにというか、日常的なコミュニティ活動による住民のコミュニケーションの活性化という「土壌」形成から行おうとするのか、それらは立場のグラデーションみたいになってるんでしょう。

    それでも、「総会前主義」は、総会という「場」の力を借りて何とか発言しようとする占有者の存在を「あらかじめ」軽視しているという意味で、すでに「集会主義」からの逸脱ではないでしょうか。そして、それは本当に民主主義と言えるのか・・。

    もちろん、私は「総会前主義」の人のことを、ましてや、議決権行使書の提出者を憎んでいるわけではありません(笑)

    元々、現代社会のこの多忙で多様な各自の生活状況において、総会に全員が出席できることは珍しいでしょうから、議決権行使書という方法は社会の要請と言えます。

    だからと言って、議決権行使書にばかりウエイトを置くわけにはいかないと言っているのです。
    ましてや、平等性や公平性を主張し、民主主義だと言うのなら、議決権行使書提出者ばかりが「結果的に」優遇されてしまう懸念には、はっきりと疑問を提示しなくてはと思っているわけです。

    平等性、公平性、民主主義の本義という意味だけではありません。
    この「占有者の出席権、意見陳述権」から見えてくることは、(q)で述べたように、総会という「場」においてやり取りされる情報の「揺らぎ」と「場の開け」の要素として、占有者からの情報の入出力が生じる(意見陳述と理事会からの回答、他の人から占有者への質疑等々…)ということでもあるのです。

    つまり、総会のその場に出てみて、そこで交わされる言葉を聞かないことには、議案の総体が決定的に明らかな形で姿を現さないということの「重要な例」となるということです。

    占有者の出席する総会だけが特別なのではなりません。「占有者の出席からも見えてくるように」いかなる議案も、事前の議案書だけに閉じて完結した情報ではない、ということなのです。

    よって、総会前の情報と、総会当日の情報では、当然、総会当日の情報の方が「濃い」ことになるわけで、このことにより、総会前と当日では、賛否の判断にさえ違いが生じる可能性を否定できません。

    次に、総会前後で、すなわち議決権行使書提出の段階と総会に出席した段階では、賛否の意見が変わってくることについて、見てゆきたいと思います

    ここで区切ります。

  66. 15966 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 11

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ===================================
    (s)議決権行使書と総会の賛否の傾向が逆だった場合、議決権行使書の
     提出者の側に合わせるのではなく、「彼らも総会に出席していたなら」
     逆の側に立った筈だと見做す、という見解あり。
      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ①総会出席者と議決権行使書提出者の間で賛否が割れることへの対策
      についての、第1章からの見解の変化
     ②総会出席者は事前に想定していた賛否を当日変更する機会があるが、
      議決権行使書提出者にはそれがないという問題
     ③「尖んがった総会前主義」、否、「議決権行使書提出主義」は、なぜ
      ギミックを駆使する傾向があるのか。
     ④「集会主義」の場合は、議決権行使書提出者が、もしその場に出席
      していたならば、賛否の判断を変える可能性があると考える。
     ⑤総会では、組合員同士が議論を行って決議へと進むことが当然であり、
      理事会に代わって管理会社等が提案する説明会(質疑応答の場)ではない。
    ====================================

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ①総会出席者と議決権行使書提出者の間で賛否が割れることへの対策
      についての、第1章からの見解の変化
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    上の(q)(>> 15964)と(r)(>> 15965)で述べたように、議決権行使書において各自が下した賛否の判断が、総会で説明されたり新たに出席者から述べられることになる情報が得られないで下された判断であることは、大いにあり得ます。

    その結果、出席者票と議決権行使書の票が割れてしまうことがあり、対応が難しくなります。

    ひと月前の、まだ初心者だった私は(今でもそれに毛の生えた程度ですが)第1章の(1)「総会は議論をする場ではないということの根拠を問う」(>>15597)を書きながら、この問題に際し、あるサイトの見解を「検討素材」としました。
    それは、総会前に、総会出席予定者も、やむを得ず欠席予定で議決権行使書を提出したいと思っている者も、ともに納得できる情報共有をするために、総会前に住民説明会を開くというものでした。

    *組合員にとって重要なことは総会開催前に説明会を開催することが望ましい|マンション管理ノ教科書(編集部)
    2021年11月9日
    https://www.zenkoku-mankan.org/briefing/

    尚、この記事の「重要なことは」というのは、建て替え決議のように住民説明会を開くことが義務付けられているような重要性という意味ではありません。組合員にとって関心度が高く、総会が紛糾したりしないとも限らない大きめの案件といったイメージで書かれています。(念のため。)

    第1章を書いた時点では、「マンション管理ノ教科書編集部」さんは、「議決権行使書提出主義」にならず、住民説明会という、集会主義に「近い」対面の場でのコミュニケーションを模索していることを、私なりにポジティブに捉えたいと考えていました。(そのように書きました。)

    ただし、こうした説明会は時間的な問題で「常に取れる手段」ではないということで、参考例に留めました。

    これは、【その1】の(e)廣田信子氏のブログ事例①で提唱されていた総会前の日頃のコミュニティ活動による合意形成の「工夫」とも重なる意欲的な工夫です。

    つまり、今の見地から言うならば、「マンション管理ノ教科書編集部」さんの提唱することは、この「工夫」に限ったとしても、廣田氏の事例①同様に「善意の総会前主義(総会前合意形成主義)」に属するものだろうと判定します。

    住民説明会は、直接の出席の場だとはいえ、やはり「集会主義」ではないのです。
    今回、【その1】の(e)の③(>>15941)で見たように、説明会は、定義上あくまで説明とそれに対する質疑応答の場であり、説明主体とフロアの立場には、まさしく「段差」があり、対等な立場での議論の場ではありません。(意見交換会と銘打つならまた違うでしょうが。)
    また、説明会の開催方法に関しては、法や規約で何の規定もないことが問題でもありました。

    そして、いくら事前の対策を練ろうとも、議決権行使書提出の時点での議案への賛否と、総会での出席者の賛否の判断がズレてしまうことは、やはり「避け難い」のです。

    なぜなら、総会は集会として法や規約で正式に保証された上で、「場」としてもフレキシブルに情報を呼び込めるポテンシャルを持つからです。

    だからこそ、「総会前合意形成主義(総会前主義)」は、総会前と総会当日の「情報落差」を限りなく少なくするために、当日の議論を抑制し、「総会は決議の場」ということにしたがるわけです。

    ということで、今、この【その2】で(q)(r)まで書き進めてきた時点で、「総会前主義」と「集会主義」の違いが一層はっきりしてきました。

    何度も出して恐縮ですが、【その1】(e)廣田信子氏のブログ事例②を通して比較しておきたいと思います。

    足掛け3年でほとんど可決間近だったが、賛成者は議決権行使書を提出して欠席。
    総会前に十分な情報を得られていない新規入居者が出席して、理事会や旧来からの住人からしたら「想定外の」反対意見が出されて結論が出ず。
    採決見送り、次の臨時総会に回す。

    ■廣田氏の見解(善意の総会前合意形成主義):
     議案書が簡素すぎたのが原因だろう。
     →詳細な議案書の作り込みをすることで、新規入居者や新理事にも情報共有が出来れば
      よかったのでは?

    ■私15536の見解(集会主義):
     ・「場」が新しい発想という情報をもたらしたことも原因では?
     ・新規住人や新理事にも情報が必要だが、情報共有が必要なのは理事会や、
      旧来の住人の側もそうだろう。
      =彼らは3年間の議論で問題に特化してひたすら取り組んだため、視野狭窄し、
       「閉じた思考」になっていた側面があるのではないか?
      →総会という「場」が呼び込む情報という契機を重視し、キーパーソンは出席し、
       総会前の合意形成の手法に頼りすぎない方がいいのでは?


