マンションなんでも質問「今時直床でスラブ20センチ」についてご紹介しています。
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迷い人 [更新日時] 2014-11-03 21:23:43
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今検討しているマンションなのですが、直床であること以外すべて納得しています。音を気にする方ですが最上階はすべて売れてしまっているので直床でスラブが20センチしかないことがとても気になっています。はやりのアンボンド工法なので梁が少ないのも遮音性を低くしています。業者はそんなこといいませんが。LH45という理論上の等級は出ていますが実際かなりうるさいんじゃないかと不安です。にたような物件にすんでいる方いらっしゃいませんか?

[スレ作成日時]2005-07-29 20:09:00

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今時直床でスラブ20センチ

  1. 162 匿名さん

    タイコ現象を防ぐために、床と壁の間にごくわずかの隙間を作り
    空気が抜けるようにしているMSがあります。
    窓側では、この隙間によりフローリングに結露が流れないようにすることも可能にしています。
    WCTでされているのを確認したことがあります。

  2. 163 ゼネコンボーイ

     グラスウールや特殊マットが二重床内部に敷設されるケースがありますが、
    試験室レベルで軽量床衝撃音(LL)に対する効果が確認できても、実際の現場では
    下階の内壁を断熱材吹き付け後にGL工法でプラスターボード張りとすることが多く、
    これによる共振現象が激しくなるので、入れても入れなくてもほとんど違いが
    感じられないことが生じます。(重量衝撃音には効果なく、悪くするというメーカー担当者もいます)
     一般に二重天井は軽量衝撃音を改善しますが、二重床は63Hz帯域での劣化を招くものの、
    その他の音域では、遮音性能が向上します。直床ではクッション付きのフローリングが
    接着固定されますが、軽量床衝撃音の測定方法に合わせて開発されていることもあり、
    ゴルフボールの落下等では、一般の二重床の方がはるかによい遮音性となり、
    一概に商品カタログ値のLL45といった数字は普遍的なものではないようです。
     ただし、重量衝撃音に関しては、二重天井も二重床もどちらも63Hz帯域で、
    コンクリートスラブ素面の遮音性能を若干悪化させることになり、
    これを避けるためには、重たいアスファルト防振シートをフローリング
    と床下地ボードの間に設置する必要があり、コスト面と手間で、ほとんど採用されていません。
    これも、一般仕様としては、コンクリートスラブが充実スラブでは200mm以上、
    ボイドスラブでは275mm以上あれば、特に問題視する必要のないことです。
    一般に、この場で議論されている直床と二重床ですが、周辺の日影制限をクリアしながら、
    最大の販売用専用面積をはじきだすために、階高を圧縮する必要がある場合に、
    床仕上げ代がとれなくて直床となります。また、居室の天井高を2500mm以上とすることを
    優先して、直床となることもあるようです。

  3. 164 ゼネコンボーイ

    最初に比較されていた、アンボンドスラブとボイドスラブですが、
    同じ間口のマンションの床衝撃音を比較すると、アンボンドの方が悪くなります。
    アンボンドはスラブ厚さが220程度で中に、PCケーブルを内蔵し、つり上げるような
    構造となりますので、スラブの剛性は220mm相当のままです。
    これで、スラブ内に小梁が付いていない分、振動しやすい床となります。
    一方ボイドスラブの方は、小梁をなくす分、スラブ厚さを厚くして、
    スラブの剛性を高めているので、重量床衝撃音
    としては通常の小梁付きのスラブと同程度の性能を持つことが可能です。
    住宅性能を規定する品確法の音環境の性能規定で、あらゆるスラブがどの厚さの
    充実スラブに対応するのかの、「等価厚さ」の式が定義してあるので、
    デベの担当者に質問されるとよいでしょう。

  4. 165 匿名さん

    おなじスラブ厚でも施工業者によって違うんですね
    前田、大成って大手だから安心ですかね?
    事情通の方いらっしゃいましたらお願いします

  5. 166 匿名

    >>165
    大手だから安心っていうのは100%ありえません。

  6. 167 匿名さん

    誤解されている方がいらっしゃるようですが、床の遮音性能に関しては、リフォーム時等の配管の取り回しを考えず、純粋に遮音のみを考えれば、直床が一番良いのですよ。
    二重床は遮音性能の向上というよりは、配管の取り回しを考慮して施工方法です。
    両方同時は中々頭が痛くまた難しい問題です。

