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迷い人
[更新日時] 2014-11-03 21:23:43
今検討しているマンションなのですが、直床であること以外すべて納得しています。音を気にする方ですが最上階はすべて売れてしまっているので直床でスラブが20センチしかないことがとても気になっています。はやりのアンボンド工法なので梁が少ないのも遮音性を低くしています。業者はそんなこといいませんが。LH45という理論上の等級は出ていますが実際かなりうるさいんじゃないかと不安です。にたような物件にすんでいる方いらっしゃいませんか?
[スレ作成日時]2005-07-29 20:09:00
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物件概要 |
所在地 |
東京都千代田区 |
交通 |
None
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種別 |
新築マンション |
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分譲時 価格一覧表(新築)
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一部の物件で、向きやバルコニー面積などの情報に欠損がございます。
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今時直床でスラブ20センチ
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242
237
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243
匿名さん
>朝9:30〜10:00の間って、どうでしょう?(工場へ帰る時間?)
生コン車に入っているコンクリートは、大体10分前後で全部排出してしまいます。
工事現場では、次から次へと生コン車が出入りします。
コンクリートの工事は、遅くならないようになるべく朝早くから始める場合もあります。
時間はあまり関係ないですね。
やはり、車の向かっている方向が重要です。
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244
237
なるほど、なるほど。
安易に悪事と思う必要はないようですね。
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245
匿名さん
そうですね。
でも、いくら基準があるからと安易に信用して失敗した例が今回の構造計算書偽造事件です。
施工に関しても適度な客観的チェックと、237さんのような厳しい目が必要だと思いますね。
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246
匿名さん
>239
20mの杭でも現場打ちのコンクリート杭ならば一日で打ちます
途中で配合を変える様な事は、今回の姉歯の話と同じで
ありえないことです
出荷伝票は工場に保管されているので後で確認することも
可能だと思います
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247
匿名さん
>237
コンクリートの水セメント費と粘度(スランプ)は、別の内容です
水セメント費はコンクリートの強度に関係します
水が少ないほど高強度になります
スランプは作業性を表すものです
つまり柔らかいほど作業性が良いのですが
あまり柔らかいとセメントと骨材が分離してしまうので
数値を決めて管理しているのです
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248
匿名さん
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249
匿名さん
>>248
それは、業界では有名な事件です。
施工したゼネコンはスーパーゼネコンですが、ずさんな工事ですね。
なんとかしてアンボンドスラブに関わるコストを削減したかったのでしょう。
現場所長はクビになったと聞いています。
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250
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えー、スーパーゼネコンの1つなんですか?
耐震性がないマンションと同じですよね。
「寝ている間にスラブが落ちて・・」なんてことになりそう。
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251
匿名さん
この話有名ですが
スーパーゼネは施工だけで
設計は施主紹介の事務所だったようです
当初アンボンドの図面がなかったと言う噂です
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252
ゼネコンボーイ
当初アンボンドで設計してあったものが、施工段階で通常スラブに変更
されて、数年後にスラブの過大たわみを生じたという話題は、2年前ぐらいの
「日経アーキテクチャ」で克明に報告されてました。ゼネコンは大林組で、
施主は確か、阪急不動産だったと思いますが。
なぜ、変更が可能だと判断したかの記載はほとんどないのですが、
もともと2棟あるプロジェクトで、問題が生じなかった方は棟は、
別のゼネコンが施工しました。その別の棟が
アンボンドスラブをファブデッキ(またはその類似品)に同じスラブ厚さで切り替えました。
ファブデッキとは、スラブ下に鋼製の鉄板があり、それに鋼線を立体的に組み立てた
トラス筋を溶接固定したものを梁間に渡して、スラブ上筋を配筋して、コンクリート打設を行うものです。
