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最近は二重床物件がほとんどですが、実際どちらが良いのでしょうか。
[スレ作成日時]2007-07-09 22:59:00
最近は二重床物件がほとんどですが、実際どちらが良いのでしょうか。
[スレ作成日時]2007-07-09 22:59:00
>600
配線はともかく、配管を移動させる様な工事は、直床の場合、
非常に大変です。マンションの構造によっては出来ない場合も多いです。
ただし、二重床と言っても好き勝手な場所に配管を移動するのは
無理です。特に音のする下水道等はかなり制限されます。
居室の壁に接する場所には移動しない等、管理組合で取り決めを
している所もあります。
実際の施工例として、キッチンやトイレを移動する様な場合は少なく、
キッチンの向きを、壁向きからカウンターのオープンキッチンに変更と
いうのが多いです。
この場合、システムキッチンの中を配管が通っていくので、直床でも
二重床でもそれほど費用の違いは出ません。
とは言う物の、移動の自由度は直床より二重床が優れています。
ただ、従来工法の二重床では、直床よりは自由度が高いですが、
ある程度の制限が残るのは事実です。この点を解消したのが、
SI工法の住宅です。
間取りを変更する様な大きなリフォームも可能です。
変形間取りの住宅も増えてきましたが、スタンダードな間取りが
好まれる(売りやすい)状況は変わっていません。
今後、SI工法の住宅がどの様に普及していくか興味深いところです。
戸境壁の場合は、空間を設けると太鼓現象が起きるため
クロスを直接貼り付ける工法がよいのだそうだが、
床の場合に、二重床の方が遮音性能の良くなる理由が
わかりません。実は遮音性能については、直床の方が
良いのではないですか?詳しい方教えてください。
>二重床の方が遮音性能の良くなる理由が
>わかりません。実は遮音性能については、直床の方が
>良いのではないですか?詳しい方教えてください。
二重床はリフォームしやすいというメリットと、フローリングが柔らかくない
板の間の様に出来る事が長所です。
遮音性については、直床の方が良いという専門家もいます。
ここからは設計に携わる者(まだ駆け出しですが)の一人としての、個人的な
感想です。
2007年前半までの不動産ミニバブルの時に、マンション価格の高騰にあわせて
高付加価値の床という事で多くのマンションで二重床が採用されましたが、
2008年は、一転してマンション不況になりました。
マンション価格が一部の地域を除いて下落し、低価格のマンションが望まれています。
従って、マンションの設計においても低コストが求められる状況の中で、低コストで
コンパクト、遮音性も遜色ない直床構造は、そのコストパフォーマンスの高さから、
設計の際に見直されていくと思います。
二重床の方が売れるからとコストを削った低品質の二重床を無理に採用する事は
避けるべきと思います。
コストを削った低品質の二重床にしちゃうような低モラルの会社なら、
直床にするときもコスト削ってしまいそう。
>>602
直床直天井でスラブ厚&仕様が一緒ならそうだとは思う。
あと、大抵スラブの仕様が違う(悪い方にふられる)事が多いって事でしょう。
階高を考えない直床設計ならいい物件も出来上がるがあまりみたことがない。
(二重床よりも100mmは余裕がでるはずだかその恩恵をうけてる物は皆無)
>コストを削った低品質の二重床にしちゃうような低モラルの会社なら、
>直床にするときもコスト削ってしまいそう。
会社のモラルって…売価が一緒ならそうかも知れないけど…
売価が下がる、材料費は上がる。
慈善事業ではないのだから、なんとか利益を出すためにコストダウンを行うのは当然の事。
これはやむを得ない。設計者にも厳しいコスト要求がある。
販売数も激減なので、薄利多売も出来ない。
かつて、バブルが崩壊した後、バブルの頃に設計された中古マンションは、作りが贅沢で
品質がよいって言われていたと思う。
近い将来、
「不動産バブルの頃のマンションで姉歯事件以降に設計されたマンションは品質が良い。」
って言われる様になるかもね。
今マンションを買うなら、建設中や、これから建設の物件じゃなくて、
去年〜今年の春頃までに竣工したマンションの在庫物件で、値引きまでしてくれる様なのが
良いかもね。
>>603さん。
専門の方との事でご質問ですが、コンクリートは音を良く反響するのではないのでしょうか?