  7. 168 匿名

    そうです。遮音性能だけで見れば、直床300mm以上あれば問題なしです。

  8. 169 ゼネコン

    >167
    補足説明すると、今の測定法では、「直床」がよい遮音性能の等級を与える。
    ということで、これは子供の大きな飛びはね時の低音域の話であり、
    先述したように、イスの移動音や小物の落下音など、二重床の方がより聞こえにくい場合が
    多々あります。
    この子供の大きな飛びはねは、バングマシンという小型車のタイヤを上階で落下させて
    下階で測定するものでしたが、そこまでの大きな衝撃力は通常は生じないという反省から、
    やや重量のあるボールの落下による測定に切り替えられようとしています。
    そうなると、これまでの低音域における直床と二重床の差は余り顕在化してこない可能性もでてきます。
    また、デベが床の遮音性を重視して、二重床にできるケースをわざわざ直床にするケースは
    まずありません。ただ、直床の方が、二重床施工の不具合による床鳴りが回避できたり、
    遮音性を高めた二重床では二重床を支える支柱基部のゴムを柔らかくしすぎて、
    床を歩行すると食器棚の食器が一緒に揺れるといったトラブルがない分、
    安心して使える面が多いとはいえるでしょう。
    床暖房のことは詳しくは知らないですが、今でも居間では床暖房する仕様が多いとしたら、
    これは二重床でないと、やりづらいの面があるのかもしれず、
    その部分で特に東日本では、二重床が主流になっていると思われます。

  9. 170 ゼネコンボーイ

    *デベにパンフにおける
    「将来の模様替えの自由度を高めるため、二重床・二重天井を採用しました」
    は本当か?

    A:二重天井は問題なく、そうなっている方がよいでしょう。
       照明位置の自由度が違ってくるので。しかし、二重床になるとどうでしょうか。
    二重床内の配管の引き回しは、直床の場合はコンクリートスラブ内に
    さや管を打ち込むので、劣化したガス管、冷温水管の差し替えは自在にできます。
    二重床の場合も、水周りの部分はコンクリートスラブに段差を設定している
    場合がほとんどなので、将来的なリニューアルにおいても、
    水周りの場所の変更はどちらの場合もまず不可能です。
    つまり、コンクリートスラブが完全にフラットで、かつ配水管を
    外廊下側に集約している「SI住宅仕様」以外は、二重床であるからといって、
    特に便利なことではないようです。
    マンション選択においては、同じような条件で迷った場合は、
    物件の階高、スラブ厚さ、天井高さを比較して、より高い数値を採用している方を
    選べばよいと思われます。

  10. 171 ゼネコンボーイ

    訂正:
    デベにパンフにおける→デベの販売パンフにおける
    かつ配水管を→かつ排水管を

  11. 172 匿名さん

    ゼネコンボーイさん、
    いつも詳しい説明ありがとうございます。

    質問なのですが、アンボンドスラブ工法で220mmは通常のスラブに
    換算したらどの程度の遮音効果が期待できるのですか。

  12. 173 匿名さん

    >>170
    水周りの変更(リフォーム)について、「直床も二重床も条件的には同じ」って事はないと思う。
    直床の場合は配管の立ち上がり位置がほぼ完全に固定されてしまうけれど
    二重床の場合は、スラブがドロップしてる範囲内であれば「移動」を検討できる。
    事実上わずかな差でしかないけれど、これが有るのと無いのとでは大違いだと思うよ。
    直床の場合でも色々方法はあるが、内法面積を犠牲にしてライニングスペースを確保したり
    給水・給湯を鳥居配管にしたり、なにかと無理が生じる事が多い。
    いずれにしても、水周り変更の自由度を支配するのは排水横引き管の取り回しだから
    二重床も相当な制約があるんだけどね。

  13. 174 匿名さん

    >>173
    横槍ですが。
    直床でも給水等の配管をさや管スラブ埋め込みではなく天井配管にすれば条件は同じになるのでは?

  14. 175 匿名さん

    >>174
    後半2行参照。

  15. 176 174

    うん?
    二重床と天井配管直床との違いは無いということでOK?

  16. 177 匿名さん

    >>174
    排水横引き配管を下階の天井にブラ下げるつもりかい?
    分譲マンションでそれは無理だろ・・・・・。
    二重床だろうが二重天井だろうが、給水給湯配管はある程度どうにでもなる。
    水周りのレイアウトは排水配管の自由度に左右されるから
    天井フトコロが充分にあったところで二重床と同条件には成り得ない、という意味だよ。

  17. 178 174

    いやいや、どうも話がかみ合いませんが排水横引き配管がスラブ下げの範囲に限定されるのは二重床でも直床でも同じですよね。
    (おっしゃるように分譲で下階の天井に排水管ぶらさげることは無いので、直床マンションでも水廻りはスラブ下げて二重床にしてあるのが普通ですよね。)
    で、給水給湯ガスなどは二重床の場合は床転がし、直床の場合は天井配管でどちらも自由度大なのでこれも同条件かと。
    なので、水廻り変更の自由度は同じなのでは?