    廣田氏と私、15536の違いは、対処すべき時点が総会前なのか総会当日なのかの違いです。とは言え、私は廣田氏に完全に対立するつもりはなく、議案書への詳細の明記も必要だろうと思いますし、現実的には、事前の工夫を全く否定する気はありません。

    (ちなみに廣田氏は、議案書は事前配布を前提として同記事を書いているわけではありません。氏は法と規約に則って、事前には議題の通知だけで良いとしています。)

    そして、廣田氏も私も、総会出席者と議決権行使書提出者の間で賛否が割れるのは、「大きく見るならば」議決権行使書提出者と総会出席者の間で「同じ情報が共有できない」ということは、変わらない論点となろうかと思われました。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ②総会出席者は事前に想定していた賛否を当日変更する機会があるが、
      議決権行使書提出者にはそれがないという問題
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    賛否の割れ方は、どちらかと言えば、「出席者は賛成、議決権行使書提出者が反対」というよりは、「出席者は反対、議決権行使書が賛成」という場合が多いような気がします。なぜなら、反対だからこそ、わざわざ出席し、質疑したり意見表明しようとするのに対し、賛成なら議決権行使書でいいやと思ってしまいがちなところがあろうからです。

    もちろん、議決権行使書提出者で反対が出る場合もあるでしょう。反対する以上、議案を通したくないのですから、議決権行使書による反対票だけでなく、意見書等で理事会に事前に反対理由を伝えておく人もいるかも知れず、かつ、議決権行使書に反対者が出ていたなら、総会出席予定者も反対に回る可能性があり、理事会は総会の前に「誤解が生じてるのかな?」「ちょっと細部を練った方がいいかな?」と保留や再審議をして総会に臨むなどの方策が取れる気がします。

    それでも、事前に議案の内容に疑念を持っていた者が総会に出て、十分な説明や質疑応答、意見陳述を受け、事前に抱いていた反対したい気持ちが氷解し、納得して賛同するということはあるでしょう。それで、出席者の多数が賛成になり、めでたく「可決」となるかも知れません。

    また、議決権行使書提出者でも反対をした人には、総会で反対票から賛成票へ回った人のようには、「総会で出席者は知ることが出来たことが十分に知れなかった」ため、もはやそれを知る機会も総会当日にはないわけですし、賛否の判断を変える機会もありません。

    彼らが少数なら、出席者の賛成票が勝り、可決してしまうことになり、議決権行使書提出者は、自分の意には沿わぬけれど、多数決で決まったのならしょうがないやと諦めざるを得ないことになります。
    それでも、後々に総会議事録が配布された時に、「なるほど、こういう話だったのか、それならいいや」と改めて賛同する可能性は残されてはいるでしょうが、総会で語られなかった観点で自分が反対していた場合、議事録を見ても納得できず、未消化なものが残りますね。

    一方、事前に反対して出席した者が総会当日に意見が変わらず、反対の立場を固めてしまった場合は、当日の十分な説明や意見陳述を受けた上で、それでも「より明確に」反対する方向へ考えを持っていったことになります。
    これは、議案に何らかの問題がある場合だと思われます。
    となると、当日の情報を得ることが出来ないまま議決権行使書を提出した人達が賛成していた場合、「総会で知るべきことが十分に知れないでいる」ことに気付かぬまま、賛成をしてしまっていたのかもしれない、というケースも想定できるわけで、これはちょっと問題含みです。
    なぜなら、総会の出席者より議決権行使書提出者の方が圧倒的に多ければ、最初から意見を変えることがないままに議決権行使書の多数派が多数決で勝ってしまうため、総会の「場」がNOと判断しているのにも関わらず、問題含みの議案が何の解決もされないまま、可決してしまう事になるからです。

    こうした場合は、議長の判断で「採決を見送る」ことになるでしょう。そして、その議長の判断を「場」が承認すれば問題はないと思われます。

    これについては、このスレでも似たようなケースを検討する場面がありました。
    第1章の予告編(>>15596)で引用させて頂いた発言ですが、スレ主さんのお声だと思われます。その時は、まだここまで私自身がよく考えてなかったので、③として、再度、取り上げさせて頂こうと思います。


    ここで区切ります。

  67. 15967 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 12

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ===================================
    (s)議決権行使書と総会の賛否の傾向が逆だった場合、議決権行使書の
     提出者の側に合わせるのではなく、「彼らも総会に出席していたなら」
     逆の側に立った筈だと見做す、という見解あり。 (続き)
    ===================================

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ③「尖んがった総会前主義」、否、「議決権行使書提出主義」は、
      なぜギミックを駆使する傾向があるのか?
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    もう、1ヶ月以上前なんですよね、何とも時の経つのが早い。

    >>15584 匿名さん 2022/11/06 11:14:42

    >>総会は議論する場ではなく、理事会案の賛否を問う場といいましたが、
    >>もし、議決権行使書を無視するのなら、それこそ民主主義に反するの
    >>では ないでしょうか。
    >>総会出席者だけで、賛否を問う訳にはいかないでしょう。
    >>もし、総会の意見で理事会案がおかしいと思ったら、議長がその議案を
    >>ペンデイングとして理事会で再検討することにしたらいいと思います。


    今の私の視点で読ませて頂くと、15584さんは、上から4行目までの間で、ご自身が「議決権行使書提出主義(尖んがった総会前合意形成主義)」であることを明らかにされておりますね。「議決権行使書を無視すんなよ!」って明らかに書いていらっしゃるわけですから。

    そして、この7行全体から読み取れることは、

    ・議決権行使書の賛否の傾向と、総会出席者の賛否の傾向が、対立している
    ・総会出席者の議決権の個数が多く、総会出席者の賛否が採決で通ってしまいそうである
    ・総会出席者の意見で理事会案に疑義が呈されているので、否決になりそうである
    ・議決権行使書では賛成多数になっているので、総会出席者の決を取る前に、すでに票が割れていることが分かっている
    ・こういう場合は議長が保留にして理事会で再検討したら良い。(案)


    しかし、ちょっと奇妙です。

    2行目~4行目だけをカットアップしてみます。

    >>もし、議決権行使書を無視するのなら、それこそ民主主義に反するの
    >>では ないでしょうか。
    >>総会出席者だけで、賛否を問う訳にはいかないでしょう。


    これだと、15584さんが対話している相手は、「議決権行使書は無視して構わない、総会出席者だけで決議しろ」って書いていたことになりますが、そんな話、誰も書いてないんですよね。自分? 書いてないですよ?(笑)

    これより前に、どなたかが議決権行使書という制度についての疑義を表明される発言はありましたが、だからと言って、「議決権行使書は無視しろ」なんて、誰も書いてないんです。

    なのに、わざわざこのような書き方をなさっているように感じます。

    まず、手続き的には、4行目にお書きになられたような「総会出席者だけで、賛否を問う」ということなんぞ、あり得ません。違法です。無効になるでしょう。

    だったら、わざわざそんなことをここでお書きになる意味がわかりません。

    現在の法と規約に基づいて、出席者の数と同等に議決権行使書と委任状の数も扱い、両者を合わせた総数の中で賛否の多数決で決めるものです。
    どのマンションでも「そのように」行われている筈です。

    たとえ「集会主義」で総会の「場」を重んじようが、それでも決議に際し、議決権の個数を出席者だけで数えるなんてことは「あり得ません。」

    そして、議決権行使書や委任状を含めた議決権の総数の中で、出席者の数が議決される規定以上なら、「総会出席者の賛否」で結果が決まってしまったとしても、違法ではありません。

    でも、15584さんは、それに「待った」をかけているわけです。

    つまりそれは、出席者の数より議決権行使書の数が圧倒的に少なかったことで、採決の結果が議決権行使書の提出者の意向と反対の結果になってしまった場合、「それは議決権行使書という少数者の意見を無視したことになる!」って、そうおっしゃっているのと同然なんですよね。

    もう、そうなったら、議決権行使書だろうが出席者だろうが、少数派になって決議されなかった側(賛否どちらであろうと)は、「無視されたことになる」ってことに、なりますよね?

    これは、多数決の原理を採用すること自体への異議申し立ての言葉になっていますよね?

