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よく土地に土を盛って家を建てたりすると思いますが、盛った土の上に建てると地盤は大丈夫なのでしょうか?
素人考えですと、盛った土の上ですと地盤が弱くて不安定になってしまいそうな気がするのですが・・・・。
[スレ作成日時]2007-12-24 02:08:00
よく土地に土を盛って家を建てたりすると思いますが、盛った土の上に建てると地盤は大丈夫なのでしょうか?
素人考えですと、盛った土の上ですと地盤が弱くて不安定になってしまいそうな気がするのですが・・・・。
[スレ作成日時]2007-12-24 02:08:00
一般的な話ですが、山などを削り土地開発をする際に、盛土と切土の土地が出てくることがあります。
盛土の場合、その盛った土の量にもよりますが、土が固まり地盤が落ち着くまで3年くらいといわれています。なので、盛土の上にすぐに家を建築すればその2−3年間である程度地盤沈下が起こる恐れが高くなります。
とはいえ、可能性の問題ですので、やってみなければ結果はわかりません。意外としっかり盛土をしていれば沈下しないこともあるかもしれません。
これはベタ基礎でも布基礎でもあまり変わらないでしょう。
また、鉄骨などの比較的重い建物であれば、その分沈下する可能性が高くなります。
開発分譲地で土地を選ぶ場合、できるだけ切土の場所を選ぶのが得策です。
通常、支持層で支えるように杭を打ち込みますよ。
これをやらないと、不同沈下で家が傾きますよ。
盛り土の上に建築する方法はいくつかあるのですが。
1、30cm〜50cmごとに土を締め固めて(転圧)土盛工事をする。
2、ある程度転圧をかけながら、盛り土をし、建築する前に地盤改良(柱 状改良、鋼管杭)をする。
3、盛り土をする前に既存の地面の地耐力を測定し、一定の数字が出たう えで(N値5〜10以上)盛り土を改良土にする。
4、全く転圧をかけないで盛り土をし建築のときの地盤改良ですべて処理 する。
代表的なものはこの4つだと思いますが、
1の方法は盛り土の工事コストと工期がかかります。ただし木造程度の建築では地盤改良の必要がなくなる(ただし1の方法のコストと地盤改良のコストでは1の方法のほうが高い)可能性が高いです。また建築物の地盤自体が固いので地震時の被害がある程度少なくなる(数字的な実証は難しいですが)と思います。
2の方法は最も経済的でポピュラーな方法と言えますが、1の方法と比べてどちらが良い『仕事』かというともちろん1になります。
3の方法も地盤自体が固いので地震時の有利性など考えるとよい方法と言えますが、 表層改良を土地全体にかけた場合水はけが非常に悪くなり植木が枯れやすいということと、外構工事の際に地面が固すぎて工事費用が増すというケースがあります。
4の方法は地震時の不利もありますが、家の外回りの土が入居後数年間(もっとも長くて10年)沈む可能性が高い。つまり土間のひび割れブロックの傾き・ひび割れ等が起こる可能性が高い。
どの方法にしろ、認定業者の地盤改良工事とその保証があれば建物の不動沈下に関してはほぼ気にする必要はありませんので重大な問題も起こらないと思います。
ただし『土を盛る』ということは土留め工事をしなければいけませんので、そちらのほうもきちんとすれば問題なくできますがより気をつけねばいけないところです。
ちなみに切土面でも盛土面でも不動沈下に関しては地盤改良をしなければいけないケースが90%以上だと思いますの同じことだと思います。地震時に関しては全く別の話ですが。
みなさん色々なアドバイスありがとうございます。
実は、これから家を建てるのでは無く、今検討中の建売が1M近くの盛土をしているので非常に不安に感じたものですから・・・。
格安の建売ですので、お金をかけてしっかりとした地盤改良をおこなっていない可能性が懸念されます。
HMにはどのような確認をしておけばよろしいのでしょうか?
