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12月末から出現し、的確なアドバイスを下さるゼネコンボーイさん。
毎度感心して記事を読ませてもらっています。
そんなゼネコンボーイさんとQ&Aをするコーナです。
みなさま質問をどうぞ!
[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
12月末から出現し、的確なアドバイスを下さるゼネコンボーイさん。
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[スレ作成日時]2006-01-06 01:34:00
>>253. 4.さんへ
まず、引用します。
http://www.okuyamanet.co.jp/mensingaiyou.htm
設計ルート
免震建築物の設計は、大きく以下の3つのルートが用意されています。
a.平成12年建設省告示第2009号の定めによる構造方法(仕様規定)による。
b.同上告示に示される限界耐力計算と同等な構造計算による。
c.時刻暦解析を行って建設大臣の認定を取得する。
上記ルートの適用範囲は、建築規模によって以下のように分かれます。
A.建築基準法第6条第1項第4号の建築物(木造2階建ての戸建住宅など)
・ルートa.〜c.のすべて適用可能
B.上記以外で高さ60m以下の建築物(多くの建物がこの範囲)
・ルートb.またはc.を適用
C.高さ60mを超える建築物(超高層建築物)
・ルートc.のみ適用可能
>***引用終わり
この「限界耐力計算」には、保有耐力>必要保有耐力の式はでてきません。
この計算方式は、大略として、
・建物存在期間中に遭遇する地震で、各部位が許容応力度内で損傷しないこと。
・きわめて稀に遭遇する地震、大雪、暴風に対して、建物が崩壊・倒壊しないことを。
を検証する計算法となっており、それぞれ、損傷限界耐力と安全限界耐力の算定式が法律
で決められています。平成12年より使ってよい設計ルートになったもので、これからの
性能設計(どの程度の耐震能力があるか、従来の保有耐力よりはより具体的に示せる)に
対応して登場してきました。
>構造設計の計算内容に関する質問は、きりがなくなりますので今後はご容赦お願いします。
一般の人が質問してよいかどうか不明ですが、下記HPも参考になります。
http://www1.ttcn.ne.jp/~arc-structure/bbs.htm
>>254. らむださんへ
たいこの例は面白いですね。
たいこもあまり大きなものを造ると、響かなくなる気がしませんか? 拡散度法の比喩
としては、スラブ面積が大きくなると、多くのモードの波が共存するようになる。
波がたくさん生じると、スラブの振動時の垂直変位も相殺される部分が多くなり、
結果として下室空気を揺らす音響放射も弱くなるといった感じでしょうか。
(全然比喩になっていないかも。)
後は、実際に揺れるスラブ面積も大きいので、単一の衝撃力に対して、スラブ内の振動
エネルギーの減衰も増えるし、単位面積当たりの音響放射エネルギーもやや薄まって
いく効果もあるかと思います。
>>256. ふぁるこんさんへ
ひび割れの話しは、次の機会にまとめて行いたいと思いますが、この「コンクリふくらみ
有りは」のふくらみとは何をさしていますか?
>>タイル張りの外壁について。
>・タイルがせりだしている
これだけで、内部鉄筋の膨張は判断できません。もともとへたくそに貼っているのか。
そこのタイルが接着不良ではがれかかっているのか。鉄筋の膨張には、ひび割れが必要
であり、ひび割れが生じると白華成分の露出などの兆候が出てくることが多いかと。
>・タイルは平坦だが叩くと高音がし、浮いている。
これは、ご判断の通りかと思います。
どこかで書いた覚えがありますが、タイル張りの外装工法は日本独自のものであり、
欧米ではやがてはげそうなものを後貼りすることはありません。特に、直射日光が当たる
部分で、熱容量の小さい部材に張ると、剥離現象を起こすことがあります。
スパンクリートや押し出しセメント成形板に貼ると、中空板で熱容量が小さいので、
タイルが高温になり、その温度変化の激しさにタイル裏面の接着層が追随できない
ケースが生じます。
一般のマンションにおいても、吹き付け塗装のように10年おきの吹き替えが必要なく、
高級感も出るので、タイル張りは多用されていますが、長期には部分的にはがれるリスク
を秘めています。このタイルはPC工場で打ち込んだものは、長期耐久性にも優れるので、
バルコニーの手摺りがPC工場製であることはよいことです。その意味で、妻側住戸も
PC製バルコニーが全周取り付くプランは、外壁からの漏水トラブルも少ないので、
すぐれたものになります。また、バルコニー内部や共用廊下側の外壁に関しては、
直射日光も当たらないか、弱いので、剥離の危険性も少なくなるし、剥離しても人身事故
とかもまずないかと思われる部位です。
>・タイルは平坦だが目地に穴有り。→??タイルが浮いていなければ大丈夫??
目地詰め時に、気泡があっただけなので、極端に大きくなければ特に問題なしかと。
>・タイルは平坦で、叩くとこもった音。→タイルが壁に密着していて、安心してOK.
これもご指摘の通りかと。
>>259.の方へ
シングル筋とダブル筋ですが、今はほとんどのマンションがダブル筋やちどり配筋で雑壁
やバルコニー壁を構成しているので、特にマンション紹介HPで自慢することではないの
ですが、他に記載することがないので、載せている感じです。
通常のマンションは耐震壁付きラーメン構造とか呼ばれますが、この耐震壁はRC規準
(建築学会のRC構造設計基準)でも200mm以上は複筋にすることとなっています。
といって、180mmの場合にシングル配筋する設計者もいないでしょう。鉄筋量が耐震壁の
許容水平せん断力の算定式に勘案されてくるので、それが一定量必要であると判断できれ
ば、遮音性の要求から180mm以上にするので、壁内に二重に配置するのが自然になります。
構造壁(鉛直荷重支持)や耐震壁(地震時水平力負担)でないRC壁を雑壁や一般壁と
呼びますが、これもシングルよりはダブルの方がひび割れ低減の意味合いからよいです。
乾燥は表面から始まるので、乾燥収縮によるひび割れはかぶりを無視すれば、鉄筋が表面
に近い程効果的で、またバルコニー手摺りでは、ダブル配筋の方が、曲げ強度もはるかに
よくなります。ただ雑壁が設計上120mmの厚さしかない場合は、ダブルにしていくと
コンクリートの充填性に問題が出てくるので、その場合は左右上下をちどり配筋にする
とか、やや工夫が必要になります。(ちどりとは、鉄筋位置を一定間隔ごとに前後に
振って配筋する手法です)
>この点を耐震とデベのコスト面から教えてください。
>>耐震壁をシングルにするマンションはまず存在しない。
ゼネコンボーイさん教えて下さい。
SDまわりのシーリングの仕上がりがいまいち(私の許容範囲は狭いかも・・・)なので、
内覧会で打ち替えを指示したいのですが、シーリングってきれいにとれないですよね?
特にタイル貼りの下地モルタルやSDまわりのトロが残ったままシーリングを打つと仕上がりが悪い気がします。
打ち替えると余計に汚く(SDの塗装が剥げる等)なるように思えるのですがどうでしょうか?
もし、きれいにとれちゃうようなシーリングなら、それはシーリングとしての役目を果たせてない気もします。
よろしくお願いします。
ゼネコンボーイさん、朝早くありがとうございました。
それにしても、回答するのが早いですね。
GBさん、再びの回答ありがとうございました。
構造計算に関しては控えることにします。
また261の内容でいくつかわかったことがあるのでこれで安心して購入できるかなと思います。
デベにも色々とわけのわからない質問してたのですがGBさんの回答である程度クリアになりました。
あとで謝りの電話入れとこうと思います(あせってて結構間違ったこと要求(質問)してたので)。
ちゃんと責任のあるデベから聞いておいたほうがいいよ。
あなたが正しく理解しているかどうかもわからんし
GBは責任を取ってくれるわけでもないし、
>>269
ご指摘ありがとうございます。
一応、行政の方と含めて確認してますので大丈夫かと思います。
当然デベにも出方を伺う為に質問ベースで話してますので問題ないかと。
(ただ私の質問内容がとんちんかんだった為に混乱させてる部分があることがわかったのでその部分を
謝ろうかと。。。実際に困ってる様子でしたし。嫌な客ですね。。。)
すばやいご回答有難うございます。
> この「コンクリふくらみ有りは」のふくらみとは何をさしていますか?
特に実物を見たわけではなくて、鉄筋膨張の前段階はこうだろう、と予想して書きました。
数年前に外壁の大規模改修での修繕委員をやったので、断片的に(間違いを含む)知識が有ります。
ついでに、新築の完成待ちだったりします。
すると、タイル外壁の保守に関しては、
・定期的(1回/1年?)に目視チェックし、白華、タイルふくらみを確認。
⇒ 白華、タイルふくらみが有れば、要修繕。コンクリは正常でもタイル落下で怪我するかもしれないから
白華の場合は、その上部に有るはずの水供給元の調査も必要。
ちなみに、白華の原因はシャブコンと思っていました。
・定期的(1回/10年?)に足場を組んでタイル浮きチェックをする。
⇒ タイルが浮いていて、雨のあたる部分やタイル落下で怪我の可能性があるなら、要修繕。
⇒ タイルが浮いているけど、雨があたらないで、落ちても1m ぐらいの部分ならそのままでOK
⇒ タイルが浮いていなければ、全く安心
ですね
GBさん、教えてください。
断熱材部分の返しについてです。
18cmの壁クロス直貼りですが、角にある断熱材部分がGL工法です。
│ │
|├ ├ ┐
6cmの厚さ|│壁│ │ 18cmの厚さ
|│18│ │ の返し
┌─┤cm│ └──┐
─── ┴─┘ └─ ──┴────
─────┐ ┌────
ベランダ │ │ ベランダ
│ │
│ │
└─────┘
とあるサイトを見たとき、返しのGL工法の遮音性は戸境壁12cm相当になるとありましたが、
実際の所どうなのでしょうか。
戸境壁に60cm×18cmの断熱材の部分があるだけで、そんなに遮音性が下がることが
あるのでしょうか。
是非教えてください。よろしくお願いします。
↑すみません、図が見苦しくなってしまいました。
ご指導願います
築約1年の住戸です。1年点検の際に戸境壁に約1800位の
クラックが発生しました。
適正処置はどのようにすればいいのでしょうか?
意外に飽きっぽい人だったのね・・
皆様 勝手に2週間以上の休みをとりましてすみません。
本業がたてこんでいたので、そちらに集中しておりました。
>>273の方へ
まず、断熱補強のために戸境壁に段差が生じているようですが、その幅が60cmで
段差の厚さが18cmなのでしょうか。それとも段差は5cmぐらいですか?
段差が5cmの場合はGL工法で折り返していると想定されます。
GL工法は周波数が250〜500Hzの部分で共振現象を起こします。
音速が約340m/秒なので、上記周波数の波長もちょうど1m前後になりますが、
音は空気の粗密波(縦波)であるので、受ける部分の寸法に関係なく、GL壁の部分は
共振してしまいます。よって、この断熱補強の折返しは、GL工法にしないことが
大切になります。ただし、戸境壁端部は外壁や柱に拘束されているので、そこでの振動は
その拘束部分で抑制され、遮音性の劣化も若干は緩和されている可能性もありますが、
上階からの床衝撃音に対する悪影響もあるので、避けるのが賢明です。
(断熱材付きボードの接着貼りもよくありません。アキレスから販売されている
カタダン等のクロス張りのできる断熱材の打ち込みがよいようです)
>>275の方へ
これはよくあることであり、耐震上は全く気にする必要もありません。
耐久性もひび割れ幅で違ってきますが、0.3mm以下のひび割れ幅であれば、
屋内の場合は特に問題視しなくてよいだろうといのが、最新の建築学会の見解でも
あります。(ひび割れ制御指針)ましてや、クロスが切れていない場合はコンクリートの
中性化に必要となるCO2の供給も遮断されているので、さらに問題なしとなります。
問題は、ひび割れがクロスによっては透けて見えることや、へたに埋め物をしても、
やや大きな地震で揺れた際に、そのひび割れ部分が顕在化して見苦しくなる可能性が
あることです。
1年点検でこのような内部ひび割れを補修するかどうかは、外壁でない分漏水の恐れも
なく、法律の要請する部分ではありませんが、当該マンションのデベ・ゼネコンの誠意
が試される部分ですが、多くは、クロス張り替えを実施してくれるはずです。その場合に、
ひび割れ幅が大きい場合はエポキシ樹脂等による注入補修することもあります。
(コンクリートは通常施工では、ひび割れが生じることがあるものであり、
そのひび割れ幅が防水上または耐久性上有害でなければ、瑕疵ではありません)
273です。
厚さ約18cmで、長さが60cmの長方形です。床から天井までです。
そもそも、リビングのコーナーになぜこんな大きい出っ張りが必要なのかも
分からない状態でして・・・・これがなければとってもすっきり感があるのですが。
戸境壁が18cmなのでさらにそれと同じ幅の出っ張りなのです。
必要性についても教えていただけると有り難いです。
よろしくお願いします。
>273の方へ
すでに購入され、これから入居されるマンションのようですね。
大きな出っ張りですが、そもそもの構造体の柱はどこに位置していますか?
アウトフレームでバルコニー側に柱の出っ張りがありますか。
それとも逆梁工法でバルコニー手摺り部分ですか。