    でも、スレでそういう話をしていたわけじゃ全くない。
    なので、この15584さんの言葉は、至極、政治的だと思われます。

    以前、第1章の予告編を書いてこの15584さんの発言を引用した時点では、まだ自分、若葉マークを付けたてだったので、そこまで気付けませんでした。少数者が蔑ろにされるのに待ったをかけていらっしゃる、優しさだなと、そんな風に思ったものでした。

    というか、15584より前にスレ主さんから、議決権行使書の提出者がいるんだよと「初めて」指摘を受けた時、私自身がよくわかっておらず、自分の中で議決権行使書が「盲点」となっていたため、

    「盲点=視界に入れてなかった=透明な存在にしてしまっていた=無視していたに等しいじゃないか!=自分、そんなつもりじゃないのに、そんな差別を知らない間にやっちまってたのかよ!=ご、ごめんなさい~っ!!(哭)」

    と、罪悪感でいっぱいになったのです。

    なので、「議決権行使書」っていう言葉で、「脅し」をかけられてしまいがちな、まるで「魔法」にかけられたようなところがその頃の自分にはあったんです。

    15536のハンドルが書いたものを順を追って見て頂ければわかります。しばし逡巡して、意を決して自分の考えを固めて、第1章、第2章を書き始めたんですから。

    その後、眼精疲労と肩こりで、しばらく掲示板から離れている間に、魔法はすっかり解けてしまいましたw。

    「少数者の権利」という「錦の御旗」を「揺さぶりの道具」として、ここでは政治的コミュニケーションとして使っていらっしゃったんですね。今頃、わかりましたよw。

    なあんだ、ごねていらっしゃったんですね。まるで「言いがかり」じゃないですかw。
    揺さぶりというより、強請りに近い。

    続く6行目、7行目を見ると、

    >>もし、総会の意見で理事会案がおかしいと思ったら、議長がその議案を
    >>ペンデイングとして理事会で再検討することにしたらいいと思います。


    この箇所は、ここだけ見れば客観的な事象としては問題のない文章です。

    ですが、前後の文章と「合体技」で考えると、次のようなことが見えてくる。

    「総会出席者の傾向」として、議案(理事会案)への反対意見が優勢なら、そのまま採決に持ち込まれたら「理事会案」が否決されてしまうと予測できるからこそ、否決させないように、「待った」をかけているんでしょう?

    否決されたら、ジ・エンドです。後がありません。理事会で再検討することさえ、出来ません。また別の理由で別の機会にその議案が再浮上してくる機会があれば、再度「一から」理事会で審議することになるでしょうが、何はともあれ、この時の総会では否決でおしまいなのです。

    それを、総会の雰囲気で疑義が出てきたところで、採決は見合わせて、「議長がその議案をペンデイングとして理事会で再検討することにしたらいい」とすることで、「廃案にさせずに」少しでも延命させようとしてるわけ、ですよね?

    だからこその1行目なんですね。

    >>総会は議論する場ではなく、理事会案の賛否を問う場といいましたが、


    「例外がある」っておっしゃりたいための前振りですね。

    お立場(議決権行使書提者主義=尖んがった総会前合意形成主義)からするならば、さっさと賛否を問うてしまえばいい場面なのを、「そうしたくないケース」もあるのだ、と。

    だから「議決権行使書提出者という少数者の尊重」や「民主主義」に託けて、採決に持ち込まないように手を打っておこう、ですかね?

    「そこまでして」理事会案を通したいんですか? 「議決権行使書提出者主義=尖んがった総会前合意形成主義」の方々は。やっぱり、政治的な「主義者」なんですかね。

    では、逆の場合を想定してみましょう。
    すなわち、「出席者は少数で、反対意見に傾いた。一方、大多数である議決権行使書提出者が軒並み賛成票だった」としたらどうするのか。

    恐らく15584さんは、法や規約の文言通りに議決権行使書や委任状の1票を、出席者の1票と同等の価値として判断することで、出席者の反対があろうと、決議は「あらかじめ総会前に決まっている」ようなもの、っていう立場でしょう?

    それとも、「少数の出席者全員が反対でも、過半数を超える議決権行使書大多数が賛成」だった場合でも、上の6行目、7行目と同じ文言、

    >>もし、総会の意見で理事会案がおかしいと思ったら、議長がその議案を
    >>ペンデイングとして理事会で再検討することにしたらいいと思います。

    って、そうおっしゃいますか?
    それなら、もはや文脈は、総会当日の「出席者の反対意見、反対票を無視してはいけない」という話になり、「議決権行使書を無視してはいけない」という話じゃないんですよね。

    だから、15584さんの「7行全てがギミック」だったと思うんです。


    ここで、「尖んがった総会前合意形成主義(総会前主義)」であるところの「議決権行使書提出主義」について、まとめておきたいと思います。なぜこの「主義者」が「ギミック使い
    」なのかが見えてくるように、と…。


    ■議決権行使書提出主義(尖んがった総会前合意形成主義)の特徴:

    ・議案書の事前配布の「義務付け」(違法)
     →「善意の総会前合意形成主義」を偽装
     →「総会前合意形成主義」の日常的な「コミュニティ形成」と連動して活動
      →※存在様態としてのギミック性

    ・議決権行使書提出者が総会出席者と比べて「不公平に扱われてる」というクレーム
      =ベースとなるギミックのフレームワーク
     →民主主義、少数者や弱者の権利という「方便」
     →その方便のために総会での議論を廃する方向性の提示
     →「総会は議論の場ではなく理事会案の決議の場」
     →組合員による総会招集権や、占有者の総会出席権、及び意見陳述権を無視
     →動議と、そのための議論が生じる可能性を無視
     →議決権行使書提出主義にとって「総会前の合意形成」とは、理事会案に合意させること
      →※本当にそれは理事会案なのかと問えば、見えてくること(仮説w):
        管理会社や関連会社、マンション管理士、コンサル等が自由にやりたいってこと?


    ちょっと過激に誇張してみることで、その実態が見えやすくなる目的で書いてみました。
    これを、どう判断されるかは、読者諸氏に委ねたいと思います。


    ここで区切ります。

  68. 15968 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 13

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ===================================
    (s)議決権行使書と総会の賛否の傾向が逆だった場合、議決権行使書の
     提出者の側に合わせるのではなく、「彼らも総会に出席していたなら」
     逆の側に立った筈だと見做す、という見解あり。 (続き)
    ===================================
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ④「集会主義」の場合は、議決権行使書提出者が、もしその場に出席
      していたならば、賛否の判断を変える可能性があると考える。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    ここで、「集会主義」の一般的な方法に基づくアドバイスをしている記事を紹介します。
    総会当日に「場」が否決に動いたとしても、議決権行使書は賛成票が多かった場合、どうすればいいかを問うています。

    *議決権行使書を利用するデメリット|マンションと暮らす
    カシワバラコーポレーション
    https://mansionlife.jp/article/mansion-soukai-giketsuken-koushisho#2ab...


    この記事の面白いところは、議決権行使書を出していた者も、もし「その場にいれば反対していた可能性が高い」ので保留とし、次の総会(臨時総会)で改めて採決を取るのも一つの手であるとしているところです。

    やはり、総会の「場」では、賛否を判断するための「十分な情報が得られる」ことが前提と考えられるため、それが得られていなかったからこそ、「議決権行使書を提出した段階では然るべき認識に至ることが叶わなかった」という判定をしているということです。

    フライング賛成票、ナンチャッテ賛成票のようになっていたかも知れないぞ、という見解ですね。

    「総会前主義」が主張するような、議決権行使書が出された時点の情報から、なるべく情報を変えないように議論を抑えることで平等性を確保しようというのではなく、あくまで「集会主義」に則っての集会での賛否にこそ価値があるのだということです。

    「総会前主義」の説くように、議決権行使書の提出段階までに、もし理事会で十分に審議され尽くされ、それが前提の情報として理事会の議事録で共有されており、詳細な議案書の配布がされて、理事会案は組合員にしっかり共有されていると言うのなら、このケースのように総会当日のその場になって、反対票が優勢になることはない筈です。

    結局、「事前」にどこまで情報共有が可能かということ自体が、甚だ怪しいと言わざるを得ないでしょう。

    議決権行使書における賛否の判断時に合わせて平等性を確保するために、総会で議論して情報を「深めてはいけない」というのは、本末転倒です。

    馬鹿馬鹿しいほどに本末転倒です。

    でも、マンション管理士はそのように指導しているのでしょうか? あるいは、マンション管理士にそのように語るように業界が指導しているのでしょうか?