1mも盛土する理由が分かりませんが、回りにL型擁壁やブロック積みなどはされてないのでしょうか?周りに何も無く1mも盛土をするのは考えられません、私の意見としては1mの盛土でしたらL型擁壁か現場でコンクリート打設での擁壁で無ければその物件は辞めたほうが無難と思います。よくローコスト系のHMではブロック積みで土留めを終わらせていますが年数が経過するとブロックが傾いたりクラックが入ったりします、
いずれにせよ盛土をしてローラーで転圧している業者は少ないので盛土の土地はお勧めできません。ご参考までに・・・
1mの盛土ぐらいならそんなに神経質になる必要はないと思いますが、敷地の規模と新築する建物が隣地境界線(もしくは土留めに)どれぐらい近接して建てるかによります。
土木および建築ではアンソク角というものがありまして斜面より上に建築するのなら斜面の下から斜面より下に立てるなら斜面の上の角部分から30度の線を引きその線より外側ならば対象建物や工作物は影響を受けないということになります。それよりも内側に立てるのならば基礎を深くしてその線より下側に基礎を埋設するということになります。
ちなみにこの30度とは土の内部摩擦角が30度とされていることからのようで、土(砂等含む)は上から荷重がかかっても下方には30度の角度でしか伝わらないということのようです。30度を比率に直すと1(水平方向):0.6(鉛直方向)ほどになりますので1mの高さなら地表面で1.66mまでは影響を受けることになります。
ただし、これはその1mの盛土に対する土留めが構造耐力上不可のもの(たとえばいつ設置されたか分からない擁壁や古い石積み)の場合です。
盛り土が新設されたものなのか、昔からその形状だったのかはわかりませんが、1m以上の盛土をする場合には、宅地造成等規制法の規制区域の場合、宅地造成工事の許可が必要になりますが、1m以下の場合規制区域内でも必要ありません。もし、盛土が1mを超えている場合には宅造許可を取ったかどうかを確認するべきです。
また、周囲の土留めも許可を受けて新設されたものならばある程度はしっかりしていると思いますが、許可を得ずに作られたもの(違法、合法両方の可能性があります)ならばその業者さん次第ですので、その業者さんに擁壁の構造計算と擁壁下の地盤改良について聞いてみたほうがよいと思います。ちなみにコンクリート擁壁には構造計算はありますが新設の石積み(けんち積み)には構造計算の方法がありません。目地とうに隙間があいているようなものでなければ大丈夫ですが一応確認しておいたほうがよいでしょう。
もしブロック積み(10cm、15cm)で1mの土留めをしているようなら絶対に買うべきではないと思います。建物のほうに関しては1mの盛土ならばその下がしっかりしていれば地震などでも対して心配はいらないと思います。というのも平均的な木造住宅の荷重は建物より3M程度下の地盤までしか影響を及ぼさないのですが、そのうち2mが旧地盤なので。
ただし、地盤調査(サウンディングでOK)の報告書、それに合った基礎および地盤改良の方法が必要なのは言うまでもありません。
おそらく基礎形式はべた基礎、地盤改良は盛り土の1m分は最低限必要になると思います(ただし調査結果次第ですが)。
自分も、盛り土で考えてますが、
今、GL20cmで、建て替えでGL30cmにしようか
考えてます
10cmで100坪の土地だと、4トンダンプで、何台分くらいに
なるのかな
また、解体することで、今より土地が下がるとしたら、
もっと盛り土が必要になってしまうし
08>>さん
金さえ気にしないなら、
もう、地下室を造るつもりで基礎を造るか、穴を深く掘って、割栗石敷いて生コンをドカドカたっぷり使った重量級の基礎を造れば安心ですよ。
我が家は商業ビルを解体後、文筆された土地を選びました。購入した土地には3mほどの盛り土部分があり、ボーリング調査後(個人の土地ではここまではしないそうです。さすが銀行)売主負担でセメント改良がされました。売主が銀行でしたので何かあっても安心だろうと割り切りました。流石に植林は無理ですね。なにしろガチガチの土地で50cmも掘れません。もっとも庭を造るほどの敷地面積もありませんが(笑)
大手HMでは必ず地盤調査をしくす。もし不動沈下等が起これば会社の信用にも関わりますし、なにより売主の瑕疵が問われますからね。一般の調査ではスウェーデンサインディング試験と呼ばれる方法で行われ、費用は数万程度です。これは施主の負担となるメーカーと、建設費に乗せるメーカーとがあります。スレ主さんの場合は建売とのことで個人で負担することになるかもしれませんね。安心を得るための保険と考えれば安いと思いますが・・・。
地盤調査でくぐるとヒットしますから、工務店との話がつかなかったら検討されてみては?
キーボードの調子が悪く一部お見苦しいところがあり申し訳ありません。