- 掲示板
セルロースファイバーで断熱された方はおられませんか。
工務店さんにそんなに効果はありません。と言われてえーーーーっつと思ってます。
山本順三さんの本を読むとすごい断熱材のようなのですが・・・。
実際のところどうなのでしょう。
施工が悪いのでしょうか・・・。
[スレ作成日時]2005-03-27 11:22:00
セルロースファイバーで断熱された方はおられませんか。
工務店さんにそんなに効果はありません。と言われてえーーーーっつと思ってます。
山本順三さんの本を読むとすごい断熱材のようなのですが・・・。
実際のところどうなのでしょう。
施工が悪いのでしょうか・・・。
[スレ作成日時]2005-03-27 11:22:00
一番肝心なところをどこに置くかをまず決める事だと思います。
次に躯体を木造とするならば、壁内の環境をシンプルなものにすると、木と同じ性質の紙と天然の鉱物のホウ酸を、14kのグラスウールの5倍くらいの密度で吹き込み、キズリや石膏ボードでしっかりと押さえ込み、沈下と防音性能を上げます。その際には巷で言われるビニールで包んで気密なんて必要ありませんし、返って躯体の耐久性や住む方の健康も阻害する原意にもなる不要なものです。
私は大工を約30年セルロースファイバーの施工を15年ほど行ってますが、
阪神大震災の復興工事などの経験から、躯体の耐久性を維持することの条件に、蒸れささないことが大切だと気付きました。あとは出来るだけ無駄な建材(合板、ノボバンのようなパーチクルボードは調湿がなく、耐久性が低いものを使わない意識があると、木造住宅は100年単位の耐久性を維持できます。外壁は本来ならシラス壁で屋根の軒先をしっかり出した家が理想的ですが、予算や敷地の都合などで難しいのなら透湿面材とシートを貼り通気工法で軽量のガルバ素材でも良いです。窯業系の外装と同じくらいの施工単価で耐久性も窯業系の倍以上になり、万が一張り替えも化粧ビスを外しての部分補修も出来るし、廃棄処分も金属であるのでリサイクルできます。
もしもの火災でもセルロースファイバーの表面上だけ炭化させて、延焼を防いで、有毒ガスも出ません。
あと一番大切なことは通常はほとんどが、大工さんと断熱屋さんは分業なので、お互いが連係がとれているかが大切です。
良い家を作る基本は、現場の職人さん同士の疎通が出来ている工務店さんを見つけて、工期に余裕を持って施工することが大切だと思います。
職人不足と、本当に良い家を作る工務店や職人さんは引っ張りだこなんです。
そこをクリアすると、何世代も受け継ぐ良い家に住めるはずです。
私も現在は築100年程の古民家を耐震補強して、セルロースファイバーを使い住んでますが、冬場外気が0度近くでも、室内は無暖房でも15度くらいを下回ることはありませんでした。
色々書きましたが、出来るだけシンプルなものをまじめに取り組んでいる工務店さんに出会えるようにお祈りします。