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うん、つまり関東ではどこでも被爆による健康被害リスクが多かれ少なかれあるわけで、あとは程度の問題になるわけですよね。
被爆量が二倍、三倍になれば健康被害が起きる可能性も二倍、三倍になりますし、被爆量が二分の一、三分の一になれば健康被害が起きる可能性も二分の一、三分の一となると。
リスクをゼロにすることはできませんが、どんな食べ物を食べるのか、どんな生活をするのか、どこに住むのかによっても、被爆量は変わりますから、自分が受け入れられるリスクはどの程度までなのかを決めて、行動すると良いですよね。
私なんかは、法令で定められているように、自然放射線以外の被爆量を年間1ミリシーベルト以下にしたいなと考えています。
それ以下だと安全という訳でも無いのは百も承知ですが、社会的にリスクを許容できる値として定められたものですから、それ以上のリスクは個人的にも負いたくないという単純な理由です。
食べ物も、基準値ギリギリのものを食べていると、それだけで年間1ミリシーベルトになってしまいますから、産地を気にして買っています。
生活スタイルとしても、子供を線量の高そうなスポットで遊ばせるのをできるだけ減らしていますし、住まい探しも線量の高いエリアは外すことにしました。
食べ物の内部被爆で年間0.5ミリ位は少なくとも行っちゃうでしょうから、外部被爆(自然放射線量を除く)と呼吸による内部被曝を足して0.5ミリ程度になるようにラインを引いています。
屋内にいる時間等も考慮して、やはり外部線量(自然放射線量も含む)が0.1マイクロシーベルト毎時以下でないと、この範囲に被曝を抑えるのは難しそうです。
ですので、千葉県だと東葛や北総を含めた北西部は検討から外しました。
習志野、千葉、四街道はギリギリ検討しようかなというぐらいです。
今は、千葉県以外で見て回ることも多くなったのですが、地縁がないのでどうしようかなと迷っています。
ピンポイントスポット観測をしてそれをエリアの汚染度合いに結びつけている輩がまだいたとは。
良いか?簡単に教えてあげる。
例えばAという自治体とBという自治体が同じ面積で存在したとする。
Aには満遍なくセシウム134と137の合計積算量が4万5千ベクレルとなる土壌沈着があったとし、Bには同じく5000ベクレルの土壌沈着があったとする。
つまり、AにはBの9倍の放射性物質が降り注いだことになる。
しかし、放射性物質は風で更に飛ばされ、水で流され、時間がたてば満遍なく降り積もったものがバラつきを見せ始め、固まりになるスポットや薄くなるスポットが出てくる。
更にここでは、エリア内外での放射性物質の往き来を一定と仮定しよう。
さて、Bのエリア内でも、東西南北から集まってきて放射性物質が50倍に凝縮した場合、そのピンポイントスポットは25万ベクレルという数値を叩き出す。
つまり、Aの平均線量の5倍以上の汚染度合いがBのエリア内で局所的に存在することもありえるということ。
しかし、だからといってBのエリアの平均線量がA のエリアの平均線量よりも高いということは言えない。
だから、都内や神奈川、埼玉などに存在する1万ベクレル以下(中間値5000ベクレル)の汚染エリア内に、ピンポイントで東葛や北総エリアの平均値である3万~6万ベクレル(中間値4万5千ベクレル)の汚染エリアの平均値の5倍程度のスポットが存在しても当たり前。
皆の聞きなれている言葉でいうと、例えば印西市の平均的な値が毎時0.2マイクロシーベルトだとする。
また、東京都町田市の平均的な値が毎時0.06マイクロシーベルトだとする。しかし、それでも町田市の中に毎時1マイクロシーベルトのピンポイントスポットが存在するということもあり得るわけ。
かといって、そのピンポイントスポットを取り上げて町田市は全体的に印西市の五倍の放射能汚染をしているという谷津がいたら、うましかでしょ?
ピンポイントスポットの等の点の比較ではなく、自治体とか区域とかの面(エリア)毎の比較をしたいなら、地上の定点観測を根拠にするのは間違っているんだよ。
それは、航空機によるモニタリングマップで見ないとわからないのさ。
上空1000メートルで、1キロ毎に測った航空機によるモニタリングと同じぐらいの精度で、地上1メートルでの測定を根拠にエリア毎の汚染比較をしたいなら、1メートル毎に全てそのエリアや自治体を測定しないといけないわけよ。
ドットの考え方だよね。わかるかな?
でも、今の地上での観測って1メートル毎にやってないでしよ?
どんなにたくさん計ってる自治体だって100メートル毎に計ってもないから。
だから、エリア毎の汚染比較をしたいなら、うだうだピンポイントスポットを取り上げてワーキャーしてるんじゃなくて、この地図見れば一発なの。
もうさ、事故から1年近くたつんだからこれぐらいの基本的なことぐらいわかってから書き込めよ。
かといって、航空機のモニタリングは、あくまで面での平均線量しか測ってないから、その面の中でも低いスポットと高いスポットを比べると100倍違うなんていうのもあるから、それは勘違いするなよ。
上空500メートルの3キロメッシュか。
まあ、市町村単位等のエリア毎の比較をするために、平均線量を調べるなら妥当でしょ。
同じことを地上1メートルの計測データでやるなら、6メートルメッシュでやらないといけないもんね。
面を測るなら上空の方がより広域からの放射線を算定の基礎にできるんだから、航空機のモニタリングの方が適してるよ。
ただし、皆の言うように、その面の中は高いところから低いところまでマチマチで、あくまで面の平均にすぎないということは注意しないとな。
逆に、だからこそ、ある点の線量をもってして面の線量を語っちゃいけないんだよ。
面の平均線量が0.2でも、その中には0.1未満の点や0.5近い点もある。
つまり、意図的なサンプルを採取すれば、高く見せたり低く見せたりできる。
やっぱり、エリアを比較するなら、面の平均で見るしかないよ。