  18. 179 177

    >>178
    なるほど、おっしゃりたい事はよく解ったよ。
    確かに天井配管を良しとした前提ならば、配管の自由度は同じかもしれないけど
    そもそも俺は、感覚的に天井配管と床転がし配管を同等に扱う事ができんのだ。
    (話がかみあわないのはそのせいだと思う)
    やろうと思えばどうにでもなるが、方法として天井配管は望ましくないという意識がある。

    「鳥居配管」が避けられない天井配管には、伸長距離とか使用箇所に制約がある。
    しかし今は水栓金物や給湯器などにも鳥居配管対応機種とか、ウォーターハンマー防止機能付とか
    色々開発されているらしいから、その考え方自体が古いのかもしれない。
    配管材も、今はライニング鋼管とかHIVPみたいな「固い材料」を使う代わりに
    サヤ管ヘッダ方式や先分岐方式などを採用するケースがほとんどだから
    支持方法とか防振措置のやり方も昔とは違うのかもしれない。
    具体的な事をご存知ならご指摘頂きたい。

    排水横引き配管に関する制約に関しては、確かに直床も二重床も同じかもな。
    でも、俺の経験の中で「直床」という仕様は、遮音を第一目的として採用される事はほとんど無くて
    大体が階高を抑えることを目的に採用されているという印象がある。
    その場合、たとえ水周りのスラブを落としたところで、床下フトコロの有効寸法は二重床仕様のそれより
    余裕が無い事の方が多いので、どうしても同列に考える事ができなかった。

  19. 180 174

    >>179
    詳しいお話ありがとうございます。
    設備は専門外なのでその辺の詳しい話は良く知りませんでした。
    普通に設備の設計者が天井配管にしましょうかと提案してくるもので、大差は無いものかと思っておりました。
    調べてみると確かに「鳥居配管」はデメリットが多そうですね。
    エコキュートなどでは使えないようですし。
    普通のガス給湯器などは対応済のものが多いようですが、あえて天井配管にはしないほうがいいということがよく解りました。
    直床が遮音目的で採用されている訳ではないというお話には同意です。
    ゼネコンボーイさんのお話も合わせて考えればやはり二重床のほうがいいという結論に至りますね。

    ただどうしても気になるのは、二重床二重天井物件で明らかに共鳴現象であろう騒音に悩まされている方の書込みをよく見かける点です。
    キワ根太を使ってしまっているなど、仕様の違いで大きく変わってくるものなのでしょうか。

  20. 181 ゼンコンボーイ

    >>172のご質問
    A:どの程度のスパンでアンボンドスラブを構築しているかで違ってきます。
    また、そのスパンが与えられても、答えることが難しい質問です。
    220mmの厚さでアンボンドスラブが成立する際に、
    アンボンドを使用しないスラブは小梁を設置するか、
    スラブ厚さを増してボイドスラブにするしかない訳です。
    小梁を設置するとその近傍の剛性(たわみにくさ)が向上し、床の遮音性もよくなり、
    ボイドスラブの場合もスラブ厚さが増すことで剛性が高くなり、遮音性がよくなります。
    よって、そのようなスパンを固定した場合の比較では、アンボンドスラブが一番性能が低い訳です。
    しかし、これをスパンが小さい場合に、小梁なしで、通常の220mmスラブが構造的に可能であると
    すると、アンボンドを入れた方が、経年的に床の遮音性能の劣化が少なく、優れています。
    通常スラブはやがてひび割れが生じて、遮音性能が劣化する可能性がありますが、
    アンボンドでは工法上スラブの断面方向全体に強い圧縮力が生じて、ひび割れを抑止する工法だからです。
    これは、ボイドスラブがアンボンドと同じ厚さの場合も同様にアンボンドが優れます。
    (建物の軽量化対策としては、同厚さの場合、ボイドスラブの方が得策ですが)
    しかし、アンボンドなしの通常スラブで設計がOKであれば、あえてアンボンドを敷設することはありません。
    つまり、ロングスパン案件で、天井面をフラットにしつつ、かつ階高を圧縮できるということで、
    デベでもある長谷工が多用する工法がアンボンド工法ですが、
    ボイドスラブに比較して事例はあまり多くないようです。
    (西日本と東日本で普及度が違いますが、西日本ではほとんんどの分譲マンションが、
    小梁なしのボイドスラブで設計されます。東日本ではこれからのようですが、
    それでも2〜3割程度のマンションで採用されている感じです)
    階高は少なくとも2850mm以上ある物件にしましょう。

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