- 掲示板
12月末から出現し、的確なアドバイスを下さるゼネコンボーイさん。
毎度感心して記事を読ませてもらっています。
そんなゼネコンボーイさんとQ&Aをするコーナです。
みなさま質問をどうぞ!
[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
12月末から出現し、的確なアドバイスを下さるゼネコンボーイさん。
毎度感心して記事を読ませてもらっています。
そんなゼネコンボーイさんとQ&Aをするコーナです。
みなさま質問をどうぞ!
[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
GBさん復活ですねw
お体気をつけてあんまり無理しないようにね。
>>418.の方へ
まさかあの時間帯に質問されている方がいらっしゃるとは思いませんでした。
スラブの仕様は分かりましたが、スラブのスパン=間口(スラブを支える大梁間の距離)はいくらですか?
>>420.の方へ
二重床への変更は、まず間違いなく却下されます。戸内の床レベルが合わないこと以上に、
仮に戸内すべてを嵩上げしたとしても、バルコニー側とのサッシュとの取り合いが狂ってくるからです。(天井高がその分、低くなることは入居者ががまんすれば済むはなしですが、一住戸のためにサッシュを特注することはまずしません)
また、同じ厚さで同じ遮音性能の「フアフアしない」直敷きフローリングは存在しません。
確かに、最初は若干の違和感もある方も多いとは思いますが、やがてそんなものかと慣れてきます。
例えがよくないかも知れませんが、絨毯とフローリングの順番が逆になり、拭き掃除がし易くなった遮音床工法だと考えてください。
(広い居間と広い住戸面積でいいですね)
ゼネコンボーイさん復活ですね!
早速質問
ゼノコンボーイさんの目から見て
今、都内で売出し中の物件で将来
資産価値が上がると思われる物件はズバリ、ドコですか?
いきなり無茶な質問すいませんw
420です。
ゼネコンボーイさん、早速コメントいただきありがとうございます。
そうですか。。。直敷きフローリングの宿命ですか。。。
大きめの絨毯を敷いて誤摩化すのと「慣れ」に期待することにします。
続いて質問です。この物件は、「戸境壁は約200mm、床コンクリートボイドスラブ(サイレントボイド)は約320mmの厚さ(一部除く)を確保している」と謳っていますが、この数値は業界平均と考えてよいのでしょうか?
また、Qu/Qun値は1.16とのことですが規制値1をどの程度超えていたらよいのか判断できません。
マンション関係は素人には判断基準がなじみがなくパンフレットを見てもピンときません。
よろしくお願いいたします。
すみません、遅い時間に・・・
いろいろ資料とか見て悩みまっくって毎日寝不足です(^。^;)
スパンですが、どこをみればいいでしょうか?
上層階でルーフバルコニーがあるので・・・
なにぶん土素人ですのでお許し下さい。主人にも確認してみます。
GBさん
私も一流建築家や達人が不勉強なまま消費者に情報を流してるのを疑問に思う一人です。
各学会の基準、最新技術の情報収集もせず、いつまでも過去の事例を紹介しているのを
見ると、彼らが建設業界を不信にさせてるとしか思えません。
GBさん頑張って下さい。
スレと関係ない発言お許し下さい。
>>418の方へ
あなたの場合は、隣戸との戸境壁から、ルーフバルコニーのある部分の外壁までの距離になるはずです。
>>424の方へ
この種の質問には答えることができません。
そんなに、しらみつぶしに案件を見ている訳でもないので。
法則としては、すぐに完売する案件が、資産価値の高いマンションです。
これはと思ったところでは、抽選会に参加しましょう。
初回の抽選会の倍率が高いものは、だいたいはずれが少ないと思いますが、
本当に耐久性が高くて、可変性に対応したものかどうかは、よく事前に下調べするしかありません。
中古案件では、高さ制限がきびしくなった地域のその高さ以上の居室の価値は高くなります。
具体的にそれがどの場所かは秘密です。
戸境壁からLD→和室→洋室→ルーフバルコニーとなっています。
和室と洋室の間に柱があります。
戸境壁から柱までは7,450ですが、外壁までだと11,050になっています。
>>429 418.の方へ その1