このファブデッキでは、PCケーブルは使用しないので、大林組の担当者は、
それならば、うちはPCケーブルなしの通常スラブでやると発想したと推測しています。
ところが、ファブデッキの方はスラブ下面の乾燥収縮も抑制されて、長期たわみを
軽減する効果があるのに、通常スラブはそうではなかったところが違ってきました。
これも、施主側監理者に構造に関する理解が不足していたことが、このような
変更を予防できなかったとしていますが、構造設計担当者でもスラブの長期たわみの
原理に明るい人はごくわずかです。
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253
ゼネコンボーイ
コンクリートの加水のはなし:
今は、AE減衰剤とか、水を増量することなく、生コンの作業性をよくするための
くすり(基本的に表面活性剤で洗剤に似たもの。これで、生コンが柔らかくなる)
がよくなってきていて、建築現場で加水することはまずしない。その必要がない
こともそうだが、これも発覚して、これまでの工事を全部やり直せとなったときの
反動が大きい。(発覚しなかったらやるという意味でももちろんないですが)
コンクリートは水セメント比(水/セメントの重量比)を少なくするほど、
コンクリートの中性化進行速度が小さくなって、より耐久性があることになります。
よく、デベが30Nの強度使用で100年仕様といっているのは、30Nのコンクリートでは
おのずと、水セメント比が一定値以下となり、鉄筋のかぶりが30mmの時に、
鉄筋までの中性化期間が100年以上であることを根拠にしたものです。
生コン車の水を使っている状況は、生コン荷下ろし後の洗浄行為ですね。
通常は、現場内で行いますが、狭い現場では路上のこともあるでしょう。
建築現場は、朝8時から打設開始のこともあるので、先のレスにあるように
初期の生コン車を目撃されたのでしょう。また、現場搬入時に途中の路上で
加水することはありえない。するのだったら、生コンプラントで行うので。
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254
ゼネコンボーイ
コンクリートのスランプのはなし:
スランプは、現場が生コンを受け入れるときの製品検査の一つですね。
30cm高さの三角錐状の容器に充填したコンクリートが、容器を上方にはずした後に、
コンクリート頂部がどの程度下がるかをcmで表記します。SI単位への移行で、
cmの単位もほとんど無くなりましたが、このスランプだけはまだ使っているようですね。
通常建築現場では18cmのものを注文しますが、階段等、吹き出す部分がある時は、
15cmに切り替えます。この値が大きすぎると、打設時に骨材が分離しやすく、
砂利分(粗骨材)がモルタル分(セメント+水+砂)と一緒に遠くまで流れて行かなく
なり、強度不足を生じます。逆に小さすぎても、硬い生コンになり壁などの狭い部位への
充填性に支障が生じます。
一般に、スランプは単位数量でコントロールされるので、スランプを小さくすることは、
水セメント比を小さくすることにつながり、さらに乾燥収縮によるひび割れも低減される
ので、スランプを低くすることが推奨されます。
スランプが低くなると、充填性の問題だけでなく、コンクリートの凝結開始時間も早くなり、
コールドジョイントの防止も難しくなってきます。
建築現場では2次元的な広がりを持つものを、通常1〜2台の
コンクリートポンプ車で打設していくので、打設ジョイント部位が固まる前に
コンクリートを次々に打設するのは、結構大変な作業です。
(土木工事では、スランプは8〜10cmのものが主体だそうです。
断面の大きさと線形性のある打設部位が可能にしていると考えます)
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255
ゼネコンボーイ
237の方へ
ダイアパレス等々力緑地のHPを観ました。
このマンションは、2戸一エレベータ設計で通常の片廊下式と違って豪華な仕様ですね。
その特性を生かして、センターイン、設備シャフトの戸外へと設定できている。
駅からの距離を除けば、階高も標準以上の3mもあって永住仕様の案件ですね。
ただ気付いた点を述べると・・・
*戸境壁は180mm以上を超えると、その厚さに対して、遮音性の伸びが大きくない。
つまり、250mmにしても、180mmに比較して、段違いによくなることはない。
ここを増やすよりはスラブ厚さを増した方が、効果が大きい。
*戸境壁を二重配筋するのは、常識。どのタイプの壁もひび割れ抑制の観点で、二重配筋している。
(たまに、バルコニーの手すりを1重にしている案件もあるが)
*二重床先行を強調しているが、床衝撃音の性能上不明な部分が多い。
下階への重量衝撃音は、二重床内部の空気が増えて、緩和される可能性があるが、
同一住戸内の隣室への音は漏れやすくなる。
間仕切りが撤去できても その部分のフローリングが容易に補修できると限らない。
まして、別の場所に新設する際は、再度二重床下に 補強を入れないといけない。
(上から吊るという発想もあるが、無理が多い)
*注意事項として、住戸がEVシャフト、配管シャフトに隣接するので、この部分のRC壁を
どのように処理しているかということ。通常は外壁扱いで、戸内側にウレタン吹き付けの
断熱処理を行う。すると、ここの内壁のPBはGL工法で付けてしまうことが多い。
これが原因で、EV走行音や排水管の音が、戸内側に漏れるトラブルを生じる。ここは
断熱処理後に「二重壁」工法にしないといけない部分です。
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256
匿名さん
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257
匿名さん
アンボンドについての素朴な質問。
地震が来たら、アンボンドの鋼線切れたりしないの?
