PCの柱は仮の高さ調整治具(ボルトなど)で所定の高さで借受されており、鉄筋はPCの柱とは上下には数センチの空間があります。
この空間を固化材で埋めて固めて上階へ進むことになります。要は高さを仮に決めたまま、上に重量がかかったため、鉄筋とスリーブ(穴の金具)の上下数センチの空間に柱が下がったものです。数階コンクリートが進んでから、重さに耐えられなくなって、全体の柱が一気に数センチ下がったということです。人間がする作業はいかにマニュアルがあっても忘れるとこのようになります。傾斜マンションの杭も建築工事用の仕様書通りに、掘削土を確認して支持層を確認、人のするところには「ごまかし、見なくても見たことにチエック」などで高くつくことになります。
鹿島の設備用のスリーブ、白金の鉄筋忘れ、などなど、きりがありません。