    そこが一番わからないことです。
    それで、このスレで問うたのです。問い続けたのです。

    総会で議論を深めてはいけないと言うなら、それこそが「言論統制」でしょう。

    それをするなら、理事会案の背後に立っている者に利があるだけです。

    そしてそれは、組合員と利益相反することは大いにあるでしょう。マンション管理業界が、もしそんなことを率先しているのだとしたら、ただただ地に堕ちるばかりのような気がします。もうかなり堕ちている会社もあるように思うけれど、もっともっと、いや、業界全体が堕ちていくことになりかねないんじゃないでしょうか。

    そんなことになるのなら、理事会や組合員のポテンシャルを高めていくことを期待すること自体が、何やら革命にも等しい難題のようにも思えてきます。「そして誰もマンションに住まなくなった」というようなミステリアスな未来も、国土開発の状況次第ではありうるでしょうね(苦笑)もしくは、もっと人の移動が自由な世界になるならば、この国のマンションに住む必要もなくなるのかも(笑)

    ここでもう一つ面白い事例を紹介しておきます。


    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ⑤総会では、組合員同士が議論を行って決議へと進むことが当然であり、
      理事会に代わって管理会社等が提案する説明会(質疑応答の場)ではない。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    少し詳しく事例を抜粋しておきます。

    *【ある「元」大手管理会社取締役つぶやき その46】総会を牛耳る管理会社。何とかならないか。その2|マンション管理組合の学校
    2017年11月17日 菅 理(すが さとし)
    http://schoolformkk.officialblog.jp/archives/52412939.html


    シリーズの前回の記事へのリンクが「プレヴュー期限切れ」になっていたので、ここでまとめられていた「前回のあらすじ」を、そのまま引用しておくと、

    「大規模修繕工事について、総会が開催された。
    理事会は管理会社が提案したままに、総会の議案を上程。
    組合員からは、問題点を指摘する声、不満の声が上がったようだが、すでに過半数の委任状や議決権行使書が提出されており、何を言っても議決が覆る状況ではなかった様子。
    __こんなことが許されるのか。何か手立てはないのか!?」


    ということのようで、この状況に対し、記事では、

    「残念ながら、総会の場で交わされた議論を承知していない方々が提出した議決権行使書や委任状も、出席者と同じく有効な議決権です。ですから、このような場合議決に持ち込んではならないのです。」
    「管理会社は自らの利益のためになんでも強行します。一部の組合員に不満が残っても、適法な手順ですからと強弁で切る(ママ)状況であれば、なおさらです。」

    と書かれています。

    ぜひ、お読みになって下さい。自分、卒倒しましたよ。

    議決により利益を受けることになる会社の親会社社員が出席しており、そんな場で、
    「彼らの提案について組合員同士が意見交換していること自体が問題」
    であり、組合員の質問に管理会社や当該会社から答えて貰うにせよ、彼らには、
    「組合員同士の議論に参加し、意見表明する資格はありません。席を外して貰いましょう。」
    キッパリ!(と音がしそう。)とのことです。

    「席を外して貰いましょう。」

    泣けてきました…。うちなんて、席を外して貰うも何も、議事進行は管理会社、説明は大規模修繕工事担当の建設会社。組合員同士の意見交換なんてあり得ない。全て会社様にご相談申し上げる形で、わからないことを質問してはご回答を頂いて、さっさと採決。

    いかにうちの組合が「異常」かは、もはや言うまでもないですが、この事例も読めば読むほどに恐ろしいですよ。要するに、異常なことだらけなんですよ、マンションの総会って。
    きっと。この国では・・・。

    既に書いたことですが「異常は稀少じゃない」んです! 全国のマンション管理の現場は。
    つまり、これは業界的に「異常を孕んでいる」ことになりますよね?
    そして、「異常」があるからこそ、マンション管理士制度の整備が進んだとか、そういった事情もあったりして?

    今、ジャストなう、自分はまさに「その異常」に向けて執筆にハゲんでる最中なんだな(笑)

    話を戻して、対策として記事に書かれていたことをまとめると、

    ・拙速な判断は禍根を残すと思われる。

    ・この場で決議するか、組合員の要望を取りまとめて改めて総会を開催するか、出席組合員だけで賛否を諮るよう理事長(議長)に提案する。

    ・議決権行使書や委任状の提出者には、総会で組合員から出された意見を踏まえて、改めて賛否を表明して貰うように提案する。

    ・・ふう。

    この事例でも採決見送りですね。15584さんの提案もそうだったし、廣田氏の事例②(【その1】(e))でもそうでした。これは法と規約に則った見解として共有されており、その範囲で適正に運用されている方法であると言えるでしょう。

    そして、自分が今、この章、節で書いている文脈で、この記事における大事なポイントを抽出してみると(他の文脈なら他の抽出が出来るだろうが、という意味で)

    ・総会では、組合員「同士」が対等な立場で意見交換し、議論を行うことが、決議に向かってのプロセスとして当然であり前提だということ。

    ・管理会社や関連会社、工事請負会社等と、管理組合が向かい合って、プレゼンや説明と質疑応答を行うのは、本来、総会の一部の場面でしかないこと。

    ・この事例でも自分のマンションでも、こうした「会社対組合」の、ややもすると立場の上下に近い関係性の中で、あたかも「会社サイドからの説明会」として総会があり、会社サイドの提案を追認することが「決議」と呼ばれていること。

    執筆者が、なるほど「集会主義」だと指摘するのは容易いです。ですが、それが当たり前の姿であるはずでしょう?

    そして、そうした「当たり前」をわざわざこうして「一般向けの」記事にしなければならない理由は、やはり現行では「異常例」が多いということだと思います。

    ちなみにこの方は、菅 理(すが さとし)さんとおっしゃり、本名かどうかはわかりませんが、匿名記事ではありません。具体的な経歴はわかりませんが、「某大手管理会社を黎明期から育ててきた」キャリアがおありなのだそうで、この手の肩書きは商売道具(半分は物語)でしょうし、だから何なのだとも思いますが、それでも、記事の内容には非常に読む価値があったと思います。


    以上で「総会にとって『議論』とは何か」という主題における二本柱の一つ、「集会主義」に対する「総会前合意形成主義」の出現と浸透という事態について、とりあえず、「ざっくりと」斬ったということにさせて下さい(笑)

    あと残るは本来の第3章、「総会にとって『議論』とはなにか」だけです。

    次のような言葉も聞こえてきますが。

    いやいや「総会前合意形成」を「主義」とするほどの話ではなくて、「総会前に、合意形成のために、もっと出来ることはないかというテーマ」で掲示板で話し合ったり、事例を見たり、実際の組合の運営を促したりすることには、大いに意味があるだろう?って。
    スレで、どなたかが出ていらして、そうおっしゃるかもしれないところですよね? 

    もちろん、実際に必要な議論だと思います。(何度も書いてるじゃんw)

    そして、私が書いてきたようなあれやこれやは総会というジャンルのみで、マンション管理の序の口でしょうし、カテゴリとしてはまだまだ色々あるわけです。
    特に組合の役員さんや現場で管理を担当されている管理会社さんやマンション管理士さん、コンサルさん、弁護士さん等、ご経験からさまざま問題提起をなさりたいことがおありでしょう。
    そうした話を私自身も否定する気は全くないですよ?

    でも、今は、「総会=集会」における「議論」について考えるという目的で「総会前合意形成主義(総会前主義)」の立場をチェックさせて頂いているわけなのですよ。

    「総会前主義を理由に掲げることで総会における「議論」を封じるというのは、危ういぜ?」っていうのが、その目的における結論ってことです。

    それだけ確認して、次に進ませてください。

    ここで愈々、話をもう一つの柱、というか、よりメインの主題であるところの「議論」の方へ。

    ここで区切ります。

  69. 15969 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 14

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    ======================================
    (t)【要確認】法や規約で「議題の通知のみが義務」というのは、議案の詳細の
     提示は総会当日で構わず、それについての議論も総会で行うべしという意味である
    ======================================

    区分所有法でも標準管理規約でも、総会開催の通知と共に、「議題を通知しておけ」とは言っているけれど、議案(議案書または「議案の要領」)の通知は、普通決議ならしなくてもいいんでした。
    このことは、言い換えるなら、議題となってる「理事会案そのものの詳細」については、総会の「その場で、議案書と添付資料と、口頭説明で示せばいい」わけで、「最終的に総会の場で皆で審議してくれ」と言っているわけですよね? 「通知された議題」を「審議してくれ」と。

    ほとんどの総会がそうであるところの普通決議の場合:
    ・総会前開催を通知する時に議題も通知しろ
    ・議案書は総会で配れ
    ・議案書を示しながら、詳細をその場で説明しろ
    ・議案書の文言と、説明された内容についての質疑応答を行い、意見にもお互い耳を傾けよ
    ・その場で議案についての十分な「審議」をしたと思われたところで、採決を行え

