マスメディアはあたかも全てがそうしているかの如く書きますが、
当然全員でも無く、パーセンテージから言えば僅かな事です。
10人でも動けば、10戸の売買に繋がり、見た目には凄いようには見えますが、
首都圏の人口から考えると(富裕層人口でも結構です)、わずかな話です。
純金融資産1億円を超える富裕層は86万世帯とも言われます。
その内、約6割が首都圏の富裕層との事ですので51万世帯ほどいる計算です。
仮に首都圏の富裕層51万世帯のうち、1%にあたる5100世帯が札幌に
マンションを購入したとすると、5100戸分の需要が生まれます。
しかし、新規供給物件数、売買数を見ても、5100戸がこの約2年で売買されたとは思いにくいでしょう。
もしそうであれば、もっとバブルですよ、札幌は。
仮に5100戸売れたとしましょう。
しかしそれは、首都圏富裕層人口の1%なのです。
それをもって、ほとんどが避難している。
ほとんどが買っているような表現は適切でしょうか?
冷静になれば、そういう事です。
隣人が札幌に移住したとなれば、それは凄い事のように感じるでしょう。
ただ、どこの誰とも知らない人が札幌に移住したところで、
それは何も感じ無い事です。