http://doboku.metro.tokyo.jp/start/03-jyouhou/geo-web/pdf/214izumityou...
ちょうどパークシティ国分寺の場所を調査した
ボーリング柱状図を見ることができますよ。
N値を見ると分かりますが、ここら辺は10mぐらいで
すごくN=50以上の固い地盤につきあたります。
このN値の大きい地層まで食い込ませると、
住宅の耐震性が増すという話です。
5~10cmとかの大きな石ころが詰まった地層なので、
大型機材でガチンガチン打ち込んで礫を除去しながら
掘り進める必要があって大変ではありますが。
昔の多摩川跡だそうで、手の平大の石がどんどん出てきます。
あと湧水に通じる地下水網が地下10mぐらいにあります。
国分寺の場合マンションの杭打ちが深いので、
途中水脈にぶつかり水がせき止められることになれば
地下水位が上がって上の地層にしみる可能性もあるとか。
国分寺でハケの湧水が減るからと建設反対運動が出るのも、
同じ理由によるものなんですが、
要は物件の杭の辺りに水が滞留するらしいんです。
そうなると上の地盤が緩みやすくなるらしく、
地震の時に液状化とまではいきませんが
多少心配すべきポイントにはなるみたいです。
昔ゼルクハウス国分寺の時にも問題になってたようですが、
杭の打ち方や地下水脈の絡みが出てくるため
理論上の予想と実際の強度で差が出てくるようです。
ちなみにこの前の震災でハケ下の人が「道路が波打ってた」と言ってました。
国分寺でも坂の下は液状化するのかもしれませんね。
JR線路の北側国分寺駅-西国駅間に広がる西恋ヶ窪なんか、
1~5mの浅い所に井戸の水面があるのでそこも危ないですね。
国分寺で買うなら、絶対坂の上です。