唐突な投稿になりますが、
第1回目の大規模修繕工事の時期に、管理組合がどう動くかが鍵だと思います。
ポイント1
分譲系列の管理会社に手続きを丸投げすると
2回目以降は、なし崩し的となり、管理会社の言いなりだと想像されます。
(前回と違うやり方に変えるのは相当なエネルギーが必要と思います)
メリット・デメリットを精査したうえで「設計監理方式」は有用だと思います。
信頼できる地場(地元)の設計会社・施工業者を選定できればベストです。
(大手でも施工監理だけで実際の作業は地場の会社が行っているのが実情でしょう)
ポイント2
大規模修繕工事で修繕積立金の相当額を放出し値上げの検討は必至になります。
値上げ幅を抑えるために管理費の支出に関心が向けば絶好のチャンスです。
大規模修繕工事にあたって修繕員会は組織されていると思いますので、
頑張って、是非、管理費の見直しまでを検討に加えてみる価値は大いにあります。
当マンションの管理費見直しの例
(70~80戸、見直し前の管理費支出1千万円強/年)
①管理会社経由の業務委託8件を全て管理組合の直接契約としました。
管理会社の上乗せの無い明朗な契約となりますし、業務成果が悪ければ、
管理組合(総会決議)で会社変更できます(管理会社への相談は大事です)。
-100万円/年 修繕積立金へ充当
②インターネット会社を地場の会社へ変更
-120万円/年 組合員へ還元
(利用世帯:2千円未満/月、未利用世帯:機器保守費でワンコイン程度/月)
③管理会社(穴吹コミュティー)を地場の会社へ変更
-150万円/年 修繕積立金へ充当
結果、-370万円/年、管理費の全支出の約1/3のコストが削減されました。
このうち-250万円/年は(管理費で支出した残りを)修繕積立金へ充当しています。
修繕積立金の目下の増額は回避でき、先延ばしすることができました。
(※今後の全ての修繕積立金の値上げの回避ではありません)
(再掲)
第1回目の大規模修繕工事のタイミングが最も大事と思います。