スパン約7.5mで、厚さ275mmは構造的に経済設計となっている標準的なものです。スパンクリートはその下端部にPC鋼線が緊張状態で打ち込まれている穴あきPC板工法で、長期的なたわみが抑制される分、設計によってはさらにスラブ厚さを薄くすることが可能になりますが、本案件においてはそうではないようです。
同様に、アンボンド工法というのは、現場において、PC鋼線を内蔵したシース管をスラブ内に中央で下にたわんだ状態で打設し、コンクリート硬化後に、スラブ両端より緊張作業を行い、スラブのたわみを抑制する工法です。このPC鋼線のあるスラブ工法の注意事項は、そのたわみ抑制能力をフルに活用して、スパンに対して限界まで薄くしないことです。このスラブスパン−スラブ厚さのプロポーションが悪くなると、先の>>414-415で記載したように、1次の振動モードの周波数は確かに63Hz帯域(この辺の説明は、>>243-248を参照)より低くなりますが、今度は2次の振動モード(スパン内に2つの弦振動が存在)が大きくなる可能性があり、注意が必要です。
先の購入本でアンボンドスラブが遮音性が悪いと指摘されるのは、たぶん、スラブ厚さを抑えてスパンを跳ばした場合に遭遇したと推定されますが、そのような極限の設計をしない限りは、特に問題ないというか、他のスラブ工法と同様な性能になります。
その意味で、418さんの購入検討物件もスラブの遮音性能は標準と考えてよいと思います。(本当は、間取りの開示があれば、より確かな推測になりますが)
>>429 418.の方へ その2
>私どもは小さい子供がいるため階下に対する騒音などを心配しております。
>防音性のあるカーペットなどを敷こうと考えていますが、これで大丈夫でしょうか?
次に、子供が走ったり、飛び跳ねたりすることですが、この行為による重量衝撃音は、カーペットで防ぐことは原理的に不可能です。ただし、小物落下音とかには有効なので、大切な対策であり、無意味ではありません。和室とか畳があれば下階に音がしないイメージがありすが、この重量衝撃音のドスンドスンの音は、他の部屋と同じように下階に響きます。
GBは、なぜ日本人の子供は、マンションの中を走り廻る遊びになってしまうのか、考え込むことがありますが、DNAに刷り込まれているのでしょうか。諸外国でも集合住宅はたくさんありますが、この重量衝撃音の規準を持っているの日本だけのようで、ISOの規準においても、ハイヒールの歩行音を模していると言われる軽量衝撃音測定の規定があるだけです。
欧米に比べて、共同住宅に住まう歴史の短い日本では、住戸内で走ったり跳んだりしない「しつけ」をあきらめないでしていくことが大切なことだと思います。
>>429 418.の方へ その3
>下の階からの苦情を予防するために
・現状のマンション技術では、完全は遮音は不可能なので、入居者全員がそのような意識を持ち、たまに生じる音に関してはおおらかになること。と同時に、お互い不必要な音を出さないように注意して生活すること。
・下階の人との簡単な挨拶を欠かさないように気を付けて、その生活スタイルを阻害しないように子供の遊びを監視すること。
・苦情が出た場合、子供を連れて謝りにいくこと。下階の人が苦情に来た場合は、子供をその場に呼んで、言い聞かせること。(子供の顔を知っていると、下階の方の受容限度が緩和される効果があるらしい)
・できるだけ、梁際で遊ばさせる。重量衝撃音がスラブ中央とではかなり違う。418さんの場合、洋室の方はルーフバルコニーの下階の方の方へ響く住戸になっていると思われます。この部屋のスラブはその住戸のスパンで支えられている設計ですが、外壁によって拘束され、大梁から外壁までの距離が3.6mの短スパンスラブと同様な遮音特性になり、洋間での床衝撃は特定周波数での騒音となる可能性がありますので、ここは避けた方がよいかも知れません。もちろん走ったり飛び跳ねない限り、どこで遊んでも問題ありませんが、小物を落とすので、必ずカーペットの上で遊ばせるようにしましょう。
ゼネコンボーイさん、早速の回答ありがとうございます。
大変だぁ・・・スラブ厚、LDは275ですが洋室は200なんです。洋室では音に気をつけるようにします。
扉や窓の開け閉めも響くのでしょうか?窓は3面ありますが全て腰窓です。
この洋室は夫婦の寝室として使うつもりで絨毯を敷く予定はなかったのですが大丈夫でしょうか?
