なにこれこわい
誠意持っても…襲われた大阪市バストラブル担当
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110926-00000747-yom-soci
読売新聞 9月26日(月)15時42分配信
クラクションを巡るトラブルが20歳の若者を凶行に走らせたのか。
大阪市交通局の運輸助役が26日、包丁を持った男に襲われた殺人未遂事件。居合わせた同僚は「一瞬の出来事だった」と絶句。逮捕現場となったJR天王寺駅前では、通行人らが「こんな人通りの多いところで」と青ざめた。
「お前らなめてんのか。ええかげんにせえ」
同市天王寺区の市交通局あべの北操車場事務所にいた男性職員(70)によると、森岡泰(ひろ)臣(しげ)容疑者(20)(大阪市生野区)は午前10時過ぎ、事務所に入って来ると、大声でわめき散らし、包丁を振り回した。
事務所内には職員3人がいたが、森岡容疑者はトラブル対応担当の江本聡志さん(48)の胸ぐらをつかんで振り回し、みぞおち付近を突き刺したという。職員の1人は「一瞬の出来事で、何もできなかった」と振り返った。操車場近くのバス停にいた無職男性(64)は、覆面パトカーがサイレンを鳴らして駆けつけるのを見た。捜査員らが敷地奥のトイレに向かって呼びかけると、男が包丁を持って出てきて、そのまま取り押さえられたという。
操車場から西約150メートルのJR天王寺駅北口近くのドラッグストア店の女性店員(32)は「刺されてる。刺されてる」という声を聞き、店外に飛び出したところ、店の前に、荷物台車に江本さんが乗せられて運ばれてきたという。女性は「シャツが赤く染まり、かなりの出血だった。命が助かるといいのですが……」と心配していた。操車場から同駅北口までは、路上に点々と血痕が残っていたという。
大阪市交通局によると、22日に起きたクラクションを発端とする市バスと森岡容疑者の自転車との接触事故で、この日、同局と森岡容疑者が、壊れた自転車の賠償などについて、同事務所で話し合うことになっていた。同局幹部は「誠意を持って対応していても、いきなり刺されるとどうしようもない」とショックを隠しきれない様子。別の職員は「客から身を守るよう指導しているが、トラブルを説明する責任もあり、対応が難しい」と話した。.
最終更新:9月26日(月)15時42分