福岡が東アジアの都市間競争に負ければ、東区副都心ドリームも水の泡でしょうね。
先程、東区に未来があると書きましたが、あくまで地場の経済浮揚が絶対条件。新規産業発展がなければ、都市の発展なんか有り得ませんから。
しかも、福岡の商業、金融、サービスはほぼ博多天神に集約され、東区が期待されているのは、これまで通りの工業、準工業、倉庫業、海運業、物流業の国際的レベルアップ。鉄道や高速、湾岸が揃う東区は本来住宅地としてより、産業発展にこそうってつけの地域。むしろ、千早駅前にマンション群が形成され、将来的に住宅の受け皿として十分に機能するのも、東区の産業発展に掛かっていると見たほうが正解でしょう。
住宅に関しては、福岡の富裕層や中間層は歴史的に中央区、早良区、南区の比較的環境が良いエリアから、新興ではよく比較される、西区姪浜以西や春日大野城市まで分布。しかし、あくまで住宅として開発発展してきたこれらエリアと比べ、東区千早人口島は福岡の工業、物流の拠点として位置付けられている東区副都心開発なため、交通や建物の多くは巨大かつ合理的、殺風景で、公園や商業も大味と感じます。ですので、失礼とは思いますが、住環境としてはイマイチかなというのが私の評価です。これも今のところの話しですけどね。
東区の過去の歴史や、外国人問題、犯罪件数などは、デリケートな話なので割愛します。