ここで新幹線の騒音対策に頭を痛めている問題を素人ながら連想しますが、
二重床=コンクリートスラブ軌道←前者が床を支えているゴム脚は後者のモルタルを敷いて軌道スラブを載せているのと似ている。しかし表面が平滑な為に騒音抑制が効かない。
直床=バラスト軌道←前者はフローリングに防音材を詰めて浮かせている様な構造、後者はバラストが音を拡散させてスラブ軌道より騒音が少ない。
何だかそれぞれメリットとデメリットを持っている様に思います。
そもそもコンクリートはミクロの世界でセメントや骨材に隙間があるためそれが完全な防音は不可能と言うことなのでしょうか。
閉じられた空間に振動が伝わると反響して音が拡大するからでは?
太鼓を軽く叩いただけでポンと大きな音が発するのと同じだから太鼓現象。
コンクリート自体は遮音性能があっても音量が増大された後では限界がある。
だから隙間と換気扇等で空気の流れを作る(隙間や気流が別の欠点をもたらすが)等の対策法がある。
いい方法を思いついた。
直床の防音材を厚くして、それだと不安定だから棒を配置して床をしっかり固定するのはどうだろう?
あるいは2重床の空間に空気層を作らないよう防音材を敷き詰め、床の下の空間を無くしスラブに直接のるようにするとか。
まああまり細かい事は考えず、階高に余裕のある傾向が強い分、2重床のほうが優位と見たほうがいいのでは?
必要以上の使い道のない無駄と取るかは人それぞれ。
607さん
603です。
床の専門家ではないのでご期待に添えるか分かりませんが。
>そもそもコンクリートはミクロの世界でセメントや骨材に隙間があるためそれが完全な防音は不可能と言うことなのでしょうか。
設計者はそもそも完全な防音を目指していません。
はっきり言うと、そのマンションの基準値以下にする方法を検討するのです。
その選択のひとつとして選定する床の仕様があります。
次に許される階高との関係です。低層物件では設計の自由度がある場合が
多いですが、階数が増えると高さが取れなくなる場合があります。
そして、忘れてはならないのはコストです。
マンションは商品なので、売って利益が出なければ商売として成り立ちません。
階高を取るとコストがかかります。
従って、販売価格を上げるか、強度をギリギリにして階高を稼ぐかという事になりますが、
実際はそんな事は出来ません。階高を必要充分なところで決めるのです。
評論家の本で、「良いマンションかどうかはその階高を見る事」と書いてあるので、
階高を気にする人が増えましたが、本当にそうでしょうか?
天井高が必要充分で、強度が充分あれば、販売価格を抑えた物件の方が、
良心的な設計のマンションではないでしょうか?
言い値で売れる高級マンションは、すべて最新の物で設計する事が求められますが、
一般的なマンションでは、長年の実績のある工法も見直すべきと思っています。
そのなかで、直床構造は低コストでコンパクトなのに、性能は良いので、もっと
評価されても良いと思います。
マンションを買う人にアドバイスとしては、価格が安いのにコストが掛かるはずの
仕様をふんだんに盛り込んでいる物件は、他に何か理由があると考えて下さい。
完成済みの売れ残り物件ならば、原価割れでの販売も有りますが、最初から安い
価格設定のマンションは、どうして安いのか、確認が必要です。
2重床は太鼓現象もあるし、多数の棒で床を支えているため力点が集中し常にかかと落としで歩いているようなもの。
だから、黎明期にはスラブ等のスペックの優れた高価な物件でも騒音被害が多発した。
衝撃を直接伝えるか吸音材やゴムを敷いて軽減するか。
それら緩衝材を敷けば今度は緩衝材の上、すなわち戸内全体に浮遊感が発生して揺れが伝わってしまう。
衝撃を点で受けるため、直床と同等の吸収力を得ようとすれば戸内で船酔いしかねない。
緩衝材とスラブ厚等の物件スペックを考えバランスを取る事で最適化するのであり、騒音が許容できる範囲で、できうる限り緩衝材を減らし浮遊感を感じさせないようにすることになる。
(609さんの書く様に基準をクリア(基準以下の騒音)するギリギリを目指す)
ただ、元々の発生源が力点の集中した棒であるため、面で受ける直床に対し分が悪い。
しかし、高級物件であればそれらの欠点もコストによりねじ伏せ、将来役立つかもしれない空間余裕を手に入れることができる。
無理して導入しなければ優れた仕組みであることは間違いない。
今2重床に住んでいます。
床はキコキコなるし二階の音も響きます
