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>>653
ローンチスプレッドっていうのは、一般的に新規発行債券の表面利率と条件決定時の参照国債利回りとの差のことを指すの。
住宅ローンの場合は、住宅金融支援機構債券と10年物国債利回りとの差を表してるの。
で、ローンチスプレッドっていうのは結局のところ、債券の需要と供給で変動するのだけど、
国債の利回りが下がれば、国債よりも、ややリスクが高いと考えられている住宅金融支援機構債券の利回りも
連動して下がるということ。
もちろん10年もの国債の金利が▲1%のときに、住宅金融支援機構債を利回り0.3%で機構が募集すると、
ローンチスプレッドが1.3%となるってこと。
だから、
>>マイナス金利中は、ローンチスプレッドが上がるか下がるかだけを一喜一憂したらよいってこと?
というのは間違い。
流れ的には、機構債の利回りを先に決めてから、「だからローンチスプレッドは○%です。」という順序。
ただ、今後、日銀がマイナス金利を、例えば2%にしたときにだね、
住宅金融支援機構債の利回りがマイナス1%になるかというと、それはほぼありえないのだね。
(ローンチスプレッド1%ってことね。)
個人投資家が機構債を買うことは少ないのだけど、機関投資家が買うことはあるよね?
機関投資家だって、使わないお金は当座預金に預けるよね?
当座預金に預けてれば、金利は0%。少なくともマイナスじゃない。
この時点で、機構債を買うくらいなら、銀行の当座預金に預けておいたほうが良いということになる。
ま、普通預金でもいいけど。
国債は日銀が買いあさってるから需給ひっ迫してマイナス金利が加速しているし、
将来的に高値で日銀が買い取ってくれると思えば、少々マイナス金利でも購入意欲がわくわけ。
でも、機構債を日銀は買い取ってくれないでしょ?(今のところは)
だから、利回りがマイナス化する機構債なんて買い手がつくわけがないわけ。(今のところは)
つまり、これから、かなりマイナス金利が進んでも、フラット35の金利の下限は、35年で0.8%程度が限界ってこと。
下げの余地としては、3月実行を基準にしても、もう0.45%程度しかないのだね。
まあ更なる量的緩和で、もし、将来的に機構債まで日銀が購入することになったら、話は変わってくるけどさ。