    ここで、「審議」と私が書いてることは、「議論」なのか「質疑応答」なのかというのが、総会前主義と集会主義で解釈が異なるようです。

    ■総会前主義:
    その場で議案についての十分な「審議≒質疑応答」をしたと思われたところで採決を行え
    (ただし、意見が出た場合は必ずしも回答しなくても良く、「伺っておく」で構わない。)

    ■集会主義:
    その場で議案についての十分な「審議=議論」をしたと思われたところで採決を行え
    (ただし、決議を目的とするための最終的な吟味であり、意見交換会や討論会のように議論を拡大させることを目的としない。
    もちろん、動議が出され、その場で意見交換や討議が行われることはやぶさかではない。全員が合意しての集会招集であったのなら、議題の通知も前提条件ではなく、その場で全員が直接民主主義を行使すれば良い。)

    こうなると、「議論」の定義のみならず、「意見」「質疑」の定義、これら全てが「総会前主義」と「集会主義」では違うと言えそうです。


    ===============================
    (u)「総会前主義」と「集会主義」における、議論、意見、質疑の
     定義の違い(第3章本編予告)
    ===============================

    第3章の先取りとなりますが、

    ■総会前主義(総会前合意形成主義):
    ・質疑応答と意見は区別されるものである。
    ・質疑応答は議案に対する参加者の理解を深めるために必要なプロセスである。
    よって、質疑として出された「わからないから説明を求める」「確認をしたい」は、無視することができないものであり、きちんと回答すべきである。
    ・質疑応答は議論ではない、だから「決議の場」において行うのは問題ない。
    ・一方、意見は議論に繋がるため、決議の場においては抑制されねばならない。
    ・意見に対しては、必ずしも回答をする必要もなく、そのような意見があったと聞いておくだけでよい。

    ※「聞いておく」だけの意見とは、第3章で吟味しますが、自己中や自己陶酔、鬱憤ばらしや八つ当たり、無駄にアピってる目立ちたがりな意見などもあり、議案と関係ねーし?ってことも往々にしてあるわけで、それらは「はいはい」って伺っておけばいいんでしょう、常識としてね?
    ※しかし、「聞いておく」だけの意見という名目で「総会前合意形成主義」が回答をせず、場から排除しようとしているものには、理事会案とは相容れない部分を含むものという前提があるようにも思われます。「疑義の表明は受け流せ」って言ってるんですよね(笑)


    ■集会主義:
    ・質疑は単純な「わからないから説明を求める」「自分の理解で良いか確認をしたい」等というものばかりではない。
    ・意見を述べる前提となる情報についてその場で問い合わせ、対話の文脈を相手に共有して貰うために、あらかじめ「確認として」尋ねておくこともある。
    ・疑義の表明や別の視点とそれによる代案の提案が含まれるなど、質疑応答と意見表明それ自体が議論の端緒となる場合がある。
    ・総会は「代案」について検討する場ではないが、代案があると「示す」ことが、理事会案の賛否を決める契機となることはあるので、これは決議の場に相応しい。
    ・質疑の中にそうした「意見」が含まれた上で、それを前提とする更なる質問へと繋がっている場合もあり、質疑と意見の切り分けは無意味である。
    ・意見も、いきなり意見として演説が始まるようなことはなく、こうした質疑応答と関連しつつ、「問いかけ」として理事会側(管理会社側)に「向けて」出されるものである。

    ※質疑応答も意見の応酬も「議論の過程」で生じるものであるというのが大前提だと思われます。その結果、本格的な議論の時間が到来するのか、理事会側の回答や補足説明などで場が納得して静かに採決に向かうのかは、その時々によるものだと思われます。

    これだけ書いても、「総会前合意形成主義」が、かな~り政治的に思えてきますが。

    まあ、ぼちぼち行きたいと。


    ==================================
    (v)実際にマンションの総会において比較的よく出る昨今の質疑の実例を、
     とある管理会社の研究報告から引っ張ってみた。(第3章へ向けて)
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
      ①調査概要
      ②質疑の具体例
      ③示唆されること(第3章のために)
    ==================================

    今、マンションの総会で、どんな質疑が出ているのか、見てみたいと思います。
    自分の住むマンション以外のことなんて、滅多に知ることなど出来ないので貴重な事例です。

    大和ライフネクスト株式会社さんのところの「マンションみらい価値研究所」の研究となります。

    「修繕積立金の値上げについて」の質疑の実例を研究したとのことですが、そのテーマ自体は、この際、置いておきます。また、「値上げに対するネガティブ意見」の内容分析とのことで、カテゴリー分けがわかりやすい研究ですが、それも、この際、おいておきます。

    何より、管理を受託したマンションの2500件の議案に対して「質疑」として出された内容の実例が載っているんです!! 実際に、この国のマンションの総会で出されている質疑なんです!! 実例豊富なんで、ぜひぜひ、原文にアクセスして実際にお目通し頂きたいです。


    ーーーーーーー
     ①調査概要
    ーーーーーーー

    2015年8月から2021年7月までの6年間で約2500件の議案の調査とのこと。
    レポートは2022年7月14日(パリ祭の日)に出されてます。
    つまり、最新に近い情報なので、注目に値すると思われます。

    ちなみに、パリ祭は毎年、フランス革命前夜のバスティーユ監獄の政治犯解放の日に行われますよね。今ではお菓子みたいなかわいい名前の大統領のいる国ですが、当時は近代市民革命の最先端だったんだよなあ、と人類史への思いに浸るのも一興かと。
    (まあ、理性教っていう名前の非理性的な宗教的情熱に支えられた革命だったようですが、その発起人達の集う中心的な場所だったノートルダム寺院も、すでに燃えちゃった後の祭りではありますが。だから何だって思うよね(笑)大聖堂よりも民主主義を今こそ建て直しましょう♪)


    *マンションみらい価値研究所が研究レポートを発信「修繕積立金の値上げ」に関する2,500件の議案を調査
    2022.08.01
    https://www.daiwalifenext.co.jp/news/190.html



    以下、抜粋。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    大和ハウスグループの大和ライフネクスト株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:竹林 桂太朗)の分譲マンション総合研究所「マンションみらい価値研究所」は、近年社会問題としても注目を集める、マンションの修繕積立金不足問題に関する研究の一環として、管理を受託する管理組合の総会において「修繕積立金の値上げ」が議案とされたケース約2,500件を調査し、「値上げに対するネガティブ意見」の内容を分析したレポートを発表しました。

    【調査対象】
    2015年8月から2021年7月までの6年間に修繕積立金の値上げを総会の議案とした1,694組合3,316議案のうち、無作為に1,086組合(調査率64%)2,531議案(調査率76%)を抽出し、その内容を調査。

    【主な調査結果】
    ・当社の管理受託マンションにおける全組合のうち4割以上(1,694組合)が、2015年8月から2021年7月までの6年間に修繕積立金の値上げを総会の議案とした。
    ・修繕積立金の値上げ議案について、議事録に「特に質疑応答はなく、原案通りに可決された」等の記載がある議案は483件(19%)、何らかの質疑応答がある議案は2,048件(81%)であった

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー抜粋、以上。



    次の投稿で、質疑の具体例について抜粋します。

    ここで区切ります。

  70. 15970 15536です。

    第2章 第3章を書く前に、重要なこと
        ~集会(総会)に対する見えない侵略は、善意の顔で近付いてくる~

    【その2】会議の目的(議題)を通知せよ、すなわち総会では議論をして決議せよ 15

    ※注意!※ この投稿は、あくまで15536の個人的な意見として書いております。

    =====================================
    (v)実際にマンションの総会において比較的よく出る昨今の質疑の実例を、
     とある管理会社の研究報告から引っ張ってみた。(第3章へ向けて)(続き)
    =====================================

    ーーーーーーーーー
     ②質疑の具体例
    ーーーーーーーーー

    具体的な質問例は、①のプレスリリースには掲載されていないので、レポート本文から抜粋してみます。

    *レポート全文「管理組合は修繕積立金を値上げできるか。~積立金の値上げ議案に対するネガティブな質疑の6類型~」
    2022.07.14
    https://www.daiwalifenext.co.jp/miraikachiken/report/220714_report_01?



