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23区内で地震に強いタワーマンションを比較するスレです。
構造や設備など細かく比較していきましょう。
※比較項目
[耐震][制震][免震]
[コンクリート品質][エレベータ][非常用水][食料備蓄]
[価格][セキュリティ]など
[スレ作成日時]2009-08-11 11:04:00
23区内で地震に強いタワーマンションを比較するスレです。
構造や設備など細かく比較していきましょう。
※比較項目
[耐震][制震][免震]
[コンクリート品質][エレベータ][非常用水][食料備蓄]
[価格][セキュリティ]など
[スレ作成日時]2009-08-11 11:04:00
>>926
> ですが今のところ、建築物の周期帯で告示波を超える長周期地震は予測されていません。
なぜ免震装置屋さんはすぐばれる嘘をつくのだろう?あるいは単に最新情報を知らないのだろうか。
『海溝型巨大地震による長周期地震動と土木・建築構造物の耐震性向上に関する共同提言』
http://www.jsce.or.jp/committee/kyodai-jishin/kyodoteigen061120.pdf
25ページ
「従来、簡便に建物の地震応答の目安をつける方法として応答スペクトルが用いられてきた。」
「建物の固有周期に相当する応答スペクトル値から建物の最大応答値が、エネルギースペクトル値からは建物への入力エネルギーすなわち建物が吸収するエネルギーが推定できる。」
「この速度応答スペクトルとエネルギースペクトルを用いて超高層建物の耐震設計に用いられてきた標準波(以下標準地震波という)との比較で東海・東南海・南海地震における東京・横浜、名古屋、大阪の大都市圏において想定された長周期地震動の特徴を明らかにする。標準波は減衰定数h=5%の速度応答スペクトルSVで概ね100cm/s、h=10%のエネルギースペクトルVEで概ね150cm/sのレベルを確保している。一方、長周期地震動は特定の周期帯で大きなピークが現れるが、それ以外の周期帯ではSVは標準波とほぼ同じ値を示し、VEはそれをかなり上回った値を示す。」
この「標準波」とは昔観測された地震波のことだと主張していたおじさんがいたが、
「速度応答スペクトルで概ね100cm/sを確保」と書いてあるのだから、
0.64秒以上で100cm/sの疑似速度スペクトル値を確保している「BCJL2」などの設計用模擬地震波のことを
指しているのは明らか(http://www.kimo.to/8thJapanChinaKimoto.pdf の図2.3)。
「従って、長周期地震動による建物の最大応答値は標準波と大きくは違わないが、累積値である建物への入力エネルギー量は格段に大きくなることが予想される。標準波における速度応答スペクトルSV とエネルギースペクトルVE の対応を基準にして比較すると、入力エネルギーが標準波の2~4倍(VE で1.5~2倍)程度に大きくなるのが長周期地震動の特徴であり、これまでの応答スペクトルSVに加えて、エネルギースペクトルVEによる評価が構造物の損傷評価にとって有効になる。」
32ページ
「超高層建物の設計で標準的に用いられている地震波(標準波)の場合、安全性の検討を行うレベル2地震波(通常地動の最大速度が50cm/sとなるように観測波を拡大)入力時のVEは、周期3秒以下で200cm/s程度、4秒以上で100cm/s程度である。一方、現在予測されている長周期地震動のVEの大きさは概ね200cm/s ~300cm/s程度であり、長周期地震動に対する構造物の安全性を検討する際のエネルギー入力VEの大きさとして300cm/sがひとつの目安になる。ただし、幾つかの地点においては、特定の周期帯で400cm/s程度またはそれ以上という極めて大きなVEとなる地震動が予測されている。」
「1)VE が300cm/s 程度の一般的なレベルの長周期地震動が入力する場合
周期4秒以上の建物では、標準波の周期特性を考慮し応答に対して十分な余裕を有するように設計せん断力係数を設定し、かつ骨組が十分なエネルギー吸収能力を有するように設計している場合は、周期3秒以下の建物と同様に耐震安全性が確保できると予測される。ただし設計時の想定を超える層間変位による外装材の破損等の問題あるいは残留変形が生じる可能性がある。」
「2)特定の周期帯でVE が400cm/s 程度またはそれ以上という極めて大きな地震動が入力する場合
設計時で想定した量を大幅に上回るエネルギーが入力するため、重大な損傷を生じる可能性がある。」
38ページ
「それぞれの平野では、固有の地震動増幅特性があり、ある一定の周期成分が長時間励起される場合がある。この周期成分と免震建物の固有周期とが一致すると、数十センチメートル以上の大きな振幅が3~5分間以上の長時間継続する可能性がある。また、大規模地震の震源域付近では、地盤による長周期成分の増幅がそれほど大きくない場合でも、地震動の振幅自体が大きいため、免震建物の最大応答値が大きくなることも考えられる。」
「免震建物がわが国に実現してから20年以上経つが、この間に、想定する地震動の大きさや設計上の考え方も変化してきている。次第に免震建物が長周期化されるとともに、上部構造の設計用地震力レベルが低くなり、逆に免震層の水平方向クリアランスは大きくなってきた。特に免震層のクリアランスが40~50センチメートル以下で、設置されているダンパー量が少ない場合には、上記の巨大地震時における地震動の周期と免震周期とが一致する場合に、免震層の水平クリアランスを超え、免震層の擁壁に衝突する可能性があり、注意が必要である。」