リセールバリューの資料がありましたのでご紹介します。
タワーは眺望が魅力の一つではありますが、眺望が優れていなくても資産価値の観点ではあまり影響はなく、不動産購入時も積極的な選択肢とはならなそうで、既に供給済の住戸でも塞がれている南側もそれほどばらつきなく販売済でした。
むしろタワーの魅力は立地に優れ大規模のため資産価値が維持しやすい点でしょうか。
1.総括(東京カンテイ)
広域(ウェイト 6 割)と狭域(同 3 割)の立地合わせてリセールバリューの 9 割が決定され、物件のスペック
及び個別要因は合わせて 1 割程度(各 0.5 割)というイメージになる。立地のウェイトが極めて大きい。
・不動産は買ったら終わりではなく、住宅は“住まい”であると同時に“資産”でもあるという意識が重要。
・不動産購入の失敗は家計の破綻をもたらすこともあり、決して失敗出来ない。
①広域立地(都心か郊外か。人気がある住宅地かどうか) 〔60%〕
②狭域立地(駅に近いか、駅から離れているか)〔30%〕
③物件のスペック(広さ、何階建ての何階か、周辺環境)〔5%〕
④個別要因(物件の仕様、設備グレード、専用庭の有無など)〔5%〕
2.駅からの徒歩時間と築10年の中古価格(東京カンテイ)
3分以内 96.2%
6分以内 93.7%
10分以内 92.6%
15分以内 89.1%
・複数駅利用可能な物件のリセールバリューは単独駅のみ利用可能な物件よりも高くなる傾向がある。
3.戸数と築10年の中古価格(東京カンテイ)
100戸以上 90.4%
150戸以上 92.0%
200戸以上 101.5%
500戸以上 110.3%