仮に、パンフレットに載っている年間使用量の例での従量電灯Bでの電気部分のみに関する単純比較計算を行ってみます。
年間使用量に対し、実際にはシーズンや日、時間毎に使用量の増減が発生しますが、単純計算の為に一律365日24時間で均等割りしてみます。
この場合利用電力は最大限に平準化される為enecoQに最も有利となります。
年間使用量:5,634kWh
■東京電力 従量電灯B
月間使用量:469.5kWh
基本料金:¥1,684.80(60A)
月間電力料金:
120x19.43+(300-120)x25.91+(469.5-300)x29.93
=2,331.6+4,663.8+5,073.135
=¥12,068.535
月間料金:1,684.80+120,68.535=\13,753.335
年間料金:13,753.335x12=¥165,040.02
■enecoQ
年間時間:365x24=8,760h
年間平均単位時間当たり電力量:5,634/8,760=0.6431506849315068kWh/h
⇒Redゾーンには一度たりとも達しない
年間平均一時間電気量金:
0.4x24.24+(0.6431506849315068-0.4)x29.71
=9.696+7.224006849315067
=\16.92000684931507
年間料金:16.92000684931507x8,760=\14,8219.26
■省エネ(割安)率
14,8219.26/165,040.02=0.8980807200580804
∴約10.2%
つまり電気のみの単純比較では、東京電力の従量電灯Bに対して最大約10%の割安となる可能性がある。
逆に言うとどんなに頑張ってもこれ以上の割安とはならないし、現実的には平準化は崩れる為必ずこれ以下となります。
と計算してみましたが、ガスを電気に転嫁した分がどうなるのか加味しないとやはりどうにも判らないですね。。