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私は人生を諦めたい。
選択を誤ったのだ。
仕事を頑張る姿がカッコいいと、奴隷労働に酔っていた。
その結果どうだろう?
幾らかの資産を築くことはできたが、それらは心と身体をすり減らし切り売りした結果に過ぎない。
45の中年となり、若かったあの頃とはもう事情が違うというのに、所属する組織内部では「あいつは馬車馬のように働かせても大丈夫な奴」という評価に固まってしまった。
周りを見渡せば、大して出世もしていない同期がろくに仕事もせずお気楽に人生を楽しんでいる。
多くの同期が脱落していく中、最初から仕事ができない落ちこぼれは期待値も低く、権利だけを主張してわがままに生きていやがる。
今になって思うのさ。
自分もああなりたかったって。
滅私奉公。
いつの時代でも必死に生き抜く労働者を狂わせる麻薬のような言葉だ。
だが時代は変わった、たった30年程度で。
若手にこのような態度で接したら、一発でパワハラだろう。
俺はもっと、お気楽に生きていたかった。