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エアー免震ってどうですか?これまでの免振設備に比べて比較的コストパフォーマンスはよさそうですが・・・。
[スレ作成日時]2011-04-01 13:21:16
エアー免震ってどうですか?これまでの免振設備に比べて比較的コストパフォーマンスはよさそうですが・・・。
[スレ作成日時]2011-04-01 13:21:16
>>145
「私が見る限りの文章は、誹謗中傷にしか見受けられません。」
また「匿名」ですか。
私たちの文章のどこが「誹謗中傷」か、具体的におっしゃってくださいませんか。
もう、そろそろ
「エア断震の開発者及び関係者」が、名前を名乗って、堂々と主張を述べられたほうが宜しいのではないですか。
No.144 さんが書かれているように、
このままの放置は「法律違反」を認めているということになります。
このまま放置するのは、よくありません。
私たちが協力できるとすれば、
これまでに法律に逸脱したものには、協力はできませんが(過去の法律に逸脱したものが、どうなるのかは国土交通省に相談なさることです。早くした方がよいです。現状の50棟でもあまりにも多すぎます。早く救済しないと社会的な問題となります。)、
まだ建てていないこれからのものには、協力できると思います。
それは、当然、法律的に正式な形での大臣認定手続です。
解析、特に動的解析はできます。これは難しくはありません。
免震装置としては、
「低摩擦係数型装置+復元装置(バネ・ゴム)」
のジャンルのものでしょう。
問題は、この「摩擦係数」が地震時に安定的に、長期的にも安定的に得られるかどうかでしょう。
具体的には、
・直下型地震等に浮上が間に合うのか。
・地震の上下動に対して安定的であるかどうか。
・上部構造の偏心荷重・荷重変動に対して安定的であるかどうか(全部が浮上せずに部分的に接触したままでは、捩れた大変危険な挙動を引き起こします)。
・長い継続時間の地震に安定的であるかどうか。
・繰り返し襲ってくる余震に安定的であるかどうか。
等です。
また、個別大臣認定を、3件程度は重ねないと、一般大臣認定のようなものは取得できません(違法のものをいくら重ねても意味はありません)。
ただ、電気を使用しているので、現状の一般(システム)認定は無理だと思います。
また、実大実験するなら、それにも協力はします。
直下型地震では、主要動がすぐ来ます。センサーが感知してて浮上に間に合うのか。
阪神・淡路大震災、2004年新潟県中越地震のもので、まずチェックすべきでしょう。
また、現状の浮上する量で良いのかどうか。
2004年新潟県中越地震での70cm程度の上下動の
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/kyoshin/jishin/041023_niigata/1756/...
の波の、上下動の加速度はいれて、変位量は25%50%・・・と上げてどこまでいけるか検討すべきでしょう。
また、それほど上下動が大きくない阪神・淡路大震災の神戸海洋気象台観測波は、絶対にクリアーする必要はあります(これは大臣認定で当然要求される波です)。
また、偏心荷重、変動荷重に関して、どの程度で、接地して正常な免震が得られなくなるのか。チェックすべきでしょう。
また、停電状態で、長い継続時間の地震及び余震回数にどれだけ、対応できるのか。
まず、地震の継続時間について
今回の東日本大震災では、例えば、いわき市小名浜(小名浜特別地域気象観測所)震度6弱で 約190秒 、仙台宮城野区五輪(仙台管区気象台)震度6弱 約170秒 継続しました。
http://www.jma.go.jp/jma/press/1103/25a/201103251030.html
このように、震度6弱で 約190秒の地震だと、震度3・4程度にまでおちるのには、もっと時間が掛かりますので、浮上時間は大丈夫かという問題があります。
また、余震回数に関しても
平成16年新潟県中越地震では、地震発生直後の4時間だけで、164回の有感地震が発生、震度4以上だけでも26回発生しています。 約1週間で580回、震度4以上で45回、震度6弱以上で5回も発生しています。東日本大震災では、約1週間(3月18日12時)で発生した余震は、M7以上は3回、M6以上は49回、M5以上は262回、震度6強以上が3回も発生しています。有感地震は無数にありました。
また、現状の、地震後に働く復元装置では、問題でしょう。
今回の東日本大震災での地殻変動の大きさから、
地震時に地面(敷地)は、GPS観測の結果から、数十cmまたはそれ以上のずれ(東日本大震災では牡鹿観測点で約5.3mの水平移動を観測)を起してしまい、敷地が移動して、元の位置に戻らない状態になるわけです。
http://www.jishin.go.jp/main/chousa/11apr_sanriku-oki3/index.htm
また、もうひとつの問題は、地震後に働く復元装置のタイミングが、地震終了前だと「免震」を著しく阻害し、着地後では摩擦のため建物を元の位置に戻せなくなります。そのタイミングは、非常に難しいと思われます。
そのため、現状の、地震後に働く復元装置では、問題でしょう。
地震中も働く、普通の復元装置(バネ・ゴム)にすべきでしょう。
そうなれば、
「低摩擦係数型装置+復元装置(バネ・ゴム)」
です。動的解析は、非常に簡単です。
また、地震中も働く復元装置(バネ・ゴム)を使用すると、現状の摩擦係数が0に近いことは、非常に危険となってきます。
共振のために、必ず、ダンパー等の減衰材を必要とします。
いろいろと書きました。これは、私たちがすでに経験している話が非常に多いのです。だから、話は早いと思います。
しかし、一番の問題は、国土交通省さんとの対応でしょう。
なぜ、こんなやり方をしたのか、測りかねます。
逸脱する前に、私たちに相談して欲しかったと思います。