今回は大和ハウス工業が分譲しているプレミスト菊名の現地モデルルームを見学しました。本来であれば初回訪問時は駅前のモデルルームに誘導されるようですが、現地近くにいたこともあり、予約なしで竣工済み物件である本件の現地モデルルームを見せてもらいました。
■物件概要
所在地は神奈川県横浜市鶴見区上の宮1丁目です。
最寄り駅の東急東横線「菊名」駅は特急停車駅なので、横浜まで1駅6分と大変便利です。横浜線も通っており、新幹線のぞみ停車駅である新横浜駅もお隣です。
間取りは60平米台から80平米台までありますが、もっともバリエーションが多いのは70平米台の3-4LDKタイプと家族で居住することを想定された間取りで、営業の方曰く「どファミリー物件」だそうです。
売主は大和ハウス工業株式会社で、現地モデルルームでも大和ハウス工業の社員に対応いただきました。竹中工務店施工というあたりが、本物件の中でもひときわ目を引く要素だと思います。
■現地までの道のり
大正時代から開業している駅周辺は小規模な店が多く、ひとことでいうとごちゃごちゃした印象です。
駅からマンションまでは大きく3つほどルートがあるようですがいずれもそれなりに勾配のある坂道をほとんど最初から最後まで登り続ける必要があります。途中綱島街道沿いを歩いたのですが、車の通行量が多いうえに歩道がすれ違うのがやっとという幅のところが多く、ベビーカーを押しながら歩きましたがしんどいと思う場面もありました。マンション公式サイトには徒歩12分とありますが、訪問時は地図アプリで道を確認しながら歩いたので到着するまで20分近くかかってしまいました。道に慣れたり、もっと通りやすい道を見つけられたりすれば、駅までの行程もさほど気にならなくなるかもしれません。
菊名駅にこだわると駅までの道のりが坂なのが気になりますが、マンション近くからは多くのバスが出ており横浜まで20-30分で出られたり、鶴見駅までは始発バスが出ていたりするということなので、バス利用も積極的に考えられそうです。
■ロケーション&周辺環境
訪問日は猛暑日で非常に厳しい暑さの中、汗だくになりながら坂を上ったのですが、台地の上は非常は風通しがよく気持ちがよかったです。
現地に到着するとまず商談ルームになっている2階の部屋に通されて、物件概要よりも先にロケーションの説明がありました。よって本マンションの最大の売りは竹中工務店ではなくロケーションのようです。それもそのはずで、プレミスト菊名は海からほど近い立地でありながら海抜30mの場所に位置しており、津波の心配や大雨による浸水の可能性が大変低く、かつてはこの地域には北条家家臣の城が築かれるなど歴史的にも重要なスポットだったようです。横浜駅に近い地域は海抜10m以下のところが多く、泥炭層で地盤が脆弱というイメージでしたが、見学後に周辺の表層地盤増幅率を調べたところ1.48と、要注意閾値である1.5を下回っていました。これはおよそ皇居周辺や霞が関周辺に匹敵する揺れにくさのようです。
周辺にお住まいの方には大変申し訳ないのですが、地縁のない身としては鶴見区にあまり良いイメージがありませんでしたが、プレミスト菊名が建つ上の宮は閑静な住宅街といった雰囲気で大きな一軒家も多くファミリーにとって非常に居心地の良い地域のようでした。近隣は緑化指定地域であるため住宅街でありながら緑が多いのが特長だということです。
小学校の学区は、近所の馬場小学校と、徒歩13分ですが評判の良い港北小学校のいずれかが選択できるようです。中学校は上ノ宮中学校が学区とのことですが、港北小学校の場合は6割が中学受験をするのだそうです。幼稚園もたくさんあるようです。が、保育園は駅からも物件からも遠い(徒歩15分以上)ところに点在するくらいのようです。昨今待機児童が激増している日吉・綱島地区を抱える港北区と比較すると待機児童の数も少ないようですが、選び放題というわけではなさそうです。
現在、周辺では横浜環状北線の馬場出入口の工事中ということで、車ユーザーの方の利便性はさらに向上するようです。