入居の際には上下にご挨拶しに連れて行きます。(上下とも小さいお子さんがいるみたいですし)
子供達には室内で走ったりな跳ねたりしないようにわかるまで注意します。
男の子の性なんでしょうか・・・わけもなく急にジャンプするのって。何が楽しいのやら。
入居時期には小学生になるので落ち着くことを期待しつつ躾も頑張ります。
「直床 200mm 梁あり」の某ゼネコン仕様の物件を検討していまいしたが、
同じ仕様の他のマンションではほとんど住人同士騒音が問題になっています。
そこでこのゼネコンを避け他の物件を今回検討しています。
2重天井、2重床 260mm サイレントボイドスラブ 6.7mスパン
ゼネコンボーイさんは、直床のほうがいいと述べておられますが、
この物件はどうでしょうか?
よろしくお願いします。
10年程昔のことですが、米国の集合住宅の視察調査を旧住都公団の連中としたおり,ワシントンDCの建築家から聞いた話ですが、こちらの連中も子供が跳んだり走ったりしないように躾には気をつけているとのことでした。
また、米国の集合住宅の居住のためのガイドラインには、騒音対策として木床の場合は、歩行部分にカーッペットのピース敷きを推奨しておりました。
要は米国でも、騒音問題はあるということですね。以上、ご参考まで
ご返事が遅くなりました。
>>425. 420.さんへ
>約320mmの厚さ(一部除く)を確保している」・・・、この数値は業界平均ですか?
ボイドスラブの厚さはたぶんそのマンションにおける最長スパンにおける、構造上の要請から来ています。よって、320mmの厚さはかなりのスパンになっていると想像され、その意味では稀な例です。(ボイドスラブは残念ながら、250-275mm程度が多いので。)たぶん、この厚さでいくと、直床の軽量衝撃音はかなりよい方になります。
>Qu/Qun値は1.16とのことですが規制値1をどの程度超えていたらよいのか判断できません。
耐震強度の件ですが、1.0を超えていたら、ひとまずご安心ください。
たぶん、8割以上のマンションは、1.0〜1.1の範囲で経済設計しています。
今回の耐震偽装で、品確法等級4に対応する1.25の値を要求するデベも出てくるかもしれませんが、購入者の関心もそこまでいっていないようで、余りその噂は聞きません。
【ご本人からのご依頼により一部内容を削除させて頂きました。管理人】
>>433: 悩める母さんへ
>扉や窓の開け閉めも響くのでしょうか?窓は3面ありますが全て腰窓です。
>この洋室は・・・絨毯を敷く予定はなかったのですが大丈夫でしょうか?
たぶん、腰壁の下には、小梁が設定しており、その小梁と大梁間の3.6mのスパンに通常の200厚さのスラブを設定しているようですね。下階の間取りというか、下階のルーフバルコニー下の住戸の戸境壁が、この腰壁下にあるのか、それとも大梁下にあるのかで、下階への響きかたも違ったものになりますが、どちらの場合も、通常に丁寧に開け閉めする限り、下階には外壁に付随するGL工法の内壁がないので、ほとんど響かないと推測します。
また、子供の遊び場にしない限り、絨毯を敷く必要もないでしょう。
>>434.の方へ
434の方の指摘するマンションがなぜそこまでよくないかは、実物を拝見・体感しないとなんとも言えないことろですが、、直床であっても、必ずしもいつもよい訳ではなく、へたな業者が施工すると、接合部分の接着材が多すぎて、クッション部分まで漏れてきて、そこの弾力性がなくなって、音がするとかの不具合を生じます。また、軽量衝撃音では、直床の得意とする衝撃音源があり、一方で二重床の方が得意な衝撃源があるのが実状です。ハイヒールを模した試験器では、直床がよい性能を示し、(=JIS測定値はよくでる)ゴルフボールの落下では、二重床の方がよい性能を示したりします。(ドスンの重量衝撃音は、直床の方が安定してよい性能がでます。)
さて、ご検討案件ですが、とにかく二重床は、「防振際根太」を確認してください。これをしない限り、常に直床が勝ります。厚さ260mmというのは、ごく標準的なものなので、GBの推奨はボイドの場合は、厚さ275mm以上ですが、構造上の要請がない場合に、なかなかこの厚さにするケースも少数派なので仕方ない部分です。
このサイレントボイドですが、他のボイドスラブと比較して、特にサイレントな訳ではありません。このボイドには、ハーフプレキャスト板として、現場ではその上部をコンクリート打設するタイプと、現場で型枠の上に組み込む現場打ち込みタイプとありますが、競合製品として前者には遮音タイプの大型矩形ボイドがあり、後者には球形ボイドがあります。
お忙しいのに回答くださり有難うございます。
上階と間取りは同じで下階の戸境壁も当方の腰壁下にありました。
これで安心して物件を購入できます。