    以下の抜粋は、この研究のメインとなる「ネガティブな質疑の類型」を分析する前の段階のデータです。
    まずは生のデータとしての質疑を全部集め、そこから似たような項目をまとめて分類したものとなります。整理、編集されたデータです。分類が正しいかどうか、すなわち、とある質疑がその分類枠に入れられてていいのかと言うようなケースがあるかもしれませんが、それは生のデータを見ていない限り、読む側にはわかりません。

    さしあたり、それぞれの分類枠ごとに、代表的な質疑の項目例が表に載っていました。
    さすがに全部を抜き出すのは、分量が多すぎるので、最も項目が多い分類枠(最上位)のところだけ、該当する質疑例を抜き出しておきます。

    これだけでも、すごく示唆的でした。


    以下、抜粋。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    何らかの質疑応答の記載がある議案2,048件からの質疑の内容

    (15536より、抜粋の方法について)
    ・レポート図2のグラフと表1より、質疑内容のテクスト部分のみ抜粋
      図2 質疑の内容とその数 N=2,048(議案数)
      表1 具体的な質問例
    ・質問数が多い順に並んでいる。
      最多質問数150、最小5、議事録記載なし6、その他79

    ※最多数の枠(最上位)のみ、より具体的な質問例を参考としてコピペ。
    ※以下の全てが、一つのマンションの一回の総会や一つの議案について出されているわけではないことには、くれぐれもご注意下さい。(①調査概要を参照。)


    【最多枠:質問数150個】
    特定の項目が長期修繕計画にあることの確認

    具体例:
    ● 専有部分の給水管更新工事は長期修繕計画に入っているのか。入っている
    としたら、専有部分は除外すべきではないか。
    ● 照明器具の交換工事はLED化を見込んでいるのか。
    ● バルコニーの雨水管から漏水している。これは長期修繕計画のどこに入っ
    ているのか。まだ計画工事が先の場合、自分の家の前だけ工事してもらえ
    るのか。
    ● 玄関ドア交換工事やサッシの交換工事が計画に入っている。住戸ごとに状
    況は異なるはずであり、全戸一斉にやる必要はない。老朽化した順に実施
    すれば工事費用は下がるはず。


    【次点枠:質問数110】
    駐車場の修繕、使用方法の見直し要望
    (具体例、略)

    【以下、質問数が多い順、105以下】
    (分類枠のみ、具体例は略)

    今回の値上げで足りるのか
    値上げ肯定意見
    管理会社への不信
    今後も値上がりするのか
    とにかく反対
    修繕周期を延ばすべき
    経費(一般会計・積立金会計)削減要望
    値上げの根拠
    長期修繕計画の工事金額は相見積もりをとったのか
    値上げしても不足する分はどうするのか
    経費(長期修繕計画上の工事費用)削減要望
    理事会の検討経緯
    周辺マンションとの金額比較
    販売時の説明との相違
    持分割合に関する理解不足
    長期修繕計画の根拠
    増額幅が大きい
    国土交通省ガイドラインとの比較
    もっと段階的な増額を検討すべき
    再審議要望
    決議の方法
    管理業務委託費の減額要望
    一般会計から積立金会計への資金移動
    次回の大規模修繕工事の時期や内容
    専門委員会で検討するべき
    引き落としに関するもの
    借入れも検討するべき
    将来の増額も決議の範囲にはいるのか
    従前の長計と現在の長計の差異
    用語の質問
    委任状、議決権行使書の提出数
    滞納者に対する対応
    アンケート調査を実施するべき
    過去の改定履歴
    アンケート結果を開示してほしい
    各住戸の具体的金額
    議案と直接関係なし
    一時負担金に対する肯定意見
    建替えに関する質問
    普通決議か特別決議か
    積立金の上限設定
    アンケート結果と異なる議案である
    一時負担金の発生の有無に関する質問
    一時負担金に対する否定意見
    積立金が高いと売買しにくくなる
    もっとほかの案はないのか
    修繕積立基金に関する質問
    すまいる債に関するもの

    議事録詳細記述なし
    その他

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー抜粋、以上。


    ご覧になりました?

    「質疑」って書かれていますが、「意見」も「代案」も含まれているんですよ。
    「質疑」である以上、理事会も管理会社も、ちゃんとそれらに向き合って回答してるんですよ。
    だって、表1の「表頭」は、以下のようなカテゴリになってますから。「質疑応答」ってなってますからねw。

    こういう↓表です。ネットで確認して下さいね。
      _______________________________
      |質疑応答内容 |質問数|具体例  |
      _______________________________
      |特定の項目が~|150 |給水管の~|
      _______________________________
         :      :    :
         :      :    :


    ーーーーーーーーーーーーーーーーー
     ③示唆されること(第3章のために)
    ーーーーーーーーーーーーーーーーー

    この研究の目的は、ロウ・データからさらに②のように分類した上で、そこからネガティブな質疑を抜き出して分析しています。それについては、今回は省きます。
    興味深いので、ネットで当該レポートをご覧下さい。

    で、ネガティブ、ネガティブと言われているものの、②に分類された段階のデータを見てみると、実際にはポジティブな、議案の可決をサポートする方向への質疑(意見)も、ちゃんと出ていることがわかりますよね。

    また、よく「総会で困った人が~」って言われるところの、「議案と直接関係なし」の質疑などは下位に位置付けられており、頻繁に出てくるものでもありませんでしたね。(図2のグラフでは12個しか質疑例がない。)

    ここの管理会社が受託している組合さんがまともだからなのか、まともな組合の事例だけを母集団として恣意的に取り分けた上で、「そこから無作為抽出」したのかわかりませんがw(調査会社は「ワザ使い」w)全体に、しっかり議題について考えてるっぽい質疑になってますよね。

    もう、これ、「議論」でしょ?

    それとも、このような具体的な質疑が多岐に渡り行われているのは「まともではない」総会で、こんなの、総会よりもっと前に議論して合意形成をしておけって、そうおっしゃいます?

    アンケートを行なっているように見受けられる質疑も、結構出ており、この管理会社は、組合のアンケート活動も奨励しているようですよね? それでも、質疑は質疑で多様に出てきています。

    また、総会での出席が権利・義務となっている直接民主主義、集会主義だからこそ、個別のケースが浮き彫りになってくることが、以下の質疑からも見えると思われ。

    【最多150】項目の中の「● バルコニーの雨水管から漏水している。これは長期修繕計画のどこに入っているのか。まだ計画工事が先の場合、自分の家の前だけ工事してもらえるのか。」

    これは雨水管からの漏水が発見された時に、このオーナーさんが、速やかに管理会社に連絡を入れるべき事案だったかもなあ…とも思いますが、とは言え、漏水の程度が大したことなく、滲み出してきている程度で、他のお宅への漏水があるわけでもないから、「様子見しているing形」だったかもしれませんし、そこは厳しくしてはいけないところかも?

    また、この人の発言をトリガーとして、同様に「うちも、そういえば、s漏水まではしてないけれど、雨水管の老朽化が気になり始めているのだけれど」といった意見が他からも出てくるかもしれないのです。そんな発言が出てくるなら、総会という「場」がシナジー効果を生み出していく実例になるでしょう。

    それでは、第3章へ、GO!!

    今宵は、ここまで。
    次は、少し間隔を開けます。

    尚、第2章までお読み頂き、誠にありがとうございました。
    これで、ようやく一山越えられました。

  71. 15971 15536です。

    >>15970 訂正ありです。

    ガーン!! せっかくの第2章最後に来て、3つも「間違いあり」でした(汗)

    1つ目:

    (v)の①バスティーユ監獄の政治犯解放 × → バスティーユ監獄襲撃

    恣意的な書き方をしてしまった。自分からフェイクニュースしてどーするorz
    バスティーユ監獄襲撃が行われた結果、中にいた政治犯も解放されたってだけっす。
    ちょっとした皮肉な気分で、つい、こんな風に書いてしまってましたが、訂正しようと思っていたことを忘れておった(ーー;すみません。


    2つ目:

    (v)③の最初、「ロウ・データ」× → 「ロー・データ」○ 

    →※raw data 加工してない一次資料

    生の rawです。発音的にロー。
    カタカナにすると「ロー・データ」となって間延びしてる気がしてロウにして引き締めてみたものの、それだと明らかに発音と異なって読めてしまうことから訂正します。
    最近の文献では「ローデータ」って書いてあるのが多いようで、もっと間延びして見えるけれど、生の自然はカッチリ四角くはないのだし、ゆる~くていいのかも?(何を書いているんだか)


    3つ目:

    本文終盤の「シナジー効果」の前、

    >>同様に「うちも、そういえば、s漏水まではしてないけれど、雨水管の老朽化が
    >>気になり始めているのだけれど」といった意見が他からも出てくるかもしれない
    >>のです。

    「s漏水までは」× → 「漏水までは」○

    誤字というより、おそらく、カーソルが飛んだ際のミスです。
    なんだs漏水って・・MやLもあるのか? XLだとやばいよな、ってことではなく。
    お見苦しくて失礼いたしました。

    流石に目が霞んできましたんで、眠ることにします。お読みになられた方も、どうか目を労って下さいね。

  72. 15972 匿名さん

    いい加減退場しなさい。

  73. 15973      

    >>15972 匿名さん

    それで?

