こちらは住民・契約者専用スレッドです。
情報交換しましょう。
[スレ作成日時]2011-06-16 10:09:10
こちらは住民・契約者専用スレッドです。
情報交換しましょう。
[スレ作成日時]2011-06-16 10:09:10
建物の内装検査に携わる者です。大覚の動画や驚愕の写真集などを観ましたが、南海辰村建設による意図的な手抜き施工は明らかであるのは言うまでもありませんが、率直な感想を述べさせて頂くと、設計監理者が意図的に見逃し、施主である大覚も検査すらしていなかったとしか思えません。
①占有部フローリング室内のソフト巾木について
木巾木(もくはばき)からソフト巾木に勝手に変更されていたことが発覚、とありますが、設計監理検査でも施主検査でも、気づかない訳がありません。ソフト巾木は脱衣所(洗面所)やトイレなどの水周りにのみ使うもので、廊下やリビングで使っている物件など見たこともありません。そもそも占有部の検査をしていないことが明白です。
②洗面台脇のコーキング埋めについて
20mmもの隙間をコーキングで埋めるのはよくある施工です。コーキングで誤魔化すか、他の手段を講じるかは、建物のグレードによります。写真を観る限り、置き床ではなく直張りですし、遮音等級も鉄道脇にも関わらずT2(施工はT1)という点から、ぶっちゃけグレードの低い物件ですし、コーキング埋めは妥当だと思います。
ただし、我々検査業者も絶対に見逃さずに「この施工でいいのか?」と指摘するポイントでもあります。検査において、設計監理者も施主も「良い」と判断した、ということになります。にも関わらず、南海辰村建設のみが悪いというように紹介するのは、あまりにも無責任に過ぎます。
③サッシ窓の遮音等級について
上の方で鉄道が煩いとお書きの方が居られますが、このグレードの物件ですとT2(30dB)が一般的で、幹線道路や鉄道の近くならT3(35dB)以上というのが一般的です。
鉄道脇にも関わらず設計がT2というのも有り得ませんし、実際の施工がT1というのも有り得ませんし、設計監理検査でも施主検査でも見落とすわけがありません。
④雨水貯留槽への落水音について
大覚の動画ですと「この音が住民を悩ませている」とありますが、地下の音が上階まで届いて聞こえることは有り得ません。これを防ぐために配管には様々な処置が施され、それらの保守・点検をするために、必ず占有部内に点検口が設置されているので、専門家に点検口内を見てもらうべきです。
設計監理検査において非常に重要な検査項目となっています。
⑤雨水貯留槽のハシゴの施工不具合について
共用部の検査の段階で発覚しなかったことがまずおかしいです。設計監理検査も施主検査も行っていなかったことは明白です。
⑥鉄筋の間引きについて
コンクリート打設前に、配筋が正しくなされているかは、必ず設計監理者が立ち会って検査します。従って、後から「勝手に間引かれていた」ということは有り得ません。
配筋検査 設計監理者(マサプランニング)が行うコンクリート打設前に鉄筋が設計通り配筋されているかを確認する検査
自主検査 施工業者(南海辰村建設)自らが行う検査で、随時行う
消防検査 消防署(所管消防署)が行う検査
自主検査 施工業者(南海辰村建設)自らが行う検査
設計監理検査 設計監理者(マサプランニング)が設計通りに施工されていることを確認する検査
施主検査 施主(大覚)が行う検査(引渡し前の最終確認)
内覧検査 購入者(住民)が行う検査(引渡し後なので、不具合対応は施主負担)
大覚の動画では「一方的な被害者である」「南海辰村建設とマサプランニングがグルである」と主張されているようですが、私にはそうは思えません。大覚自身、検査に一切立ち会っていないことが明白です。
部屋に入れば、点検口を開ければ、即座に解る多数の不具合を多数スルーしており、結果的に施工の不具合に気付かずに引渡しまで済ませてしまっているので、南海辰村建設が「瑕疵は無い」と言い張るのは当然で、自業自得ですし凡そプロの対応とは思えません。
住民の方には大覚と繋がりの無い第三者機関への調査依頼を強くお勧めします。
まずは、設計監理検査および施主検査の記録の提出を求めてください。