火事が起こったら、アンボンドの鋼線焼けちゃってスラブ落ちたりしないの?
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258
ゼネコンボーイ
256の方へ
ゼネコンボーイは、マンション評論家ではないので、
構造上、どこが心配かの具体的な質問がいただきたいのですが、
まあ今回は、勝手に感想を述べます。
*19階のタワーマンションだが、片側だけに住戸のある板状マンション。
このため、構造的にはやや割高になっていると推測される。
(中央部に吹き抜けのある大型タワーマンションでは、板状より奥行きがとれるので、
地震時の応力も経済的になる。)
*そのため、廊下側もアウトフレームになっっているある意味希有な物件。
*80㎡未満のプランは、相対的にLDの奥行きが狭すぎる。
*小梁の設定があるのは残念。ボイドスラブで軽量化を図れば、構造費用の軽減できた可能性あり。
*戸境壁は、乾式で標準仕様(LGSスタッドが片側のボードだけを順番に支持する構造に注意)
*タワーマンションにしては、少数派の直床仕様。フアフアする歩行感だが、慣れれば大丈夫。
*駅からの距離はまずまず及第点なので、区画整理地だが、近隣に将来来る施設をよく確認しないと、
眺望のよいタワーマンションにならない。(なぜ、概要に用途地域の記載がないのか不明)
*IHクッキングヒーターは賛成。
*半年前の分譲案件ぐらいから、半身浴のできる卵型浴槽が定番になってきました。
→将来的な眺望の阻害されない、80㎡以上のプランはよいかと思います。
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259
ゼネコンボーイ
257の方へ
地震が起きると建物が揺れますが、だいたい床板部分は水平を保っているケースが多く、
柱が支えきれなくなってつぶれるケースが多いと思われます。
その前に、アンボンドケーブルが切れる可能性は低いと思いますね。
詳しくは、「アンボンド」で検索して、専業者に質問してください。
また、今の81年以降の規準で設計される新耐震基準は、阪神大震災クラスでも倒れずに、
人が非難できるというもの。その後の補修はまず生じるし、取り壊しとなる損傷を受ける
こともあります。地震荷重の設定が1.0(地域や地盤条件で、建築基準法の設定値が違いますが)
で設計してあれば、将来ずっとそのマンションで暮らせるといったものでもありません。
(それは戸建ても同様だと思いますが)
同様に火災時ですが、火災発生時は、上階の住民が避難するのに十分な性能しか確保されていません。
よって、通常のスラブでも下階で長時間火災があれば、抜け落ちる可能性があります。
この辺を住戸の場合は、最上階からの階数により、最大で2時間耐えれるものを使用する決まりと
なっています。
アンボンドはスラブの自重を最大でも50%程度しか、キャンセルしないので、アンボンドが切れても
過大たわみが生じる程度で、それだけでスラブが落ちることはありません。
火災がないときに、スラブを落とす程の荷重は結構大きなものになります。
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ゼネコンボーイ
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256
ゼネコンボーイ様、丁寧な回答ありがとうございます。
大変参考になります。
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