国交相が発表しているマンションの修繕積立金のガイドラインは以下の通りです。
http://www.mlit.go.jp/common/001080837.pdf
これによるとこのマンションは15階以下延べ床10,000平米以上の1番スケールメリットが得られる区分になります。
また、機械式駐車場は無いので加算はありません。
この区分において70平米の専有面積の部屋の場合、月額9,450円〜15,400円が目安、平均は12,460円です。
このマンションの設備は標準的、厳しく見てもそれを少し下回る程度なので少なめにみても10,000円程度は必要だと思われます。
それに対してこのマンションの修繕積立金は4,000円となっており、目安の半額以下と破格の安さになっています。
国交相がこのようなガイドラインを出さなければいけなくなった経緯として、新築マンション販売時に販売を優先して支払総額を安く見せるために、
ずさんな長期修繕計画をたてて修繕費を安く見せ、のちのち修繕費が著しく不足し突然の大幅値上げや高額な一時金支出が必要になっても売った後のことは知らん顔という問題が多発し社会問題となっているためです。