私はマンション歴が30年になりますが、任期は一年、再選なしのほうが絶対に良いです。
やる気があるかないなんていうのは関係ないんです。
同じ人が長期間居座る弊害のほうがずっと大きいんです。
同じ人が長期間やると、まず、緊張感が薄れます。責任感も薄れます。なあなあで物事が決まりやすくなります。
理事長や役員としてのメリットを同じ人が享受し続けることになります。
理事長以外の人は「理事長にやらせておけばよい」と、完全に他人任せになります。
理事長は、「やりたくないけど持ち回りで回ってくる」くらいでちょうど良いんです。
今年は3Fのどなたか、来年は4Fのどなたか、再来年は5Fのどなたか…とか、そういう決め方でも良いんです。
一度でも理事を経験すれば、理事の立場と、住人の立場の、両方の考え方がわかるでしょう?
「来年は自分に回ってくるかも」いと思ったら、もっと真剣に考えるでしょう?
マンションを少しでも良くするには、短期間で多くの人に経験してもらうべきなんです。
色々な考えの人が理事長になることで、一色じゃなく、色々なカラーに染まっていくほうが
最終的には誰もが満足できるマンションになるんです。
一色に染まると、その色に合わない人は辛いだけなんです。
そもそも、どこのマンションも、理事長なんてたいした仕事じゃないんですよ、本当は。
大きな問題が出たら、その都度専門委員会を作って議論すれば良いんです。
大事なことは住民が決めるんです。理事長じゃないんですよ。
「任期1年・再選なし」これがベストです。