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快適で安全な暮らしの工夫やコツ
太陽光+オール電化の暮らしを語りましょう♪
[スレ作成日時]2011-06-10 13:27:28
快適で安全な暮らしの工夫やコツ
太陽光+オール電化の暮らしを語りましょう♪
[スレ作成日時]2011-06-10 13:27:28
C先生:(2)給湯システムへ行こう。
A君:給湯は、電気2種類。ガス1種類。その概要から。
B君:給湯の電気ヒーターは、深夜電力を使用するタイプ。11時からの深夜の安い電力を使用してお湯を沸かし、ステンレス製のタンクに貯める。ただ、このお湯は飲用不可らしい。なぜか知らないが。
A君:長期間にわたって保存されたお湯は、確かに怪しいですが、塩素が抜けきらないうちに加熱され、その直後なら飲めるのでは。多少の毒物が多く溶け込んでいる可能性は否定しませんが、それならガスだって余り変わらないように思いますね。
B君:多分メーカーの責任回避のためかと思われる。
A君:深夜電力で沸かすタイプのヒーターは、比較的小出力で、1~3kWぐらい。ただし、お湯を貯めて置くために、かなり大きなタンクになりますね。この場所が確保できるかどうか。それが問題。
B君:もう一つの給湯装置が、エコキュート。これは、ヒートポンプ型の給湯機。やはり深夜電力を使うタイプではあるが、ヒートポンプを使うことによって、効率を3倍ぐらい高めている。
A君:エコキュートは、どうも二酸化炭素熱媒体を使用するヒートポンプの愛称で、多くの電機会社が作っています。
B君:二酸化炭素を使う理由は、別に環境のためではなくて、ヒートポンプの温度の上限を高めるため。
A君:そしてガス。これはいわゆる瞬間ガス湯沸し器。シャワーを電気式瞬間湯沸し方式で暖めようとすると、15kWぐらいのヒーターが必要。そのぐらいのパワーがある。このガス湯沸かし器というものは、実は、効率がかなり高い。最近、エコジョーズなるものが売られていて、本当かどうか知らないが95%の熱効率という宣伝もありますね。
B君:エコキュートにエコジョーズか。キュートはcuteでよいが、ジョーズがjawsだとすると、なんだか妙。
A君:ということは、エネルギー効率的に見れば、ガスの圧勝。地球環境から見れば、ガスということですかね
B君:年間の二酸化炭素排出量で比較した環境影響評価だ。これからも明らかなように、通常の電気給湯機を利用した場合、やはりかなり大量の二酸化炭素を排出していることになる。
A君:エコキュートが良い理由は、ヒートポンプなので、約3倍ほどの効率の向上が得られていること。石油給湯機が悪いのは、天然ガスと石油という違いと熱効率の差。しかし、夜間と昼間で二酸化炭素の排出量が違うのは、やはり原子力。
B君:当然。夜間は原子力の割合が高いので、原子力発電の割合が多い。だから二酸化炭素の排出量が少ない。もう一つ、コスト比較を行ってみるか。
図2: 各種給湯方式によるコスト比較。
B君:なかなかの図だな。エコキュートを利用することが、やはりコスト的には大変有利。ガスは、どうも高いようだ。特に、夜間電力が安いのが、さらに経済的な有利さを増している。
A君:うーーーん。やはり。電気給湯機だけを使っていても、夜間電力を使えるような契約にすれば、かなり安くなるということか。エコキュートのエコはエコロジーのエコではなくて、エコノミーのエコか。
B君:ただ、装置の価格差が気になる。ガス給湯機だと大体20万ぐらいか。高効率タイプだと40万もするが。エコキュートだと70万ぐらいは掛かる。まあ、50万円差だとする。1日の使用量の差が100円だとすると、5000日。10年で元は取れない。そろそろ装置の寿命も来てしまう。
C先生:そろそろ結論で良いだろうか。地球環境ということを考えると、電気給湯機は感心できない。ただし、経済的には、それほど悪くは無い。夜間電力を有効活用するといことは、原子力発電に依存するということを意味するので、電気給湯機、エコキュートによらず、電力を使って給湯している人は、毎日、「原子力発電様様」と崇めること。
A君:原子力発電がイヤなら、石油でしょうか。
B君:いやいや、やはり、太陽熱利用の給湯機。これが絶対。エコキュートの差額50万があるのなら、ガス給湯機にして、これで太陽熱利用の温湯機を併用するのがベスト。
C先生:先日のドイツの再生可能エネルギーの展示では、ガラス会社のショットが、製品の展示をしていた。真空利用のものでなかなか良さそう。ちょっと興味を示したりして。日本でも日本電気硝子が作っているらしい。
A君:それに、オール電化が環境に良いかということになれば、どうも、エコキュートを使った場合にのみ、地球環境に良いと言えそう。それ以外のオール電化は、環境にやさしいのではなく、お財布にやさしい。
B君:しかし、だからこそ選択されているのではないか。
C先生:結論。オール電化も経済最優先型&イメージ最優先型の御時世商品だな。オール電化の家に住んでいる人は、原子力への感謝を忘れてはならないだろう。原発嫌いが使っていたら、それは欺瞞的。
A君:時間別の電気契約をしている人は全部そういうことになりますね。
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結論:
(1)オール電化住宅が環境に良いという話は、エコキュートが使われているかどうかに依存する。それ以外の給湯機を使っている場合には、お財布には若干やさしいが、環境負荷は大きい。エコキュートは偉い。
(2)IHヒータは、料理を取るか、掃除を取るかである。料理を取るならガス、掃除しやすさを取るならIHをお奨め。安全性は変わらない。環境負荷もそれほど大きくは変わらない。IHはガスより効率が高いという議論は誤り。最新機器同士の比較だと、ガスの方が多少良いか。IHだと換気が不要といった記述もあるが、換気が少なくて済むだけ。
(3)深夜電力に依存する機器は、いずれにしても、原子力発電に依存していることだから、「原発に感謝」すべきである。