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シロアリ被害実態調査報告書の内容を確認してみた。
確かに第4章では保証期間内の被害はほぼ0と結論付けているが、その後の第5章での築年数別の被害を見ると違った結果が見えてくる。
では何故第4章では保証期間内の被害をほぼ0と表現したのか?
保証期間内の被害が全築年数区分で在来工法が1.9%ツーバイ工法で3.9%。
保証が切れた住宅のシロアリ被害は在来の全築年数区分で23%、ツーバイでも23%。
シロアリの再発に至っては在来の全築年数区分で93%、ツーバイで70%となっている。
以上を見ると確かに保証期間内の被害はほぼ0とも言えなくはない。(ほぼ0と表現して実際の数値は明言してないが)
このことから第4章ではほぼ0という表現をしていると思われる。
ただ、続く第5章の表5-1を見ると分かってくることがある。
なお、この表5-1はは5年刻みで被害数を集計している点に注意が必要。(例えば仮に1年から5年目までの被害が100%だとして5年から10年が0%、10年から15年が0%その後50年までずっと0%だとするとだとすると、全体では10の区分に刻まれることになり全体で平均すると10%の被害となるような集計の仕方である)
在来工法で言えば築1年から40年までに限定して保証期間内の被害を合計すると約30%程度の被害が出てしまっている。
しかし、50年から114年までの保証期間内の被害はずっと0%である(前述の通りここまで長く区分を刻んでしまうと全体の被害数は極端に小さく見えてしまう、その結果全体の平均で1.9%)。築年数が経過した住宅で保証期間内の被害が少ないのはメンテナンスを継続している住宅が極端に少ない(なぜなら1度でもシロアリ被害にあえばメンテナンスを継続していてもC区分、つまり再発組にカウントされるから)、保証期間内の住宅被害が出ていないものではないかと思われる。
同様にツーバイの保証期間内の被害は築1年から20年目までで約30%に達してしまっている。それ以降在来工法と同様に0%になっている。
そして重要なのは最初に書いた全築年数区分でのシロアリ被害、在来1.9%は築50年から114年のずっと0%を加味してしまったがための少ない数値のように見えてしまっているだけで、繰り返すが築40年までで見れば在来工法は保証期間内で約30%の被害がある点である。
ツーバイも同様に全築年数では3.9%だが、築20年から40年の被害が0%となっている。
だが、築20年までに限定すれば保証期間内の被害は約30%にも上る。