私がMRへ行ったとき、営業さんから機械式駐車場の仕組みを説明してくれました。
最も多いタイプは、幅6台分、地上1階、地下3階の構造で、23台収容可能のものです。最上階(地上1F部分)のみ5台収容なので、6×4−1=23台となります。
この駐車場の動作の仕方は次のとおりだそうです。
・地上1F部分は、1台分の空きスペースを利用して横方向にスライドする。
・地下部分は、上下方向にスライドする。
・地下に収容している車を出すときは、収容している場所の地上1F部分が開くように1F部分が横方向へスライドし、その開口部を地下部分が上昇する。
地上1F部分の横方向スライドは、複数台分が同時に移動せず、1台分ずつ移動するのだそうです。従って、5台分をスライドさせる必要があるとき、1台分のスライドに比べて5倍の時間がかかることになります。更に、地下3Fに収容していると、上昇のための時間もかかります。
従って、最も時間がかかるのは、地上1F開口部が端にある場合、その反対側の端の最下段にある車を出すとき(5台分の横スライド+3段上昇)になります。
この仕組みですと、地下に収容している車を出したら、上昇させた部分を元に戻さなければならないのではないかと思います。これらの操作を行う際、ボタンを押し続けなければならないのかは分かりません。残念ながら、51さんに紹介していただいたサイトの2段式駐車場のようなスマートな動きはしないようです。