こちらのタワーマンションは竣工が平成26年1月ですから、完成から1年以上経っています。
3月16日現在、ついに事務所使用住戸のみとなったようです。
あと一息ですね。
かなりひとごとのように書きましたが、実はこのタワーマンションには「川口金山町12番地区第一種市街地再開発計画」の発表段階には注目していたんですよ。
当時こちらの場所には川口市のおやくそく、広大な鋳物工場がありました。
私の金山町のイメージは「茶色」でした。
まあそれはイメージというより、鋳物工場から出る鉄粉などで汚れた工場の実際の色でもあったのですが。
金山町の計画を知り、現地を見学したときに感じたノスタルジックな光景はまだまぶたに焼き付いています。
廃墟マニアという人種がいるの知ったのは数年前ですが、私わかるかも~と思ったのを覚えています。
そんなこんなで、日々の雑事におわれている私をよそに、再開発計画は着々と進んでいきました。建物の配置計画図面を初めて見たときには本当にわくわくどきどきしました。
が、工事が始まってしまうと、とりあえずいろいろ忙しくて、結局一回もモデルルームに足を運ばなかったという。
モデルルームの横を何度素通りしたことか。
どんどん空にのびゆくタワーは遠巻きにリアルタイムで見ていたのですが、現地にはあまり行かなくて、気がついたらタワーの北側に別のマンションも建っていて、金山町一帯がほんとうにこざっぱりとしてしまいました。びっくり。
で、建物内モデルルーム。
おじゃましてみたいわ~と思いつつ、面倒くさい気持ちが先立ってぼやぼやしているうちに、希望の広さ、間取りはなくなっていて(あったかどうかすら知らない)、ますますひやかしだけでは行きづらい雰囲気。
が、ここにきてついに私の「マンション購入やる気スイッチ」オン。
後悔のないマンション購入をするために参考になることはなんでもする。ひやかしと思われてもぜんぜん平気~!!な気分になりました。
受付の女性が、「アンケートを・・・」と言い掛けて、「書かなくてもいいですよね?」と聞いてきたので、書いてもよかったのですが、「じゃあいいです」と辞退。完全にひやかしだと思われているね。
ひやかしなんだけど。
しつこく言い寄られるよりはいいかと。
しかし窓からいい景色です。
で、担当の男性登場。
「モデルルームの見学ですね」と、物件の説明も無く上の階へ。
たぶん30階の西のお部屋70Jタイプを見せてもらったのだと思います。
玄関が広くて、まずは好印象。シューズインクロークもあって、収納は抜群です。
廊下も少なくて無駄がない。
一部屋窓のないお部屋があります。四角くて白くて怖いです。
家具を入れれば雰囲気は和らぐのでしょうか。
しかし眺望がすばらしい。
隣のタワーマンションの高さを越していますので、視界には入りますが、優越感が違います。
そして荒川の静かな流れと、都内。
晴れていれば富士山。
当日は曇っていたのですが、晴れた日は富士山がきれいに見えるそうです。
はい、我が家からも見えるのでよく知っています。
こちらのお部屋もきっと、西に沈む夕日の最後の光ひとかけらまで享受できると思います。
川口駅周辺にタワーマンションはあまたあれど、これほど抜け感、開放感を感じれるお部屋は少ないように思います。
景色最高~。
ただ、夏の西日はきつそうですよ。
ひやかしの客認定で、営業担当者もあまり物件の説明をしないので、特筆できることがあまりないのですが、こちらのお部屋は5100万円だったと思います。
お値下げ交渉OKでした。
現在は売れたと思います。
おいくらになったのでしょうかね。
モデルルームを見終わると、そのままあっさり1階エントランスまで見送られました。
たぶんこちら、共用施設がたくさんあるようなので、「買う顔」をしていけばもっといろいろいろ熱心に説明していただけると思いますよ。
今回は私もあまり時間がなかったので、これくらいでいいかという気分です。
景色堪能しました。