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前スレが大きく1000件を超えていたため
新しくその2を作りました。
引き続き、バルコニーで子ども用ビニールプールはOK、NG?
について話しましょう。
前スレ:https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/3653/
[スレ作成日時]2011-07-03 21:19:52
前スレが大きく1000件を超えていたため
新しくその2を作りました。
引き続き、バルコニーで子ども用ビニールプールはOK、NG?
について話しましょう。
前スレ:https://www.e-mansion.co.jp/bbs/thread/3653/
[スレ作成日時]2011-07-03 21:19:52
>884
最初に説明した内容で理解してもらったと思っていました。
これには、付属した部分の説明も必要なので、わかり難い説明に出来るだけならないようにするつもりですのでご理解下さい。
奥行き2mで幅が10mのベランダだとします。
ベランダの床の耐荷重は180kg/㎡とした場合、ベランダの床の面積は20㎡なので、均一に載せるなら3600kg(3.6トン)が大丈夫となります。
しかし、それはベランダの床だけのことです。
ベランダを支えている人間で例えた場合の肘に当たる部分が耐えられる重さではありません。
この部分がどれくらいの重さに耐えられるかは、形状によって大きく異なります。
この例に出したサイズのベランダが一般的な設計によるものだとした場合の自重はおよそ12トンくらいになります。
接合部分には、その自重のストレスが常に掛かっています。
更に、3.6トンもの重さが載るだけではないのです。
例えるなら、20キロのダンベルを、片腕を水平に伸ばしたまま持ち上げるのと同じ状態です。
この場合、先ほどの例とは違い、肘ではなく肩に大きなストレスが掛かるのです。
また、肘から掌までの距離ではなく、肩から掌までの距離になりますので、約2倍の距離になります。
距離が2倍になれば、肩へのストレスも肘までのストレスの2倍になります。
床にあるダンベルを、片腕を真下に垂らしたまま身体全体で持ち上げるのとは違うのです。
つまり、単純な重さだけでなく、接合部分からの距離に比例した重さが掛かりますので、単純に重さではあらわせないのです。
概念として例を挙げるとすると、ベランダの床全体では均一に3.6トンを載せることが出来るが、建物のベランダとしては、360キロしか載せることは出来ない。
このような感じです。
この360キロと言うのは、あくまでも例でして、実際に可能な重さかどうかは、ベランダを含む建物の構造計算などがわからないと出せない数値です。
オール電化で必要な貯湯ダンクは水を入れますと300キロから400キロの重さになります。
これをベランダに設置する場合、建物側に置いて補強する考えで設計すると、かなり不経済な建物になります。
接合部分が異常にがっしりさせる必要があるからです。
例えば、ベランダの床スラブを20センチから30センチにするとか、接合部分の補強部分を20センチから40センチにするなど、僅かな違いではないのです。
ですので、一般の方法は、構造体の梁をずらして貯湯タンクの下に来るようにするのです。
そうすれば、構造体を少しがっしりさせるだけで載せることが可能になります。
例えば、梁の高さを2センチ高くするとか、柱のサイズを2センチ太くするくらいの感覚です。
このように、重いものを何処かに載せることを想定して作ったベランダと、そうではないベランダでは、全く違う作りになっているのがほとんどです。
これで如何でしょう。