待望の第8版が出来ました。
[スレ作成日時]2018-01-26 23:35:01
待望の第8版が出来ました。
[スレ作成日時]2018-01-26 23:35:01
こんな記事を目にしました
私は永山の今後のより繁栄の為に
出来る範囲内において協力をさせて頂きたいと考えております
牛乳や食パン等は敷地内にあるセブンイレブンを利用しようと思っとります
その記事とは
地元のお店新型コロナウイルスの感染対策のため、自粛を推奨される業態や職種は、そのときどきによって移ろってきた。パチンコ、ライブハウス、劇場など、人々が気にする先は移動したものの、一貫して疑いの目を持たれてきたのは「接待を伴う飲食店」だろう。それでも、対策方法が浸透してきたことなどから悪い意味での注目の的からはずれたように思われていた。だが、与党議員のうかつな言動によって、再び、業態そのものが危機に直面させられている。ライターの森鷹久氏が、夜の銀座から次々と火が消えようとしている様子をレポートする。
与党議員たちが、緊急事態宣言下にも関わらず連日の東京・銀座クラブ通いをしていたことが発覚した。さらに「はしご」までしたとして謝罪、当の本人は離党し、党トップの菅総理までが頭を下げるという前代未聞の事態が起きた。
国民には不要不急の外出をせぬよう言っておきながら、政治家は好き放題か──。責任感皆無の政治家たちに、コロナの影響で疲弊しきった国民からは、もはや怒りよりも呆れの声しか聞こえてこない。だが、この騒動で「とどめ」を刺されたのは、政治家ではなく実は「銀座のクラブ」関係者だ。
今回の騒動が起きたことで「銀座のクラブはまだやっているのか」との批判も相次いだ。実際、銀座の「クラブ」や「スナック」、そして「ラウンジ」と呼ばれるような店のほとんどが、緊急事態宣言に入り休業状態にあるが、飲食店に求められているのは夜8時以降の営業自粛であり、いわゆる夜の店は「時短営業」などできるはずもなく、今回一部の店が表向きには営業していない形を装って営業、いわゆる「闇営業」を行っていたことが明らかになった格好だ。銀座のクラブ店経営・山谷ゆみさん(仮名・50代)は、声を震わせる。
「クラブなんていらない、下衆な商売だと身近な人からも言われる始末。仲間の店はどんどん閉店しましたが、お金も借りられるだけ借りて、やっと感染者が減ってきて、緊急事態宣言さえ解除されればなんとかなるかもしれないと、一縷の望みに期待していたのですが。お店の女の子達には、別の仕事で食べて欲しいと話しています」(〇谷さん)
日本で感染が広がり始めた昨年3月ごろ、「諸悪の根源」とばかりに方々から叩かれた場所のひとつが、接待を伴う飲食店、客の隣に座って密な状態で接待する場所として知られる「銀座のクラブ」だった。大手紙社会部記者が振り返る。
「志村けんさんがコロナで亡くなり、クラブに行っていたことが(感染の)原因ではないかなど、様々な噂が流れていたのとほぼ同時期、厚生労働省のクラスター対策班が銀座や六本木のクラブで『クラスター』が発生した可能性が高いと見ているとわかり、各社が報じました。銀座のクラブといえば金持ちの中高年がいく場所、というイメージも手伝ってか、店も客もなんて非常識なんだと、市民やマスコミから非難されました」(大手紙社会部記者)
その後、銀座のママ達が窮状を知ってもらおうと、テレビの取材を受けて、感染対策を厳重にして営業している姿勢をアピールしたりもした。だが、涙ながらの彼女達の訴えが報じられても、客足が戻るどころか聞こえてくるのは非難ばかり。それでも常連客との交流があったから続けられたようなところもあったのに、今回の騒動で、そのよすがも失ってしまった。
「一回目(の緊急事態宣言)以降、ずっと瀕死の状態。夏が過ぎて少しだけ客は戻りましたが、2回目でもうダメかなと。そこに今回の騒動ですからね。政治家さんが悪者にされるのと同時に、銀座のクラブもやっていたのか、けしからん、潰れてしまえ。SNS上のそんな意見を目にして、流石に心が折れました」(山谷さん)
接客商売、しかも飲食業は、そのお店へ行く日常がいったん途切れてしまうと、店を再開しても客が戻りづらい。それは銀座の高級クラブでも同じで、完全に休業してしまうと、古くからつきあいがある常連客であっても足が遠のく可能性が高い。そんな未来にならないように、また、馴染みの店でくつろげる時間を失いたくない常連客のために、表向きには看板を降ろしたまま、中で接客営業を続けていた。もちろん、感染対策は徹底したうえで、だ。
銀座の高級クラブの客は山谷さんの店だけでなく、どこも中高年層がメイン。万一、コロナに感染してしまえば重症化する可能性は若者より圧倒的に高い。さらに、通ってくれるような金銭的に余裕がある客のほとんどは一流企業、大手企業の幹部クラスで、飲み代は経費ということも多い。ところが、大企業の多くが、コロナ対策として、外食をしないよう社員に向けてお触れを出したため、経費も使えない。では、前述のようにこっそり店へやってきていた客とは、どんな人たちなのか。
それは件の議員のように自分の裁量でまとまったお金を使える人たちだ。たとえば現役を引退した悠々自適の老後を過ごす資産家男性、どうしても自粛できない中年のビジネスマンなど、自腹を切ってでも飲みたいという常連客のニーズが存在したのである。だから、前述のように休業を装って、客の要望に応える形で営業した。
高級クラブが何店も入居する、銀座の雑居ビルオーナー・時任真一さん(仮名・70代)がいう。
「結局、緊急事態だなんだと言っても、会社は動いている、経済は動いているんです。だから銀座の店の一部は、懇意の客から依頼があれば場合によってはこっそり開けていた。売り上げなんか期待してないよ、家賃の足しにもなんないんだから。ただ、銀座の文化を守りたい、生活を守りたい、そういう気持ちだけ。でも、今回の騒動で銀座への風当たりとか、監視の目はもっとキツくなるだろうね。あの報道の後、夜の銀座をマスコミ関係者が監視しているというし、こっそり客も流石にこない。自民のセンセイ、店に来てもらうのはいいけどね、タイミングも悪いし脇も甘すぎる。もう、銀座は終わりじゃないのか、ってみんな出ていくよ」(時任さん)
与党関係者の無責任行動は、ひょっとしたら、営業継続が難しい馴染みの店を助けるような気持ちも、発端のひとつだったのかもしれない。だが、彼らの浅はかな善意は国民を呆れさせただけでなく、お気に入りの店の持続可能性まで奪ってしまったようだ。