  74. 15974 口コミ知りたいさん

    誰か要約してくれ

  75. 15975 匿名さん

    あまりにも長い文は誰も読まないでしょう。
    ちょっと精神的におかしいのかなと思われますよ。

  76. 15976 マンション比較中さん

    >>15937 15536です。さん

    卒論? 言われてみれば論文みたいなだな(笑)
    途中からそうなったようだが、軌道修正するかどうか迷ったんだろう。
    エビデンス出まくりだったからさすがにな。引くに引けないというより、やられた自分がやるしかなかったんだろうよ?(嘘スレ、詐欺レス、情報操作、業界の一部から侵食し、時間をかけて騙しながら居住者の資産を吸い上げるスキームか? 随分と広がってそうじゃないか。この国の現状とよく似てる。いや、その現場だったか。震撼とする。)

    よくここまでペース配分してコメント投下してるよ(笑)
    一つを長くするのは、通し番号があまり進まずに済むようにする配慮かね? ひとくさり書かないと意味が通じないところを、うまく分量揃えて、区切って書いてるのは大したもんだと言ってやる(笑)小分けにして投稿してたら、倍のスピードでスレ消費してたろうからな。
    1ヶ月間投稿しないで放置してたのは、常連が好き勝手に書き込む時間を作ってやってたのと違うの? 殴り込みかけてる割には親切すぎて草。

    長くても読む奴は読むだろうが、ここにはいないかも知れん。だがログは残る。消されたところで、ネットのどこかにミームがないとは限らんし、いや、とっくに誰かが拡散してんじゃないの?

    いい年末を迎えられそうだな。あ~いや、卒業って年度末だよな?(爆)



  77. 15977 匿名さん

    誰も読まない書き込みだね。
    労力は報われない。

  78. 15978 口コミ知りたいさん

    マンション学会で発表したらいいのに

  79. 15979 匿名さん

    >>15977 匿名さん
    自己顕示欲は報われたと思うよ。
    〇〇の見本だね。

  80. 15980 口コミ知りたいさん

    古代ギリシャのアテナイと管理組合はだいたい同じです。いろいろ検討するとソクラテスの偉大さがわかるでしょう。

  81. 15981 匿名さん

    以前美術館でソクラテスの胸像を見たけど、ブサイクなハゲジジイやった

  82. 15982 匿名さん

    豚もおだてりゃ木に登る。

  83. 15983 口コミ知りたいさん

    一級建築士にコンサルを頼んだらうまくいくと信じ込んでいるスレ主よりはましである。
    情報公開、言論の自由により、不適切な意見は淘汰されていく。

  84. 15984 匿名さん

    権威主義は滅びるる。

  85. 15985 匿名さん

    >>15983さん
    1級建築士次第でしょう。
    管理会社や建設会社との談合とかはないのが前提です。
    そして、そのコンサルがマンションの設計監理の経験が
    あるというのが前提です。
    そういう条件の下で選定したコンサルであれば問題はないでしょう。
    物事を考える場合、正常な行動が起こされるものと思って考えなければ
    否定的なことが入ってくればどんな行動も無になる。

  86. 15986 口コミ知りたいさん

    全て性悪説的考えでは世の中うまくわたっていけません。

  87. 15987 匿名さん

    全て性善説的考えでは悪が栄えます

  88. 15988 匿名さん

    変人は退場したみたいだけど、後遺症は大きい。
    その書き込みを削除しないとみにくいね。

  89. 15989 15536@アタオカ上等

    >>15988 匿名さん

    どうも。昨日から自己陶酔だとかスレ荒らしだとか、精神病だとか色々な称号を頂いているアタオカな15536でっす~♪

    「変人」という新たな称号、ありがとうございます(^_^)

    あのー。私、ちゃんとその都度のご連絡を、要所要所で書いているんですが?
    そのくらい、チェックなさってもよろしくないですかね?

    >>15937」で久々のご挨拶をしたところで書いておきましたが、
    日曜は用事があるので、土曜~日曜にかけてアップできなかった分は、「来週に(その時点で見ての来週ね)」って。

    つまり、今回、久々に第2章をアップするために出てきた「最初から」書いてあります。

    まだ、第3章が残っております。退場はしてませんよ?

    皆さんへのレスも書けてないんです、すみません。
    以前、1ヶ月前にお世話になった方へのレスも、まだなんです、ごめんなさい。

    平日の昼間には、さすがに書けません^^;
    職種の違いなどもあるんでしょうが、皆さん、書き込むペースお早いですね。

    で、今回の第2章、きつかった。また眼精疲労です。
    なので、今日もちょっと、作業は無理です。

    そんなわけで、待っていてください。

    と言いますか。

    もう、嫌なんです!!!!!!

    自分を犠牲にして、ここまでやらなくてはならないのが!!!!!

    同じ「>>15937」で、アップし終わったら、撤収しますよって、これも「最初から」書いてるんですが??

    そういうところを読もせず、勝手で未熟な心理が反映されまくった「投影」ばかりされてますけどね、皆さんに。

    ここの常連さんの中で、「心ある人たち」こそが、頑張ってくれないと、自分のように初心者でここに迷い込んだ者が、マンションの管理について、区分所有法や標準管理規約から逸脱した「嘘」を「これが正当だ」と教えられて洗脳されて、それを持ち帰られたマンションの組合が、大変な目にあいますよ?

    常連さん達、わかってるんですかね~?

    あなた方がやらないから、私がやる羽目になってるんですよ?

    て言いますか、常連さんのかなりの部分が「尖んがった総会前合意形成主義」=「総会で議論をさせたらあかん! はよ可決させろ派」なんですよね(笑)

    この国のマンション政策の足を引っ張る勢力が、こういう「表」社会でシゴトしてていいんですかい? (爆)

    では、また。

  90. 15990 匿名さん

    何を書いているのか読んでないので分からないが、やはり
    おかしい人だよね。
    早く退場しなよ。みんなに嫌われるよ。もうきらわれているというか
    邪魔だよ。

  91. 15991 15536です。

    >>15990 匿名さん

    >>何を書いているのか読んでないので分からない

    ってお書きになってますが、
    それでなんで「おかしい」って言えるんですか?

    そういう「最初から決めつけをする」人の方が、私なんかの数万倍、おかしい人だよね(爆)

    だって、思い込みだけで世界を見てて、思い込みの中だけで、「何を書いてるのか知らない」他人のことを、「嫌いだ」って思い込めるんでしょう?
    すごい想像力だよね、いや、想像力さえ、いらないよね?
    自分の頭の中だけ見てるんだもの(笑)

  92. 15992 15536@ご連絡です。

    おはようございます。

    肩こり、頭痛が抜けないです。
    昼間、仕事をしている間に抜けるといいんですが、目を使わないわけにはいかないので一進一退です。


    少し時間が必要です。次のアップがいつになるか、まだ確約できません。

    できない時はできない。出来ることから少しずつ。
    これが人生のモットーなので、ゆっくりやらせて頂きます。

    最初から、第3章は「何回かに分けて、ゆっくりやらせて下さい」って書いていたんですけどね。
    それ、即座にスレ主さんに却下されて、すぐにでも放逐されそうになり、「これだけは書かせてくれ」って嘆願する形になってしまったんです。

    それで墓穴を掘ったようなもんですが、「早く書き上げなくては」と焦らされ、短時間で集中して目を酷使してガーッと調べてガーッと書いて、書き切る前にダウンして、日常生活を回すことのみに注力しなくてはならず、ようやく復活したと思いきや、アップするだけでもかなり目を使ってしまい、第3章をアップするのがさらに遅くなってしまい、すみません。

