梅田にある住友不動産のマンションギャラリーで,シティタワー東梅田パークフロントの説明を聞いてきましたのでレポートします。
梅田にある住友不動産のマンションギャラリーで,シティタワー東梅田パークフロントの説明を聞いてきましたのでレポートします。
・リビング,キッチン,バルコニー
アウトフレーム工法を採用しており,全居室が窓に面したワイドスパン設計のため,採光性が高く,部屋全体に抜け感があります。また,天井高が最大260cmとかなり高く,梁が出ていて下がり天井になっている部分も多くありますが,一番きつい部分で天井高211cm,きつくない部分で天井高245cmの下がり方なので,全般的にめっちゃ下がってるな~という感じはなく,スッキリした見え方,部屋の空間に感じました。
キッチンについては,カウンターの立ち上げありが標準となっており,フラットにするには有償とのことでした。ポイントとしては,ディスポーザーの採用,IHクッキングヒーターの採用,スパイスラックまでソフトクローズという点でしょうか。
スパイスラックがゆっくりしまっていくのを見て,かなりよい設備を入れているんですねぇと担当者に述べたところ,「住友不動産ではいい加減な品質のものは一切入れていません!すべて高いグレードのものを入れているのはご覧になればわかっていただけるはずです!」と力説され,気分を害しました。食器洗浄機も標準装備ですし,レンジフードの性能も高そうで,力説されたことによって私は白けましたが物自体はよいものが入っているように見受けられました。
窓ガラスについては全居室ペアガラスを採用しており,そのすべてがLow-Eガラスを採用しています。また,本物件は南北に細長い敷地なので,東向き・西向きバルコニーの住戸が大半を占めており,西側には梅田の眺望が(HEPの観覧車などが見えます。),東には生駒山脈と「阪神高速」が見えます。よって,サッシの防音等級を確認したところ,高速に面する東向きバルコニーの住戸については,T3の防音サッシを入れており,その他についてはT2のサッシということだったので,周辺の音に対する対策はしっかりしていると感じました。
バルコニーは2m確保しており,かなり広いと言えます。タワーマンションですが,洗濯用の物干しも備え付けられており,洗濯物を外に干すことができるそうです。一般的なタワーマンションと,従来型ファミリーマンションのあいの子,中間を狙ったコンセプトのため,配慮が感じられました。バルコニーの壁はガラスパネルを採用しているので,採光性に優れます。
浴室は1418になっていました。浴槽はストレートタイプを採用しています。リモコン通話でリビングと会話ができることが特色でしょうか。保温浴槽や乾きやすい床,自動乾燥機能なども採用しています。浴室に対しては,新築マンションならまぁこれくらいだろうなという,平均的な印象を受けました。
洗面は,有機ガラス系の新素材仕様ということで,カウンターとボウルは一体成型になっています。この天板ですが,私は何となく安っぽいように感じました。高級感を出す場合は,キッチンの天板と洗面の天板はフィオレストーン等の人造大理石でまとめて一体感を出すはずなので,本物件は高級マンションとはやはり言い難いところです。鏡は一般的な三面鏡の裏側収納のタイプです。ノズルが引き出せたり,ヘルスメータースペースも確保しています。
トイレについては,手洗いを設置しており高級感があります。トイレでコストカットせず手洗いをしっかりつけてきたのは評価が高いです。
ガラス,浴室,換気方法の仕様です。なんと第一種換気(換気システムの中で最も上等。吸気口と排気口双方に機械が備え付けられており,強制的に室内を換気する能力が高い。一般的な新築マンションは第三種換気で,これは排気口は機械がつけられていますが,吸気口は何もついておらず,自然吸気となります。いわば,エンジンにターボがついているか,あるいはNAエンジンなのかというところでしょうか。)です!!これはすごいと思いました。
・その他の特記事項
玄関については,折り上げ天井ではないものの,クランクインを採用しておりドアを開けたらリビングズドンではないので,こだわりを感じさせました。アルコーブも最低限は確保しているので,プライバシー性の面でも健闘しています。また,玄関,浴室,バルコニーを除いて床面がフルフラットな点は,最近の時勢に即しており,評価が高いです。
また,各居室がきれいな長方形をしていて使い勝手がよさそうなこと,また,収納スペースもかなり確保されていること,プランによってはリビングにも収納スペースがある点も好印象でした。これによって,室内をスッキリ使用できるのではないかと考えます。
間取りについては,価格とあわせて後ほど写真として掲載いたします。
【価格帯・管理費】
モデルルームの見学を終えた後,価格面での説明となりましたが…住友不動産では「予定価格表も出さない」そうです。プランごとの図面を渡すので,そこに開示している予定価格を書き込めと言われました。一方,管理費の図表は提供がありました。
詳細は写真にゆだねますが,高層階にしては販売価格も健闘しているところと,タワーにしては管理費が抑えられていると思われます。
【総評】
全体的に高い水準でバランスよくまとまったマンションであると感じました。
室内については,天井高が高いことと,ワイドスパンで開口部が取れているので,実際の専有面積以上に広く感じます。建具・設備もよいものが入っており,居室の形状もきれいで,収納も豊富と特にけなす点はありません。
立地・周辺環境においても,扇町小学校,天満中学校もまで徒歩5~6分,公園も豊富,病院も近いと子育て環境でも特段の問題はないと思われます。駅も多路線が利用可能で,通勤利便性は高く,梅田も徒歩圏内ですので,ショッピングや週末の遊び・おでかけにも困らないでしょう。
用地がスムーズに取得でき,スケールメリットを効かせて販売価格・管理費をかなり抑えられたことも評価できます。資産価値の点ではかなり期待が持てるのではないでしょうか。
490戸ありすぐに完売には至らないでしょうが,売主が住友不動産なので,販売状況を見て好調であれば今後の販売期で価格を上乗せしてくる可能性があります。梅田エリアで探しておられる方にはとてもおすすめの物件ですので,興味のある方はなるべく早期に訪問されることをおすすめしたいです。
見学記は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございました。