「投げ売りマンション」は本当に買いか
−2割引、3割引。大暴落市場で「優良物件」を見分ける!−
たとえば、千葉県の湾岸エリアにある大型物件。
○七年に販売開始され、竣工は○八年二月。だというのに、まだ半分も売れていない。そんな状態なのにデベロッパーのゼファーは破綻してしまい、共同売主の外資系企業は撤退してしまい、モデルルームは現在取り壊し中だ。
「買った人にはかわいそうですが、『お気の毒です』としか言いようがありません。」(不動産アナリスト)
実際に記者が、現場を訪れると、日曜日の夜だというのに明かりがついている部屋が、三分の一しかない。
どうやっても売れない・・・。聞こえてくるのはそんな業者の嘆きばかりだ。
週刊文春2月5日号(1月29日発売)137頁