    また、デジタル・デトックスの意味もあって、掲示板を覗く時間は極めて少ないので、レスを頂いていながら対応できないことも多々あるかと思いますが、ご了承ください。


    追伸:
    それなのに、いま、一つ訳のわからないレスにレスをしてしまった。。
    こんなことしてるから、また目が痛くなるんで、自粛いたします。
    と言いますか、皆さん、ボキャブラリーもっと豊かにした方がいいですよ?
    「変人」の次に「おかしな人」「嫌われてる」「邪魔」
    なんか小学校低学年時代を思い出し、とても微笑ましい気持ちになります。
    慈しんでくれて、ありがとう(にっこり)

  93. 15993 匿名さん

    そんなに無理してまで書きこむ必要はないですよ。
    ここは匿名掲示板なんですよ。
    簡潔に内容をまとめて書き込まなければ読む者はいません。
    あなたの書き込みは殆ど読んでいません。
    そして何をいおうとしているのもわかりません。
    現在何について長文をしたためているのかも分かりません。
    そういうものなんです。匿名掲示板は。
    だから体を無理してまで書きこむ必要はまったくありません。
    退場した方がいいんではないですか。あなたの書き込みに
    何の期待もしていませんから。

  94. 15994 匿名さん

    大規模修繕工事の際、瑕疵担保責任保険を施工会社に求めていますか。
    保険の契約は施工会社しかできませんし、工事着工前に加入しなければ
    途中での契約はできません。
    保険料は当然施工会社負担になりますが、工事費に上乗せされれば結局
    は管理組合が支払っていることになります。
    私どもの場合、1年点検、3年点検、5年点検を契約に盛り込んでいますが
    その際、瑕疵があれば当然施工会社負担で行ってくれますが、保険に
    入ってもらう必要はあるんでしょうか。
    施工会社の倒産の場合は有効ではありますが。

  95. 15995 匿名さん

    大規模修繕工事瑕疵担保保険について

      工事を施工した業者には瑕疵担保責任が発生します。しかし、その業者が倒産したり、瑕疵担保が
     あっても利益にはつながらないので後回しされたりする可能性はあります。
      そこで施工会社に瑕疵担保責任保険に加入してもらうことによって、その工事費用が施工会社に支
     払われることになりますので、施工業者の負担は軽減されます。
      また、保険契約者は施工会社になり、マンション側の負担は一切ありません。
      保険の契約に関しては、保険会社は検査員(建築士)を派遣して手抜き等を検査して実施することに
     なりますので設計監理士と合わせてダブルチェックができますので安心感は高まります。

  96. 15996 匿名さん

    >>15995さん
    保険料は施工会社負担とはなっていますが、工事費に上乗せ
    されれば最終的には管理組合が支払うことになりますよね。

  97. 15997 マンション検討中さん

    >>15993 匿名さん
        ↑長文コピペの人

  98. 15998 販売関係者さん

    >>15997さん
    相変わらず批判したいのですね。
    過去に何かありましたか。

  99. 16000 匿名さん

    瑕疵担保責任保険についてですが、まだまだこの保険はリフォームでは
    殆ど使われていないようですね。
    保険料の支払いもどちらが支払うのも明確化されていません。
    ただ、施工側には瑕疵が発生した場合は保険で対応できますのでメリット
    はあります。
    施主側としては、施工会社が倒産したり定期点検をやらなかったりした
    場合はそのメリットはでてきます。
    工事を契約するときは、1年・3年・5年の定期点検が盛り込まれると
    思いますが、それで十分から瑕疵保険が浸透しないんでしょうね。
    施工会社のサービスの一環として瑕疵担保責任保険に加入しますといって
    保険料も負担してくれればいいんですが、まだまだそこまではいっていない
    ようです。

  • [お知らせ] 特定の投稿者のレスを非表示できる機能を追加しました

[PR] 周辺の物件
ヴェレーナ大泉学園
ヴェレーナ大泉学園

同じエリアの物件(大規模順)

スポンサードリンク広告を掲載
スポンサードリンク広告を掲載
スムログ 最新情報
スムラボ 最新情報
スポンサードリンク広告を掲載
スポンサードリンク広告を掲載

[PR] 周辺の物件

ユニハイム小岩プロジェクト

東京都江戸川区南小岩7丁目

未定

2LDK~2LDK+S(納戸)

45.12m2~74.98m2

総戸数 45戸

リーフィアレジデンス練馬中村橋

東京都練馬区中村南3-3-1

6858万円~9088万円

3LDK

58.46m2~75.04m2

総戸数 67戸

リビオシティ文京小石川

東京都文京区小石川4丁目

未定※権利金含む

1LDK~4LDK

35.89m2~89.61m2

総戸数 522戸

レ・ジェイド葛西イーストアベニュー

東京都江戸川区東葛西6丁目

未定

1LDK~4LDK

45.18m²~114.69m²

総戸数 78戸

ガーラ・レジデンス梅島ベルモント公園

東京都足立区梅島2-17-3ほか

5100万円台~7200万円台(予定)

3LDK

55.92m2~63.18m2

総戸数 78戸

カーサソサエティ本駒込

東京都文京区本駒込一丁目

2LDK+S・3LDK

74.71㎡~83.36㎡

未定/総戸数 5戸

リビオ亀有ステーションプレミア

東京都葛飾区亀有3丁目

4670万円~8390万円

1LDK~2LDK+S(納戸)

35.34m2~65.43m2

総戸数 42戸

ヴェレーナ西新井

東京都足立区栗原1-19-2他

5568万円~7648万円

3LDK

66.72m2~72.74m2

総戸数 62戸

ジオ練馬富士見台

東京都練馬区富士見台1丁目

6090万円~9590万円

2LDK~3LDK

54.27m2~72.79m2

総戸数 36戸

リビオタワー品川

東京都港区港南3丁目

未定

1LDK~3LDK

42.1m2~130.24m2

総戸数 815戸

オーベルアーバンツ秋葉原

東京都台東区浅草橋4丁目

1LDK~3LDK

34.63㎡~65.51㎡

未定/総戸数 87戸

クラッシィタワー新宿御苑

東京都新宿区四谷4丁目

1億500万円

1LDK

42.88m2

総戸数 280戸

ジェイグラン船堀

東京都江戸川区船堀5丁目

6998万円・7248万円

3LDK

70.34m2・74.58m2

総戸数 58戸

ヴェレーナ大泉学園

東京都練馬区大泉学園町2-2297-1他

5798万円~7298万円

3LDK

55.04m2~72.33m2

総戸数 42戸

オーベル練馬春日町ヒルズ

東京都練馬区春日町3-2016-1

8148万円~9448万円

3LDK・4LDK

70.07m2~80.07m2

総戸数 31戸

サンクレイドル浅草III

東京都台東区橋場1丁目

4898万円・6638万円

1LDK+S(納戸)・2LDK

45.14m2・56.43m2

総戸数 72戸

イニシア東京尾久

東京都荒川区西尾久7-142-2

5500万円台・6300万円台(予定)

2LDK・3LDK

43.42m2~53.6m2

総戸数 49戸

プレディア小岩

東京都江戸川区西小岩2丁目

6400万円台~8200万円台(予定)

3LDK

65.96m2~73.68m2

総戸数 56戸

バウス板橋大山

東京都板橋区中丸町30-1ほか

3990万円~9230万円

1DK~4LDK

26.25m2~73.69m2

総戸数 70戸

イニシア日暮里

東京都荒川区西日暮里2-422-1

6900万円台・7900万円台(予定)

1LDK+2S(納戸)~2LDK+S(納戸)

57.12m2~66.93m2

総戸数 65戸

[PR] 東京都の物件

サンクレイドル南葛西

東京都江戸川区南葛西4-6-17

3900万円台~5900万円台(予定)

2LDK・3LDK

58.01m2~72.68m2

総戸数 39戸

バウス氷川台

東京都練馬区桜台3-9-7

7398万円~1億298万円

2LDK~3LDK

52.27m2~70.96m2

総戸数 93戸

サンクレイドル西日暮里II・III

東京都荒川区西日暮里6-45-5(II)

6980万円・7940万円

2LDK

50.02m2・52.63m2