躯体の寿命は、耐震強度とイコールとはいいませんが
躯体がもたないというのは、コンクリートの中性化など
で強度が足りなくなることを意味しますから、対立
する概念ではありません。
私は構造の専門家ではありませんが
外断熱にすると建築費は10−20%上がるといわれています。
ただし、外断熱を標準としているドイツは共同住宅での
躯体の維持期間が200年ですから、費用分のメリットは
十分にあるといわれています。日本で外断熱が進まないのは
気候の問題ではなく、建物の超寿命化をはからず
スクラップビルドで建物の回転を速め、採算を
とることが、建築関連で暗黙の了解に
なっているからだといわれています。