前述の続き
①は夜中に停電が起こった時、明かりを素早く確保できるよう懐中電灯をわかり易い所に置いておく等の対策が必要です。市販の防災グッズをうまく利用し工夫することで何とかなると思います。
②③は非常時の脱出ルートの確保ですが、玄関は耐震枠(建物が損傷を受けても扉が開くように設計されている扉)が採用されていますが、災害時は何が起こるか予想がつきませんから、脱出ルートは多く確保してあるに越したことはありません。その点、配慮が足りない気がします。特にバルコニーの退避梯子はたとえ1戸あたりの単価が上がったとしても、コストダウンして欲しくなかった部分です。ただ、隣りやそのまた隣りには脱出できますので、緊急の場合はその窓を破って、そちらの玄関から避難することは出来ると思います。また、実際にあった災害事例では、バルコニーの脱出梯子は年寄りには有効に機能しなかったという結果がでており、その有効性を疑問視する声も一部にはあるようです。