>699 都市の中心部に位置し,政治,経済,文化など中枢的機能が集積している地区。銀行,会社,行政施設など業務管理機能,および高級・専門の小売店,デパート,卸売業の都心商店街,文化・娯楽などの諸施設が集中している。現在では,都心の代りに,中央業務地区 central business district (CBD) の語がよく使われる。
別の解説では
首都圏の中心地のことを都心と呼ぶと勘違いしている人が多いが、これは全くの誤り。大なり小なり一定の規模以上の都市ならば、都心部は構成され、ある都市地理学の文献では10万人以上の都市なら都心部は作られてると定義している。しかしながら、日本では総務省が定める政令指定都市及びそれに準ずる中核市以上のレベルでないと呼ばれないことが多い。
要は、その都市が都心と呼んでいるかは、その都市及び都市圏のマスタープランなどで呼称されるかどうかってのが現状である。また、それに準ずる地区を副都心と定めている自治体もあり、本記事は副都心やその他の拠点地区についても解説する。
海外の地理学ではCBD(central business district)中枢業務地区と呼び、ビジネスに焦点に当てているが、日本ではこれに商業地区(いわゆる繁華街)、官公庁街の概念も含んでいる場合がある。
なお、似た言葉にDID(densely inhabitaed district)人口密集地区があり、これらも都市の実質の規模を計測する指標として用いられるが、便宜上、DIDはCBDを包含する。