そこそこ資料は調べてるのに、バイアスがかかるとここまで曲解するかという典型例ですね。
隅田川を語るうえで、墨田区の資料とかを当たるのは誤解の原因になる。
墨田区の当該資料より引用:
「スーパー堤防は、墨田区内の隅田川全線に渡って計画されていますが、整備されているのは
堤通地区と吾妻橋地区の2カ所のみとなっています。」
これは、「墨田区内の」がどこまでかかるかという日本語の問題。墨田区内では2カ所のみ、
と読むのが普通では。
都の河川局のHP[1]をしらべたけど、ページ数があるので図面のみ引用する。
新豊橋(書いてないけど)のあたりは概成地区になってる。ここは、豊島5丁目団地そのもの
ではなく、新豊橋の北区側で新豊橋の造成に伴ってURが整備した箇所だから、ヴェレーナ王子
の敷地そのもの。
ちなみに、パークタワー王子リバーグレイスの敷地もURが造成したものだし、ハートアイラン
ドもURが造成し、その後、民間がアクアテラなどのマンションを作った。下流になるが、白鬚
橋上流部などの大規模な造成もURが実施して、その後、民間が東京フロンティアシティなどの
マンション群を作った。ここらへんの経緯は、URの土地公売をチェックしていればわかる。
言い換えれば、スーパー堤防事業での必要な民有地側の協力者というのは、実はURが主体では
ないかと思うのだけど。まあ、今となってはどうでも良いことだ。
参考[1]
http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/kasenseibikeikaku/pdf/sumidahonbun....