最近床板も浮き上がってきてはがれてきました
最上階は豪雨の時雨漏りがあったなど
億物件なのに信じられない手抜きだったようです
二重床、二重天井は高級マンションには絶対…みたいに言われていますが、
最近はどうもそうでもないらしいですね。
4〜5年前はピークだったそうですが、やはり音の響き具合が二重床はすごいらしく、
どこへ行ってもその話題は出ますね。
下に響くと言うよりも上に響くことが多いみたいです。
特に金属音、スプーンなどを落としたりする音とか。。。
ですから今はわりと二重床に拘らず、どちらかと言えばスラブ厚や
コンクリを全体に使っているかを気にした方がいいみたい。
コンクリでも空洞部分を作っていたらあまり良くないようですよ。
二重床だけど直床のほうが良かったな。結構うるさいぞ。特に横方向に響く。
>億物件なのに信じられない手抜きだったようです
手抜き物件に直床も二重床も関係ない。
何の参考にもならない話。
遮音性、耐震性は在来スラブの方が高い。ただタワーマンションが増え
高層階買う人はどうしても梁のある空間が嫌みたいでゼネコンも
いやいやボイドスラブ使ってるそう。ボイドスラブで二重床は樹脂による
遮音工事が必要で経年劣化が早い。5年ぐらいで劣化が始まる。やはり
梁でスラブ受けて直床フローリングの通常工法が構造的には今のところ最強みたいです。
二重床って防音対策と違うから。メンテナンスの為だから。
二重床=防音 がそもそも間違い。
構造的に、というか直床が優れているとしているのはスラブ厚があってのことでしょ?
そんな物件どこにあるの?
ま、構造上の特性を除外したとしたって
直床ってのは長谷工をはじめ、Mツヤハウジングや●藤産業、
その他もろもろ危なそう(倒産しそう)なデベ物件ばかり・・・
そんなのもういいんじゃない?
同じ「厚さ」ではボイド(中空)スラブより中実スラブのほうが遮音性に優れていても、同じ「重さ」ではボイドスラブの方が遮音性も強度も優れている。
高層建築ほど重量が重要であるから、この2者であればボイドを選択するのは当然。
タワーマンションで見られるのは、スパンクリートなどプレキャストの中でも鋼線により強度をあげたもの。
プレキャスト(工場でコンクリート板を作り現場で仕上げる)は工場管理でテストも行われているため、密度が高く遮音性や強度・寿命に優れ品質が安定して高い。
(スパンクリートスラブはこの板を敷き詰めその上にセメントを現場打ちしたもの)
と、一見よさそうだが、強度というものは構造計算での必要量を満たすためのもの。
こういったスラブはボイドスラブを超える中空(中に空間がある)で、「強度が高い」は「実質のスラブ厚が薄い」とイコールとなり、結論として出来上がったものは遮音性に劣る。
乾式戸境壁も、遮音性はコンクリート壁より大きく優れていて隣家の音は聞こえない。
コンクリートより乾式の方が遥かに信頼できる。
しかし壁にはもう一つの効果があり、壁のおかげで床が支えられているという点がある。
こうして梁が少なく(床スラブや梁を)支える壁もない構造が、床スラブが強靭で支えがなくても長く渡せるために出来上がる。
それぞれ一見必要な点において優れた数値を叩き出すが、総じて見ると大した事の無い成績に落ちてしまうのがタワーの欠点。
(ただ安定して寿命が長い点は良いと思う)
>>616
専門的な言葉が並べられている様で専門家のようですが、ラーメン構造より中・低層の壁式構造の
方が水平応力による変形に強いって事でしょうか。
しかし、もう大昔の話ですけど新潟地震で壁式の5階建てが横倒しになったケースは基礎が貧弱
だった為でしょうか。軟構造と頑丈な構造はどちらもどちらでしょうかなぁ。
超高層にしてもスーパーウォール構造があるそうですけど。
直床に住んでいます。
LL45ということで安心して購入しました。
1年目は非常に静かで、
階段を降りるハイヒールの音がコツコツ響く程度でした。
しかし、
2年目。上階より、ドスドスと歩く音が目立ってきました。
おそらく、マンション生活に慣れて、下の人に気配りができていない?と思いました。
でも、
あまり神経質に気配りしてたら、息苦しいでしょうし、
多少は目をつむることにしています。
スレ読んでいると、2重床も、それはそれで騒音が激しいようですね。
アパート・マンションの難題である、上階からの音、
これをクリアできるような工法が出てくるのでしょうか。
素人の意見なので、すみません。