>>834 eマンションさん
保険は万能ではない。
修繕費は共有部分を合わせて1世帯200万~300万円かかるところが多いと言われている。
たとえ保険に入っていたとしても、安心するのはまだ早い。部屋の壁にいくつものひびが入ったが、保険金はまったく下りなかった。
日本損害保険協会によれば、マンションの建物被害の査定は、そのマンションの中で最も被害の大きかったフロアを対象に、「主要構造物」とされる柱や梁の被害をチェックし、その被害の程度で「全損、半損、一部損」の3段階に分ける。全損であれは保険金全額、半損であれば50%、一部損であれば5%が支払われる。
だが査定のポイントとなる「主要構造物」に、非構造壁や廊下などは入らない。だからいくら壁に亀裂が走っても、柱や梁に一定の被害がなければ保険金は原則下りないのだ。
地震保険の加入率はまだ全国平均で17.2%(福岡県は15.5%)にすぎないが、入っていれば何でも大丈夫というわけでもないのだ。
「地震保険は、甚大な被害を受けたときに、生活の立て直し資金の一部を補填するためのもの。ひびなどを直す『修理費用保険』ではないと認識することが必要です